オリジナルビデオアニメ「FREEDOM」[全7話](お薦め度★★)
監督、森田修平。企画・原案、高松聡。シリーズ構成、佐藤大、千葉克彦。キャラクター&メカニックデザイン、大友克洋。キャラクターデザイン、桟敷大祐、入江篤。メカニックデザイン、末武康光。世界観設定、渡部隆、曽野由大、青木智由紀。CGI監督、佐藤広大。音楽、池頼広。主題歌、宇多田ヒカル「This Is Love」。2006~8年日本。SFアニメ。声の出演、浪川大輔(タケル)、森久保祥太郎(カズマ)、山口勝平(ビス)、桐本琢也(タイラ)、松本大(ジャンク屋のオヤジ)、加藤精三(アラン)、福原耕平(ゴッシュ)、田中一成(ドロワ)、仙台エリ(チヨ)、小林沙苗(アオ)、小林由美子(リッキー)、秀島史香(アンナマリー)。日清カップヌードルTV-CMとの連動、小説やグッズ展開などのメディアミックスで話題を呼んだ「FREEDOM-PROJECT」。そのオリジナルアニメが9/20にWOWOWで一挙オンエア。
面白くありません。
『AKIRA』と同レベルの精密で綺麗な映像で舞台設定は完璧ですが、物語の内容が全くついてきていません。日清カップヌードルという商品ありきのスポンサード作品がこれほどつまらないものになるとは逆の意味で驚きました。森田修平監督の作品は『カクレンボ』を観ています。それなりの実力のある方にもかかわらずがっかりさせられました。
リアリティは皆無です。ともかく主人公が地球に向かう動機が陳腐過ぎます。写真に写った女の子に一目惚れしただけで15歳の少年が国家反逆を犯すのは荒唐無稽です。さらに地球への着地はどうしてあんなに乱暴なのでしょう。理解できません。地球人との遭遇は、互いに存在を知らずに文明が進んでいるのに、単に都会(月)から田舎(地球)に辿り着いたという描写には想像力のかけらも感じられませんでした。お金を掛けても紐付きは失敗する典型ではないでしょうか。
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