« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010.01.31

奇跡のイベント「韓流フォーカード ~FOUR OF A KIND~」

フレッツ光メンバーズクラブのスタート記念として1月15日から3月15日まで独占無料配信されているコンテンツ、昨年12月17日に東京ドームで行われた韓流4大スター、イ=ビョンホン、ウォンビン、チャン=ドンゴン、ソン=スンホンの奇跡のイベント「韓流フォーカード」を鑑賞しました。

“韓流四天王”が勢揃いするビッグイベントなので昨年ニュースになった頃から興味がありました。今回の入会特典としてライブ映像が観れるので非常に得をしたと思っていました。ところが、ライブ映像のダイジェスト版といった内容でした。何をやったのかは掴めましたが、詳細はカットしてあります。無料配信コンテンツなので仕方が無いところですが、物足りません。まあ、目玉の朗読劇が確認できただけでも儲け物ですが...

忙しすぎる韓流4大スターを集めて企画を行うのは相当難しかったはずです。4人のスケジュールがよくぞ揃ったものです。忙しすぎて事前に練習することが難しい彼らに、高額のチケット代に見合った企画は何をするのか気になっていました。選択肢が限られている中でクライマックスを映像付きの朗読劇にしたのはベストの選択だったと思います。配信されたものを見る限りそれなりに満足させられるプログラムだったのではないでしょうか。

1人ひとりを紹介した際の各々の声援の大きさは次の順でした。

1位 イ=ビョンホン
2位 ソン=スンホン
3位 ウォンビン
4位 チャン=ドンゴン

順位としては順当だと思います。日本で受けたドラマの数がその差になって現れたとは思いますが、チャン=ドンゴンが他3人と比べて明らかに一段落ちるのは少し意外な気がしました。俳優としての実力からすれば遜色は全くないのですから、人気というものは不思議です。

イ=ビョンホンだけが韓国でドラマ「アイリス」の撮影を前日深夜まで行っていて当日日本入りしたため、疲れた雰囲気が伝わってきました。数時間前にクランクアップしていたのでほとんど寝ていなかったようです。ソン=スンホンは日本語で挨拶をしたりして一番好感が持てました。一番愛嬌がありました。次いでチャン=ドンゴンでした。ウォンビンはナイーブなのかナーバスなのかよくわからない様子で、作品に出ているときの若者らしさが感じられずギャップがありました。

ちなみに、本配信コンテンツだけで評価すると★2つとなります。ダイジェスト版では仕方ありませんね。ただし、歴史的ともいえる4人が競演したステージが観れたのは価値がありました。

<イベントデータ>
--------------------------------------------
【コンテンツ】(フレッツ光メンバーズクラブHPから引用)

全篇/再生時間:71分45秒

1)オープニング~4人のトーク/再生時間:6分23秒
  フォーカードの華やかな登場シーンから4人のトーク、トータライザーを使った質問コーナー

2)ソロステージ/再生時間:6分23秒
  フォーカード1人ずつとのトークおよび特技披露など

3)朗読劇/再生時間:46分21秒
  今回の目玉!フォーカードによる朗読劇。さらに、会場でも見られなかったメイキング映像も!

4)フィナーレ/再生時間:10分53秒
  フォーカードから皆様へ、感謝をこめて送る最高のフィナーレ!

 ※配信スピードは3M、1M、500Kの3つ。3Mで視聴したがあまり鮮明ではなかった。

【チケット発売情報】(電子チケットぴあ から引用)
「韓流フォーカード ~FOUR OF A KIND~」
奇跡が揃った。韓流フォーカード、韓流4大スター夢の競演が実現。

《 チケット発売情報 》:
総合演出に秋元康を迎え、
リレーインタビューや個人コーナーなど4人の俳優の魅力を余すところなく引き出すべく企画。
笑いあり、涙ありのここでしか味わえない興奮の2時間半。
そして何といっても今回の目玉は、秋元康書下ろしのソウル駅を舞台に繰り広げられる生で見られるドラマ。
失明を宣告された映画監督、イ・ビョンホン、
鉄砲玉を命じられたやくざ、ウォンビン、
破産した起業家、チャン・ドンゴン、
指名手配中の結婚詐欺師、ソン・スンホン、
プロローグを飾る映像の撮影は、実際のソウル駅で行われた。
4月の雪」のホ・ジノ監督による映像は舞台の上で行われる4人のセリフと交わり
史上初、韓流スターによる生舞台をつくりだす。
それぞれの事情を抱え、ソウル駅で列車を待つ4人の男たち、
列車が遅れた2時間で4人の運命は新たな展開を迎える。
この続きは12月17日東京ドームでヴェールをぬぐ。
もう二度と観られない、最初で最後の夢の競演!

公演期間:2009/12/17(木) 昼12:30開演 夜18:30開演
全席指定-15,800円/2F指定席-9,800円

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.01.30

フレッツ光メンバーズクラブ入会1ヶ月で3700ポイントになりました!

NTT東日本は太っ腹です。フレッツ光メンバーズクラブに入会しただけで僅か1ヶ月で3700ポイントになっていました。
ポイント明細は次の通り。

----------------------------------------------------------------
2010/01/28 1400 フレッツ光ご愛顧キャンペーンボーナスポイント※
2010/01/28 300 お客様情報追加ポイント
2009/12/23 2000 入会ポイント

※フレッツ光開通7年目
----------------------------------------------------------------

早速ポイントプログラム交換を行おうと確認したところ、トピックスに次の掲載がありました。

2010/01/12 ポイントプログラムのセレクトグッズ交換、プレゼント申し込み、提携サービスポイント交換がスタートしました!

電子マネーEdyへの交換にしました。フレッツ光メンバーズクラブ1000ポイントがEdy1000円分になります。1度の申し込みで1口(1000円分)です。とりあえず試しに1口申し込みました。

改めて氏名とメールアドレス、電話番号を入力しなければなりません。

交換申し込み後、最大2ヶ月後に、EdyギフトIDがメール送付されるそうです。時間がかかりますが楽しみに待ちたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.29

映画『アメリカン・ギャングスター』(お薦め度★★★)

監督、リドリー=スコット。脚本、スティーヴン=ザイリアン。2007年米。クライム映画。R-15指定。出演、デンゼル=ワシントン(フランク=ルーカス)、ラッセル=クロウ(リッチー=ロバーツ)、ルビー=ディー(ママ=ルーカス)、キューバ=グッディング=ジュニア(ニッキー=バーンズ)、ジョシュ=ブローリン(トルーポ)、キウェテル=イジョフォー(ヒューイ=ルーカス)、THE RZA(モーゼス=ジョーンズ)、コモン(ターナー=ルーカス)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)大都市NYでカリスマ性と度胸を武器にギャングの頂点にのし上がっていく男と、家庭生活より仕事を大事にする猛烈刑事。アクションを絡めて“対決”という題材を得意とする大物R・スコット監督(「グラディエーター」「ワールド・オブ・ライズ」他でもクロウと組んだ)らしく、戦う男たちの世界を骨太のタッチで描き切った、迫力満点の佳作だ。驚くべきラストまで実話が下敷きなのも見ごたえに貢献。ワシントンとクロウの初顔合わせに加え、短い出演ながらアカデミー助演女優賞にノミネートされたベテラン、R・ディーの存在感も光る。

リドリー=スコット監督作としては、あっさりな作りでした。
実話に基づいた作品であると冒頭のテロップで表示されますが、リアリティはそれほど感じません。ストーリーも所々説明不足でよくわかりませんでした。特に疑問に感じたのは、主人公のフランク=ルーカスが白昼堂々と多くの目撃者がいる前で敵対する人間を射殺したのに、逮捕されるわけでもなく、ニュースになるわけでもなく、何も無かったように進行するのがとても奇異に思えました。そもそもデンゼル=ワシントンが実在の人物を真似たとはいえ、ギャングの親玉には全く見えません。ラッセル=クロウが演じる刑事も家庭人失格のうえ、相棒の刑事を巻き込んでいながら突き放すという人物像がどうもしっくりきませんでした。作品の核となる二人が魅力の無いキャラクターでは面白くなるはずがありません。

物語としては驚くべき内容でした。ベトナム戦争時の米軍がヘロインを米国内に空輸していたことや、ギャングから警察が押収した麻薬を悪徳警官が横流ししてそれを薄めて再びギャングに売りつけることとか、フランク=ルーカスが逮捕されて司法取引をして、明らかになったのがニューヨーク市警の3/4が犯罪に手を貸していたこととか1960~70年代のニューヨーク社会が腐敗しきっていた姿は想像を絶していました。にもかかわらず、本作が映し出す風景はきれいで、裏社会の醜い汚さを描いておらず物足りなさを感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.28

映画『メッセンジャー』(お薦め度★★★)

