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2009.11.13

ファリミリーマート、am/pmを買収へ

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11月13日にファミリーマートが、株式会社レックス・ホールディングスが保有する株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン(「am/pm」)の全株式および全貸付債権を取得し、子会社化することを発表しました。今年5月にローソンが、am/pmブランドの存続を求めた米国法人エーエム・ピーエム・インターナショナルと合意できなかったので買収の白紙撤回をしていましたが、今回はこの点もクリアしたようです。

個人的にam/pmはコンビニで№1の存在でした。
電子マネーの黎明期から積極的にEdyを導入していて、小銭を持ち歩きたくない者にとってはセブンイレブンやローソンなど他のコンビニを利用する気がせず、都心部に出店していたこともあり外出時はEdy支払でam/pmばかり利用していました。いまでこそ電子マネーは各コンビニに普及しましたが、am/pmの果たした役割は利用者にとって大きかったと思います。

2004年8月に「牛角」「土間土間」を運営するレインズインターナショナル(現レックス・ホールディングス)に売却される前の今から十年くらい前だったと思いますが、妻が育児で手が放せないときにデリス便と呼ばれる配達サービスを日常的に利用していました。少量の商品をわずかな利用料で短時間に届けてくれる先進的なサービスでした。電話でお店に注文すると商品代金に200円利用料をプラスするだけで30分以内には届けてくれていました。1500円以上の注文最低金額が設定されていたように記憶しています。オムツが切れたときや、お弁当で食事を済まそうとしたときに大変重宝しました。子どもが小さかったので添加物を使わない“あんしん二重丸”の弁当は親として非常に安心できました。当時近くのam/pmは20時まで対応してくれており、遅い夕食をとるために弁当と一緒にビールも購入したこともありました。あの当時デリス便があったお陰で我々家族は大いに助かりました。デリス便が無くなることを顔なじみになった店員の方から伝えられたときにお互いに落胆したことを覚えています。今ではそのお店はありません。

かつての最先端だったam/pmもレックス・ホールディングスに売却されてから、普通のコンビニに収束してしまい他と差が無くなってしまいました。また、am/pmが無くなって別のコンビニ店に変わるケースが多くなっていたので、今回のファミマが子会社化する話はタイミングが良いように感じます。個人的にもTポイントに注目しているのでファミリーマートがマーケットシェアを向上させることは好都合です。

朝日新聞の記事を以下に引用します。

ファミマ、am/pmを子会社化へ 買収を発表(2009年11月13日13時37分)

 コンビニエンスストア3位のファミリーマートは13日、同7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を12月24日付で買収して完全子会社化すると発表した。店舗名も「ファミリーマート」に一本化する方向で合意できたとしており、来年春の合併をめざす。

 実質の買収金額は120億円。ファミリーマートは、am/pmの親会社のレックス・ホールディングスから全株式を1円で取得し、レックスからの貸付債権を引き受ける。商品や原材料の仕入れ、物流を統合し、システムも一本化して効率化を進め、既存のファミリーマート店舗とともに収益改善を図る。

 am/pmの買収交渉では、店舗名の切り替えをめぐり、いったん合意したローソンによる買収が破談になった経緯がある。ファミリーマートは「店舗名をファミリーマートに変更することについて、商標権を持つ米企業の了承を得られた」としており、店舗名の変更に問題はないとの認識を示した。

 国内の店舗数はファミリーマート(約7600店)とam/pm(約1100店)の単純合算で約8700店に達し、業界2位のローソン(約9670店)に迫る規模になる。

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