映画『つみきのいえ』(お薦め度★★)
監督、加藤久仁生。脚本、平田研也。音楽、近藤研二。2008年日本。アニメ映画。上映時間13分。第81回(2008年)アカデミー賞短編アニメ賞受賞。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
第81回アカデミー賞で、受賞した加藤監督がオスカー像を受け取った壇上、「どうもありがとう、ミスター・ロボット」(自身が所属する会社《ROBOT》と米国のロック・バンド、スティクスのヒット曲「ミスター・ロボット」の歌詞をかけたジョーク)で笑いを誘ったのも話題に。何と加藤監督自身が約1年間をかけて全原画を鉛筆で描いたという労作。物語や演出、音楽に豊かな抒情がこめられ、短編アニメながら深い感動がある傑作となった。加藤監督が先がけて発表した他の作品、「或る旅人の日記」「或る旅人の日記 赤い実」も必見だ。ストーリー
海面が上昇し続け、多くの建物が水没した世界。おじいさんがひとり暮らしをしているのは、海面が上昇する度におじいさんが屋上に部屋を作り足してそこに移り住み、まるで縦に長い積み木のようになった家。ある日お気に入りのパイプを下の部屋に落としてしまったおじいさんは、潜水服を手に入れて下の部屋に潜る。そこでおばあさんがまだ生きていた頃を思い出したおじいさんはさらに下の階へと潜っていき、自分の人生を振り返る。
率直に言ってどこが評価されたのかわかりません。
狭い空間において1人の老人の回想が穏やかに流れるアート系のようなアニメです。水没する世界でブロックを積み上げた住居で水上に暮らすという設定は、ピンとくるものはありませんでした。描かれる世界観は地球規模のスケールはありませんし、未来の地球を暗示しているようにも感じられませんでした。アカデミー賞を受賞しなければ観ることはなかった作品でした。
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