映画『空気人形』(お薦め度★★)
監督・脚本・編集、是枝裕和。原作、業田良家『ゴーダ哲学堂 空気人形』。2009年日本。R15+指定。ファンタジー映画。出演、ペ=ドゥナ(空気人形)、ARATA(純一・レンタルビデオ屋の従業員)、板尾創路(秀雄・ファミレス従業員)、高橋昌也(敬一・元高校国語教師)、余貴美子(受付嬢)、岩松了(鮫洲・レンタルビデオ屋の店長)、星野真里(美希・OL)、丸山智己(真治・萌の父親)、奈良木未羽(萌・小学生)、柄本佑(透・浪人中の受験生)、寺島進(轟・交番のおまわりさん)、オダギリジョー(人形師)、富司純子(初老の未亡人)。
考えさせたり、感じさせたりするものは何もありません。
メード服姿のペ=ドゥナのポスター写真(萌えませんでした)が印象的でした。彼女の作品は『TUBE』『子猫をお願い』『グエムル -漢江の怪物-』の3本を観ています。韓国女優の中では気になる存在ですし、『誰も知らない』の是枝裕和監督作だったので面白いかなと期待して行きました。
しかし、どうにも監督の意図がわかりませんし、作品のテーマも捉えようがありません。特に突っ込みたいとも思いません。ダークファンタジーを意識していたのかもしれませんが、演出から考えてもそこまで深く追求したようにも思えません。ラブ・ファンタジーとしても中途半端です。
だからといって、ストレスを感じさせるとか退屈だとか観て損をしたといったマイナスの感想もありません。
ただただ、ペ=ドゥナを人形的に表現させて、コスプレを多用して可愛らしく可憐に撮影しているだけです。本当にお人形さんのようですね。特筆すべきは彼女の裸体が大胆に何度も登場しますが、全くいやらしさを感じさせない点です。きれいなヌードでした。ただし、時折表情に歳を感じさせるカットがありました。
それにしても何故この作品が脚光を浴びたのでしょうか?
マスコミが注目していました。どうやら映画批評家たちから高い評価だったようです。映画鑑賞後に何人かの批評を読みましたが、ピンときませんでした。
[鑑賞した映画館:チネチッタ川崎-約20年振りの利用]
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受信: 2009.10.03 07:40
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{{{ ***STORY*** 2009年 日本
古びたアパートで持ち主の秀雄と暮らす空気人形は、ある朝、本来は持ってはいけない「心」を持ってしまう。彼女は秀雄が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街へと歩き出す。メイド服を着て、おぼつかない足取りで街に出た彼女は、いろいろな人に出会っていく。ある日、レンタルビデオ店で働く純一と知り合い、そこでアルバイトをすることになる。ひそかに純一に思いを寄せる彼女だったが……。 gooより}}}
業田良..... [続きを読む]
受信: 2009.10.03 23:31
» 「空気人形」生んでくれてありがとう [ももたろうサブライ]
監督 是枝裕和気がついてみると7月から9月の3ヶ月間に映画館で観た映画は1本だけ。たまたま時間が合わずに観そこなったものもあるけど、今年は観たいと思わされる作品が少ないような気がする。それでも今月からは「ヴィヨンの妻」「さまよう刃」「沈まぬ太陽」と期待...... [続きを読む]
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ペ・ヨンジュン ヨン様来日! アニメ冬のソナタ [続きを読む]
受信: 2009.10.04 19:39
» 空気人形 [しぇんて的風来坊ブログ]
ココロの深部にまで突き刺さるような優しく哀しい映画を作ってくれました。流石です。是枝監督。ダッチワイフの進化系のラブドール=空気人形が主人公。ある時、ココロを持ち、人間世界を探検、恋をし、自分の境遇を哀しむが責任は果たそうとし、恋が破れそうになり、自分の存在を肯定できるか自分探しまでし、自分の一生の最後までも、哀しさだけで終わらせない、そんな人形です。ラブドールの映画なので、以前にだってヌードにはなっているのでその点には出演の障害にはならないない主演のペ・ドゥナは、単にそんな矮小な部分を遥かに超えた... [続きを読む]
受信: 2009.10.04 23:24
