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2009.12.31

erabu2009年下半期映画ベスト5

【2009年7月1日~12月末に観た映画34本の順位】

1位『サマーウォーズ』2009年日本
2位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』2009年日本
3位『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの<デジタル3D/日本語吹替え版>』2009年米
4位『誰も守ってくれない』2008年日本
5位『ハッピーフライト』2008年日本

【総評】
・下半期は夏休み映画のアニメ3本で3位まで独占。アニメがこれだけ豊作だった年も珍しい。
・デジタル3Dを初体験。その他『Disney'sクリスマス・キャロル』『カールじいさんの空飛ぶ家』の計3本を鑑賞した中で、『アイス・エイジ3』が一番その効果を活かした作品。通常料金に300円追加することでデジタル3Dに値頃感が出てきたが、3Dメガネが煩わしいので今後は利用を控える予定。
・邦画のクオリティが上がってきている。
・洋画が大ヒットせず期待以上の成績を収めていない。

【各作品について】
・細田守監督は『サマーウォーズ』が2作目ですが、宮崎駿監督を超える逸材だと思います。
・庵野秀明総監督の『破』での新たな挑戦には頭が下がります。『Q』でどのように作品をまとめるのか期待したいと思います。
・「アイス・エイジ」シリーズ3作目が最高の出来です。前作が面白くなかったのですが、本作を観ることが出来て幸運でした。ストーリーは絶品です。
・『誰も守ってくれない』は秀作で、君塚良一は監督として大成するのではないでしょうか。来年のアカデミー賞が楽しみです。
・『ハッピーフライト』でみせた矢口史靖監督の手腕はお見事です。更に磨きのかかったコメディ作品が楽しみです。女優・綾瀬はるかは本作を含めて映画『ICHI』とドラマ「JIN-仁-」などで大活躍している。

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2009.12.30

ドラマ「坂の上の雲」の鑑賞を第1部で止~めた

11月29日~12月27日まで第一部(全5回)を観ましたが、作品として魅力を感じません。ともかく毎回90分が長く感じられます。一気に観ることができないほど退屈です。後2年間も付き合いたいと思いません。

渡辺謙の“語り”だけが評価できるだけで、脚本も演出もメリハリがなくダラダラした印象です。もっと歴史的な事実が語られるべきなのに、作品に都合の良いところだけしか紹介していないように思えて仕方ありません。特に日清戦争の勃発において、政治的な外交上の駆け引きがあったはずなのにドラマではほとんど描かれていません。ギリギリの交渉は無かったのでしょうか。何故か戦場にいた軍人(東郷平八郎)の判断が素晴らしかったしか伝わってきません。

青春ドラマとしてもどうなのでしょうか。主人公・秋山真之の成長過程がよくわかりません。旅順の激戦で出家したいと言いながら、それに関するエピソードも描かず単なる思い付きで出た言葉としか映りませんでした。人物像の掘り下げも小手先だらけです。正岡子規の俳句にかける挑戦も何も伝わりません。

サイトに責任者のコメントが掲載されていました。驚くほどの自画自賛です。引用させていただきます。

第2部は「友情の物語」に

制作統括・西村与志木プロデューサー

 第1回の放送以降、「感動した。何度でも放送してほしい」「90分の長いドラマなのに、一瞬もテレビの前から離れられなかった」などの声が多く寄せられ、放送を待ち望んでいたみなさまの期待に応えられたのではないかと思います。2010年放送の第2部では、第1部で描かれた人間ドラマがさらに深まり、2011年放送の第3部では大スペクタクルが展開します。音楽で言えば、クレッシェンド。ドラマ全体が先へ行くほどスケールが大きく、深くなっていくのです。ことに第2部は、第1部を「青春編」とするなら、言わば「友情編」。真之が、子規と広瀬という大切な友人2人の死を迎えることも含め、大きな友情の物語を、情感を込めて描いていきます。
 第1部終了から第2部開始まで約11か月、間が空きますが、この時間の長さゆえにドラマのイメージがさらに膨らんでいくことを期待しています。3年かけてドラマを見る、みなさまの年月と作品が重なることで、より深みを増していくのではないか、と。当然、第2部の放送直前には第1部を再放送することも考えています。よい小説は何度読み返してもそのたびに発見がある、と言われますが、この作品も何度見てもおもしろい、発見があるドラマを目指しました。何度でも見ていただいて、新しい感動を発見していただければと思います。

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映画『アイアンマン』(お薦め度★★★)

監督、ジョン=ファヴロー。脚本、マーク=ファーガス、ホーク=オストビー、アート=マーカム、マット=ハロウェイ。2008年米。アメコミ実写映画。出演、ロバート=ダウニー=Jr(トニー=スターク)、ジェフ=ブリッジス(オバディア=ステイン/スターク・インダストリーズ経営最高幹部)、テレンス=ハワード(ローディ・空軍中佐)、グウィネス=パルトロー(ペッパー=ポッツ・秘書)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「スパイダーマン」他で知られる、米マーヴル・コミックスの人気ヒーロー《アイアンマン》。主人公スターク(「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」も好評のR・ダウニー・ジュニア)は生身の人間だが、ハイテク満載のスーパースーツを着て《アイアンマン》に。アクションとユーモアのブレンドが実に痛快。監督はやはりマーヴル原作「デアデビル」に出演していたJ・ファヴロー。全米興収は3億1800万ドルで、「ダークナイト」に次ぐ08年度第2位の大ヒット。続編「アイアンマン2」も10年5月全米公開予定(12年には第3作も予定)。

パワードスーツのギミック度は楽しめます。
世界最強のCEOという設定に興味が惹かれたのですが、物語の中身はありません。アフガニスタンのテロ組織が登場する国際紛争を題材とした複雑なストーリーと思いきや、極めて身近で単純な人間同士の争いでした。身内の争いごとをよくここまで大風呂敷を広げるとは、流石はハリウッド映画です。全米で大ヒットということは米国人には好都合のキャラクターなのでしょう。作品自体がギャグとして笑えますが、米国人にとっては絶対にギャグにならないのでしょう。自己矛盾や自己否定にしないところが米国人の凄いところです。テロの本質を深く考えさせない作品として優れているのかもしれません。

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映画『ザ・マジックアワー』(お薦め度★★★)

監督・脚本、三谷幸喜。2008年日本。コメディ映画。出演、佐藤浩市(村田大樹)、妻夫木聡(備後登)、深津絵里(高千穂マリ)、綾瀬はるか(鹿間夏子)、西田敏行(天塩幸之助)、小日向文世(長谷川謙十郎)、寺島進(黒川裕美)、戸田恵子(マダム蘭子)、伊吹吾郎(鹿間隆)、浅野和之(清水医師)、市村萬次郎(菅原虎真)、柳澤愼一(高瀬允)、香川照之(江洞潤)、甲本雅裕(太田垣直角)、近藤芳正(今野貴之介)、梶原善(西さん)、阿南健治(野島)、榎木兵衛(なべさん)、堀部圭亮(バンビ)、山本耕史(愚痴る男)、市川亀治郎(カメ)、市川崑(監督)、香取慎吾、中井貴一(磐田とおる)、鈴木京香(小夜子)、谷原章介(ニコ)、寺脇康文(ワンチャイ・バンダラビカル)、天海祐希(喪服の女)、唐沢寿明(ゆべし)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)才人・三谷監督のもと、佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里ほか、誰を主演にしても映画数本は作れそうな超豪華共演陣が集結。佐藤演じる熱血俳優の視点を通じ、映画と現実の境界線が曖昧になっていく物語がユーモラスに綴られ、映画や演劇を愛する三谷監督にとって会心の1本となった。なおタイトルの“マジックアワー”とは、映画や写真の世界で、陽が落ちた直後の数十分、空が美しくなる“薄明”をさす言葉だが、本作は“人生で最も輝く瞬間”と解釈して引用した模様。日本映画を代表する美術の名手、種田陽平によるセットも楽しい仕上がり。

超豪華キャストなのに小品でした。
前監督作『THE 有頂天ホテル』が予想以上に大ヒットしたために、彼特有のうぬぼれで作ってしまった作品です。笑えるシーンはほとんどなく、映画化すべき題材とは思えません。大衆は「寅さん」シリーズ無き後、良質なコメディを欲しているのだと思いますが、三谷幸喜では役不足のように感じます。彼には万人が納得するコメディを提供できるとは思えません。興行的には成功している監督ですが、超一級のコメディ作品を期待できそうもありません。出来れば『笑の大学』のように脚本家として作品に参加して傑作を生んで欲しいと思います。

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2009.12.29

映画『ファン・ジニ 映画版』(お薦め度★★★)

監督、チャン=ユニョン。脚本、キム=ヒョンジョン。原題『黄真伊』。2007年韓国。歴史劇映画。出演、ソン=ヘギョ(ファン=ジニ)、ユ=ジテ(ノミ)、リュ=スンリョン(フィヨル)、ユン=ヨジョン(婆ば)、オ=テギョン(クェトン)、チョン=ユミ(イグム)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)朝鮮王朝時代に実在し、教養と気品を兼ね備えた最高の妓生とたたえられたファン・ジニ。ドラマ化されたTVシリーズのヒットにより、日本でも広く知られるようになった彼女の波乱に満ちた人生を、歴史ドラマ大作として映画化した。「僕の、世界の中心は、君だ。」やドラマ「秋の童話」などで清純派のイメージが強いソン・ヘギョが、本作ではその可憐さと共に妖艶さも漂わせてヒロインを熱演する。共演は「オールド・ボーイ」、ドラマ「スターの恋人」のユ・ジテ。ヒロインへの思いを秘めた男性をこちらも好演している。