監督、馬場康夫。脚本、戸田山雅司。原案、ホイチョイ・プロダクションズ。1999年日本。青春コメディ映画。出演、飯島直子(清水尚実)、草彅剛(鈴木宏法)、矢部浩之(横田重一)、京野ことみ(阿部由美子)、加山雄三(島野真)、別所哲也(岡野博)、小木茂光(太田量久)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「私をスキーに連れてって」「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」など、従来の日本映画にないセンスを誇るホイチョイ・プロとその代表、馬場康夫監督が、自転車VSオートバイというユニークな対決を、持ち前の娯楽精神たっぷりに活写した快作。道路渋滞が厳しい都心で、自転車はオートバイより速く走れるという大胆な説を、実在の地名もふんだんなシュミュレーション性の高いプロットを通じ、リアルに描いたのはホイチョイらしい力技。《若大将》ファンの同プロらしく、加山雄三をキャストに迎えた遊び心も楽しさいっぱい。

初鑑賞になります。なかなか楽しい作品でした。
自転車好きなので公開当時からかなり注目していた映画なのですが、ヒロインの飯島直子が大の苦手で断念してきました。いまだに演技力が無いので彼女を女優と呼ぶことができません。特にシリアスな場面での一本調子で平板となる深刻そうな表情はいただけません。しかしながら、馬場康夫監督作品は見逃したくないのでWOWOWで再放送されたのを機会に観ることにしました。

バブリーな香りが色濃く残る東京で、自転車の配送サービスを友情で成功させるサクセスストーリーです。映画で描かれてから11年経って自転車便(メッセンジャー)業界が成功しているのかはわかりませんが、排ガスに関係ない乗り物で道路渋滞の影響を受けないため、大都市においては今後も需要が無くなることはないでしょう。ホイチョイ・プロダクションズの先見性は高く、今観ても旧さを全く感じさせません。作品で使われた自転車特有のヘルメットや鞄、服装は今でも通用します。東京タワーをバックにした都会の描き方がグッドでした。

とにかく明るいトーンが気に入りました。バイク便とのバトルも大資本対小資本の戦いとしてわかりやすいうえに、さらにバイク便側が妨害工作をして判官びいきを煽る展開はお見事でした。脚本もテンポも申し分ありません。苦手な飯島直子はほとんどシリアスなシーンが無く、明るいキャラクターなので助かりました。若大将こと加山雄三の起用もバッチリでした。京野ことみの爽やかで可愛らしいライダー姿が印象に残りました。もっと早くに観るべきだったと反省しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.27

映画『シークレット・サンシャイン』(お薦め度★★)

監督・製作・脚本、イ=チャンドン。原作、イ=チョンジュン。原題『密陽』。2007年韓国。ヒューマンドラマ映画。出演、チョン=ドヨン(イ=シネ)、ソン=ガンホ(キム=ジョンチャン・自動車修理工場の社長)、チョ=ヨンジン(パク=ドソプ・犯人)、キム=ヨンジェ(イ=ミンギ・シネの弟)、ソン=ジョンヨプ(ジュン・シネの息子)、ソン=ミリム(チョンア・犯人の娘)、キム=ミヒャン(キム執事・薬局の奥さん)、イ=ユンヒ(カン長老・薬局の主)、キム=ジョンス(シン社長)、キム=ミギョン(洋品店の女主人)。ヒロインを「スキャンダル」のチョン=ドヨンが演じて2007年カンヌ国際映画祭女優賞。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)亡き夫の故郷に移り住み、新たな生活を始めた矢先、最愛の息子を誘拐・殺害され、絶望のどん底へと突き落とされたシングルマザーのヒロイン。そんな彼女が、心のよりどころを宗教に求めて入信するが、そこでも落胆を味わい、必死にもがき苦しむ様子を、「オアシス」のイ・チャンドン監督が抑えた演出でじっくりと描写。チョン・ドヨンの入魂の演技に加え、彼女をじっと見守るソン・ガンホ(「殺人の記憶」)のユーモラスな演技も絶品で見もの。

正直観たことを後悔しました。
気持ちの良い作品ではありません。チョン=ドヨンがカンヌ国際映画祭女優賞を受賞していますが、作品としてつまらなければどんなに演技が良くても評価に値しません。ヒロインは最初から偏屈な変人っぽさがありドン引きしました。彼女が事件の被害者家族となり一旦は宗教に救われたように見えたものの、結局は精神を病んでしまい、最後まで苦しみ続けます。したがって、彼女に対して少しも哀れみの気持ちが起きませんでした。共感できない主人公が正気でもない病気でもない状態で壊れていくだけの物語にしか映りませんでした。もう一人の重要人物である自動車修理工場の社長も変人です。ヒロインに対するお節介は度を越えています。ヒロインから疎まれているのに平気で近づく神経が常軌を逸していました。韓国人特有の人間関係なのでしょうか稀に韓国映画に登場します。俺には全くわかりませんでした。
とにかく日常的なドラマから一気に凄惨な事件に引き摺り込むストーリー展開は気分が悪くなりました。ドラマとしての定石を外しています。演出的にやってはいけない要素を持ち込んだとしか感じられませんでした。それでもラストで希望に繋がるものを用意してくれると期待したのですが、平凡なシーンで終ってしまいました。人生とはただただ病んでしまうほど苦しいものでしかないと描いています。これほど救いの無い映画も珍しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.26

映画『キサラギ』(お薦め度★★★)

監督、佐藤祐市。原作・脚本、古沢良太。2007年日本。サスペンス・コメディ映画。出演、小栗旬(家元)、ユースケ=サンタマリア(オダ=ユージ)、小出恵介(スネーク)、塚地武雅(安男)、香川照之(いちご娘)、酒井香奈子(如月ミキ)。

意外と面白い作品です。
マイナーアイドル・如月ミキが焼身自殺を遂げて1年経ち、ファンサイト通じて集まった5人が1周忌オフ会で初めて顔を合わせ、各々が彼女に対する自慢話で盛り上がります。やがて彼女の自殺に疑問を抱き始め死の真相を巡る怒涛の推理が進行する密室劇です。予想外の人間関係と事実が明らかになって行く展開は馬鹿馬鹿しくもサスペンス性が高く、最後まで二転三転する脚本は巧妙でした。最終的に5人全員が納得できる結論が導き出されてもコメディらしい軽さを一貫して維持しました。やはり佐藤祐市監督の演出は見事です。年明けに観たドラマ「最後の約束」でも到底面白くなりそうもない設定から、アイドルならではの爽快なストーリーに仕上げています。本作でもオタク5人の内輪話で終始しそうな物語を愉快な推理ものに作り上げています。最後の最後にエンドロールで如月ミキの生前のステージが流れますが、このナンセンスさも抜群でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.25

3代目「サッポロ 麦とホップ」は発売日よりも2日前に飲みました

あれっ?!確か明後日の1月27日に新発売されるリニューアル「サッポロ 麦とホップ」ですが、フライングで今日飲みました。通勤電車の交通広告のポスターが貼られていたので、帰宅途中でイオンに寄ったところ棚に並んでいたので購入しました。

よりマイルドになっています。芳醇な香りがしてノド越しが良くなっています。更に飲みやすくなりました。3代目は文句無しでしょう。

それにしても予告日よりも早く売られているのは珍しいです。

P1010317_2

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2010.01.24

映画『ウォンテッド』(お薦め度★★)

監督、ティムール=ベクマンベトフ。脚本、デレク=ハース、マイケル=ブラント、クリス=モーガン。2008年米。サスペンス映画。R-15指定。出演、ジェームズ=マカヴォイ(ウェスリー=ギブソン)、アンジェリーナ=ジョリー(フォックス)、モーガン=フリーマン(スローン)、トーマス=クレッチマン(クロス)、コモン(ザ・ガンスミス)、テレンス=スタンプ(ペクワースキー)、デヴィッド=オハラ(ミスターX)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) M・ミラーとJ・G・ジョーンズによるグラフィック・ノベルが原作だが、弾道をカーブさせる銃の撃ち方を筆頭に、常識では“ありえねー!”という仰天の銃撃戦&カーチェイスがたっぷり。全米興収が1億3400万ドルを突破した話題の大ヒット作だ。「トゥームレイダー」など、強い女を演じたら当代一のジョリーはやはりカッコよく、「つぐない」の新星J・マカヴォイも注目度は急上昇。監督はロシアで「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」を大ヒットさせ、本作でハリウッド進出したT・ベクマンベトフ。再びジョリー主演で第2作も作る予定。

妄想だらけで悪い冗談としか思えない作品でした。
冒頭の狙撃シーンで観るのを止めるべきでした。しかし、劇場公開時に本作の宣伝をかなりしていたことと、アンジェリーナ=ジョリーやモーガン=フリーマンが出演する映画なのでそれなりに面白いのではと考えて我慢しながら最後まで鑑賞してしまいました。全編を通じて物理的に全くありえないアクションシーンが延々と繰り返されました。本作の“目玉”シーンの数々は超能力者によるSF作品ならば納得できますが、人間世界で描かれるとついていけません。全くの駄作です。どんでん返しからラストに掛けて救いようの無い妄想が爆裂します。ティムール=ベクマンベトフ監督の作品は今後遠慮します。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.01.23