» 空気人形 [to Heart]
私は「心」を持ってしまいました。
持ってはいけない「心」を持ってしまいました。
あなたの息で、私の カラダを 満たして…
製作年度 2009年
上映時間 116分 映倫 R15+
原作 業田良家 『空気人形』(小学館刊『ゴーダ哲学堂 空気人形』所収)
監督/脚本 是枝裕和
出演 ペ・ドゥナ/ARATA/板尾創路/高橋昌也/余貴美子/岩松了/星野真里/柄本佑/寺島進/オダギリジョー/富司純子
{/book_mov/}川沿いの古びたアパート。ファミレスで働く冴えない中年男、秀雄(板尾創路)が優... [続きを読む]
受信: 2009.10.05 00:10
» 空気人形 [空想俳人日記]
虚空の心に あなたの空気 入ってくる
是枝裕和監督の「空気人形」を観た。いや、厳密に言えば観てしまった! 私は、この映画が、どんな批評を受けようが、観てしまったという精神的かつ静的感触を受けてしまった限り、言葉の理屈でああだこうだ言いたくはない。とにかく... [続きを読む]
受信: 2009.10.05 07:43
» 「空気人形」から見た世界は… [再出発日記]
君の見た世界は悲しいだけのものだった?君の目に世界は少しは美しかっただろうか?監督・プロデューサー・脚本・編集:是枝裕和原作:業田良家出演:ぺ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、オダギリジョー、高橋昌也世の人達に「私は空気人形なの」と告白すると、「実は僕も...... [続きを読む]
受信: 2009.10.07 22:26
» 空気人形 [銅版画制作の日々]
私は空気人形。空っぽな、誰かの「代用品」。
10月5日、京都シネマにて鑑賞。是枝監督作品7作目の劇映画となります。実は私は5作を鑑賞していました。95年の「幻の光」が、監督の初めての作品とは知らず鑑賞していたんですよね。
本作は大人向けのファンタジー。結構リアルなSEI描写もあり、何とも言えない独特な世界に、観客を導いてくれます。ローケションは美しい街並とはほど遠く・・・。でもノスタルジックな雰囲気もあります。都会で生きる人たちの現実の風景がかなり詳細に描かれているところがまた何ともいえないで... [続きを読む]
受信: 2009.10.08 10:42
» 空気人形 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
09年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門でワールドプレミアを果たした本作は、心を持ってしまった空気人形と人間の交流を温かく見守るファンタジー。
『ワンダフルライフ』や『歩いても 歩いても』などで“生きるということ”を見つめてきた是枝監督が、業田良家の短編....... [続きを読む]
受信: 2009.10.08 17:50
» 空気人形 [まてぃの徒然映画+雑記]
前作「歩いても 歩いても」では日常の自然な姿を描いた是枝裕和監督は、今作で心を持ってしまった人形を主人公に見事なお伽話をリリカルに紡ぎ、今を生きる人々の空虚な心を描き出す。ボロ屋の二階で、中年男性(板尾創路)に<のぞみ>と名づけられたビニール製の人形は...... [続きを読む]
受信: 2009.10.08 23:11
» 『空気人形』 試写会鑑賞 [映画な日々。読書な日々。]
古びたアパートで持ち主である秀雄と暮らす空気人形。ある朝、本来持ってはいけない“心”を持ってしまう。秀雄が仕事に出かけると、洋服を着て、靴を履いて、街へと歩き出す。初めて見る外の世界で、いろいろな人間とすれ違い、つながっていく空気人形。ある日、レンタル... [続きを読む]
受信: 2009.10.09 02:57
» 映画レビュー「空気人形」 [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP]
空気人形 O.S.T.◆プチレビュー◆心を持った人形の異色ラブ・ファンタジー。ペ・ドゥナの素晴らしさはただごとではない。 【90点】 東京の下町の古いアパートで持ち主の秀雄と暮らす空気人形は、ある朝、持ってはいけない心を持ってしまう。秀雄が外出した....... [続きを読む]
受信: 2009.10.10 19:28
» 空気人形 [サムソン・マスラーオの映画ずんどこ村]
