F1第15戦日本GP
鈴鹿インターナショナル・レーシング・コース 、53周。2006年以来3年振りのF1開催。
・ワールドチャンピオンはジェンソン=バトン(ブラウンGP)がルーベンス=バリチェロ(同)に5ポイント引き離すと決定する。
・ティモ=グロック(トヨタ)は予選でクラッシュし、左脚に軽症を追って決勝レース欠場。
10/4決勝(晴れ/ドライコンディション)
優勝[予選1位]セバスチャン=ベッテル(レッドブル・レーシング)
2位[予選2位]ヤルノ=トゥルーリ(トヨタ)
3位[予選3位]ルイス=ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
15位[予選15位]中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
17位[ピットスタート]マーク=ウェバー(レッドブル・レーシング)
スタートはベッテルが飛び出し、ハミルトンがKERSパワーでトゥルーリをかわして2位に浮上。以下、トラブルもなく後続が続く。上位陣はベッテル、ハミルトン、トゥルーリ、ニック=ハイドフェルド(BMWザウバー)。
ピットスタートのウェバーは1、2周目とピットイン繰り返し、トラブルが続いている模様。全くレースにならない。
11周目にセバスチャン=ブエミ(トロ・ロッソ)がピットに戻り、そのままリタイア。
13周目にエイドリアン=スーティル(フォース・インディア)が ヘイッキ=コバライネン(マクラーレン・メルセデス)をシケイン手前で飛び込んだが、コバライネンが譲らずマシンが接触。スーティルがコース上でスピンし後退。スーティルの後ろにいたバトンが2台とも抜いて8位に浮上した。
上位陣は順調にピットインを行う。27周目に中嶋がピットインし、ワンストップ作戦でコースに16位で戻る。この時点でこのレースもポイント獲得は絶望的。
残り18周目でキミ=ライコネン(フェラーリ)が2回目のピットイン。翌周ライコネンの前を走っていたハイドフェルドがピットインして、ライコネンの後ろで戻る。
残り16周目でハミルトンが2回目のピットイン。
残り14周目でトゥルーリが2回目のピットイン、ハミルトンを逆転してコースに戻る。ジャンカルロ=フィジケラ(フェラーリ)とコバライネンが同時ピットインしてコースに戻るときに、コバライネンが強引に前に出る。調子が悪いのか誰かれ問わず当り散らしている様子。
残り13周目でベッテルが2回目のピットイン。ピットレーンに後続が来たため、少し待って安全を優先してコースに戻る。ここまでアドバンテージを築いているので余裕のレース運び。
残り11周目でバリチェロが2回目のピットイン。バトンの前でレースに戻る。今日ワールドチャンピオンが決まることはほぼ無くなった。
残り9周目でハイメ=アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が130Rで激しくタイヤバリアーにクラッシュ。アルグエルスアリは無事。セーフティカー導入。
残り6周目でウェバーが5回目のピットインでノーズ交換。リタイアせずに頑張っている。
残り4周で再スタート。
ベッテルがまたもや後続を引き離す。トゥルーリは追いつけない。
そのまま、ベッテルがポール・トゥ・ウィンで第8戦イギリスGP以来の今季3勝目、通算4勝目を挙げた。
ともかくベッテルが速かった。ハミルトンは調子が上がらず、トゥルーリに逆転を許した。トヨタは初優勝を日本GPで目指したが、前戦に引き続き2位となった。残り2戦で優勝できないとF1撤退となるのだろうか。バリチェロ7位、バトン8位で決着がつかなかったが、低レベルのワールドチャンピオン争いになっており尻ツボミの感が強い。中嶋が相変わらずポイント獲得ができない。母国グランプリでも良いところがなかった。ウェバーの完走は嬉しい。諦めない姿勢が応援するものとしては誇らしい。
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コメント
こんばんわ。
とにかくベッテルは速かったですね。トヨタが優勝できないと撤退ですか。それはさみしいな。日本のメーカーが参戦しないのは避けたいので、ルノーをルノー・日産にしてくれないかな。残り2戦チャンピオン争いも目が離せないです。
投稿: haru | 2009.10.05 20:57
>haruさん、こんばんわ。
ベッテルは速いときは驚くほど速いですね。
ハミルトンがプッシュする場面が全くありませんでした。
トヨタはやはり本業が大事とビジネスライクに傾きそうなニュースが流れていますね。
2位では商売に繋がらないのかもしれません。
いよいよ残り2戦となりました。チャンピオン争いはイマイチ盛り上がりませんが、頑張って応援したいと思います。
投稿: erabu | 2009.10.05 21:50