映画『エイリアン/ディレクターズ・カット』(お薦め度★★★★)
監督、リドリー=スコット。脚本、ダン=オバノン。原題『Alien: The Director's Cut』。2003年米。SFホラー映画。出演、シガニー=ウィーバー(リプリー)、トム=スケリット(ダラス船長)、ジョン=ハート(ケイン)、ヴェロニカ=カートライト(ランバート)、イアン=ホルム(アッシュ)、ハリー=ディーン=スタントン(ブレット)、ヤフェット=コットー(パーカー)。SFホラーの傑作『エイリアン』(1979)を24年後、R・スコット監督自身が再編集した別バージョン。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
「スター・ウォーズ」などを機に、空前絶後のSF映画ブームが巻き起こった1970年代後半、大反響を呼ぶと共に、SFホラーの金字塔となった傑作「エイリアン」。そして2003年、R・スコット監督(「グラディエーター」)自身によって再編集されて生まれたのがこの“ディレクターズ・カット”だ。ノストロモ号の乗組員たちが星に上陸する前に議論する場面などの未公開シーンを追加し、旧バージョンの数場面を削除したり、一部のカットを短くするという凝った再編集をしてテンポをよくしており、旧バージョンのファンもあらためて楽しめる。
オリジナル公開から30年も経ったのですね。
ディレクターズ・カット版は初鑑賞です。本当に良く出来ています。宇宙船で使用されるモニター画面の表示以外まったく旧さを感じさせません。オリジナルは何回も観ましたが、改めて面白い作品であることを再確認しました。
オリジナルが公開されたときに、ダラス船長は通気孔で殺されておらず、捕まって生きたままエイリアンに寄生されているのだという幻のシーンがあることはうわさで聞いていました。そのシーンをやっと確認することができました。ダラス船長だけでなく、機関員のブレッドも拉致されていました。想像できた場面なので特に驚きはありませんでしたが、その情景を見た時のリプリーの反応は意外な感じがしました。脱出しようとしていながら猫(ジョーンズ)を探す不可解な行動とあわせて、ディレクターズ・カット版でさらに理解しがたい彼女の行動が追加されました。人は非常時に思いもかけない行動を取るということなのでしょうが、沈着冷静なリプリーの性格から考えると説明不足となっています。したがって、本作で使われたシーンは、オリジナルでカットされていて正解だったと思います。
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コメント
erabuさん。
お邪魔してます。
>ダラス船長は通気孔で殺されておらず、捕まって生きたままエイリアンに寄生されているのだという幻のシーンがあることはうわさで聞いていました。
私も知ってます、このうわさ。
観れるんですね。
erabuさんの情報はいつも興味をそそられますね。
投稿: de-nory | 2009.08.11 07:06
>de-noryさん、こんばんわ。
>観れるんですね。
観れるんです♪
>erabuさんの情報はいつも興味をそそられますね。
恐縮です。
いつもコメントをいただきまして、ありがとうございます。
投稿: erabu | 2009.08.12 00:20