映画『シャッター』(お薦め度★★)
監督、落合正幸。脚本、ルーク=ドーソン。原題『SHUTTER』。2008年米。ホラー映画。出演、ジョシュア=ジャクソン(ベン)、レイチェル=テイラー(ジェーン)、奥菜恵(メグミ)、デヴィッド=デンマン(ブルーノ)、宮崎美子(アキコ)、山本圭(ムラセ)。タイ映画『心霊写真』をハリウッド資本で落合正幸監督でリメイク。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用) Jホラー・ムービーの世界的ブームの仕掛け人、一瀬隆重プロデューサーが、「感染」の落合正幸監督と再度コンビを組み、2004年発表のタイ映画「心霊写真」を、ハリウッド資本で、スタッフ・キャストはハリウッドと日本の混成、撮影はほぼ全編日本ロケというスタイルでリメイク。全米初登場第3位にランクインするヒットを記録した、話題のスピリチュアル・スリラーがこれ。「ドーソンズ・クリーク」のJ・ジャクソンと「トランスフォーマー」のR・テイラーが主役の新婚夫婦に扮するほか、奥菜恵が戦慄の演技を披露。
オリジナルは予想外の怖さがありましたが、リメイクは予想通りほとんど怖くありませんでした。
落合正幸監督作は『感染』のみ1本観ただけですが、この監督では怖い作品にならないだろうと踏んでいました。そもそもリメイクと言っているものの、ほとんど物語の内容はかけ離れており、オリジナルを連想させる要素はありません。ハリウッド映画なので脚本には力が入っていましたが、普通に在り来たりな展開です。ストーリーは辻褄が合っており筋が通っていました。そのため、ホラーでありながら、理不尽さもなく納得できてしまいました。演出も特別なものはありませんでした。Jホラーが得意とするところの心理的な怖さとは違い、オリジナルは生理的な怖さなので日本人監督にはどだい無理なのだと思います。落合正幸監督と奥菜恵は共にハリウッドでビューとなりましたが、本作ではインパクトを残すことは出来なかったと思います。
キャスティングはどちらかというと良くない印象です。奥菜恵は好演したとは言い難い演技でした。登場した米国人俳優をほとんど知らない中で、ドラマ「HEROES/ヒーローズ」でヒロ=ナカムラの親友役ジェームズ=カイソン=リーだけがわかりました。韓国出身です。日本人の雑誌編集長役で出演していました。
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