ドラマ「外事警察」は少し期待外れかもしれない
予告に衝撃を受けたドラマ「外事警察」の第1話「テロリスト潜入!」を鑑賞しました。
日本ドラマの中ではイイ線を行っている作品だと思います。しかし、緊迫感が足りない印象を受けました。一定の緊張感がストーリーを引っ張っているのですが、メリハリが弱いというかエンタテインメント性が不足しているようです。国際テロを未然に防ぐ物語なので、それなりの犯人との攻防でアクションが観られると思ったのですが、ほとんど尾行ばかりで派手さはありません。仕方無いですね。テロが非日常の日本では所詮無理な相談かもしれません。そもそもテロがいつ起こってもおかしくないドイツのドラマ「GSG-9 対テロ特殊部隊」シリーズと比較しようとしたことが間違っていました。比べられるとしたら第一話に登場した日本警察の特殊部隊SATがドラマ化されればの話ですね。
渡部篤郎が演じる警視庁公安部外事4課主任・住本健司をもっと謎めいたキャラクターで話を進めると思いきや、お土産を買って帰宅する一家庭人として説明されるシーンが第一話から登場して肩透かしを喰らいました。もっともっと謎めいた主人公に仕立て上げても良かったのではないでしょうか。できれば該当シーンは出来るだけ遅い回でお願いしたかったと感じました。
とまあ、辛口に書いてしまいましたが、警察組織内部の心理戦は見応えがあり、ストーリーの中に組み込まれるフェイクやサスペンス性もレベルが高そうなので十分に楽しめそうです。
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コメント
>土産を買って帰宅する一家庭人として説明されるシーン
主人公は家族にも自分を偽っているって設定なのでは?
家族も外事だということはもちろん知らないでしょうし。
投稿: | 2009.11.15 13:34
>主人公は家族にも自分を偽っているって設定なのでは?
そうかもしれませんが、偽りの度合いによってはスパイものに近くなってしまいますね。
投稿: erabu | 2009.11.16 19:49