ダークな美学を感じさせる作品です。
全くの予備知識無く鑑賞しました。観終わってからハ=ジウォン主演で放映されていたドラマが「ファン・ジニ」だということがわかりました。実在した妓生(キーセン)のドラマとのことですが、映画で描かれた階級差別に圧殺される悲恋物語は救いようありません。事実だとすると辛すぎます。下男のノミの浅はかさと男らしさは共感できるだけに哀れでした。
重厚な映像と練り込まれた脚本は一級でした。ノミを演じたユ=ジテの精悍で寡黙な存在感が光りました。少し残念だったのはソン=ヘギョが全編を通して感情を抑え込んだ演技をしたために、本心を表す場面がわかりにくかったことです。彼女というよりも演出の問題ですが、ノミとの再開シーンでもっと女らしさを表情に出していれば、ラストがより深い感動を与えたように思います。

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2009.12.28

映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』(お薦め度★★★)

監督、マット=リーヴス。脚本、ドリュー=ゴッダード。2008年米。パニック映画。出演、マイケル=スタール=デヴィッド(ロブ)、マイク=ヴォーゲル(ジェイソン)、オデット=ユーストマン(ベス)、ジェシカ=ルーカス(リリー)、リジー=キャプラン(マリーナ)、T=J=ミラー(ハッド)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) NYで自由の女神の首が吹き飛ぶほどの危機が起きるが、何が起きたかは一切明かされない……という奇抜な宣伝に煽られ、全米の映画ファンが劇場に殺到した話題作。全編が登場人物の1人が持つビデオカメラの揺れる画像のため、米国以外では観客に“酔わないよう”注意がされたが、それほど迫力や臨場感がある証明で、ジェットコースターに乗るような興奮が味わえる。製作者の1人は「M:i:III」で華々しく映画監督デビューし、TV「LOST」もヒットさせたJ・J・エイブラムス。日本でのサブタイトル《HAKAISHA(破壊者)》も彼の発案。

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の手法と怪獣ものを組み合わせた“投げっぱなし”の映画です。
しかし、観てしまいますね。手持ちビデオカメラで撮られた迫真の映像は怖いもの観たさの観客の心理を上手くついています。公開前に予告の迫力がすごくて劇場で観ようかどうか真剣に考えた作品でした。でも行かなくてよかった(笑)。オチがつかないラストはごめんです。

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2009.12.27

映画『闇の子供たち』(お薦め度★)

監督・脚本、阪本順治。原作、梁石日『闇の子供たち』。2008年日本。PG-12指定。社会派映画。出演、江口洋介(南部浩行)、宮崎あおい(音羽恵子)、妻夫木聡(与田博明)、プラパドン=スワンバーン(チット)、プライマー=ラッチャタ(ナパポーン)、豊原功補(清水哲夫)、佐藤浩市(梶川克仁)、鈴木砂羽(梶川みね子)、塩見三省。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「血と骨」の人気作家、梁石日がタイで行われている苛酷な闇取引の実態を痛烈に暴いた同名小説を、「亡国のイージス」「魂萌え!」の実力派監督、阪本順治が渾身の力をこめて映画化。幼い正義感をふりかざすだけでは何の解決にもならない、重く苦い現実を正面から見据えつつ、この世の理不尽な闇に鋭く切り込むその果敢な姿勢は高い支持と評価を得た。みずからも心に深い闇を抱えた主人公を「GOEMON」の江口洋介が熱演するほか、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市ら、豪華キャストが火花を散らす演技合戦も最後まで目が離せない。

上滑りな作品です。フィクションとラストにテロップが表示されますが、事実に基づいて作られているのでしょうか。「本当ですか?」と疑わざるおえない内容です。タイ人に対する日本人としての上から目線でのトーンは傲慢すぎます。さらにタイ警察を無能として表現しています。外交問題や国際問題、人権問題まで発展するかもしれない危ない要素がつまっています。捉え方によっては抗議を受けるかもしれないと心配になりました。もしも、逆にこのようなトーンで日本を舞台として日本人の子供たちが出演する作品が作られたとしたら、国辱だと日本人は間違いなく騒ぐでしょう。

江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市の主役級の俳優が4人も登場していますが、全くリアリティがありません。また、上手い役者たちの演技とは思われないシーンが目白押しでした。はっきり言って阪本順治監督の演出は全く評価できません。エンディング曲として桑田佳祐『現代東京奇譚』を流す感覚もわかりません。あまりに安っぽいメロドラマの終り方にがっかりさせられました。主人公の最後も伏線を用意できていないので唐突過ぎます。思わず絶句してしました。

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2009.12.26

映画『容疑者Xの献身』(お薦め度★★★)

監督、西谷弘。脚本、福田靖。2008年日本。犯罪映画。出演、福山雅治(湯川学)、柴咲コウ(内海薫)、堤真一(石神哲哉)、松雪泰子(花岡靖子)、金澤美穂(花岡美里)、長塚圭史(富樫慎二)。北村一輝(草薙俊平)、ダンカン(工藤邦明)、益岡徹(葛城修二郎)、林泰文(柿本純一)、渡辺いっけい(栗林宏美)、品川祐(弓削志郎)、真矢みき(城ノ内桜子)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)東野圭吾のベストセラー「探偵ガリレオ」シリーズを福山雅治主演でTVドラマ化し、最高視聴率24.7%を記録した大ヒット作「ガリレオ」。その劇場版として、満を持して製作されたのが本作だ。第134回直木賞に輝く同名小説を、意外にも映画初主演となる福山を始め、柴咲コウらドラマ版主要キャストの再結集で映画化した。もちろん原作同様、単独作としても楽しめる。共演はガリレオ最大のライバルとなる天才数学者に堤真一、薄幸のヒロインに松雪泰子。天才対天才の頭脳戦はもちろん、事件に隠された哀しいドラマも深い味わいを残す。

感動を帰して欲しいと言いたいです。
良い作品だと思ったら、二重底の謎解きで騙されました。最初に謎が解明されて号泣した涙が、2度目の種明かしで引っ込みました。変にシラケさせられます。最初に語られる真相だけで物語が構築されていたら誰もが納得する感動作になっていたでしょう。もう1つ行われた犯罪は極悪非道です。作り話とはいえドン引きでした。ティム=バートン監督が手掛ける過去のファンタジー的な犯罪ものならばともかく、現代劇では使って欲しくないストーリーです。この内容で制作して欲しくありませんでした。本当ならば評価を下げたいのですが、堤真一、松雪泰子、金澤美穂が好演しており、結末はどうであれサスペンスとしては面白いので渋々★3つとします。

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2009.12.25

映画『ダークナイト』(お薦め度★★★)

監督、クリストファー=ノーラン。脚本、ジョナサン=ノーラン、クリストファー=ノーラン。原題『THE DARK KNIGHT』。2008年米。SF映画。出演、クリスチャン=ベイル(ブルース=ウェイン/バットマン)、ヒース=レジャー(ジョーカー)、アーロン=エッカート(ハービー=デント検事/トゥーフェイス)、ゲイリー=オールドマン(ゴードン警部補)、マイケル=ケイン(アルフレッド)、マギー=ギレンホール(レイチェル=ドーズ)、モーガン=フリーマン(ルーシャス=フォックス)。ヒース=レジャーは、本作撮影終了直後の2008年1月に28歳の若さで亡くなった。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)アメコミ生まれの人気者バットマンの活躍は何度も映像化されてきたが、複雑な内面を持つ“闇のヒーロー”として描き直したのが05年の映画「バットマン ビギンズ」。そしてバットマン(前作に続いて「ターミネーター4」のC・ベール)が新たな敵ジョーカーと対決する続編が本作。バットマンもカッコいいが、やはり真の見ものは良心をかけらも持たない悪役ジョーカーとそれを異様な迫力で演じきり、他界後にアカデミー助演男優賞に輝いたH・レジャーの激演だ。米国では「タイタニック」に次ぐ史上第2位の興収、5億3300万ドル強を記録。

くど過ぎます。
ジョーカーがくど過ぎて辟易しました。本作を高評価される方が多いのを知ったうえで鑑賞しました。確かにジョーカーを演じたヒース=レジャーの作品です。主役のバットマンの影の薄さは想像以上でした。前作『バットマン ビギンズ』よりも世界観にリアリティが出ています。そのため、ジョーカーの病的ともいえる悪行が必要以上に冷酷非道に映ってしまいついていけません。さらに警察の無能ぶりが際立ちました。想像を絶した凶悪な存在にもかかわらず、普通の犯罪者と同じような扱いで逃げられてしまい被害が大きくなっていく過程は観ていて歯痒いだけでした。追い討ちをかけるようにバットマン自身がえらく悩んでしまって、八方ふさがりが延々と続きました。凄い作品なのに爽快感がほとんどありません。
新バットマンシリーズで非常に疑問に感じていたのは、ヒロインの美人度でした。マギー=ギレンホールは大作のヒロインに相応しい美しさはありません。そのために悲劇性が高まらず、バットマンの究極の選択は「やっぱりね」という感想しか持てませんでした。続編が作られるのは間違いないでしょうから、ヒロインのキャスティングには全力を注いで欲しいと思います。

