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2009.10.12

映画『ナンパの定石』(お薦め度★★)

監督、オ=ギファン。脚本、シン=ジョング。原題『The Art Of Seduction』。2005年韓国。ラブコメディ映画。ソン=イェジン(ジウォン)、ソン=イルグク(ミンジュン)、ヒョン=ヨン(スジン)、ノ=ジュヒョン(ミンジュンの父)、 ユン=ヨンジュン(ノ整形外科医)、アン=ソニョン(オ神経科医)、パク=チュンギュ(ポン社長)。

ソン=イェジンに“哀しきヒロイン”を演じさせたら世界でもトップクラスです。『ラブストーリー』での泣くシーンは絶品でした。『四月の雪』でヨン様と共演した後、日本から芸能活動を撤退しオフィシャルサイトが閉鎖されてからというもの、ほとんど彼女の情報が入らなくなりました。熱烈なファンを自認していますが、ここ数年ほど彼女の話題から離れています。今年になって韓国ドラマ「スポットライト」がNHKで放映されたり、『妻が結婚した』が公開されているようですが、『私の頭の中の消しゴム』以降作品に恵まれていないようです。両作品ともに見送りました。あれだけ才能がある女優が活躍していないのは勿体無いですね。

彼女が日本で人気絶頂だった頃に韓国で公開され300万人を動員したにもかかわらず、日本では上映されていなかった本作をようやくWOWOWで鑑賞しました。

ほとんど面白くありません。
物語に深みが無く、人物像が薄っぺらです。男女のプロのナンパ師が主人公ですが、そもそもプロのナンパ師という設定がわかりません。結婚詐欺師っぽいのですが、お金を巻き上げようとする犯罪性が低く、単に恋愛の駆け引きに情熱を持っているだけのようです。その二人が相手の素性がわかった上で互いを夢中にさせようと恋の策略を巡らすというほとんど無意味な物語です。演出がコメディ一辺倒で、演技もベタベタであるため誰が演じてもいいような内容でした。チャン=イーモウ監督の『HERO』と『フラッシュダンス』のパロディシーンが登場しますがそれほど効果的とも思われません。久々のソン=イェジンでしたが、彼女ならではの高度な演技が要求されるわけでなく、清純派を脱皮するほどセクシーさを強調できておらず期待外れでした。ヒーロー役のソン=イルグクは初顔です。韓国ドラマ「朱蒙(チュモン)」が代表作とのことで“恋愛したい男優”第1位に選ばれた人気男優だそうです。ソン=イェジンとは特に合っている印象はありませんでした。

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» 「ナンパの定石」 DVD [しぇんて的風来坊ブログ]
意外というと失礼だが、爆笑ではないが、クスクス笑いながら見れるライト・コメディ。ナンパのプロというか、女をだます達人の男、男をだます達人の女が出会ったらという話。男の方はソン・イルグクが演じ、「朱蒙」のような時代劇に慣れたせいと最初の方の騙し方が想像の範囲内だったので出だしは印象薄いが女との話が出てきてどんどんいい味が出てくる。女の方がソン・イェジン(「ラブストーリー」、「永遠の片想い」、「君に捧げる初恋」、「私の頭の中の消しゴム」、「四月の雪」)で概ね清楚イメージを出した役が多かったがここではすっ... [続きを読む]

受信: 2009.10.14 00:53

» 「ナンパの定石」 [てんびんthe LIFE]
2005年/韓国 原題/작업의 정석(作業の定石) “プロのナンパ師”を自称する男女が運命的に出会い、その技を競い合うロマンチック・コメディ。 “涙の女王”と呼ばれ、清純な役の多かったソン・イェジン、誠実で真面目な役の多かったソン・イルグクが快活で自意識過剰な“プロのナンパ師”を見事に演じ、これまでのイメージを一新、コメディエンヌとしての魅力、役者としての幅広さを示した。また、『最強ロマンス』のヒロインも印象的だったヒョニョンはこの作品で2006年 第29回 黄金撮影賞の新人女優賞を受賞して... [続きを読む]

受信: 2010.03.17 23:07

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