« 映画『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』(お薦め度★★★) | トップページ | ブックオフ、コミックの買取価格 »

2010.01.10

ドラマ「ハゲタカ」[全6話](お薦め度★★)

演出、大友啓史、井上剛、堀切園健太郎。脚本、林宏司。原作、真山仁『ハゲタカ』『バイアウト』。2007年NHK放送、経済ドラマ。出演、大森南朋(鷲津政彦・ホライズン・インベストメントワークス・ジャパンの代表)、ティム(アラン=ウォード・鷲津の部下)、志賀廣太郎(中延五郎・鷲津の部下)、嶋田久作(村田丈志・鷲津の部下)、柴田恭兵(芝野健夫・三葉銀行のエリート社員)、中尾彬(飯島亮介・三葉銀行常務)、佐戸井けん太(沼田透・三葉銀行広報部長)、栗山千明(三島由香・東洋テレビ経済部記者)、小市慢太郎(野中裕二・由香の上司)、松田龍平(西野治)、 宇崎竜童(西野昭吾・老舗旅館『西乃屋』経営者で治の父)、永島暎子(西野史子・治の母)、三谷昇(西野泰三・昭吾の父)、冨士眞奈美(大河内瑞恵・サンデートイズ社長)、小林正寛(大河内伸彰・瑞恵の長男)、岡本信人(百瀬敬一・サンデートイズ常務)、菅原文太(大木昇三郎・大空電機会長)、大杉漣(塚本邦彦・大空電機社長)、田中泯(加藤幸夫・大空電機社員。レンズ研磨のプロ)、イアン=ムーア(アルバート=クラリス・外資ファンド代表)、松重豊(大賀康男・大空電機新社長)。イタリア放送協会(RAI)主催の第59回イタリア賞でドラマシリーズ番組部門賞受賞。

エピソード
#1 日本を買い叩け!
#2 ゴールデン・パラシュート
#3 終わりなき入札
#4 激震!株主総会
#5 ホワイトナイト
#6 新しきバイアウト

映画版も作られた評判の良いドラマなので観ましたが、同じスタッフで制作されたドラマ「外事警察」よりも落ちます。
第3話までは脚本、演出ともにシャープで群を抜くストーリー展開でしたが、第3話の終わりから失速してしまいます。明らかに演出過剰に陥りました。CMのようなカット割を多投して仰々しい描き方を繰り返します。さらに脚本は様々な要素を加えすぎて肥大化する一方なのに情緒的にまとめようまとめようとします。まさに後半は劇画調の安っぽいドラマに成り下がりました。大体これだけの経済事件でありながら、必ず関わってくるのが、大森南朋、柴田恭兵、松田龍平、栗山千明が演じる登場人物たちです。しかも解決が図られてしまうという様は呆れてしまいました。何んと世界観の狭いことでしょう。しかもこの4人が善人として振舞う嘘くささにうんざりさせられました。全6話であれば第3話までの内容で制作すべきドラマでした。

|

« 映画『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』(お薦め度★★★) | トップページ | ブックオフ、コミックの買取価格 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ドラマ「ハゲタカ」[全6話](お薦め度★★):

» ハゲタカ(ドラマと映画) [Akira's VOICE]
ドラマと映画の感想  [続きを読む]

受信: 2010.08.17 10:30

« 映画『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』(お薦め度★★★) | トップページ | ブックオフ、コミックの買取価格 »