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「フレッツ光メンバーズクラブ」への入会は大変だった

特典が贅沢なので、NTT東日本が12月7日に開始したフレッツ光契約者向け会員制プログラム「フレッツ光メンバーズクラブ」に入会することにしました。フレッツ光を我が家に導入したのは2003年12月です。長期顧客としてNTTに貢献してきていますので特典の数々をありがたく頂戴しましょう。

・入会・年会費無料
・入会特典で2000ポイントがプレゼント
・OPEN記念としてイチロー直筆サインボールのプレゼントなど

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写真の入会用ページの「新規登録はこちら」ボタンから「お客さまID」と「アクセスキー」を用意すれば簡単に手続きが完了すると思いました。しかし、大間違いで約2時間ほど時間がかかりました。
最初の接続可能かの判定が×で、ナビゲーションに従って接続ソフトを導入しても繋がりません。何度も判定が×になる場合にはサポート電話するよう案内されていました。

最初のサポート担当者から、入会手続きにはフレッツ・スクウェアの接続が必要と告げられ、フレッツ・スクウェア接続サポートを案内されました。そういえば、パソコンを交換してからフレッツ・スクウェア接続を止めていました(接続環境の図をNTT東から引用)。

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次の接続専任担当者から、ブロードバンドルーター(RT-200KI)のPPPoEでインターネット接続してしておらず、パソコンから直接接続しているようだと診断されました。そこでパソコンのPPPoEを外しました。次にRT-200KIのファームウェア更新を行って、設定画面でフレッツ・スクウェアの接続を作成し、ようやく接続に成功しました。

自分で環境設定しようとして1時間、サポートに電話して1時間の計2時間をかけてようやく入会登録を完了しました。

目玉の2000ポイントはすぐに付与されていますが、「Edy」、「nanacoギフト」、「ニンテンドーポイントプリペイドカード」 などの提携先へのポイントプログラム交換は12月下旬が来年1月中旬に延期されていました。

会員向けコンテンツでは、2006年にシアターコクーンで上演された『労働者M』が6Mのハイビジョンクラス映像が配信されています。さわりだけ数分観ましたが流石にクリアな映像です。年末年始の休みに鑑賞したいと思います。さらに、12月24日から「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」第1話が配信開始です。また、12月17日に東京ドームで行われた韓流4大スター、イ=ビョンホン、ウォンビン、チャン=ドンゴン、ソン=スンホンの奇跡のイベント「韓流フォーカード」が1月15日から3月15日まで独占無料配信されます。

不況にもかかわらずNTT東日本は太っ腹です。いろいろなメリットがあるようです。フレッツ光を利用されている方は入会をお薦めします。

ちなみに、NTT東日本は11月20日にリリースで「フレッツ光メンバーズクラブ」開始の目的を次のように述べています。

NTT東日本は、700万を超える「フレッツ光」ご契約者様と充実したコミュニケーションを図り、一層絆を深め、引き続きご愛顧いただくため、会員制プログラム「フレッツ光メンバーズクラブ」(以下、本プログラム)を平成21年12月7日(月)(予定)より開始します。

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2009.12.24

映画『ルイスと未来泥棒』(お薦め度★★)

監督、スティーヴン=J=アンダーソン。脚本、ミシェル=ボックナー。原作、ウィリアム=ジョイス『ロビンソン一家のゆかいな一日』。原題『MEET THE ROBINSONS』。2007年米。アニメ映画。声の出演、ダニエル=ハンセン(ルイス)、ウェズリー=シンガーマン(ウィルバー)、ニコール=サリヴァン(フラニー)、ハーランド=ウィリアムズ(カール)、アンジェラ=バセット(ミルドレッド)、スティーヴン=J=アンダーソン(未来泥棒)。

作品紹介(WOWOWから引用)
W・ジョイスの傑作児童文学「ロビンソン一家のゆかいな一日」を下敷きに、自分の未来と家族を守るため、謎の悪党に立ち向かう天才発明少年の活躍を描く物語。ディズニー・ファミリーの一員となったピクサー・スタジオで、「カールじいさんの空飛ぶ家」などの傑作を送り出しているJ・ラセターを製作総指揮に迎え、現在・過去・未来を飛び回る大冒険アニメーションに仕上げている。未来世界のユニークな登場人物たちと、巧妙に張られた伏線、そして家族の絆というテーマが見事に調和した、新世代のディズニー映画らしい作品となった。

驚くべき駄作です。
キャラクターデザインが「トイ・ストーリー」シリーズ、背景して描かれる未来社会は『ロボッツ』に似ていて、3Dアニメとして映像は高品質です。劇場公開時に観に行こうとしたのですが、割と早く終了してしまって見逃してしまいました。WOWOWで放映されることになり、久しぶりに海外アニメ作品を字幕版で鑑賞しました。

開始早々、アメリカン・ジョークというかアメリカン・コメディというか調子っぱずれでぶっ飛んでいます。常軌を逸した主人公たちの行動についていけません。始まりから1時間ほど延々と続きます。終盤になってストーリーが立ち直ってくれたのでなんとか観るに耐えられましたが、ディズニー作品でこれほど登場人物の設定を外しているのは珍しいのではないでしょうか。未来泥棒の正体が明かされ、真相が語られるとあまりにせこくて悲惨な内容にがっかりさせられます。

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2009.12.23

KIOSK(キヨスク)にセルフレジが導入された

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首都圏のキヨスクにセルフレジが次々に導入されています。今月に入って初めて気付いたときには大発見と思ったのですが、インターネットで調べてみると2004年4月2日の朝日新聞に試験導入の記事がありました。

スイカ、キヨスクでの利用試験はじまる 東京駅など3駅

店員の素早い客さばきが「売り」のJR東日本の駅売店「キヨスク」の東京都内の3店で2日から、ICカード乗車券「Suica」(スイカ)が試験的に使えるようになった。店員による対応のほか、お客さんが自ら品物のバーコードを機械で読みとらせてスイカで支払う「セルフレジ」も導入した。

スイカが使えるキヨスクは東京駅、新宿駅、上野駅にそれぞれ1店でスタートした。

大分前から利用されてきて、いよいよ本格的に導入されたようです。
それにしても違和感があります。対面販売の狭い店でセルフレジを使うシーンがイメージできないので不思議でしかたありません。夕方の空いている時間帯に、好奇心の強い小学生低学年の子ども達が興味本位で購入する姿を見かけました。たまに通勤時に中高年の男性が何人か利用しているのを見ました。しかし、何故わざわざ店員が目の前にいるのに使い方を学習して利用しなければならないのでしょうか。

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利用の仕方についてA4版のチラシが常備されています。主な使い方は次の通り。

①商品のバーコードを読み取らせて、Suicaをタッチして支払い。
②新聞は画面上で商品を選択して、Suicaをタッチ。
③タバコ・お酒は購入できない。

2006年から正社員を順次パートに切り替えた影響で、不慣れな店員が増えたため商品購入に時間がかかるようになったので、利便性を向上させることが目的のようです。労働力不足と高齢化の将来に向けて人件費や教育費を抑えるためにシステムで補完するしか手立てが無いのでしょうね。

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2009.12.21

映画『カールじいさんの空飛ぶ家<デジタル3D/日本語吹替版>』(お薦め度★★★)

監督、ピート=ドクター、ボブ=ピーターソン。脚本、ボブ=ピーターソン、ロニー=デル=カルメン。2009年米。アニメ映画。声の出演、飯塚昭三(カール=フレドリクセン・78歳の老人)、松元環季(エリー・カールの妻)、立川大樹(ラッセル・ボーイスカウトで8歳の少年)、松本保典(ダグ・犬語翻訳機をつけた犬)、(ケヴィン・伝説の怪鳥)、大塚芳忠(アルファ・マンツの犬軍団のリーダー)、大木民夫(チャールズ=F=マンツ・伝説の冒険家)。ピクサー10作目にして、初めて人間が主人公の物語。

ストーリーテリングが完璧です。
イマジネーションは非常に素晴らしい。タイトルからは予想も出来ない夢が溢れるエピソードが詰まった見事な作品です。

ピクサーは本当に期待を裏切りません。ただし、9作目となる前作『WALL・E/ウォーリー』から評価が★3つを連続しています。どうも心に訴えかける物語の深さが弱くなってきたように感じます。ディズニーブランドと共存するようになって、物語の内容が単純になってきたように感じます。どうも主人公と他のキャラクターとの関係が整理され過ぎているのが原因のように感じます。ファミリー向けを意識するあまり万人に理解されるために、わかりやすさにウェイトが置かれるようになってしまったのではないでしょうか。映像の表現力は文句無しのクオリティですが、感動させる物語の濃度が下がっているように思います。観終えたときの満足度は高いものの、最新作になるほど記憶に残りにくくなっているようです。

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2009.12.20

TBSは何を考えているのか?ドラマ「JIN-仁-」の最終回はひどい(怒)!