TSUTAYAの中古CD販売で『ラブストーリー』を購入しました

大好きな韓国映画『ラブストーリー』のオリジナルサウンドトラックを200円(安い!)で購入しました。TSUTAYAに雑誌を購入しに行ったついでに、CDをワゴンセールしているので何となく覗いたところありました。6年前に映画を観て、DVDを購入していました。女優・ソン=イェジンを知ることになった大切な作品です。何度も鑑賞した映画なので使われた音楽は覚えていました。改めてCDのクリアな音質で聴くのは良いですね。心の片隅に眠っていた温かくて切ない記憶が蘇ってきました。

【関連記事】
2004.02.05 『ラブストーリー』
2004.07.17 DVD『ラブストーリー』

P1010318_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.22

映画『レイクサイド マーダーケース』(お薦め度★★★)

監督、青山真治。脚本、青山真治、深沢正樹。原作、東野圭吾『レイクサイド』。2004年日本。R-15。サスペンス映画。出演、役所広司(並木俊介)、薬師丸ひろ子(並木美菜子)、柄本明(藤間智晴)、黒田福美(藤間一枝)、鶴見辰吾(関谷孝史)、杉田かおる(関谷靖子)、眞野裕子(高階英里子)、豊川悦司(津久見勝)、牧野有紗(並木舞華)、村田将平(藤間直人)、馬場誠(関谷拓也)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)発表する小説が相次いで映画・TV化されている人気作家の東野圭吾。本作は、2005年度の各種ミステリー・ベスト10の第1位を独占した彼の傑作ベストセラー「レイクサイド」を、「EUREKA ユリイカ」の青山真治監督が映画化した話題作。役所広司を筆頭に、薬師丸ひろ子、豊川悦司、柄本明等々、人気実力派のキャストがずらりと顔を揃えて息詰まる演技対決を披露し、現代の空無化した親子や夫婦のあり方を鋭く浮き彫りにする。

雰囲気があって、なかなか面白い作品でした。
TVで再放送されるたびに観ようとしていたのですが、何故か見逃してしまいやっと観ることができました。ホラータッチの密室劇サスペンスです。冒頭から陰鬱な主人公役の役所広司の佇まいが気になって、直ぐに作品の世界に入り込めました。湖畔の別荘で3組の親子が受験合宿という特異な状況で一見わかりやすい殺人事件が起こります。それを隠蔽しようとするのですが、何で?何で?と疑問に感じながらも、主人公と一緒になって観客も引き摺り込まれてしまう展開が見事でした。そして全く予想もしなかったラストに驚愕です。遺体を処理するシーンは生々しく、現場に立ち会っているような臨場感がありました。
演劇のような設定なので相当な演技力を要求されましたが、出演者全員が見事に応えていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.21

映画『もののけ姫』(お薦め度★★★★)

監督・原作・脚本、宮崎駿。プロデューサー、鈴木敏夫。主題歌、米良美一「もののけ姫」。1997年日本。アニメ映画。声の出演、松田洋治(アシタカ)、石田ゆり子(サン/カヤ)、田中裕子(エボシ御前)、小林薫(ジコ坊)、西村雅彦(甲六)、上條恒彦(ゴンザ)、島本須美(トキ)、渡辺哲(山犬)、佐藤允(ナゴの守)、名古屋章(牛飼いの長)、美輪明宏(モロの君)、森光子(ヒイさま)、森繁久彌(乙事主/エミシの長老)。

公開当時、宮崎駿の引退作といわれ、公開後すぐに映画館で観ました。LD(レーザーディスク)も購入しましたが、生々しい描写や重たい内容なので何回も観返すことはしなかった作品です。一番記憶にあるのは、声優としての石田ゆり子が素晴らしかったことです。それまで単なるカワイコちゃん女優と見ていたのですが、本作で観る目が変わりました。

年明け1月8日に日本テレビの金曜ロードショーでノーカット放映されたので子供たちと一緒に鑑賞しました。子供たちにとっては初めてになります。

改めてその映像に驚かされました。ワンカットごとに密度が濃い風景が描かれています。実写以上の贅沢な量感で迫ってきます。冒頭から畳み込む展開にいきなり宮崎ワールドに取り込まれました。流石です。森をを侵す人間とそこに土着する神々との壮絶な戦いに圧倒されます。それぞれが生きるために己の存在をかけて戦う様は壮絶であり、正義とか悪とかといった人間に都合の良い論理は通用しません。自然との戦いと共生、生きる大切さを壮大なドラマで描き切っています。今観ても全く輝きを失っていません。完成度の高さに再び感心させられました。なお、子供たちの感想は「凄い!スケールが壮大だった」とのことです。

久しぶりに再鑑賞したので、“宮崎駿監督作品”ランキングを行います。

1位 天空の城ラピュタ (1986)
2位 風の谷のナウシカ (1984)
3位 ルパン三世 カリオストロの城 (1979)
4位 となりのトトロ (1988)

5位 紅の豚 (1992)
6位 魔女の宅急便 (1989)
8位 千と千尋の神隠し (2001)
9位 もののけ姫 (1997)
10位 ハウルの動く城 (2004)
11位 崖の上のポニョ (2008)

やはり初期の作品が上位になります。5位以下はあえてランク付けしたらということで並べました。
上位4作品が傑出しています。その中でもやはりラピュタですね。冒険活劇として最高です。そしてナウシカ。映画館で観たときの衝撃は凄いものがありました。それまで認識されてきた実写映画に肩を並べることはないというアニメの常識を根本から覆す革命的な作品でした。次いでカリオストロ。ルパンの屋根での超人的な動きに圧倒され、切ないラストに心が奪われました。そしてトトロです。何十回も観たと思います。人間には夢が必要なんだということを素直に納得させてくれる絶品です。

| | コメント (8) | トラックバック (1)

2010.01.20

TVアニメ「BLEACH(ブリーチ)」にハマルかもしれない!

「BLEACH(ブリーチ)」の劇場版第3弾を年明けに鑑賞したことがきっかけで、テレビ東京系列で毎週火曜日18:00~18:30放映中のTVアニメを2週にわたって観ました。2004年10月5日に第1話がスタートしており、既に250話を超えています。

第253話 「虚閃!? 明かされた村正の正体」 2010年1月12日放送
第254話 「白哉と恋次、六番隊再び!」 2010年1月19日放送

話はほとんどわかりませんが、第254話の戦闘シーンでは鳥肌が立ちました。こんなにTVアニメで興奮したのは「新世紀エヴァンゲリオン」以来ではないでしょうか。ともかく護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)六番隊隊長の朽木白哉(くちき=びゃくや)がカッコいいですね~。緊迫した状況でも極めて冷静沈着に戦う姿にホレボレしました。戦うテンポに独特のタメがあって、よりキャラクターに対して感情を込めやすくなっています。うまい演出です。昔でいえば“眠狂四郎”に近いものがあるかもしれません。チャンバラ映画が好きだった方には絶対にお薦めです。もちろん「BLEACH(ブリーチ)」は時代劇ではありませんし、すでに6年も放映されていますので予備知識無しに観ても???だと思います。少なくとも俺のようにコミック第1巻だけは読んでおくべきでしょう。

漫画が連載されてから9年目でファンになるのは全く遅いですが、今後TVアニメは毎週視聴して行きたいと思います。放送済みの過去のエピソードは機会を見つけてレンタルしたいと思います。第252話×30分=126時間が必要です。およそ映画60本分ですね。

ちなみに、『BLEACH』の作者は久保帯人(くぼ=たいと)で、2001年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の少年漫画です。コミックスはすでに42巻が発行されており、累計発行部数は6000万部を突破しているそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2010.01.19

ドラマ「筆談ホステス ~母と娘、愛と感動の25年。届け!わたしの心~」(お薦め度★★)

北川景子の美しさを堪能できるドラマです。
彼女に注目していない俺にとっても女子高生からホステスまでどの姿も綺麗で美しく感じられましたので、ファンの方にはこたえられないドラマになったと思います。特に和服姿は絶品でした。耳が聞こえないというハンディキャップを乗り越えて銀座でホステス№1になるサクセスストーリーです。障害者の役を北川景子が好演していました。役に成り切るタイプではなく、役を取り込むタイプの女優のように映りました。ヒロインに注目して流れを追って素直に感動できるヒューマンドラマです。ヒロインの常連客が事業に失敗して意気消沈している際に、筆談で「辛」という字に横棒を1本いれて「幸」にした場面は感心しました。ありがちに「頑張れ」と言わないところが並みではありません。

ただし、ヒロイン以外の登場人物の描き方は弱く作品全体としてゆるいものでした。ヒロインに自立への道を与えた洋服店の店長(井上順)や青森のクラブのママ(手塚理美)の二人は重要ですが、このドラマのために作られたとしか思えないキャラクターでした。親切で善良過ぎて実在しえない人達でした。家族の描き方も人間臭さを感じさせません。父親はほとんど存在感が無く、語り手でも登場する兄は良き理解者のようなそうでないような中途半端な存在です。田中好子の母親にいたっては、ドラマにおいて兄との違いをわかりやすくさせるためか、頑なに厳しい態度を取り続けさせました。あまりに度を越える撮り方で、ほとんどホラーのような形相が繰り返されました(笑)。クライマックスでの筆談による娘と母の和解シーンは涙を誘うほどに見事でしたので、途中までの違和感を覚えるほどの母親の姿は脚本と演出に問題がありました。

ドラマ本編の前後に筆談ホステスご本人の映像が流れますが、和服美人でとても25歳とは思えない風格がありました。本作では語られていない苦労があったのでしょう。目が笑っていない笑顔が印象的でした。

■番組概要(TBSサイトから引用)

【タイトル】
新春ヒューマンドラマ特別企画 筆談ホステス ~母と娘、愛と感動の25年。届け!わたしの心~

【みどころ】
北川景子が「筆談ホステス」に!
話題のベストセラー、早くもドラマ化!