= 『空気人形』 (2009) =
古びたアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。
人形は、持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。
やがて彼女は、レンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決める・・。
{{{:
製作国/日本 (116分)
監督・脚本: 是枝裕和
製作: 川城和実
企画..... [続きを読む]
受信: 2009.10.11 09:52
» 空気人形(映画館) [ひるめし。]
私は、「心」を持ってしまいました。もってはいけない「心」を持ってしまいました。 [続きを読む]
受信: 2009.10.11 21:16
» 空気人形☆独り言 [黒猫のうたた寝]
ぺ・ドゥナの映画を久しぶりに観ました。作品は是枝監督の『空気人形』ラブドールが、心を持ってしまったら・・・という物語今の世の中、実は心があるはずの人間自身が心が空虚で、その空っぽを埋めることができない。他人との距離がうまくとれない。無垢だった故に、人間の... [続きを読む]
受信: 2009.10.12 00:25
» 『空気人形』 ('09初鑑賞146・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (5段階評価で 3)
10月9日(金) シネ・リーブル神戸 シネマ1にて 16:40の回を鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2009.10.12 18:41
» 空気人形 ▲142 [レザボアCATs]
'09年、日本監督・脚本・編集:是枝裕和製作:川城和実、重延浩、久松猛朗、豊島雅郎プロデューサー:浦谷年良、是枝裕和原作:業田良家 『ゴーダ哲学堂 空気人形』撮影:リー・ピンビン美術:種田陽平音楽:World's end girlfriendペ・ドゥナ 空気人形ARATA レンタル....... [続きを読む]
受信: 2009.10.13 12:09
» 『空気人形』 [試写会帰りに]
ストレートすぎる性の表現に、清々しさを感じる。 セックスも、欲望も、突き抜けると少女漫画になる。 女の子おひとりさまにおススメ。 デートにはススメません。 空気人形 O.S.T. 原作は自虐の詩の業田良家の、20ページの短編コミック。 『誰も知らない』、『歩いても..... [続きを読む]
受信: 2009.10.13 21:40
» ★「空気人形」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
今週の週末もナイトショウへ行ってきました。
監督や出演者が最近よくテレビでプロモーションやってるので、
ついつい観る気になった作品。 [続きを読む]
受信: 2009.10.14 23:53
» 空気人形 [墨映画(BOKUEIGA)]
「私は心を持ってしまった。空気人形」
心を持ってしまった空気人形。
窓辺でたたずむ心初心者の彼女は、人間の世界を見て何を思うのか。
【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『歩いても 歩いても』などの是枝裕和監督が、業田良家原作の短編コミック「ゴーダ哲学堂 空気人形」を映画化した切ないラブストーリー。心を持ってしまった空気人形と人間の交流を温かく見守る。『グエムル -漢江の怪物-』のペ・ドゥナが空気人形役を熱演。共演者も『蛇にピアス』のARATAや『ニセ札』の板尾創路ら... [続きを読む]
受信: 2009.10.15 07:47
» 空気人形 [映画三昧、活字中毒]
■ ユナイテッド・シネマとしまえんにて鑑賞空気人形
2009年/日本/116分
監督: 是枝裕和
出演: ペ・ドゥナ/ARATA/板尾創路/高橋昌也/余... [続きを読む]
受信: 2009.10.16 05:14
» 【映画】空気人形 [新!やさぐれ日記]
▼動機
掘り出し物感
▼感想
絵本のような世界
▼満足度
★★★★★★☆ いいかも
▼あらすじ
レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決める。
▼コメント
しっとりとした大人のおとぎ話。