11月23日に日刊サイゾーが予告した通りのことをTBSは実行してしまいました。

「視聴率好調のTBSドラマ『JIN -仁-』最終話が視聴者を激怒させる!?」

あきれました。折角の傑作を...
まさかとは思っていましたが、放送局としての倫理観は無いのでしょうか?
最終回になっていません。しかも何の予告も出しませんでした。
亀田選手のボクシング番組も愚劣でしたが、ドラマでも大ひんしゅくです。
こんなことをしていると視聴者はTBSを本当に見捨てるでしょう。

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2009.12.19

ドラマ「外事警察」[全6話](お薦め度★★★)

制作統括、訓覇圭。演出、吉村芳之。脚本、古沢良太。原案、麻生幾『外事警察』。2009年NHK土曜ドラマ。社会派サスペンス作品。出演、渡部篤郎(住本健司・警視庁公安部外事4課主任)、石田ゆり子(下村愛子・住本班の協力者)、尾野真千子(松沢陽菜・外事4課研修生)、片岡礼子(五十嵐彩音・警視庁公安部外事4課、元公安1課)、北見敏之(金沢涼雅・警視庁公安部外事4課、元外事2課)、滝藤賢一(久野秀真・警視庁公安部外事4課、元外事1課)、渋川清彦(森永卓也・警視庁公安部外事4課、元公安1課)、山本浩司(大友遥人・警視庁公安部外事4課)、平岳大(久保田 岳・豊島南署時代の松沢陽菜の先輩刑事)、遠藤憲一(倉田俊貴・警察庁警備企画課理事官、「ZERO」と呼ばれる部署のトップ)、余貴美子(村松久美・内閣官房長官)、石橋凌(有賀正太郎・警察庁警備局長)。

エピソード
#1 テロリスト潜入!
#2 協力者
#3 囮(おとり)
#4 裏切り
#5 突入
#6 その男に騙されるな  

重苦しいドラマでした。
最終回を観終わってもスッキリしません。映画「インファナル・アフェア」シリーズを彷彿とさせるダークサイドに振り切ったストーリーで、これまでに無い異色のドラマでした。二転三転する圧倒的なサスペンスは圧巻です。脚本が極めて優れており、重厚でシャープな映像が映画並みに表現されていました。ドラマ枠の中でこれだけのクオリティ出せた手腕はたいしたものです。

ただし、エンターテインメント作品としては物足りなさを感じました。テロに対して絶対的なリアリティの無い日本において、国際テロリストが爆発物を大量に製造して要人を狙うという設定は無理があるように思います。もう少し説得力のある内容で構築されていれば傑作になったのではないでしょうか。

キャスティングは文句無しでしょう。主役の渡部篤郎の演技力には改めて驚かされました。尾野真千子も良いですね。片岡礼子の好演はアッパレです。余貴美子、石橋凌、遠藤憲一は非の打ちどころがありませんでした。

【関連記事】
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2009.12.18

韓国ドラマ「カインとアベル」[全20話](お薦め度★★)

監督、キム=ヒョンシク。脚本、パク=ゲオク。出演、ソ=ジソブ(イ=チョイン)、シン=ヒョンジュン(イ=ソヌ)、ハン=ジミン(オ=ヨンジ)、チェ=ジョンアン(キム=ソヨン)、キム=ヘスク(ナ=ヘジュ・ポソン大学病院副院長でソヌの母)、チャン=ヨン(イ=ジョンミン・ポソン大学病院長でソヌの父)、ハ=ユミ(キム=ヒョンジュ・救急医学科医局長)、クォン=ヘヒョ(キム=ジングン・麻酔科の医師)、ユン=ギウォン(パク=スラク・脳神経外科医でチョインの親友)、アン=ネサン(チョ=ヒョンテク・脳神経外科医局長)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)

「バリでの出来事」「ごめん、愛してる」などのTVドラマ、今年日本公開された『映画は映画だ』、邦画『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』などの映画で日本のファンにも絶大な人気を誇る韓国の人気男優、ソ・ジソブ。人気絶頂だった2005年から2年半の兵役に行ったソ・ジソブが、ついにTVドラマにカムバック。ファンに大歓迎されると共に、今年2~4月に韓国SBSで放送されて高視聴率をマークした話題のドラマが「カインとアベル」。日本へのお目見えはWOWOWの放送が初めてとなる。

共に医師である弟チョイン(ソ・ジソブ)とその兄ソヌ(TVドラマ「天国の階段」や日本のドラマ「輪舞曲~RONDO~」のシン・ヒョンジュン)。共に信頼しあう仲のいい2人だったが、ソヌが愛する女性歌手ソヨン(「コーヒープリンス1号店」のチェ・ジョンアン)がチョインを愛しているのではないかとソヌが疑いはじめ、また兄弟の父もソヌよりチョインを可愛がっていたこと、そして医師としての能力の差が、次第にソヌのチョインに対するジェラシーを大きくしていき…。チョインとソヌという兄弟の激しい葛藤と闘い、そして運命と愛をドラマチックに描いた大作だ。

共演は他にも、モデル出身女優のハン・ジミンら。中国ロケを敢行したスケールの大きさ、迫真の医療シーンも迫力たっぷり。現在は中韓合作映画『ソフィーの復讐(原題)』でチャン・ツィイーの恋人役を演じているソ・ジソブの魅力を、ぜひ本ドラマでも堪能したい。

エピソード
#1 二人の天才医師
#2 悲劇の始まり
#3 狙われた弟
#4 記憶のかけら
#5 二人の兄
#6 チョインの死
#7 救いの手
#8 それぞれの傷
#9 新たな生活
#10 愛した思い出
#11 辛い告白
#12 再会
#13 悲しい報復
#14 疑惑の真相
#15 静かなる逆襲
#16 暴かれた陰謀
#17 罪と罰
#18 報われない愛
#19 追憶
#20 愛と憎しみの果て

第1話で感じさせた圧倒的なリアリティは第2話から失速します。これほど初回の印象から外れる作品も珍しいです。舞台が中国に移ってからは急速にリアリティは無くなってしまいました。ハイレベルなドラマだと思っていたのが大間違いでした。チョインが何度も死の淵から生還する場面を繰り返し観せられたことにより、生死に対する感覚が麻痺してしまいます。そんなところでソヨンを巡る兄と弟の三角関係、兄が弟の殺しを依頼すること、病院内でのセンター設立の闘争も全てが平板化してしまいました。要するにドラマ性はどうでも良くなってしまいます。残るはどう決着をつけるのかだけにしか興味は無くなりました。そして迎えた最終回でしたが、はっきりとしない情緒的な結末となってしまいました。

それにしても伏線を用いずに、謀略が本人から吐露されるのでサスペンス性は皆無、後は兄弟の口論による駆け引きを情に訴えるだけで物語を引っ張りました。ソ=ジソブとシン=ヒョンジュンの演技力が無ければ成り立たなかったドラマといえます。

中国ロケを敢行し、脱北者の要素を加えたグローバル感のある作品でスタートしながら、最後は極めて内輪の兄弟の葛藤だけに収束してしまう志の低さに驚かされました。例えば、弟が完璧に手術を成功させ兄を元通りにして、兄は警察に自首して罪を償うといったラストを用意すれば作品力があがったのではないでしょうか。ともかく寝たきりの父親の手紙で事を丸く納める手法は古くさく陳腐でがっかりさせられました。

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TSUTAYAオンラインショッピングで漫画『家庭教師ヒットマン REBORN!』を大人買い-2009クリスマスプレゼントその2

『家庭教師ヒットマン REBORN!』の正しい読み方は「かてきょー ひっとまん りぼーん」です。原作者は天野明。『週刊少年ジャンプ』で2004年から連載中で、単行本が第27巻まで刊行されています。2006年10月よりテレビ東京系でアニメ化され12月12日で163話が放映されています。子どもがアニメを観始めたのでクリスマスプレゼントに1巻から最新巻まで購入しました。『エースをねらえ!』以来の久々の大人買いです。

セブンネットショッピングで購入を考えていましたが、初日のトラブルで混乱しているようなのでTSUTAYA オンラインショッピングを試してみました。考えてみればnanacoポイントよりもTポイントのほうが利用頻度が高いので、こちらを使うほうが素直です(笑)。当然ながらTモール経由での利用となります。

丁度“クリスマス★セール”(12月1~25日)で、Tポイントが2倍になる“ダブルアップ★キャンペーン”実施中なのでエントリーし、オンラインショッピングを開始しました。全巻セットで販売されていないので検索で一覧を表示させ、1巻ずつチェックして買い物かごに入れての注文になりました。巻ごとに「1~3日中にお届け」と「4~16日中にお届け(取り寄せ)」が表記されています。在庫があるものと取り寄せの2つに分かれています。“まとめて配送(一括)”と“分割して配送”の指定ができますので分割にしました。

12月10日:注文
12月12日:一部商品到着(在庫14巻:写真)
12月17日:全部商品到着(取り寄せ13巻)

