映画『ウォンテッド』(お薦め度★★)
監督、ティムール=ベクマンベトフ。脚本、デレク=ハース、マイケル=ブラント、クリス=モーガン。2008年米。サスペンス映画。R-15指定。出演、ジェームズ=マカヴォイ(ウェスリー=ギブソン)、アンジェリーナ=ジョリー(フォックス)、モーガン=フリーマン(スローン)、トーマス=クレッチマン(クロス)、コモン(ザ・ガンスミス)、テレンス=スタンプ(ペクワースキー)、デヴィッド=オハラ(ミスターX)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用) M・ミラーとJ・G・ジョーンズによるグラフィック・ノベルが原作だが、弾道をカーブさせる銃の撃ち方を筆頭に、常識では“ありえねー!”という仰天の銃撃戦&カーチェイスがたっぷり。全米興収が1億3400万ドルを突破した話題の大ヒット作だ。「トゥームレイダー」など、強い女を演じたら当代一のジョリーはやはりカッコよく、「つぐない」の新星J・マカヴォイも注目度は急上昇。監督はロシアで「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」を大ヒットさせ、本作でハリウッド進出したT・ベクマンベトフ。再びジョリー主演で第2作も作る予定。
妄想だらけで悪い冗談としか思えない作品でした。
冒頭の狙撃シーンで観るのを止めるべきでした。しかし、劇場公開時に本作の宣伝をかなりしていたことと、アンジェリーナ=ジョリーやモーガン=フリーマンが出演する映画なのでそれなりに面白いのではと考えて我慢しながら最後まで鑑賞してしまいました。全編を通じて物理的に全くありえないアクションシーンが延々と繰り返されました。本作の“目玉”シーンの数々は超能力者によるSF作品ならば納得できますが、人間世界で描かれるとついていけません。全くの駄作です。どんでん返しからラストに掛けて救いようの無い妄想が爆裂します。ティムール=ベクマンベトフ監督の作品は今後遠慮します。
| 固定リンク
コメント