TBSドラマ日曜劇場「JIN-仁-」は傑作かもしれない
日本のドラマは外れが多いので、「救命病棟24時」のように評判が高くヒットしてシリーズ化されているもの以外はほとんど手を出しません。前クール7~9月期でワーナー・ブラザーズ映画が参入するという話題性から「オルトロスの犬」には非常に期待しました。しかし、観なくてもよかったレベルの内容でまたしても日本ドラマの出来の悪さに撃沈しました。本当に外れが多くて泣かされます。そんな訳で10月クールドラマの新番組は見送ろうと諦めていました。
ところが、映画通の方々のブログで「JIN-仁-」の書き込みが多いのが気にかかるようになりました。どうやら幕末に医師がタイムスリップするという設定のようです。アイデアが斬新なので興味が湧きました。そこで、11月1日放送の第4話になってやっと初鑑賞しました。素晴らしい作品です。格調高い演出で、脚本が秀でています。1話観ただけですがお気に入りです。人物設定が見事ですね。キャスティングが素晴らしい。主人公を演じる大沢たかおとヒロインの綾瀬はるかは『ICHI』で好演した2人ですし、ヒロインの兄を演じる小出恵介は『僕の彼女はサイボーグ』で彼女と共演しているので安心して観ていられます。内野聖陽も非常に良い味を出しています。
ドラマ鑑賞は思いっきり出遅れましたが、オフィシャルサイトで遅れを取り戻すことが出来ます。バックナンバーはあらすじだけでなく、各話ごとに予告動画を観ることが出来ます。また、「1分でわかるキャラクター劇場」なるコーナーで登場人物の人となりを丁寧に紹介してくれているので、これまでの流れが具体的に理解出来ました。
とにかく予告を観ただけで熱いものが込み上げてきます。来週が本当に待ち遠しいです。とりあえずお薦め度は★★★★です。
視聴率は次の通りです。
#1 10月11日 16.5%
#2 10月18日 16.4%
#3 10月25日 17.2%
#4 11月 1日 17.2%
今後も回を追うごとに視聴率を上げていくのではないでしょうか。期待したいと思います。
【出演者データ】
大沢たかお(南方 仁)、中谷美紀(野風/友永・二役)、綾瀬はるか(橘咲)、小出恵介(橘恭太郎)、桐谷健太(佐分利祐輔)、田口浩正(山田純庵)、戸田菜穂(タエ)、武田鉄矢(緒方洪庵)、藤田まこと(新門辰五郎)、高岡早紀(夕霧)、六平直政(鈴屋彦三郎)、麻生祐未(橘栄)、小日向文世(勝海舟)、内野聖陽(坂本龍馬)。
【スタッフデータ】
原作、村上もとか『JIN-仁-』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本、森下佳子
演出、平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
プロデュース、石丸彰彦、津留正明
音楽、高見優、長岡成貢
主題歌、「逢いたくていま」MISIA(アリオラジャパン)
音楽プロデュース、志田博英
医療指導・監修、酒井シヅ(順天堂大学 医学部医史学 名誉教授)、冨田泰彦(杏林大学医学部 医学教育学 講師)
歴史監修、大庭邦彦(聖徳大学 人文学部 日本文化学科 教授)
土佐弁監修、橋尾直和(高知女子大学 文化学部 教授)
時代考証、山田順子
製作著作、TBS
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コメント
仁 最高でした、毎回涙で一杯になりながら観ていました、 近年稀に見る作品に、感動でいっぱいです. 第二部があらん事を、期待します。
投稿: | 2009.12.20 22:35
良い作品だと思います。毎回感動しましたね。
TBSの判断としてはシーズン2にするほどのボリュームが無いため、映画化を判断したのだと思います。芸能雑誌によると3月から撮影開始だそうです。
投稿: erabu | 2009.12.21 20:51