 耳が聴こえない不良娘が万年筆一本で銀座NO.1ホステスになった…空前のベストセラー「筆談ホステス」(光文社刊・09年5月22日発売)を早くもスペシャルドラマでお送りする(製作MBS)。会話をすることが基本の水商売の世界で、障害に押しつぶされることなく「筆談」だけで接客を行い、前向きに生きる力強い女性を描くとともに、彼女の母や兄の気持ちを丁寧に描くことで、あたたかな家族の姿を浮き彫りにする。
 主演は今輝いている女優・北川景子。今年は人気テレビドラマのヒロインを演じ、2010年も映画の主演が決定している。そんな北川が、難しいヒロイン役に体当たりで挑戦。孤独感の裏返しから突っ張りながら生き、母親にも反発していたヒロインが、「筆談」でコミュニケーションをとることで、次第に人の心を和ませ、癒す喜びを知っていく姿を感動的に演じる。ヒロインの母を演じるのは田中好子だ。
 番組では『中居正広の金曜日のスマたちへ』他、数々のメディアで取り上げられている原作者・斉藤里恵さんの現在の姿もドキュメンタリータッチで紹介。放送は成人の日の前日。人と人とのコミュニケーションが希薄となり、家族や友人など、身近な人とさえすれ違いがちな昨今、人と心を通わすことで得られる喜び、家族の大切さを思い出すために、ぜひ見て頂きたいドラマだ。

【放送時期】
TBS 2010年1月10日(日)よる9:00から

【出演者】
斉藤里恵:北川景子
斉藤悟志:福士誠治
斉藤志郎:梨本謙次郎
河原三春:戸田菜穂
瀬川耕造:笹野高史

小橋史生:井上順
永井杏子:手塚理美

斉藤恵美子:田中好子

【スタッフ】
製作著作、MBS(毎日放送)
制作、The icon
原作、「筆談ホステス」(光文社/斉藤里恵 著)
脚本、加藤綾子
プロデューサー、志村 彰(The icon)、森雅 弘(The icon)
演出・プロデュース、竹園 元(MBS)
エンディングテーマ、「Departures」 SQUAREHOOD(ワーナーミュージック・ジャパン)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.18

映画『ハプニング』(お薦め度★★★)

監督・脚本、M=ナイト=シャマラン。2008年米。ホラー映画。PG-12指定。出演、マーク=ウォールバーグ(エリオット・高校教師)、ズーイー=デシャネル(アルマ・妻)、ジョン=レグイザモ(ジュリアン・同僚教師)、アシュリン=サンチェス(ジェス・ジュリアンの娘)、ベティ=バックリー(ミセス・ジョーンズ)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) 作品ごとに賛否両論が巻き起こり、目が離せない映画作家の1人となっているM・ナイト・シャマラン。彼が今回題材にしたのは、まるでレミングの死の行進のように人間が次々と自殺していく謎の疫病。冒頭の連続飛び降り自殺という衝撃の場面に始まり、やがて哲学的なテーマへと発展していく様は、まさにシャマラン印。一方、「シックス・センス」以来のトレードマークだったどんでん返しは影を潜め、謎の答えを観客にゆだねるようなエンディングは新境地をも感じさせる。主演は「ザ・シューター/極大射程」のM・ウォールバーグ。

いわゆるオチのない“投げっぱなし”の物語ですが、アイデアの勝利でした。
冒頭の次々に人々が自殺していく様はどうしようもない衝撃を与えます。そして原因がわからないまま伝染していく過程が絶望的で、防ぎようの無い恐怖を十分に引き出しました。昨年から世界で流行した新型インフルエンザA/H1N1が感染率20%といわれ、致死率が1%未満であっても大ごとなのですから、本作で描かれた100%の感染率で100%の致死率となれば、どうにもならなくなるでしょう。特撮を使わずに風の流れで空気感染していくように描いて目に見えない怖さをうまく演出しています。さすがはシャマラン監督です。妻のアルマをどことなく風変わりというか変に演じさせている点も小技が効いていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.17

フジテレビSPドラマ「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~」(お薦め度★★★★)

素晴らしいドラマでした。
全編涙が止まりませんでした。これほど泣かされるとは全く予想していませんでした。
ドキュメンタリードラマという形式が非常に効果的でした。人間を描くドラマと事実の重みを伝えるドキュメンタリーが見事に融合していました。

企業におけるBCP(business continuity plan:事業継続計画)を学んだ機会に、阪神・淡路大震災で地元新聞社が当日の夕刊から発行していたという事実は知っていましたが、実際にどのようなものであったかを知りませんでした。今回のドラマでその全貌を知ることができて本番組に感謝しています。

神戸新聞社の山根秀夫編集局長が何んとしてでも新聞を発行しようとした強い意志と、それを支えた京都新聞社の平田孝之整理部長の男気に感動しました。不測の事態において本当に重要なのは「当事者の負けないという意志と勇気」であることが理解できました。

萩原聖人と櫻井翔の報道カメラマン同士が、新聞記者としての使命感と一個人の人としての思いが交錯する対決シーンでは、その痛みが心に響きました。主人公を始め出演者全員が好演しています。特に編集局長を演じた内藤剛志が見事でした。リーダーとしてのブレの無い心意気が伝わってきました。

フジテレビのドラマ制作の能力には改めて感心させられました。

■番組概要(フジテレビHPから引用)

【タイトル】
土曜プレミアム・特別企画 阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~」

【放送時期】
2010年1月16日 21:00~23:10

【あらすじ】
1995年1月17日、午前5時46分、阪神・淡路大震災発生。道路・鉄道・電気・水道・ガス・電話などのライフラインは寸断され、被災地の人々は闇の中で、ぼうぜんと立ち尽くしていた。そして、街は情報から遮断された。
その中心部で被災した新聞社があった。
神戸新聞社。創業110年、当時の発行部数は約50万部。代表的な地方紙として、兵庫の人々にとっては欠かせない新聞だった。しかも、社員にとっては創刊以来、戦時中でさえ休刊したことがないことが誇りだった。
しかし、震災で新聞社としての機能は完全にまひした。新聞作成のコンピューターも壊滅し、写真の現像も困難だった。彼らに残されたのはたった2本の電話回線と輪転機のみ。だが、当時の編集局長は全記者に指令を出した。「何としても新聞は出す!」と。彼らは新聞を作ることをあきらめなかった。
フジテレビは、2010年の阪神・淡路大震災から15年という節目に、神戸新聞の新聞記者たちが、それぞれの立場でもがき苦しみながらも、新聞を作り続けた闘いの模様を描くドキュメンタリードラマをお届けする。番組では「地元新聞紙としての役割」を守るため、そして、「被災した人々に何ができるのか」の答えを見つけるため苦闘した彼らの姿、そして、15年後の彼らの現在の姿を追う。

【キャスト】
櫻井 翔
吹石一恵
萩原聖人
田中 圭
小野武彦
山本 圭
高嶋政宏
内藤剛志

【スタッフ】
企画・プロデュース、立松嗣章
プロデューサー、成田一樹、及川博則(アズバーズ)、松野千鶴子(アズバーズ)、大隈正睦(スローハンド)、中津留 誠(アニマ21)
脚本、田辺 満
演出、七高 剛(アズバーズ)、茂原雄二(スローハンド)
制作、フジテレビ

| | コメント (0) | トラックバック (11)

2010.01.16

映画『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~』(お薦め度★★)

監督・キャラクターデザイン・編集・Flash制作・録音、FROGMAN。主題歌、スーザン=ボイル「夢やぶれて」。2010年日本。アニメ映画。声の出演、FROGMAN(総統/吉田君/レオナルド博士/フィリップ/菩薩峠/デラックスファイター/ジョン=ジョロリン/オババ大統領/ウォルター=サドルソトーン/デストラーデ/カスペルスキー博士/ベンジャミン=サドルストーン/大家)、川村ゆきえ(ジュリエット)、堂真理子(幼少期のジュリエット)、もう中学生(テキサスで出会った謎の爺の孫役)、坂東英二(本人)、MBS「ちちんぷいぷい」のアナウンサー6名。FROGMANによる人気FLASHアニメの劇場版第3弾。

映画化して第3弾としたFROGMANの心意気は頭が下がります。しかし、作品としてはメジャー級ではありません。
扱っているテーマやドラマ性は非常に弱く満足できません。