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初めて利用しましたが、分割されて一部の商品がいち早く届くのでストレスを感じさせません。Tポイントも利用できるので漫画本を購入するショップとして悪くありませんでした。配送料もamazonと同じで1500円以上は無料(現在はキャンペーンで1500円以下でも無料)になっています。さらに12月14日にはメールで「はじめてのお買上げありがとうキャンペーン」ということでギフト券300円(3000円以上購入で利用期限2010年01月13日23:59迄)をもらいました。

ところで、漫画の内容ですが、よくわかりません。
主人公が中学生の少年(通称ダメツナ)の元に、家庭教師としてヒットマン(殺し屋)を名乗るリボーンという名の赤ん坊が現れ、10代目ボスとして立派に育て上げる物語のようです。漫画もTVアニメもそれなりに人気があるようですが、興味が沸きません。しかし、子どもが好きなのでいつか機会を見つけて単行本を読んでみたいと思います。TVアニメは遠慮します。

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2009.12.17

映画『ハンサム★スーツ』(お薦め度★★★)

監督、英勉。脚本、鈴木おさむ。2008年日本。コメディ映画。出演、塚地武雅(大木琢郎・定食屋の主)、谷原章介(光山杏仁・ハンサム・スーツを着た琢郎)、北川景子(星野寛子・美人アルバイト)、佐田真由美(來香・カリスマモデル)、大島美幸(橋野本江・アルバイト)、池内博之(狭間真介・琢郎の親友)、本上まなみ(谷山久恵・琢郎の友人で真介の彼女)、佐々木希(玲美・人気モデル)、山本裕典(大沢勇気・モデル)、ブラザートム(米沢明・ベテラン店員)、温水洋一(本江の父)、中条きよし(白木店長)、伊藤明賢(沢田店員)、伊武雅刀(神山晃・モデル事務所の社長)、住田隆(山田隆夫・定食屋の常連)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)ハンサムになれる不思議なスーツを手に入れたブサイク男は、果たして人生を変えられるのか? ドランクドラゴンの塚地武雅が本来の姿、イケメン俳優の谷原章介が変身後の主人公を演じたドタバタコメディ。日本一忙しい放送作家の異名をとる鈴木おさむが脚本を手がけ、売れっ子CMディレクターの英勉が劇場映画初監督を果たした。鈴木おさむの愛妻である森三中・大島美幸も主人公に思いを寄せる女性役で出演。洋服の青山との全面タイアップやファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」とのコラボレーションも話題を呼んだ。

底抜けに明るいコメディで笑わせてもらいました。
鈴木おさむが脚本を担当した映画『ラブ★コン』は期待外れでしたので、本作はヒットしているの知りつつも、自分には合わない作品ではないかと心配していました。ところが、アイデアが抜群で予想以上でした。ハンサム・スーツは普通の背広をイメージしていましたが、『ゴーストバスターズ』のマシュマロマンのようなユーモラスな着ぐるみで意外性があり、アニメ風のかわいいキャラクターに仕上げたことで作品を成功に導いています。
変身ものコメディは必ず正体を暴こうと過剰なドタバタシーンが登場するのですが、いたって嫌味の無い展開で好感がもてました。ストーリー的には前半でオチがわかってしまいますが、わかっていても十分に楽しめる内容です。使っている音楽も良いセンスです。80~90年代の名曲をうまく組み込んでいて本作のテーマソングである渡辺美里の「My Revolution」で気分爽快にさせてくれました。
残念だったのは女優陣です。モデル出身の北川景子と佐々木希に演技力が感じられませんでした。2人とも人気と実力があると評価されているようですが、本作ではキレイなだけで存在感に乏しくピンと来るものはありませんでした。

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2009.12.16

ボーイング787ドリームライナー、ファーストフライト

AFPBB News(文末に引用)で記事を読んで、すぐにYouTubeで動画を観ようとしましたが何故かありません。そこで米ボーイング社のサイトに行き初飛行のビデオを確認しようと思いました。「Boeing 787 Dreamliner Milestones」に動画コンテンツがありますが、12月14日の滑走路での前輪が持ち上がるまでの走行テストだけしかありません。
ニュース記事を渡り歩いたところ、CNET Japanに「ビデオ:初飛行するボーイング新型機「787 Dreamliner」」に掲載されていました。

雨模様の中、水しぶきを上げながら滑走路を飛び立つ様子を確認できました。ヘリコプターと小型機が離陸の様子を追っていました。

やっと勇姿を見ることが出来て感慨深いです。日本での初飛行も話題になるでしょう。さぁて、いつ頃乗ることができるでしょうか?非常に楽しみです。

ボーイングB787「ドリームライナー」、ようやく初飛行

2009年12月16日 09:14 発信地:エバレット/米国

【12月16日 AFP】開発スケジュールが大幅に遅れていた米ボーイング(Boeing)の次世代ジェット旅客機、B787「ドリームライナー(Dreamliner)」が15日、米ワシントン(Washington)州で初飛行を成功させた。同社の将来がかかる同型機の開発は大きな節目を越えた。

 曇天のなか午前10時27分(日本時間16日午前3時27分)にボーイングの工場に近いペインフィールド(Paine Field)空港を機体が離陸すると、集まった人たちから大きな拍手がわき起こった。

 尾翼に大きく「787」の文字を塗装された試験飛行用の機体は12日に最終機能試験をパスし、この日の初飛行を待つばかりとなっていた。

 3時間8分の初飛行で、マイク・キャリカー(Mike Carriker)とランディ・ネヴィル(Randy Neville)の両操縦士は、環境管理システム、油圧、構造、エンジン、安定性など主だった機能をテストし、機体に搭載された計測器機がリアルタイムでデータを地上に送った。

 B787は新素材や最新の航空技術を活用し、従来の機種より最大20%少ない燃料で長距離の飛行が可能になっている。

 ボーイングの幹部が匿名を条件にAFPに明かにしたところによれば、B787の2号機の試験飛行は12月22日に予定されている。

 2004年4月に開発計画が始まったB787は、相次ぐ技術的なトラブルで開発スケジュールが2年以上遅れ、当初2008年前半に予定されていた全日本空輸(All Nippon Airways 、ANA)への引き渡しは2010年後半に延期されている。(c)AFP/Veronica Smith

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2009.12.14

映画『ミスト』(お薦め度★★★)

監督・脚本、フランク=ダラボン。原作、スティーヴン=キング『霧』。2007年米。ホラー映画。R-15指定。出演、トーマス=ジェーン(デヴィッド=ドレイトン)、マーシャ=ゲイ=ハーデン(カーモディ夫人)、ローリー=ホールデン(アマンダ)、アンドレ=ブラウアー(ノートン)、ウィリアム=サドラー(ジム)、フランシス=スターンハーゲン(アイリーン)、ネイサン=ギャンブル(ビリー=ドレイトン)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」と、キング原作の映画化で実績を残してきたダラボン監督だが、本作ではぐっとショッキングでホラー性が高い「霧」の映画化に挑戦。霧の中から次々と現れるモンスターたちの不気味な外見や残忍な暴れぶりも怖いが、何より一番恐ろしいのは非常事態の中、常軌を逸していく一部の登場人物。また原作と異なるラストも賛否両論呼んだほどの衝撃度だが、監督によれば原作者キングも気に入ったとか。監督は本作のモノクロ版も製作(コレクターズ・エディションDVDに収録)。そちらも怖いと評判だ。

不条理なラストが衝撃的でした。
濃霧に囲まれるだけでも不安感が襲うのに、さらに霧の中にはグロテスクで凶暴な怪物がいる状況では極限まで追い詰められるのは当然のことです。しかも一部の人々が極度の集団ヒステリーに陥ってはどうしようもありません。主人公達の選択は納得できました。それゆえに過酷な最後に何んとも言えない空しさを感じました。集団パニックのホラーとしては良くできた作品でした。かなり怖いです。

いまや実験的に非常に小さいもののブラックホールを作ろうとしている現代において、本作は単なる荒唐無稽な作り話ではないのではと考えてしまいました。もしかすると今後起こりうる信じられないような出来事を予言しているのかもしれません...ナ~ンチャッテ。

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2009.12.13

映画『誰も守ってくれない』(お薦め度★★★★)

監督、君塚良一。脚本、君塚良一、鈴木智。2008年日本。主題歌、リベラ「あなたがいるから」。社会派ドラマ映画。出演、佐藤浩市(勝浦卓美・東豊島署刑事)、志田未来(船村沙織)、松田龍平(三島省吾・東豊島署刑事)、柳葉敏郎(本庄圭介)、石田ゆり子(本庄久美子)、木村佳乃(尾上令子・精神科医)、佐々木蔵之介(梅本孝治・新聞記者)、東貴博(佐山惇・梅本の後輩)、佐野史郎(坂本一郎・東豊島署暴力犯係係長)、津田寛治(稲垣浩一・東豊島署一係刑事)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「踊る大捜査線」シリーズを手がける脚本家・君塚良一が、同作のリサーチの中から生まれた構想を、自らの監督で描いた話題作。犯人側の人権ばかりを重んじると非難される警察の葛藤、知る権利を盾に弱い立場の容疑者一家を追い詰めるマスコミやネットの暴力性などの重いテーマを扱いながら、「踊る~」シリーズで培ったスピーディな展開を加味し、一級の社会派エンタテインメントに仕上げて見せた。「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市が刑事を好演、彼が保護する少女にドラマ「14才の母」の志田未来。共演は松田龍平、柳葉敏郎など。

