やっぱりレグザが凄い!“モンスターテレビ”Cellレグザ55X1現る!!
10月6~10日で開催中のCEATEC JAPAN 2009で東芝が液晶テレビのフラッグシップとなるCellレグザ55X1を展示しています。12月には推定価格100万円で商品化されるようです。間違いなく革新的なテレビです。プレイステーション3と同様に東芝とソニー、IBMが共同で開発したCell Broadband Engineが搭載されています。現在製品化されている大型テレビの中で最高のハイスペックを誇ります。ディスプレイ部とチューナ部に分かれており、チューナ部の内部が展示されていました。中央の長方形のアルミの塊、CPUを冷却するヒートシンクの大きさには目を見張ります。
多くの機能が搭載されているのですが、特にインターネット利用環境に興味があったのでネットワーク機能について確認しました。ブース内のコーナーでOperaの「フルHDブラウザ」や、YouTubeなどの「ネット動画超解像」を紹介していました。発売時には間に合わないとのことで発売した後にソフトウェアのバージョンアップで対応するとのことでした。まだ仕様が最終確定していないようです。チューナ部にUSBキーボードをつけてパソコンのようにWebブラウジングは可能にするようです。ただし、マウスは対応しないそうです。ショッピングなどのEコマースには暗号化やセキュリティの関係で対応しないとのことです。55型の大画面ながらブラウザで表示される小さな文字もにじみが無く、特大のパソコン画面を見ているようでした。そもそもパソコンの15倍以上の演算処理速度を実現しているので、テレビ向けにどのように機能を絞って提供していくのかは流動的なのでしょう。「CELL REGZAは進化するテレビ」と紹介される所以です。
東芝ブースはCellレグザ一色です。ステージ上で色々な短い動画コンテンツを流していましたが、どれもクリアで奥行きのある見事な映像です。ハリーポッターの最新作では映画館で観たとき以上に背景の色が鮮明に再現されていました。他社と見比べた訳ではないのですが、最先端の映像ではないでしょうか。これまで大型テレビといえばPanasonic、シャープ、SONYの3強でしたが、このCellレグザを登場させたことで東芝がトップに躍り出たと言っても過言ではないでしょう。
東芝以外はスペックの向上よりも3Dテレビをメインに掲げていました。Panasonic、シャープ、SONY、東芝の各ブースともに力を入れていましたが、一番商品化に近いのはソニーでした。映画館並みにはならないものの合格点です。Panasonicとシャープ、東芝は試作レベルで更なる進化が必要でした。今回のブースで紹介されたものを見る限り、ソニーが先陣を切るのは間違いないと思います。2010年と予告されていました。個人的にはテレビに3Dは必要を感じていません。映画館ならまだしも自宅で3Dメガネをかけてまで観たいと思いません。やはり東芝がCellレグザを発表したように、究極のテレビを目指す映像処理の競争を各メーカーに期待します。
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