これまで「秘密結社 鷹の爪」はTOHOシネマズのマナームービーでしか接点がありませんでしたが、映画館に行くたびに上映されるため無意識にキャラクターが刷り込まれたことと、第4弾目となるマナームービーの出来が良かったので観ることにしました。しかし、マナームービー以上の面白さを感じることはできませんでした。TVアニメが第2シーズンまで放映されているとのことですが、本作を観る限り過去の作品を鑑賞させるほどのパワーはありませんでした。ナンセンスギャグが溢れていますが、畳み込むような連続性や爆笑を招く展開はありません。コメディ映画としても脆弱さがあります。

唯一のみどころは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで有名な山崎貴監督率いるVFXチーム・白組がキャラクターデザインからCGまで担当した、クライマックスに登場するレオナルド博士が開発した最終秘密兵器「博士の動く城」だけでした。『リターナー』ばりの圧巻なCGでした。

劇中に宣伝を絡ませるプロダクト・プレイスメントをあからさまに用いて逆効果を逆手にとっていました。笑いを取るためには、自虐的な禁じ手さえも面白さに変えようとする貪欲な姿勢は評価できます。

ところで、昨年12月12日に公開されたアニメ映画『ワンピース フィルム ストロングワールド』で大反響だった“0巻”プレゼントを真似して、本作でも“0巻みたいなもの。(A4中折1枚:写真)”が配られました。パロディ精神もなかなかです。ただし、もらって嬉しいものではありません(笑)。(f・Д・)fた~か~の~つ~め~!

なお、従来のマナームービーに代わって「秘密結社 鷹の爪 サービスムービー」が流れていました。第5弾にあたる作品ですが、わかりやすくなって毒気が抜けた印象を持ちました。

Img_0001

| | コメント (0) | トラックバック (16)

2010.01.15

映画『アバター<2D>』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ジェームズ=キャメロン。2009年米。SF映画。出演、サム=ワーシントン(ジェイク=サリー)、ゾーイ=サルダナ(ネイティリ)、シガーニー=ウィーヴァー(グレース=オーガスティン)、スティーヴン=ラング (マイルズ=クオリッチ大佐)、ミシェル=ロドリゲス(トゥルーディ=チャコン)、ジョヴァンニ=リビシ(パーカー=セルフリッジ)、ジョエル=デヴィッド=ムーア(ノーム=スペルマン)、CCH=パウンダー(モアト)、ウェス=ステューディ(エイトゥカン)、ラズ=アロンソ(ツーテイ)。3D超大作で公開4週間で世界興行収入が11億ドルを突破し、同監督の『タイタニック』(1997)の史上1位18億4290万ドルに次ぐ記録を達成。

うんざりするほどの前宣伝でストーリーが大方予想できてしまったので、映画館で観るつもりはありませんでしたが、世界的にメガヒットしているとの報道に負けてしまいました(笑)。以前から宣言している通り3Dは避けて2Dにしました。メガネの上に3Dメガネは非常に煩わしく、3時間近い長編には耐えられないのが大きな理由です。

映像表現は超弩級です。
人類が侵略する惑星の動植物や景観の描き方は詳細で見事です。ただし、先住民ナヴィがどうしてもCGによる作り物にしか観えません。人類対異星人の戦いにおいて、結局「生命が宿っているように映らない異星人」に対して共感することができずに終ってしまいました。物語は古典的な西部劇で、白人対インディアンで圧倒的に不利なインディアン側に加勢する白人という展開です。これをバイオ技術や遺伝子工学を用いたSFの世界に舞台を移し変えただけでした。

ハリウッド流の圧倒的な映像+3Dなので、映像の迫力から評価すれば映像に引っ張れて高い評価になりますが、物語にそれほど魅力は感じられないので作品としては並みの評価としました。

ジェームズ=キャメロン監督の初期の『ターミネーター』や『エイリアン2』の頃は大のお気に入りでしたが、『タイタニック』で超メジャーになってからはどうも作品に馴染めなくなっています。

| | コメント (6) | トラックバック (54)

2010.01.14

TOHOシネマズの“鷹の爪団”マナームービーが公開中

1月8日からTOHOシネマズのサイトで秘密結社 鷹の爪団マナームービーが4本公開されています。2010年1月から第5弾が映画館で上映されているそうです。
過去のリストは次の通り。

第1弾「タイトル無し」 5分
第2弾「タイトル無し」 5分
第3弾「TOHOシネマズの爪」 5分1秒
第4弾「ロマンチックが止まりもはん!失敗しないマナー講座」 2分30秒
第5弾「鷹の爪団が贈るサービスムービー」 2010年1月~

【キャラクター】
総統:秘密結社鷹の爪団・総統。世界をひとつにするために世界征服を企むものの、何をやっても失敗ばかり。 

吉田:鷹の爪団・戦闘主任。子供のような発想と行動で、ダメ組織・鷹の爪団の足をさらに引っぱるトラブルメーカー。 

レオナルド博士:天才マッド・サイエンティスト。100円ショップにあるもので、宇宙船を作ってしまうほどの頭脳を持つ。

フィリップ:鷹の爪団・戦闘員。一度死んだが、博士の発明により、ボタンひとつで人間と幽霊に切り替われるようになった。 

菩薩峠:謎のエスパー少年。過去などの詳細は一切不明。総統のことを、どういうわけか「パパ」と呼び、慕っている。 

デラックスファイター:正義の味方。俗物でわがままな、どうしようもない性格のスーパーヒーロー。必殺技はデラックスボンバー。

2007年から映画館に登場したようです。第3弾までは5分の上映時間だったのが第4弾では半分の2分30秒になっています。第4弾は短くなりましたが良くなっています。特に総統と吉田くんのナンセンスなやりとりが面白くてたまりません。我が家でセリフ回しを真似て遊んでいます。映画館でマナームービーに出会ったときは動きの少ないどちらかというと汚い絵で抵抗感がありました。どうして“秘密結社鷹の爪団”を使っているのと首をかしげていました。しかし、映画を観に行くたびに繰り返し観たことで愛着が湧いてしまいました。今ではこれを観ないと映画は始まらないくらいの位置付けです。いつのまにか刷り込まれてしまいました(笑)。

“秘密結社鷹の爪団”については、全編Flashで制作された低予算のアニメでTV放映もされていたのは知っていましたが、映画が3作目になっているとは正直驚きました。クオリティはどうなのでしょうか。なお、マナームービーのページには1月16日から公開される『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~』も紹介されています。主題歌は、スーザン・ボイルの「夢やぶれて(原題:I Dreamed a Dream)」だそうです。どんな作品になるのか楽しみですね。何の知識も無い状態で映画を観に行こうと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.01.13

TBSスペシャルドラマ「Wの悲劇」(お薦め度★★)

本作の最大のミステリーは“偽装工作崩し”を行った人物が明かされなかったことです(笑)。どうでもいいのですが、誰だったのでしょうか?

真犯人がわかってからエンディングにかけてそれなりに評価できますが、それ以外は気の抜けたコーラのような物足りないドラマでした。
原作は読んだことがありませんが、薬師丸ひろ子が主演した映画『Wの悲劇』は大のお気に入りです。新春早々に何故「Wの悲劇」なのかわかりませんが、映画と比べてどのようなものなのか確認したくなりました。

出演者は豪華で主人公・菅野美穂の恋人役に宮藤官九郎が登場して予想外のコメディに振れることを期待したのですが、冒頭とラスト登場しただけのほとんどチョイ役でした。武田鉄矢もコメディ色を全開に演じているもののドラマはゆるいサスペンス調で進みました。

さらに残念だったのが谷村美月が演技らしい演技をしていなかったことでしょう。彼女がこれほど重要な役にもかかわらず存在感がなかったのは珍しいと思います。食卓での菅野美穂を見て含み笑いをするシーンが唯一の見せ場でしたが、それほど重要性も無く空振りに終ったと思います。真矢みきもどうしたのでしょうか、表面的な感情表現で母親らしさが少しも感じられませんでした。コメディタッチなサスペンスというトーンにキャスティングが合っていなかったのだと思います。

ラストが明るく楽しかったので、観て損をした印象は残りませんでしたが、映画『Wの悲劇』とは比べようもありませんでした。

----------------------------------------------
■作品紹介

夏樹静子・作家40年記念サスペンス特別企画
『Wの悲劇』
2010年1月11日(祝・月)よる9時~11時24分放送

「私、おじいさまを殺してしまった!!」
うら若き女子大生の悲痛な叫びから巻き起こる名家の殺人事件!

日本を代表する女性作家の一人・夏樹静子の代表作で、日本国内で累計約250万部、海外でも10カ国で約20万部も売り上げたサスペンスの名作「Wの悲劇」。この名作ミステリーを今回、TBSが、脚本界の名匠・岡田惠和の現代的なアレンジでTVドラマ化!TBSドラマ初主演となる菅野美穂をはじめ、真矢みき、池内淳子、谷村美月、成宮寛貴、中村橋之助、江守徹、小日向文世、津川雅彦、武田鉄矢、香川照之など、超豪華陣で夏樹ミステリーが持つ集団劇、密室劇の醍醐味をより深く、より痛快に描いていく!!