秀作です。胸に突き刺さりました。
今年1月に本作の4ヶ月前に起きた事件を描いた対のドラマ「誰も守れない」を観て、劇場鑑賞を見送ったのは大失敗でした。フジテレビの上手な番宣に乗せられてはいけないと考えすぎて映画を過小評価してしまいました。これほど素晴らしい作品だとは想像していませんでした。TVドラマよりも深い人間模様が過酷に迫ってきます。"加害者家族の保護"というテーマで刑事と少女との逃避行によって、現代が抱えてしまった情報化社会の暗部をえぐり出します。正義の名の下に暴徒化するマスゴミ(コミ)とプライバシーを徹底的に暴こうと暴走を加速するネットの恐怖がリアルで絶望的です。

キャスティングが文句無しでした。佐藤浩市の公私共に追い詰められる迫真の演技、殺人犯の妹という難しい役に体当たりした志田未来、被害者遺族の複雑過ぎる想いを表現した柳葉敏郎の3人は特に見事でした。脚本、演出、編集も高レベルです。そしてリベラの天使のような歌声が非常に効果的で圧倒されました。君塚良一は監督としても大成されると思います。

本作は観なければならない映画です。日本映画製作者連盟は9月9日に、来年3月にロサンゼルスで行われる第82回アカデミー賞の外国語映画部門の日本代表に本作を選出しています。今年の『おくりびと』に続いてアカデミー賞を受賞するだけの価値ある作品だと思います。

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2009.12.12

「カラフルせんせい」-2009クリスマスプレゼントその1

3年近く前に購入したタカラトミーの知育玩具「2カラーせんせい」が子ども達に非常に受けました。毎日のように使われてきたのでハニカムスクリーンの三分の一がコマオチしてそろそろ寿命です。そこでおえかき玩具として3代目となる「カラフルせんせい」を購入しました。「2カラーせんせい」よりも色数が増えた上位モデルだとばかり考えて購入しました。

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取り寄せてわかったのですが、写真のように下地が複数なだけで「2カラーせんせい」のような赤黒2色が扱えるわけでなく、各エリア毎に単色の下地となっていることがわかりました。上位モデルではなく下位モデルに相当するようです。単なる勘違いでした。実物を試さずに購入するとこのような失敗が起こります。しかしながら、子ども達は喜んでくれて絵を描いて楽しんでいます。とりあえずセーフでした。

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2009.12.11

映画『ハピネス』(お薦め度★★★)

監督、ホ=ジノ。脚本、ホ=ジノ、イ=スキョン、シン=ジュンホ、ソ=ユミン。原題『幸福』、英題『Happiness』。2007年韓国。悲恋映画。出演、イム=スジョン(ウニ)、ファン=ジョンミン(ハン=ヨンス)、キム=ギチョン(プナム)、キム=ジング(ヨンスの母)、コン=ヒョジン(スヨン・ヨンスの元カノ)、リュ=スンス(ドンジュン)、パク=インファン(ソック)、シン=シネ(療養所所長)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「四月の雪」や話題作「きみに微笑む雨」など胸を打つ恋愛映画の名手ホ・ジノ監督が、時に甘く、時に残酷な愛のうつろいを綴ったラブストーリー。仕事も恋愛もうまくいかず、おまけに肝硬変で療養所に入った男が、難病を抱えながらけなげに生きるヒロインと恋に落ちる。一度は永遠を誓い合った2人だったが……。「サイボーグでも大丈夫」のイム・スジョンが、美少女イメージを脱皮して献身的な大人のヒロインを熱演。一方「ユア・マイ・サンシャイン」のファン・ジョンミンも、気ままに生きてきた優柔不断な男を好演した。

あまりにやるせない映画です。

どうして、こんなにも献身的で健気なヒロインを捨てられるのでしょうか。難病を抱えた者同士が、清く慎ましく生きるという生活が脆くも崩れてしまうのが苦しいほどに残酷です。都会の夢に破れたのに再び戻り、さらに落ちてゆく男の気持ちが理解できません。そんな男を最後まで受け入れる女性の深さに涙が止まりませんでした。そして迎えるエンディングはタイトル通りの幸福感を残しました。愛することの難しさを改めて考えさせる佳作です。

ヒロインを演じたイム=スジョンは本当に素晴らしい。これほど儚げで狂おしいほどに切ない演技は超一級でした。彼女が出演した作品は『アメノナカノ青空』『箪笥』『Sad Movie (サッド・ムービー)』に続いて4本目になりますが、一番印象に残ると思います。順調にキャリアを積んでいると感じました。

ホ=ジノ監督は、最近になるほど良くなっていると感じます。本作の後に撮影された『きみに微笑む雨』が好印象だったので、期待できると予想していました。今後も注目すべき韓国人監督のひとりだと思います。

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2009.12.10

映画『フライング☆ラビッツ』(お薦め度★)

監督、瀬々敬久。脚本、山名宏和。原作、深田祐介『フライング・ラビッツ 新世紀スチュワーデス物語』。2008年日本。スポーツ映画。出演、石原さとみ(早瀬ゆかり)、真木よう子(垣内千夏)、渡辺有菜(早瀬ゆかり)、滝沢沙織(水野樹)、柄本佑(三木卓也)、酒井彩名(相原芽久美)、鹿谷弥生(藤野弥生)、吉瀬美智子(ラビッツOG)、光石研(部長)、堀内敬子、藤代敦子(久ヶ沢徹)、哀川翔(玄海・ゆかりの父)、木村祐一(配送業の婚約者)、八木亜希子、白石美帆(谷本美咲・コーチ)、大杉漣(常務)、高田純次(林監督)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)バスケットボールにまったく縁がなかったヒロインが、誤解から就職先の日本航空で女子バスケチーム“JALラビッツ”の選手に登録されてしまうのだが……。実在のチームをモデルにした青春スポーツ映画の話題作! 夢だったキャビンアテンダントとしての仕事と共に、思わぬ事から参加することになったバスケチームの一員としても奮闘するヒロインのひたむきな姿が清清しい。主演はドラマ「パズル」などの石原さとみ。他、真木よう子、白石美帆、高田純次ら多彩なキャストが集結する。ポルノグラフィティが担当した主題歌も話題を呼んだ。

お寒い映画でした。
ANAが協力した『ハッピーフライト』の公開が2008年11月15日で、JALが登場する本作は3ヶ月先の2008年9月13日に公開されています。偶然なのかわかりませんが、ほぼ同時期に映画でANA対JALが実現していたようです。いまやJALは経営悪化で政府主導の事業再生が計画されています。作品の中でJALのロゴが映るたびに痛々しさが伝わってきました。それ以上に内容が痛くてどうしようもありませんでした。『ハッピーフライト』とは比べものにならず、久しぶりに★1つの評価が出てしまいました。

感染列島』の瀬々敬久監督です。コメディタッチで締りがありません。選手たちの勤務時と練習時、プライベート時の区別が無くメリハリがないため、画面に緊張感が出ません。脚本も低レベルで何を描きたいかがわからずスポーツものでありながら、感動のかの字も感じさせませんでした。ともかくリアリティがない。主人公の服務規程違反のエピソードは話の流れから必然性が無く馬鹿げています。実話だとしたら即クビでしょう。ありえません。

キャスティングも失敗しています。高田純次と哀川翔に演じさせた人物は変人でした。どうしてこのような人物像にしたのか謎です。まったく作品のトーンに合っていません。主人公の石原ひとみは全く馴染めませんでした。演技が上手い下手という以前にハートが感じられません。どのシーンでも表情の裏は別人格のような違和感があります。サスペンスやホラーならハマルかもしれませんが、この女優は本作でさらに苦手になりました。

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2009.12.09

セブンネットショッピングは散々な船出

12月8日にセブンネットショッピングが開店しました。本・雑誌・CD・DVDの専門店セブンアンドワイが総合ショッピングに生まれ変わりました。今までセブンアンドワイを利用したことが無かったのですが、セブンネットショッピングになったことで、早速手続きを行いました。

①Yahoo! JAPAN IDで利用できるので、個人情報のみ登録してログイン。
②nanacoカード番号を登録。

商品購入でnanacoポイントがそのまま使えます。セブンイレブンなどのリアル店舗ではnanacoポイントは電子マネーに交換が必要で、ポイント交換手数料が必要です。それがセブンネットショッピングでは直接nanacoポイントを1ポイント1円で利用できるのが大きな特長です。

利用環境が整ってから、12月22日まで実施のオープンキャンペーンに応募しました。40点の中から選ぶ豪華商品です。初日ということで、サイト全体のレスポンスが遅く、検索や商品に辿り着くのに時間がかかります。とても使えるスピードではありませんが、開店祝いということで何か商品を購入しようとサイトを巡りました。操作性は悪くありません。

おもちゃなどの品揃えはまだまだで値段も高い印象です。やはりどこで買っても同じ値段の商品を選択するのが無難のようです。そこで「こだわり専門店」に出店している「シャボン玉石けん」を購入することにしました。リアルなショッピングモールと同じように専門店を設けています。オンラインショップでこのような形態が成功するのか疑問ですが、固定客にとっては購入しやすい作りになっています。

