映画『ダークナイト』(お薦め度★★★)
監督、クリストファー=ノーラン。脚本、ジョナサン=ノーラン、クリストファー=ノーラン。原題『THE DARK KNIGHT』。2008年米。SF映画。出演、クリスチャン=ベイル(ブルース=ウェイン/バットマン)、ヒース=レジャー(ジョーカー)、アーロン=エッカート(ハービー=デント検事/トゥーフェイス)、ゲイリー=オールドマン(ゴードン警部補)、マイケル=ケイン(アルフレッド)、マギー=ギレンホール(レイチェル=ドーズ)、モーガン=フリーマン(ルーシャス=フォックス)。ヒース=レジャーは、本作撮影終了直後の2008年1月に28歳の若さで亡くなった。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)アメコミ生まれの人気者バットマンの活躍は何度も映像化されてきたが、複雑な内面を持つ“闇のヒーロー”として描き直したのが05年の映画「バットマン ビギンズ」。そしてバットマン(前作に続いて「ターミネーター4」のC・ベール)が新たな敵ジョーカーと対決する続編が本作。バットマンもカッコいいが、やはり真の見ものは良心をかけらも持たない悪役ジョーカーとそれを異様な迫力で演じきり、他界後にアカデミー助演男優賞に輝いたH・レジャーの激演だ。米国では「タイタニック」に次ぐ史上第2位の興収、5億3300万ドル強を記録。
くど過ぎます。
ジョーカーがくど過ぎて辟易しました。本作を高評価される方が多いのを知ったうえで鑑賞しました。確かにジョーカーを演じたヒース=レジャーの作品です。主役のバットマンの影の薄さは想像以上でした。前作『バットマン ビギンズ』よりも世界観にリアリティが出ています。そのため、ジョーカーの病的ともいえる悪行が必要以上に冷酷非道に映ってしまいついていけません。さらに警察の無能ぶりが際立ちました。想像を絶した凶悪な存在にもかかわらず、普通の犯罪者と同じような扱いで逃げられてしまい被害が大きくなっていく過程は観ていて歯痒いだけでした。追い討ちをかけるようにバットマン自身がえらく悩んでしまって、八方ふさがりが延々と続きました。凄い作品なのに爽快感がほとんどありません。
新バットマンシリーズで非常に疑問に感じていたのは、ヒロインの美人度でした。マギー=ギレンホールは大作のヒロインに相応しい美しさはありません。そのために悲劇性が高まらず、バットマンの究極の選択は「やっぱりね」という感想しか持てませんでした。続編が作られるのは間違いないでしょうから、ヒロインのキャスティングには全力を注いで欲しいと思います。
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コメント
こんばんは!!
ご無沙汰しております!!
この正月休みに日頃、映画を観れない私は、
“ダークナイト”と“ザ・レスラー”を観ようと
無い空き時間をやりくりしながら考えていたんですが、、、、、、
どうしょ???
投稿: Kutz-chang | 2009.12.26 00:51
>Kutz-changさん、こちらこそご無沙汰しております。ブログは拝見させていただいているのですが、コメントできずすいません。
両方ともに話題作なのでご覧になってください。
『ザ・レスラー』は観たい作品でしたが見逃しましたので是非レビューをお願いします。
『ダークナイト』は今後も語り継がれる作品なので、観られたほうがよろしいと思われます。こちらもレビューお願いします。
投稿: erabu | 2009.12.26 10:13