▼出演者
・和辻家を訪れた人々
一条春生…菅野美穂
間崎鐘平…香川照之

・和辻家の人々
和辻淑枝…真矢みき
和辻道彦…中村橋之助
和辻摩子…谷村美月
和辻卓夫…成宮寛貴
和辻みね…池内淳子
和辻与平衛…津川雅彦
和辻繁…江守徹

・旭川北警察署の人々
相浦克平…武田鉄矢
中里右京…小日向文世

・春生を取り巻く人々
平野健治…宮藤官九郎
春生の上司…温水洋一

▼スタッフ
製作:テレパック、TBS

原作:夏樹静子(光文社文庫刊)

企画協力:ミストラル

脚本:岡田惠和

プロデューサー:黒沢淳

演出:佐々木章光

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.01.12

嵐のSPドラマ「最後の約束」(お薦め度★★★)

2009年のオリコン年間ランキングで4冠(シングル・アルバム・ミュージックDVD、アーティスト別トータルセールス)を達成した5人組グループ「嵐」が、10年ぶり(1999年に放送されたミニドラマ『Vの嵐』以来)に共演する2010年新春スペシャルドラマ「最後の約束」を観ました(視聴率は19.4%)。

新春に相応しい清々しいアイドル作品でした。
ビルジャックという企業テロが題材です。大野智が清掃会社員、櫻井翔が保険の営業、相葉雅紀がコーヒーショップ店員、二宮和也がセキュリティーセンターの派遣社員、松本潤がバイク便のライダーで登場します。

前半はどれだけ面白くない作品なのかと思いながら観ていました。特に清掃会社の新人で大野智と組んだ小堺一機がどう考えてもミスキャストではとがっかりしていました。しかし、これが大フェイクだとわかると一転して面白くなりました。クライマックスでの松本潤が社長に掴みかかるシーンは圧巻でした。彼には華があります。その後の二宮和也の迫力あるセリフも彼らしい存在感を示していました。津川雅彦と黒木メイサが会見するためにエレベーターで父娘の情を交わすシーンはグッときました。
5人並んで歩くエンディングも良かったですね~。アイドル作品らしい爽やかな余韻を残すシーンに成りました。

演出は佐藤祐市です。この方が監督した映画『シムソンズ』でも清々しい作品に仕上げています。本作でも力量が発揮されています。

番組概要(フジテレビHPから引用)

【タイトル】
土曜プレミアム 新春スペシャルドラマ『最後の約束』

【放送時期】
2010年1月9日(土) 21時~23時10分

【キャスト】

大野 智
櫻井 翔
相葉雅紀
二宮和也
松本 潤
 
黒木メイサ
北村有起哉
  ・
大塚寧々(友情出演)
  ・
小堺一機
  ・
藤木直人(特別出演)
津川雅彦
ほか

【スタッフ】
脚本、金子茂樹(『プロポーズ大作戦』『ヴォイス』)
音楽、井筒昭雄
企画、瀧山麻土香(フジテレビ)、松崎容子(フジテレビ)
プロデュース、永井麗子(共同テレビ)
演出、佐藤祐市(ドラマ『ウォーターボーイズ』、映画「キサラギ」)
制作、フジテレビ、共同テレビ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.11

ブックオフ、コミックの買取価格

写真のコミック16冊の内、痛みがあるもの1冊を除いて15冊買取で340円でした。

コミックには次の通り内訳があります。

大人コミック 1冊 30円
少年コミック 1冊 30円
少女コミック 1冊 10円

文庫・新書・単行本の更に半額でした。
少女コミックは雑誌並みなのですね。

ちなみに今回からTポイントを付与してもらいました。300円で6ポイントです。

P1010310

【関連記事】
2009.05.24 ブックオフ、本の出張買取価格

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.10

ドラマ「ハゲタカ」[全6話](お薦め度★★)

演出、大友啓史、井上剛、堀切園健太郎。脚本、林宏司。原作、真山仁『ハゲタカ』『バイアウト』。2007年NHK放送、経済ドラマ。出演、大森南朋(鷲津政彦・ホライズン・インベストメントワークス・ジャパンの代表)、ティム(アラン=ウォード・鷲津の部下)、志賀廣太郎(中延五郎・鷲津の部下)、嶋田久作(村田丈志・鷲津の部下)、柴田恭兵(芝野健夫・三葉銀行のエリート社員)、中尾彬(飯島亮介・三葉銀行常務)、佐戸井けん太(沼田透・三葉銀行広報部長)、栗山千明(三島由香・東洋テレビ経済部記者)、小市慢太郎(野中裕二・由香の上司)、松田龍平(西野治)、 宇崎竜童(西野昭吾・老舗旅館『西乃屋』経営者で治の父)、永島暎子(西野史子・治の母)、三谷昇(西野泰三・昭吾の父)、冨士眞奈美(大河内瑞恵・サンデートイズ社長)、小林正寛(大河内伸彰・瑞恵の長男)、岡本信人(百瀬敬一・サンデートイズ常務)、菅原文太(大木昇三郎・大空電機会長)、大杉漣(塚本邦彦・大空電機社長)、田中泯(加藤幸夫・大空電機社員。レンズ研磨のプロ)、イアン=ムーア(アルバート=クラリス・外資ファンド代表)、松重豊(大賀康男・大空電機新社長)。イタリア放送協会(RAI)主催の第59回イタリア賞でドラマシリーズ番組部門賞受賞。

エピソード
#1 日本を買い叩け!
#2 ゴールデン・パラシュート
#3 終わりなき入札
#4 激震!株主総会
#5 ホワイトナイト
#6 新しきバイアウト

映画版も作られた評判の良いドラマなので観ましたが、同じスタッフで制作されたドラマ「外事警察」よりも落ちます。
第3話までは脚本、演出ともにシャープで群を抜くストーリー展開でしたが、第3話の終わりから失速してしまいます。明らかに演出過剰に陥りました。CMのようなカット割を多投して仰々しい描き方を繰り返します。さらに脚本は様々な要素を加えすぎて肥大化する一方なのに情緒的にまとめようまとめようとします。まさに後半は劇画調の安っぽいドラマに成り下がりました。大体これだけの経済事件でありながら、必ず関わってくるのが、大森南朋、柴田恭兵、松田龍平、栗山千明が演じる登場人物たちです。しかも解決が図られてしまうという様は呆れてしまいました。何んと世界観の狭いことでしょう。しかもこの4人が善人として振舞う嘘くささにうんざりさせられました。全6話であれば第3話までの内容で制作すべきドラマでした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.09

映画『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』(お薦め度★★★)

監督、阿部記之。脚本、高橋ナツコ、大久保昌弘。原作・企画協力、久保帯人。2008年日本。アニメ映画。声の出演、森田成一(黒崎一護/くろさき=いちご)、折笠富美子(朽木ルキア/くちき=るきあ)、真殿光昭(コン・ライオンのぬいぐるみ)、伊藤健太郎(阿散井恋次/あばらい=れんじ・護廷十三隊六番隊副隊長)、置鮎龍太郎(朽木白哉/くちき=びゃくや・護廷十三隊六番隊隊長、ルキアの義兄)、三木眞一郎(浦原喜助/うらはら=きすけ・元護廷十三隊十二番隊隊長)。TVアニメ「BLEACH(ブリーチ)」の劇場版第3弾。

「週刊少年ジャンプ」で2001年から連載中の少年漫画「BLEACH(ブリーチ)」第1巻を子供から借りて読みました。なかなか面白かったので本作を鑑賞しました。

結果は予想以上に面白いです。大人の鑑賞にも十分耐えられる作品でした。

悪霊に成りそうな魂を成仏させる死神が活躍する物語です。キャラクターデザインに癖があってとっつきにくいのですが、戦闘シーンのスリリングさと主要人物の死神たちの振る舞いが格好良く、本作だけでファンになりました。どことなくエヴァを連想させるものがあります。
舞台となる世界に異変が生じ、主人公が記憶を失った仲間達と望まない戦いを強いらます。主人公が孤軍奮闘でヒロインを救い出そうとする切なさと異変の原因となる名も無い姉弟の悲しい宿命に鷲掴みにされました。死神たちの戦いにおけるセリフと振る舞いにダンディズムを感じさせます。
子供たちがハマルのも頷けます。久しぶりに期待させる熱いアニメに出会えました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.08