セブン-イレブン受取で送料・手数料無料で、 宅配の場合1500円以上で送料無料です。近くにセブン-イレブンが無いので宅配にしました。昨晩23時頃に「注文確定する」ボタンを押したのですが、サーバービジーで注文できたかわからない状態で終了してしまいました。

結局、初日のご祝儀購入は出来ませんでした。本日カートを確認したところ注文が残っていたのでキャンセルしました。

ところで、トップに「お詫びとお知らせについて」のリンクが貼ってありました。引用します。

 このたびは、セブンネットショッピングを12月8日にご利用いただきました一部のお客様に、商品の誤表記により大変ご迷惑をお掛けいたしました。深くお詫び申し上げます。

 今般の原因は、商品登録時の人為的なミスによる、ケース売価の単品売価への誤表記や、商品名における商品入り数の入力違い等によるものです。

 従いまして、誤表記商品に対するご注文につきましては、大変申し訳ございませんが、お取り消しとさせていただきます。何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

 なお、当該商品をご注文いただきましたお客様に対しましては、二千円分の郵便為替をお送りすることを以ちまして、お詫びに代えさせていただきます。

 現在、当該商品につきましてはご購入いただけない状態にさせていただいておりますが、順次修正し、ご購入いただけるようにさせていただきます。

 このたびは、大変ご迷惑をお掛けいたしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。
                                                                

以上



2009年12月9日
株式会社セブンネットショッピング

昨日のサイトが重かったのはこの辺りの事情が絡んでいるようです。告知文だけでは分からなかったのですが、J-CASTニュースで「10億円の工具がなんと5万円 セブン&アイまたまた「ミス販売」」の記事が出ていました。「2012年度には売上高1000億円を目指す」とセブン&アイ・ネットメディアの後藤克弘社長が発表しているようですが、前途多難な船出になりました。

ちなみにTモールからのリンクは12月9日現在も旧セブンアンドワイままです。うまく連携が取れていません。当面は稼動が安定するまで購入は見送ります。今後に期待ですね。

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2009.12.08

ケータイ向けGoogle音声検索は驚異!

本当でしょうか?!
昨日(12月7日)、「Google Japan Blog」で「Google 音声検索」のリリースを知りました。
詳細を説明したページに飛び、ビデオガイダンスで実際の使用例を観ましたが、驚くべき内容です。
Android (docomo HT-03A など)とiPhoneにアプリケーションをインストールして簡単に利用できるようです。音声認識の精度が高く、検索時間も短時間でした。人混みの中でもしっかり検索できていました。

すぐにでも使ってみたいですね~!
AndroidとiPhoneを使う意味が出てきました。

それにしても、本当にビデオ通りに音声入力出来るのでしょうか。
5年以上前にパソコンで音声認識ソフトを導入して、音声入力で文章を書こうとしたことがありました。かなり使えるような宣伝文句が書いてありましたが、全く使い物になりませんでした。
その当時のソフトは次の弱点がありました。

①音声入力する人の声を登録しなければならない。
音声マイクから例文をハッキリと録音してソフトに認識させなければなりませんが、時間がかかるし音声認識の閾値が狭くてなかなか登録できませんでした。
②他の人の声や雑音が入ると認識できない。
少しでも本人以外の音が入ると全く受け付けなくなります。誤変換のレベルではなく、意味不明の文字が並んで入力が終了してしまいました。

静かな室内でアナウンサーのごとく声を出しても、音声入力は出来ませんでした。数万円かけて徒労に終わり非常にガッカリしたのを覚えています。最近の音声入力の実力は知りませんが、劇的に改善されたという話は聞いた事がありません。パソコンの能力が向上しても使い物になる音声入力は無理なのだろうと考えてきました。

ところが、Googleはケータイ向けとはいえ壁を突破したのかもしれません。
実際に使える日が待ち遠しいです!!

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2009.12.05

映画『なくもんか』(お薦め度★★★)

監督、水田伸生。脚本、宮藤官九郎。2009年日本。人情コメディ映画。出演、阿部サダヲ(下井草祐太)、瑛太 (下井草祐介)、竹内結子(山岸徹子)、塚本高史(金城大介)、皆川猿時(トシちゃん)、片桐はいり(みどり)、鈴木砂羽(下井草祐子・祐太と祐介の母)、カンニング竹山(山岸正徳・祐太の育ての親)、高橋ジョージ(桜井・弁当屋)、陣内孝則(桂谷壮一郎・環境大臣)、藤村俊二(ボーダーシャツの男・偽楳図かずお)、小倉一郎(中やん・豆腐屋)、光石研(加々美昌弘・「金城ブラザーズ」のマネージャー)、伊原剛志(下井草健太・祐太と祐介の父)、いしだあゆみ(山岸安江・山岸正徳の妻)。『舞妓 Haaaan!!!』でチームを組んだ監督・脚本・主演トリオが再び結集した作品。

カオスなイケてるコメディです。
『舞妓 Haaaan!!!』と同様に、ありえない主人公を突き詰めたキャラクターで織り成す人情ドラマでした。人間関係が複雑です。しかし、脚本と演出が優れているので整理して鑑賞することが出来ました。よくぞここまで入り組んだ設定にしたものです。何故かずっと観ていたい映画でした。

キャスティングは文句無しでしょう。阿部サダヲはハマっているし、竹内結子の吹っ切れた演技はお見事でした。瑛太も良いですね。
家族らしくない人間同士を、家族に収束させる物語は圧巻でした。『舞妓 Haaaan!!!』よりレベルダウンしていますが、素晴らしい作品です。

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『宙博(そらはく)2009』に文句を言いたい!

時間の無駄でした。
招待券をもらったので、雨模様でしたが子ども達と東京国際フォーラムへ行きました。子ども料金1人分800円がかかりました。

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東京国際フォーラムの展示フォール2が会場です。ビジネス関連の展示会で何度も訪れていますが、壮大な宇宙の展示場としてはスペースキャパが小さ過ぎます。案の定、ヒトヒト人の超満員でした。狭い会場なのに目玉となる展示物がありません。子ども向けの体験コーナーが所狭しとあるものの小規模過ぎです。そもそもオアゾにある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無料ショールームの展示物程度しかありませんでした。陳腐な展示でお金を取るのははっきり言って「けしからん!!」です。

唯一納得できたのは「エリーカ」の展示でした。実物を見るのは初めてです。

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14時過ぎに会場入りしたのに既に子ども達に記念品を配るためのスタンプラリーの台紙も品切れでした。入場して数十分で出ました。せっかく有楽町まで来たのにこのまま帰る訳にはいきません。そこで、道を挟んで隣の新国際ビルにある「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ丸の内店」に寄りました。アニメ「夢色パティシエール」を監修している青木定治パティシエのお店です。お茶にしようかと思いましたが、ケーキなどが通常の2倍の価格なので断念しました。庶民にとっては高級過ぎます。

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仕方が無いので急遽、映画「なくもんか」をTOHOシネマズ有楽座で鑑賞しました。子ども達に大好評でリカバリーは成功しました。レビューはこちらです。

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2009.12.04

映画『うた魂(たま)♪』(お薦め度★★★)

監督、田中誠。脚本、栗原裕光、田中誠。2008年日本。学園コメディ映画。出演、夏帆(荻野かすみ・七浜高校合唱部ソプラノパートリーダー)、ゴリ(権藤洋・湯の川学院高校合唱部部長)、石黒英雄(牧村純一・七浜高校生徒会役員)、岩田さゆり(青柳レナ・七浜高校生徒会役員)、薬師丸ひろ子(瀬沼裕子・七浜高校合唱部臨時顧問)、亜希子(松本楓・七浜高校合唱部部長)、徳永えり(野村ミズキ・七浜高校合唱部ピアノ伴奏担当)、矢部裕貴子(篠原由紀・七浜高校合唱部一年生)、増元裕子(岡田佐緒里・七浜高校合唱部一年生)、山本ひかる(山田桜子・七浜高校合唱部一年生)、ともさかりえ(黒木杏子・七浜ケーブルテレビディレクター)、利重剛(荻野康平・かすみの父)、中村久美(荻野あゆみ・かすみの母)、間寛平(荻野知恵蔵・かすみの祖父)、ゴスペラーズ(本人役・審査員)。

中途半端でした。
合唱部というアイデアは見事ですが、コメディとして過剰だったり物足りなかったりで全体をまとめ切れていません。特に重要なキャラクターを湯の川学院高校合唱部部長をゴリに演じさせたので余りにマンガチックになってしまいました。主人公の家族の描き方もヘタです。特にかすみの祖父を演じた間寛平は失敗していました。彼を起用すべきでは無かったと思います。

しかしながら、うぬぼれの強いナルシストの少女が挫折して、いろいろなことに気付いて成長するストーリーは納得できました。挫折するきっかけも説得力がありました。物語を構成している中核の部分がしっかりとしていたので、コメディ作品でなく真っ向勝負の青春映画であってもイイ線行っていたと思います。夏帆はコメディでも安心できる若手女優だということを証明しました。等身大の女子高生を熱演していました。敵役の青柳レナを演じた岩田さゆりも好演していています。演技派の夏帆に対等に渡り合っていました。

いろいろ弱点があるものの、もう一度観たくなる作品です。オープニングとラストの夏帆が歌っているシーンは抜群の画(え)になっています。清々しい映像で目に焼きつきました。

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2009.12.03

サントリー「ザ・ストレート」が見当たらず、「サッポロ 麦とホップ」に戻った矢先にリニューアルだ!