いや「絵本」のような映... [続きを読む]
受信: 2009.10.16 07:38
» 空気人形 [5125年映画の旅]
冴えない中年男性・秀雄が所有する空気人形。のぞみと名付けられたその空気人形にある朝、心が芽生える。主人にそのことを隠しながら、空気人形は外に出かけ、外の世界に、外の人間に触れていく。やがてレンタルビデオ店でバイトを始め、そこの店員とデートに出かけたりも....... [続きを読む]
受信: 2009.10.17 07:44
» 「空気人形」 [元・副会長のCinema Days]
興味を引かれるシーンもあるのだが、結果としては要領を得ない作品に終わっている。実に惜しい。心を持ってしまったダッチワイフが出会うのは、年下の上司にいつも怒られている冴えない中年男の持ち主をはじめ、自首マニアの老女や、毎朝一人きりで朝食を取るビデオショップの店長、鬱屈した日々を送る浪人生、人生に行き詰まってしまった中年女、惰性で生きる警察官など、絵に描いたような孤独を抱え込んだ連中ばかりだ。
しかしながら、その孤独の有り様が図式的に過ぎる。彼らの状況が観る者に幾ばくかの共感を与えることはあって... [続きを読む]
受信: 2009.10.18 16:38
» 是枝裕和監督の「空気人形」を観た! [とんとん・にっき]
渋谷のシネマライズで、是枝裕和監督の「空気人形」を観てきました。是枝裕和監督の作品は以前、「歩いても、歩いても」を観ましたが、あくまでも「代用品」である空気人形が「心」を持ってしまうという寓話的な物語です。チラシには「哀しくて嬉しい“ファンタジック・ラ... [続きを読む]
受信: 2009.10.18 22:10
» 「空気人形」プチレビュー [気ままな映画生活]
空気人形とは・・・
大人のおもちゃ、性欲処理の代用品。
カップルで観賞して言葉を失った女性もいました。
男って人形にあんな事するの?なんて会話もあったり。
あんまりカップルで観ることはお薦めしないかな... [続きを読む]
受信: 2009.10.19 01:31
» 『空気人形』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「空気人形」□監督・脚本 是枝裕和 □原作 業田良家(「ゴーダ哲学堂 空気人形」) □キャスト ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里丸山智己、奈良木未羽、柄本佑、寺島進、オダギリジョー、富司純子■鑑賞日 10月25日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 是枝裕和脚本・監督作品 前作の『歩いても 歩いても』では、ある家族が息子の死を中心に据え、 家族のそれぞれの持つ内面的な苦悩と表情を、まるで... [続きを読む]
受信: 2009.10.30 08:35
» 映画「空気人形」 [おそらく見聞録]
監督:是枝裕和(昔の作品も観てみようと思いました)
出演:ぺ・ドゥナ(☆)ARATA 板尾創路(◎)高橋昌也(◎)余貴美子(何気に効いていた)
出演:岩松了 星野真里 寺島進 柄本佑 オダギリジョー 丸山智己 奈良木未羽
中年の男が所持していたラヴドールが... [続きを読む]
受信: 2009.10.31 21:32
» 「空気人形」 [みんなシネマいいのに!]
♪夢を見る人形とみんな私を呼ぶの…ってそれは少女人形やね。 ひょんなことから心 [続きを読む]
受信: 2009.11.03 00:14
» 『空気人形』 きっとペ・ドゥナに恋をする!きれいで切なくエロティックな、大人のダークファンタジー [ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー]
『空気人形』
ちょっとUPが遅れてしまいましたが…
公開初日の舞台挨拶初回に、行ってきました。
本年度イチオシの邦画です!
きっとペ・ドゥナに恋をする!きれいで切なくエロティックな、大人のダークファンタジー…。
(c)業田良家/小学館/2009『空気... [続きを読む]
受信: 2009.11.10 10:25
» 空気人形 [迷宮映画館]
ペ・ドゥナに驚愕・・・ [続きを読む]
受信: 2009.11.13 17:42
» 09-304「空気人形」(日本) [CINECHANの映画感想]
あなたの心は満たされている?