単行本『Googleの全貌 そのサービス戦略と技術』

編者、日経コンピュータ。
2009/12/14発行。日経BP社。

グーグルの今を理解するうえで的確な本です。
何を考え、どこを目指そうとしているのかがわかります。それにしても驚いた表現を本書で使っています。グーグル社員を「グーグラー」と表記していました。社員自身がそう言っているのかはわかりませんが、執筆陣である日経コンピューターの記者達は堂々と使用しています。過去に先進的な企業人をこのように表記した例はないはずです。アップルでもマイクロソフトでも使われたことはないでしょう。そもそも○○ラーという表現は、何かに心酔している人たちが自身を表現するときに使います。例えば人気女性歌手・安室奈美恵の熱烈なファンがアムラー、マヨネーズ好きの人がマヨラーと自分を表します。「グーグラー」の使い方は適切とは思えませんが、ことグーグルにおいては、1998年に創業し10年足らずで年商2兆円を超える企業に成長しました。サーバー数は300万台を突破したともいわれます。この驚異的なインフラを持った自前主義の2万人のエンジニア集団を表現するのに相応しいのかもしれません。それほど革命的な会社なのです。
本書の目玉は30人近いグーグラーにインタビューをしています。彼ら自身の言葉で様々なことが語られていますが、中でも「世界を変える(Change the World)」と口にするグーグル社員は少なくないそうです。崇高な目標を掲げるエキスパートな人々が切磋琢磨している様子が伺えました。

競合については、Chrome OSで全面激突が注目されるのでマイクロソフトが最大の敵と思っていましたが、本書ではグーグルからみた最大の敵は、世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)Facebookを運営する米フェースブックだそうです。さらに、本書を読み終えたときに、米グーグルは1月5日、最新バージョンのAndroid 2.1搭載のスマートフォン「Nexus One」を発売しました。これにより米アップル製携帯電話機「iPhone(アイフォーン)」とも激突は必至となりました。アップルとの競合については書かれていませんが、グーグルの行動原理が読み解ける本書からは意外なことでないことが理解できます。

ところで、本書を購入するきっかけとなったのは年末に送信された「Subject: ITproメール 2009.12.21[グーグルの技術者は一体何を考えているのか?]」でした。本書の紹介文を引用します。

□□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
□◆ グーグルの技術者は一体何を考えているのか?
□□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 米グーグルは不思議な会社である。テレビカメラを積んだ車を街中走らせて街並み
を勝手に撮影したり、世界中の書籍をスキャンしてみたり。かとおもえば、電力会社
と手を組んだり、電話ビジネスに興味を示したり。いずれもIT(情報技術)の範疇に
入る、と言えばそれまでだが、よく考えると、それぞれのサービスの意味や関連が分
からない。いや、よく考えなくても、各サービスにそもそも関連などないのであろう

 不思議な会社であるため、グーグルについて本を書きたくなる人は多いようで、和
書だけ見ても結構な数のグーグル本が出版されている。グーグルの各種サービスの使
い方を説明した一般利用者向けの本、グーグルの野望をジャーナリスティックに描い
たビジネス書、グーグルが社会にもたらした影響を分析した社会科学(のような)本
グーグルの検索サービスを支える技術を解説した技術書、などなど。

 そうした中、これまで無かったのは、多様なサービスを開発しているグーグルの技
術者達が何を考えているか、どのような思いで仕事に取り組んでいるかをインタビュ
ーしてまとめた本である。外からグーグルを眺めて論評することにもちろん意義はあ
るが、当事者に「あなたは何を考えているのですか」と聞いてみることも重要だ。し
かし、グーグルは取材に対し、積極的に応じる会社ではなかった。このため、技術者
の肉声は少なくとも和書を通じては明らかにされてこなかった。

 まだ世の中にないコンテンツを作ってみよう。こんな意気込みで、日経コンピュー
タ編集部は、グーグルにインタビューを申し込んでみた。幸いにして、30人近いグー
グル技術者にインタビューでき、その結果を基に、日経コンピュータの特集記事をま
とめ、さらに一冊の書籍を作ることができた。

 それが『Googleの全貌 そのサービス戦略と技術』である。
  http://www.amazon.co.jp/dp/4822262421/

 ところでグーグルはなぜ、30人もの技術者のインタビューを設定してくれたのか。
どうも、グーグルがあることに悩んでおり、その対策を考えていたところに、ちょう
ど我々の依頼が入って来たので、応じてくれたらしい。

 その悩みとは、「本来、エンジニアの会社であるグーグルの姿が誤って伝えられて
いる」というものだった。外からうかがい知れない野望を抱き、情報による世界征服
を目論んでいる、といった見方をどうもされている。それは心外だ、なんとかしよう
ということらしかった。

 改めて考えてみると、ITの世界において、マーケティングも販売も経営戦略も知的
財産管理も重要だが、なんといっても一番重要なのは、ITを創りだしている技術者達
である。グーグル以外にも、重要なITの会社は沢山ある。その現場を支える技術者の
肉声を今後も世の中に発信するお手伝いをしていきたい。
                      (谷島 宣之=日経コンピュータ)

□□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
□◆ 【日経BP社から】新刊書籍のご案内
□□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

話題となった日経コンピュータのGoogle総力特集号(2009年9月2日号)を書籍化!

G┃o┃o┃g┃l┃e┃の┃全┃貌┃ そのサービス戦略と技術
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 
Chromeブラウザ、Chrome OS、Wave、クラウド、Androidなど、「検索エンジン」の
サービスに始まったGoogleは、新しい領域へサービス、インフラの範囲を着実に広
げている。Googleはどこを目指しているのか。これまでの技術の足跡と開発陣営の
強さを追いながら、この先の展開を探る。

日経コンピュータ 編、2009年12月14日発行、A5判、242ページ、2,100円(税込み)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.07

ハイブリッド車の落とし穴!

トヨタのプリウスは2009年の年間国内販売台数が20万8900台でトップになったとの記事が産経ニュースにでていました。ハイブリッド車の快進撃が続いているようです。車を持たなくなって数年経ちますが、再び車に乗るならばハイブリッド車なのかな~と考えていたところ、1月6日にリアルライブの「そりゃ~ないぜ! ハイブリッド車」の記事を読んで考えを改めました。記事の一部を引用します。

 でもちょっと待て、そういえば肝心の電池、寿命とか交換とかどうなっているでしょうか?少し困り顔の販売員、「メーカー保証は5年または10万キロまでの早いほうになっています」で、もし故障や寿命で交換の場合っていくらかかるんですか? 「だいたい20万円くらいで交換します」って、そんなに高いの? しかも5年毎に? そしたら、あまり距離を乗らないドライバーには不利ですね。「あと、修理とかも普通の自動車工場では出来ないんです」。なんだと、初めて聞きました。なんでも電気技師の資格がないと修理出来ないらしいのだ。そんなことテレビでもカー雑誌でも誰も一言も言ってない。

バッテリー交換の負担額は半端ではありません。廃車までトータルで考えた場合、ハイブリッド車はガソリン車よりも本当に環境にやさしくなるのでしょうか。イメージさせるほど圧倒的なアドバンテージは無いのかもしれません。そもそも自家用車自体がエコじゃないという議論は置いておくとしても、この記事を読んでエコカーブームの先頭を行くハイブリッド車について疑問を感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.01.06

マイケル=ジャクソンのCD『スリラー』購入で哀悼の意を表します

昨年のクリスマスにTSUTAYAオンラインで輸入版CD『Thriller(スリラー)』を1000円で購入しました。彼のオリジナルアルバムは初めてになります。1982年の発売当時に知人がカセットテープに録音してカーステレオで聞かせてくれました。彼の車に乗ったときには繰り返し再生していました。非常に気に入っていたのにもかかわらず何故か、購入しそびれてしまって28年も経ってしまいました。昨年6月25日の突然の訃報については当ブログでも記事を掲載しましたが、あれから半年が過ぎて改めて一番好きな彼の作品に触れたいと思いました。クインシー=ジョーンズがプロデュースし、全世界で1億枚以上も売れた“king of pop”に相応しいアルバムです。永遠の輝きを持った名曲揃いで、マイケルの若くて艶のある声がたまりません。朝夕の通勤時に聞いています。

P1010302

曲目リスト
1. Wanna Be Startin' Somethin'
2. Baby Be Mine
3. The Girl Is Mine (with Paul McCartney)
4. Thriller
5. Beat It
6. Billie Jean
7. Human Nature
8. P.Y.T. (Pretty Young Thing)
9. The Lady In My Life

ところで、ビデオについてはLD(レーザーディスク)の「Making Michael Jackson's 'Thriller'」を1984年4月21日に9400円で購入しています。米国では1983年クリスマスシーズンに発売されたものです。当時の日本には音楽ビデオを購入する文化はなかったのですが、どうしても手に入れたくて日本語字幕の無いインポート版を購入しました。言葉は分からなくてもジョン=ランディス監督の『スリラー』には圧倒されました。本編とメイキングで約60分の内容で何十回も視聴して、友人知人を呼んで自宅で試写会も行いました。

P1000001

ちなみにDVDでは『ビデオ・グレイテスト・ヒッツ~ヒストリー』を2002年2月4日にamazonから4935円で購入しています。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.05

第21回フジテレビヤングシナリオ大賞「輪廻の雨」(お薦め度★★)

脚本、桑村さや香(第21回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作)。プロデュース、中野利幸。演出、並木道子。制作、フジテレビドラマ制作センター。出演、山本裕典(三上孝平・大学生)、瀬戸康史(三上修平・中度知的障害者)、貫地谷しほり(菅井愛実・孝平と同じ大学に通う女子大生)、青木崇高(青木浩之・刑事)、手塚理美(橘君枝・工場長の妻)、永井大(徳永剛・刑事)。

