映画『或る旅人の日記 赤い実』(お薦め度★★★)
監督・脚本、加藤久仁生。音楽、近藤研二。2004年日本。アニメ映画。上映時間7分。2003年度作品『或る旅人の日記』の続編。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
黒い服を着て、首には白いマフラーを巻き、頭にシルクハットをかぶり、手足が長い豚のような動物に乗って旅する男性、トートフ・ロドル。前作「或る旅人の日記」で知られることになったこの主人公が、同じ舞台である不思議の国トルタリアで体験する、もう1つの事件を描いたのが本作。より色彩感豊かに生まれ変わった作品世界に、加藤監督のアニメ作家としての成長を伺わせるファン必見編だ。前作のエピソード4「月夜の旅人」にも登場したモチーフ、ウサギ人の再登場も興味深い。ストーリー
豚のようだが脚が長い生き物に乗ったトートフ・ロドルは、引き続いて幻想の国トルタリアで旅を続ける。その道中、おいしそうな赤い実を見つけたロドルは、好奇心にかられて実をかじってみることに。その味の虜となったロドルは他の実も次々と食べてしまう。気分が高揚した彼は、偶然出会ったウサギ人にその赤い実を差し出してみるが……!?
もう少し内容を膨らませて上映時間を長くして欲しかったです。
前作よりも背景のトーンが明るくなっています。赤い実に酔っ払って妖精のいる異空間に触れてしまう情景がユーモラスでした。妖精は女の子なのですが、描かれる様子は期待以上の出来でした。今後も更なる続編を期待したいと思います。
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