川沿いの古びたアパート。ファミレスで働く冴えない中年男、秀雄が優しく語りかけている相手は、空気人形のラブドール。
ある朝、その空気人形が心を持ってしまう。秀雄が仕事に出かけると、メイド服を着て外へ飛び出す空気人形。見るもの全てが美しく、驚きにあふれていた。
やがてレンタルビデオ店に辿り着き、店員の純一とめぐり会う。ひと目で恋に落ちた空気人形。以来、その店でアルバイトをするようになり、純一や店長から様々なことを学び吸収していく空気人形だったが。(「a...... [続きを読む]
受信: 2009.11.14 02:25
» 映画『空気人形』 [ガンまる日記]
※誇り高き鳥羽水族館(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 動物に芸を [続きを読む]
受信: 2009.11.22 19:09
» 「空気人形」 [俺の明日はどっちだ]
・
『誰も知らない』『歩いても 歩いても』の是枝裕和監督が、業田良家のマンガを映画化し、主演に『リンダリンダリンダ』の韓国女優ペ・ドゥナを迎えたファンタジー作。
予告編を観ていた時点では、どこか『ラースと、その彼女』と共通な世界があるのかなと思っていたけれど、あちらの映画では擬似肉体を持った「リアル・ドール」を恋人とする男の物語であったのに対して、この映画では愛されることを望みながら決してかなえられない人形の立場からの作品となっていた。
そして前者からは周りの人たちが主人公を受け入れる過程から暖か... [続きを読む]
受信: 2009.11.22 19:59
» 空気人形 [監督:是枝裕和] [自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ]
韓国の女優と台湾のカメラマンと日本の監督による日本映画。三カ国の才人が結集し神々しいばかりに美しい映画が生まれた。 [続きを読む]
受信: 2009.12.06 07:45
» 空気人形 [悠雅的生活]
あなたも あるとき私のための風だったかもしれない [続きを読む]
受信: 2009.12.11 13:51
» 映画[ 空気人形 ] [アロハ坊主の日がな一日]
映画[ 空気人形 ]を渋谷シネマライズで鑑賞。
2009年第62回カンヌ国際映画祭、日本から唯一の公式出品作として「ある視点」部門に選出され、ワールドプレミアムをはたした是枝裕和監督の最新作。原作は2000年に発表された業田良家の短編集「ゴーダ哲学堂 空気人形」の表題作である。いまや実力派女優としてますます注目の高まる韓国女優ペ・ドゥナを主演に迎え、監督は「ワンダフルライフ」とは違う、新たな虚構世界を魅せてくれる。
... [続きを読む]
受信: 2009.12.12 02:11
» ★★★★★ 『空気人形』 [映画の感想文日記]
2009年。アスミック・エース/業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会。
是枝裕和監督・脚本。業田良家原作。
この映画に原作があるとは知らなかったが、これを見て原作を読んでみたいとは、なぜか全く思わない。
映画の魅力の大部分が出演している俳優... [続きを読む]
受信: 2009.12.17 22:55
» 「空気人形」 心にぽっかり穴の開く映画 [ノルウェー暮らし・イン・London]
てっきり、空っぽの身体の中を、温かい空気でいっぱいに満たしてくれる映画だと思っていた。
パンパンに膨らんでいるときは、ふわふわとして楽しいけれど、穴が開いてしまうと、そこから空気はどんどんと抜けていき・・・・・・
こんなに美しい映像なのに。
こんなに可愛いのに。こんなに切ないのに。
胸にぽっかりと開いた穴は、ぐんぐんと大きくなって・・・・・... [続きを読む]
受信: 2010.06.16 22:09
» 空気人形 [単館系]
心を持ってしまったお人形さんが主人公のお話。
私は空気人形、性欲処理代用品。
上記のようなせりふが出てきたり。
心を持った主... [続きを読む]
受信: 2010.06.17 23:44
» 【映画】空気人形 [しづのをだまき]
空気人形とは、男性の性の相手をつとめる人形のこと。 [続きを読む]
受信: 2010.06.20 17:33
» 《空気人形》 [日々のつぶやき]
監督:是枝裕和
出演:ペ・ドゥナ、板尾創路、ARATA、岩松了、余貴美子、寺島進、柄本祐、オダギリジョー
あなたの息で、私のカラダを満たして・・・
「ダッチワイフののぞみはある朝心を持ってしまう。
持ち主の秀雄が仕事に出かけると服を着て家から出... [続きを読む]
受信: 2010.07.13 16:13
» mini review 10469「空気人形」★★★★★★★★☆☆ [サーカスな日々]
『歩いても 歩いても』などの是枝裕和監督が、業田良家原作の短編コミック「ゴーダ哲学堂 空気人形」を映画化した切ないラブストーリー。心を持ってしまった空気人形と人間の交流を温かく見守る。『グエムル -漢江の怪物-』のペ・ドゥナが空気人形役を熱演。共演者も『蛇にピアス』のARATAや『ニセ札』の板尾創路ら個性派が顔をそろえる。国際的撮影監督、リー・ピンビンのカメラによる情緒豊かな東京の風景と、人形の純粋さに夢中になる。[もっと詳しく]
ペ・ドゥナな儚げな「空気人形」を、優しく抱きしめてあげたい。
... [続きを読む]
受信: 2010.07.18 13:15
» 『空気人形』'09・日 [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...]