番組紹介(フジテレビHPから引用)
1987年に創設されて以来、坂元裕二、野島伸司、水橋文美江、橋部敦子、浅野妙子といった多くのスター脚本家を輩出してきた脚本家への登竜門ともいえる『フジテレビヤングシナリオ大賞』。
今年の大賞受賞作は桑村さや香さん作『輪廻の雨』。「世の中の不条理に苦悩する主人公の心の葛藤が繊細に描かれている」と審査員からの高い評価を受け、応募総数1450篇の中から大賞に選ばれた作品です。

タイトルに惹かれて観ましたが、未熟な作品でした。
ドラマ化するレベルの脚本ではありません。そもそもこのように3歳年が離れた普通の大学生と社会人で知的障害者の兄弟が存在するのでしょうか。ドラマを観る限り、母は死別し父親は家出して兄弟だけで生計を立てていたようですが、兄の方は普通にアルバイト学生になっています。話の流れから父親の家出は大分前のようですから大学進学を諦めるのが設定としては自然だと思います。

本来ならば番組の成り立ちとして演出が脚本を大いにカバーすべきなのでしょうが、全く中途半端でした。ドラマの中核となる主人公の大学生と彼女との関係がしっかり描かれていません。一応恋人同士らしいのですが、深かったり浅かったりで訳がわかりません。また、彼女の人物像を描いていないため、彼女のセリフが唐突なところがありました。そのため、主人公との重要なシーンで明らかに不自然な会話のオンパレードとなりました。これではさすがの演技派女優・貫地谷しほりでも実力を発揮できません。主人公の山本裕典に至っては役を理解できていないのか悲壮感だけのワンパターンな逆切れ演技で終ってしまいました。弟役の瀬戸康史は何とか無難にこなしていたと思います。

それにしてもラストにおける弟の不条理な行動は“輪廻”というタイトルとも合致していませし、知的障害者に対して偏見を抱かせる可能性があり評価できません。フジのドラマなのに、いまだにこのような物議を醸すシーンを盛り込むとは意外でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.01.04

映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(お薦め度★★★)

監督、スティーブン=スピルバーグ。脚本、デヴィッド=コープ。原題『Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull』。2008年米。アドベンチャー映画。出演、ハリソン=フォード(インディアナ=ジョーンズ)、シャイア=ラブーフ(マット=ウィリアムズ)、レイ=ウィンストン(ジョージ=マクヘイル)、カレン=アレン(マリオン=レイヴンウッド)、ケイト=ブランシェット(イリーナ=スパルコ)、ジョン=ハート(ハロルド=オクスリー教授)。19年ぶりに復活した「インディ・ジョーンズ」シリーズ第4弾。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)第1~3作が全世界で計12億ドル強の興行収入を稼いだ大ヒット・アドベンチャー《インディ・ジョーンズ》シリーズ。その全世界が待った第4作が本作。探検家でもある考古学者の主人公インディに扮するのはフォードにとっても久しぶりだが、「トランスフォーマー」シリーズのS・ラブーフ、売れっ子女優C・ブランシェット、第1作以来のシリーズ復帰となるK・アレン(マリオン役)ら豪華な競演陣の応援も得て、インディの宝探しも史上最高のスケールに。観客の期待に応え、全世界でシリーズ最高の興行収入、計7億8000万ドルを記録した。

これまでの3作を超える作品ではありません。
いろいろなエピソードを詰め込んだために物語が複雑過ぎます。さらに、ラストは“やっちまったな”でした。エイリアンのSFに逃げるしかないのでしょうね。それでもスピルバーグの安心できる演出は楽しめました。ジェットコースターのようなドタバタ脱出劇は健在でした。ここまで徹するとリアリティとかいう尺度から突き抜けます。
しかし、これ以上の続編は必要ないのではないでしょうか。過去に培った信頼感を食い潰してシリーズ自身でパロディ化させる必要はないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2010.01.03

ドラマ「救命病棟24時~2010スペシャル~」(お薦め度★★★★)

脚本、林誠人。企画、和田行、中島久美子。プロデュース、小椋久雄、高丸雅隆、三竿玲子、演出、河毛俊作、大木綾子。制作協力、共同テレビ、制作著作、フジテレビ。出演、第4シーズン出演者、夏八木勲(海南医科大学病院副院長・日下部外科医)。

第4シーズンを完了させた特別版です。
長崎の閉院した病院で澤井と進藤が会見する冒頭シーンから、約1時間20分は第4シーズンのダイジェストでした。まさかこれほどダイジェストを観せられるとは正直面食らいました。ダイジェストが終った後に現在の海南医大高度救命救急センターに舞台が移ります。地域一体が停電に陥り、原因不明で補助電源がつかない非常事態の状況が映し出されます。切迫した中を救命救急医が総力戦で臨む息もつかせぬ怒涛の展開が待っていました。

わかりました。納得です。要するに第4シーズンをしっかりと終らせるための最終回の機能を持たせたスペシャルドラマでした。これによって第4シーズンを完全に完結させ、進藤と楓の別れとそれぞれの新たな旅立ちを記すことを目的としています。

ダイジェストで引っ張り過ぎて奇策とも思えましたが、このような特別版もあるのですね。第4シーズンが抱えていた重過ぎるテーマを本作に結集させて、収束させた見事な作りに拍手です。これで第4シーズンが短くて消化不良だった部分を全て払拭させたと思います。第4シーズンを観た方には必見のドラマになりました。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

2010.01.02

映画『おくりびと』(お薦め度★★★)

監督、滝田洋二郎。脚本、小山薫堂。2008年日本。人間ドラマ映画。出演、本木雅弘(小林大悟)、広末涼子(小林美香)、山崎努(佐々木生栄)、余貴美子(上村百合子)、吉行和子(山下ツヤ子)、笹野高史(平田正吉)、杉本哲太(山下)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用) 2009年2月22日(現地時間)に開かれた第81回アカデミー賞で、かつて外国語映画賞が名誉賞だった時代を除くと、邦画として史上初めて外国語映画賞に輝いた話題の秀作。10数年前、納棺師の世界を知って感銘した主演の本木自身が映画にすべく奔走し、「陰陽師」の滝田洋二郎が監督に。納棺師というユニークな題材を通じ、“生と死”という普遍的テーマを芳醇に描いたのが感動的で、アカデミー賞以外も世界の各映画祭で絶賛を浴びた。納棺師になりきった本木のたたずまいが、山形ロケの風景共々、実に美しい。ぜひ家族揃って見て感動したい。

邦画としては並みです。
悪くありませんが、良い作品とも思えません。納棺師という職業の存在を知ることが出来たのは大きな収穫でしたし、広末涼子が演じた妻の懐の深さに感心させられました。良い奥さん役を好演していた思います。しかし、全般的にリアリティ不足です。本木雅弘が異臭におののく演技やラストのエピソードのベタさ加減が気になりました。

過去のアカデミー賞外国語映画賞作品と比べて並み以下ではないでしょうか。作品のキレは感じませんでした。
滝田洋二郎監督作は『壬生義士伝』と『バッテリー』を観ていますが、それほど評価は高くありません。本作も同様です。山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』で第76回アカデミー賞外国語映画賞を逃したのに、彼の作品力で受賞できるとは意外な気がします。

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2010.01.01

映画『ベクシル 2077日本鎖国』(お薦め度★★★)

監督、曽利文彦。脚本、半田はるか、曽利文彦。主題歌、mink「Together again」。2007年日本。アニメ映画。声の出演、黒木メイサ(ベクシル・米国特殊部隊“SWORD”女性兵士)、谷原章介(レオン=フェイデン・米国特殊部隊“SWORD”リーダー)、松雪泰子(マリア・レジスタンスのリーダー)、朴璐美(タカシ・男の子)、大塚明夫(サイトウ・大和重鋼の総務局長)、櫻井孝宏(リョウ・レジスタンスのメンバー)、森川智之(キサラギ・大和重鋼の社長)、柿原徹也(タロウ・レジスタンスのメンバー)。

カッコイイけど、チョット物足りない物語です。でも、楽しめました。
3Dライブアニメ映画『APPLESEED アップルシード』(2004)をプロデュースした曽利文彦が監督した近未来アニメです。“鎖国”という言葉を使う才能は天晴れです。彼の感性は素晴らしいものがあります。これまで彼の監督作『ピンポン』(2002)『ICHI』(2008)を観てきました。本当に映像の格好良さは群を抜いています。カット割りと編集能力は抜群ではないでしょうか。本作には近い将来描かれるだろう究極のデザインが目白押しです。
2年前から新型インフルエンザの要素を組み込んで物語を作る先見性は目を見張りました。日本は少子高齢化で亡国の一途を辿っていますが、これほどまでにバイオテクノロジーとロボット技術を使って日本の破滅を描くとは恐れ入りました。主題歌の歌手にminkを選んだセンスも評価できます。

これからの次代を担う映画監督だと思います。間違いありません。2010年のスタートに相応しい作品でした。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »