映画『スパイダーウィックの謎』(お薦め度★★★)
監督、マーク=ウォーターズ。脚本、カーリー=カークパトリック、デヴィッド=バレンバウム、ジョン=セイルズ。原作、ホリー=ブラック『スパイダーウィック家の謎』。原題『THE SPIDERWICK CHRONICLES』。2008年米。ファンタジー映画。出演、フレディ=ハイモア(サイモン/ジャレッド)、サラ=ボルジャー(マロリー)、メアリー=ルイーズ=パーカー(ヘレン)、ニック=ノルティ(マルガラス)、ジョーン=プロウライト(ルシンダ叔母)、デヴィッド=ストラザーン(アーサー=スパイダーウィック)、アンドリュー=マッカーシー(リチャード)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
姉と双子の弟の3人姉弟が、普段は人間の目に見えない妖精たちと共に大冒険を繰り広げるファンタジー。H・ブラックによる児童書のベストセラーシリーズ「スパイダーウィック家の謎」全5巻を、「フォーチュン・クッキー」「ミーン・ガールズ」のM・ウォーターズ監督が映画化した。「チャーリーとチョコレート工場」のF・ハイモアが主人公の双子の兄弟を1人2役で演じた。ゴブリンやトロールなど善悪数々の妖精たちのVFXに加え、性格が正反対の2人を見事に演じ分けたハイモアの熱演も見どころだ。
良く出来た映画でした。珠玉のラストに涙しました。
主人公の少年が家族との絆を再認識しながら、悪い妖精たちとの戦いを通して成長しいく姿を描いています。単なる悪者退治でなく、普遍的なテーマを上手に組み込んでいるため、観終わって清々しい気持ちになりました。ファミリー向けとして、良心的で質の高いファンタジー作品です。
このレビューのために前述の作品紹介を鑑賞後に読んだのですが、双子の兄弟を主演のフレディ=ハイモアが1人2役で演じていたことを知り驚きました。観ている最中は兄弟が同じ画面に登場する機会も多く、2人の演技に違和感が全くなかったのでフレディ=ハイモアに瓜二つの俳優をよくぞ見つけたものだと感心していました。それが彼ひとりだったのですから信じられません。彼の演技力もさることながら1人を2人にみせるマーク=ウォーターズ監督の技も流石です。
| 固定リンク
コメント