あらすじレトロなアパートで秀雄と暮らす空気人形にある日思いがけずに、心が宿ってしまう・・・。感想ダッチワイフに心が宿るってのは、古くから『やけっぱちのマリア』なんてのも... [続きを読む]
受信: 2010.11.13 08:44
» 空気人形(99点)評価:◎ [映画批評OX]
総論:みんなが心に感じる欠如こそが、他者同士をつなげる可能性。「誰も知らない」「歩いても 歩いても」の是枝裕和監督が、業田良家の短編漫画「ゴーダ哲学堂 空気人 ... [続きを読む]
受信: 2010.11.27 18:45
» 映画「空気人形」 [<花>の本と映画の感想]
空気人形
監督 是枝裕和
出演 ぺ・ドゥナ, ARATA, 板尾創路, オダギリジョー, 高橋昌也
2009年
空気人形 [DVD]/ぺ・ドゥナ,ARATA,板尾創路
¥3,990
Amazon.co.jp
『歩いても 歩い... [続きを読む]
受信: 2010.12.07 22:32
» 空気人形 [アスカ・スタジオ]
とあるアパートで冴えない男の慰めものになっていた空気人形が、人の心を持ったことによって起こる有様を画いたファンタジー。 様々な人間との触れ合う彼女の目を通して、人間の愛や、醜さや、空虚さ。といったものは、ある程度は画かれているようだ。 が、「空気、眼には見えないけど、あるんだ」というような、最もらしい台詞に象徴される如く、それは如何にも軽い感じがする。 寧ろ、「私でなくてもいいんでしょ。そうなんでしょ」の台詞に代表される官能描写の多さがいやに目につく。R15指定、宜成る哉。 決してレベルの低い作... [続きを読む]
受信: 2010.12.23 17:01
» 空気人形 [RISING STEEL]
空気人形 / AIR DOLL
2009年 日本映画
監督・脚本・編集:是枝裕和
製作:川城和実 重延浩 久松猛朗 豊島雅郎
原作:業田良家
撮影:リー・ピンビン
美術:金子宙生
衣裳デザイ...... [続きを読む]
受信: 2011.02.07 22:37
コメント
こんにちは。TBありがとうございました。
この映画のテイストは好きなんですが、ちょっと退屈でした。荒唐無稽の設定の中から導きだされるはずのテーマが事例提示のまま流れて終わってしまったせいのような気がします。鑑賞者に考えさせるという面を残したのだと思いますが、深みがあまりないので、こういうことか?みたいな感じですんでしまったという感じでした。
投稿: hal | 2009.10.03 10:36
>halさん、コメントありがとうございます。
>深みがあまりないので、
その通りだと思います。
批評家の方々は現代人の喪失感とか何とかを描いていると評価しているようですが、これだけの提示では適当だなぁという感じしか持てませんでした。
ある意味『誰も知らない』の二番煎じ的なテーマ設定であったと思うのですが、今作はファンタジーでお茶を濁して深さを描いていません。監督の自己満足とまで言うつもりはありませんが、もっと練って欲しかったと思います。
投稿: erabu | 2009.10.03 15:40
erabuさん。こんにちは。
TBありがとう。
erabuさんには、向かなかったみたいですね。
いろいろな人に高評価を受ける作品ではないでしょうね。
私は、なんだか不思議な気分にさせられた映画でした。
投稿: de-nory | 2009.10.15 07:47
>de-noryさん、コメントありがとうございます。
昨晩、de-noryさんのブログにコメントを書こうと思ったのですが、書きそびれました。
何というか、率直に言って観なくても良かった作品でした。良い悪いというよりも特に何も引っかからない内容でした。
最後のセリフ「きれい。」は監督としてまとめきれなくて逃げた印象があります。
de-noryさんはご覧になられていない『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に』と同じようなエンディングでした。