近所のイオンで棚からサントリー「ザ・ストレート」が姿を消しつつあります。ここのところ晩酌を控えていたので、気付かなかったのですが6缶ケースで売っていません。たまたま在庫が切れているわけではないようです。Yamayaでも冷蔵庫に並ばなくなっています。9月にリニューアルしたばかりなのに競合に敗れてしまったのでしょうか?大ヒットするという予想を外しました。非常に気に入っていたのでショックです。和風キムチと抜群の相性で特筆すべきものがありました。

仕方なく、以前から飲んでいた「サッポロ 麦とホップ」を購入しました。実は今年4月から「ザ・ストレート」を飲み続けたので、8ヶ月間遠ざかっていました。そのため8月にリニューアルした「麦芽2倍」のアイキャッチが入った新商品は飲んでいませんでした。久しぶりです。更にビールに近づいた印象で飲み応えがありました。この旨さなら「サッポロ 麦とホップ」に戻っても納得です。新・田村正和と旧・田村正和の掛け合いCM通りの商品でした。

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と、再会を味わっていたところ、昨日(12月2日)サッポロビールから「サッポロ 麦とホップ」にとって3度目のリニューアルがリリースされました。「ドイツ産アロマホップ」を一部使用して、さらにビールに近づけるそうです。2代目以上に旨いのか楽しみです。

リリースを引用します。

「サッポロ 麦とホップ」リニューアル~「ドイツ産アロマホップ」を一部使用で、ますます「ビールと間違えるほどのうまさ」へ~

サッポロビール株式会社(本社・東京、社長・福永勝)は、「サッポロ 麦とホップ」の中味及びパッケージをリニューアルすると共に、新たに缶250mlをラインアップに加え、2010年1月27日(水)に新発売します。
さらに、発売と同時に、「限定醸造 麦とホップ “やわらか小麦”が当たる!キャンペーン」を展開し、リニューアルのスタートダッシュを図ります。
今回のリニューアルでは、原料の発泡酒において原材料の配合を一部見直し「ドイツ産アロマホップ」を一部使用、麦のうまみにホップの芳醇な香りが加わり、「ビールと間違えるほどのうまさ」をさらにアップさせました。
パッケージは、ベースの金色の色調、ロゴのデザイン・配色を変更、視認性を向上させ、よりお客様に手に取っていただけるデザインにすると共に、品質感・高級感もアップさせました。
「麦とホップ」は、発売後1年となった今年6月から、11月まで、6ヶ月連続で前年の販売実績を更新、10月19日には、累計5億本(350ml缶換算)を突破し、当社の新ジャンルの主力ブランドとして、順調に成長しています。
9月には、業界初となる新ジャンル「樽詰」を全国発売し、低価格メニュー業態を中心に、大変ご好評をいただいています。
当社は、新ジャンルのパイオニアとして、「サッポロ 麦とホップ」の中身品質、ラインアップ共に充実させ、あらゆるシチュエーションでお客様に満足いただき、2010年にさらなる飛躍を遂げたいと考えています。

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亡国の予兆か?!学研の「学習」と「科学」が休刊してしまう

昭和40年代、小学校生のほとんどが「学習」と「科学」を購入していました。学校の紹介で講堂前で購入していました。確か両方を買う人は少なかったようです。男の子は「科学」、女の子は「学習」を主に選んでいたように記憶しています。

「科学」の教材で夏に冷蔵庫の氷をボールに入れてお塩を加えて、試験管に割り箸を突っ込んでアイスバーを作って弟と2人でおいしいと言いながら食べたことを思い出しました。高度成長期の子供時代に“科学する心”をこの雑誌に育んでもらいました。

休刊は時代の流れとはいえ残念です。思った以上に少子化が深刻度を増しているのかも知れません。このままでは日本はどうなるのでしょうか。将来の労働力不足は見通しが立たないようです。「移民」政策がにわかに脚光を浴び始めています。「学習」と「科学」の休刊はある出版社の1つの商品寿命が尽きたという小さな出来事かもしれませんが、実は来るべき悲惨な日本の将来を予兆しているのかもしれません。

本日学研ホールディングスが次のリリースを出ました。

『学習』『科学』休刊のお知らせ 2009年12月03日

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、当グループが発刊しております1946年(昭和21年)創刊の『学習』は“「できる」よろこびと深く学びとるチカラを”をコンセプトに、1957年(昭和32年)創刊の『科学』は“小さな発見・大きな感動・科学っておもしろい!”をコンセプトに、多くのお子様に長い間愛され親しまれてまいりました。

しかしながら、児童数の減少やニーズの多様化等の市場環境の変化による部数の減少のため、誠に勝手ながら『学習』は2009年度冬号(2010年1月1日発行)、『科学』は2009年度3月号(2010年3月1日発行)の発行をもちまして休刊させていただくことになりました。

『学習』『科学』で培ってきた子どもたちを育む力は、これからも各種の科学関連教材や「科学実験教室」等に随時活かしていく所存です。

皆様の永年のご愛顧に心から感謝申し上げますとともに、突然の休刊案内にて大変恐縮ではございますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

株式会社学研ホールディングス 代表取締役社長 遠藤洋一郎
[発行会社] 株式会社学研ネクスト 代表取締役社長 碇秀行
[企画制作会社] 株式会社学研教育出版 代表取締役社長 矢崎悦男

2009年10月1日、株式会社学習研究社が持株会社制に移行し、株式会社学研ホールディングスに社名を変更、株式会社学研教育出版・株式会社学研ネクストなどに分社化いたしました。

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2009.12.02

ドトールコーヒーが11月25日からTポイントを導入していた

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仕事の打合せで東京メトロ神谷町駅前のドトールコーヒーショップに入ったところ、Tポイントが11月25日から始まっているのを知りました。

ドトールコーヒーショップ約1000店舗とエクセルシオール・カフェ約180店舗で導入されたようです。

貯まる:100円につき→1ポイント
使 う:10ポイント→10円分

リリースを確認したところ、ドトール・オリジナルTカード(入会金年会費無料)も発行するそうです。
約3341万人のTカード会員へのアプローチで、来客数の増加につなげたいとしています。

ロッテリアやドトールなどの利用頻度の高い店が提携先に増えるのは大歓迎です。

TポイントとTカードの総合サイト「T-SITE」のお知らせがRSSに対応していないので、情報が後手に回りました。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)には是非ともRSSの導入を図って欲しいと思います。

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2009.12.01

映画『シャッター』(お薦め度★★)

監督、落合正幸。脚本、ルーク=ドーソン。原題『SHUTTER』。2008年米。ホラー映画。出演、ジョシュア=ジャクソン(ベン)、レイチェル=テイラー(ジェーン)、奥菜恵(メグミ)、デヴィッド=デンマン(ブルーノ)、宮崎美子(アキコ)、山本圭(ムラセ)。タイ映画『心霊写真』をハリウッド資本で落合正幸監督でリメイク。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) Jホラー・ムービーの世界的ブームの仕掛け人、一瀬隆重プロデューサーが、「感染」の落合正幸監督と再度コンビを組み、2004年発表のタイ映画「心霊写真」を、ハリウッド資本で、スタッフ・キャストはハリウッドと日本の混成、撮影はほぼ全編日本ロケというスタイルでリメイク。全米初登場第3位にランクインするヒットを記録した、話題のスピリチュアル・スリラーがこれ。「ドーソンズ・クリーク」のJ・ジャクソンと「トランスフォーマー」のR・テイラーが主役の新婚夫婦に扮するほか、奥菜恵が戦慄の演技を披露。

オリジナルは予想外の怖さがありましたが、リメイクは予想通りほとんど怖くありませんでした。
落合正幸監督作は『感染』のみ1本観ただけですが、この監督では怖い作品にならないだろうと踏んでいました。そもそもリメイクと言っているものの、ほとんど物語の内容はかけ離れており、オリジナルを連想させる要素はありません。ハリウッド映画なので脚本には力が入っていましたが、普通に在り来たりな展開です。ストーリーは辻褄が合っており筋が通っていました。そのため、ホラーでありながら、理不尽さもなく納得できてしまいました。演出も特別なものはありませんでした。Jホラーが得意とするところの心理的な怖さとは違い、オリジナルは生理的な怖さなので日本人監督にはどだい無理なのだと思います。落合正幸監督と奥菜恵は共にハリウッドでビューとなりましたが、本作ではインパクトを残すことは出来なかったと思います。

キャスティングはどちらかというと良くない印象です。奥菜恵は好演したとは言い難い演技でした。登場した米国人俳優をほとんど知らない中で、ドラマ「HEROES/ヒーローズ」でヒロ=ナカムラの親友役ジェームズ=カイソン=リーだけがわかりました。韓国出身です。日本人の雑誌編集長役で出演していました。

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