エヴァの場合には、作品性があっての逃げでしたが、本作は作品性を作らないままに終了させたようで何とも形容のしがいがありませんでした。
評論家の中にはペ=ドゥナの演技力を評価して作品として高得点を挙げる方もいますが、日本語の問題があるにせよ高度な演技力がある韓国女優に演じさせるだけの役所だったのか疑問です。彼女の能力を最大限使ったものには感じませんでした。
そうなると作品性が低く、演技力の評価も出来ないとなるとコメントしずらくなってしまったのが本音です。また、『誰もしらない』と同じようなテーマを盛り込んでいて、深化させるならともかく作風を変えて同じことを繰り返す監督の姿勢に気持ちが萎えました。
私にとっては記憶に残らない作品になりそうです。
投稿: erabu | 2009.10.15 12:39
TB有難うございました。
心を持った人形、そして心を失っている
空虚な人間たち…心の交流が紡ぎだす世界感に
何度も見たくなりました。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
投稿: シムウナ | 2009.10.19 21:21
>シムウナさん、いつもコメントありがとうございます。
大分気に入られたようですね。
私は残念ながらといったところでした。
投稿: erabu | 2009.10.21 23:57
はじめまして。遅ればせながら昨日観てきましたが、私的にもイマイチでした。人間の描き方が浅いですよね。あとビデオ屋の店員のARATAが東京タワーの見えるオシャレなマンションに住んでるのとか違和感ありまくり。ペ=ドゥナの足と体以外は見所がありませんでした。世間の評判は良いみたいでビックリです。
投稿: エリ | 2009.11.24 15:03
>エリさん、初めまして。コメントありがとうございます。
>世間の評判は良いみたいでビックリです。
本当ですよね。
是枝裕和監督作だと「違う」的な反応を示す単なる批評家が多かったということだと思います。いまだにカンヌが影響しているようです。
ペ=ドゥナの脱ぎっぷりだけで、数年すると忘れられる作品ではないでしょうか。
投稿: erabu | 2009.11.24 21:59
TBありがとうございます。まったくそのとおりですね。皆さん好意的に評論しておられるようで、不思議に思いました。私にとっては、マイナスの意味で記憶に残る作品になりそうです。
投稿: Bianca | 2010.06.23 15:29
>Biancaさん、コメントありがとうございます。
映画賞を受賞している監督の難解な作品は、とりあえずわからないなりに評価する傾向にあると思います。
面白くないものは、素直に面白くないと表明すべきですよね。
Biancaさんと意見が合って、光栄です。
投稿: erabu | 2010.06.24 22:12
いつもながらトラックバックありがとうございます。
コメントを拝見するとみなさんあまり評価が高くないようですね。私はブログにある通りで、抜群とか傑作ではないけれど、独特のムードが自分にはなじみました。
人それぞれ感じ方がありますもんね。
erabuさんと一致したのはペドゥナのしなやかなボディに関する評価でしたね。まったく肉感的ではないですが、個人的には好きです。
これからもよろしくお願いします。
投稿: wangchai | 2010.09.15 10:13
>wangchaiさん、いつもコメントありがとうございます。
>コメントを拝見するとみなさんあまり評価が高くないようですね。
公開当時、映画評論家の方々やマスコミが大々的に取り上げていたので期待感が高かった裏返しでもあると思います。
恋愛の過剰な最後を迎えた割りに、ラストの着地点に捻りを感じなかったのもマイナスに働いたと思います。
ペ=ドゥナが本作でもっと使われるようになるかと期待したのですが、単発に終わってしまって残念です。
投稿: erabu | 2010.09.18 09:04