映画『ラブリーボーン』(お薦め度★★★)
監督、ピーター=ジャクソン。脚本、フラン=ウォルシュ、フィリッパ=ボウエン、ピーター=ジャクソン。原作、 アリス=シーボルド『ラブリー・ボーン』。原題『THE LOVELY BONES』。2009年アメリカ・イギリス・ニュージーランド。サスペンス映画。出演、シアーシャ=ローナン(スージー=サーモン)、マーク=ウォールバーグ(ジャック=サーモン・父)、レイチェル=ワイズ(アビゲイル=サーモン・母)、ローズ=マクアイヴァー(リンジー=サーモン・妹)、クリスチャン=トーマス=アシュデイル(バックリー=サーモン・弟)、スーザン=サランドン(リン・おばあちゃん)、スタンリー=トゥッチ(ミスター・ハーヴィ/町内の住人)、マイケル=インペリオリ(レン=フェナマン刑事)、リース=リッチー(レイ・初恋の相手)、キャロリン=ダンド(ルース・同級生)。
際どい作品です。
一歩間違うと宗教映画となってしまう可能性がありました。しかし、ぎりぎりメジャーのエンターテインメント作品として踏みとどまりました。サスペンス映画としては抜群の展開でした。ピーター=ジャクソン監督の死生観というか現世から天国の中間世界を想像力溢れる美しい映像で満たしていました。主演のシアーシャ=ローナンの若さ、美しさ、かわいさが十分に堪能できました。『つぐない』に出演していたのですね。しかも助演女優賞にノミネートしていたとは知りませんでした。鑑賞後に本作のオフィシャルサイトでわかりました。彼女は華があります。将来大女優になる可能性を秘めていると思います。
それにしてもこのタイトルは何なんでしょう。過去に『ボーン・アイデンティティ』でボーンという人の名前を“骨”と勘違いしました。本作ではシアーシャ=ローナンの顔が宣伝の前面に登場するので全く“骨”という解釈をせずに、「愛らしいボーンちゃん」という人名として認識していたら、なんと『美しい骨』という意味だったのですね。どっか~んです。映画会社さん、邦題はよく考えて付けてください。わかりにくい表記で日本人には酷過ぎます。で、結局タイトルの意味がわかりませんでした(笑)。
今回の劇場鑑賞は、「TOHOシネマズお年玉プレゼントキャペーン」を利用しました。末尾が「1」もしくは「4」の「お年玉付き年賀はがき」を持参すると、1月9日(土)~2月28日(日)の期間中、入場料が1000円になるキャンペーンです。前回映画館で気付いて、期間が終る間際になって初めて利用しました。以前からキャンペーン告知ポスターは見ていたのですが、内容を理解していませんでした。勿体無いことをしたもんです。
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» ラブリーボーン [LOVE Cinemas 調布]
アリス・シーボルドのベストセラー小説を『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が映画化。製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグも参加している。わずか14歳で殺された少女の魂と、残された家族双方の再生を描いたファンタジードラマだ。出演は『つぐない』のシアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ。... [続きを読む]
受信: 2010.02.23 23:01
» ラブリーボーン [Akira's VOICE]
生と死を繋ぐファンタジー。
[続きを読む]
受信: 2010.02.24 10:01
» 映画[ ラブリーボーン ] [アロハ坊主の日がな一日]
映画[ ラブリーボーン ]を吉祥寺バウスシアターで鑑賞。
[ キング・コング ](05)を手がけたピータージャクソン監督最新作。
ジャンルでいうと、この映画は何に属するのだろうか。サスペンスか、アドベンチャーか、ファンタジーなのか、ラブロマンスか。正直観終わった後もよくわからん。それがこの映画のひとつの魅力だから、まずは先入観をもたず観るのが賢明だよ。あのスリルのあるシーンは、お漏らししそうなほど、恐怖感たっぷり。
... [続きを読む]
受信: 2010.02.26 15:00
» ラブリーボーン [墨映画(BOKUEIGA)]
「逝く者の心 残された者の心」
死を乗り越え、残された者は、生きねばならない。
死者もまた、この世への思いを脱ぎ去らねばならないのかも…。
【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『メトロポリス』の14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるファンタジックな感動ドラマ。全世界30か国以上で1,000万部以上を売り上げた原作を、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが監... [続きを読む]
受信: 2010.02.27 12:17
» 『ラブリーボーン』を観る [雑記帳+]
14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国か [続きを読む]
受信: 2010.02.28 00:21
» ラブリーボーン [★YUKAの気ままな有閑日記★]
2010年最初の感動大作―観て来ました〜【story】スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は、14歳のときにトウモロコシ畑で殺されてしまう。そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を見てスージーは― 監督 : ピーター・ジャクソン 『ロード・オブ・ザ・リング』 製作総指揮 : スティーヴン・スピルバーグ 【comment】 ... [続きを読む]
受信: 2010.03.02 08:18
» 映画:ラブリーボーン [よしなしごと]
話題の感動作と前評判も好評だったラブリーボーンをようやく観てきました。 [続きを読む]
受信: 2010.03.03 07:54
» ラブリーボーン [映画、言いたい放題!]
話題になってますね。
主演のシアーシャ・ローナンは、
「つぐない
」がとても良かったので楽しみです。(^^)
家族に愛され、恋に胸をときめかす14歳のスージー・サーモンは、
近所に住む男に殺されてしまう。
父は犯人捜しに明け暮れ、
母は愛娘を失った苦みに耐えき... [続きを読む]
受信: 2010.03.05 14:15
» ラブリーボーン [夫婦でシネマ]
これは、映画の世界に入り込めませんでした。 [続きを読む]
受信: 2010.03.07 15:46
» 映画『ラブリーボーン』 [ガンまる日記]
※豆炭あんか物語の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 湯たんぽを購入したこ [続きを読む]
受信: 2010.03.11 22:14
» ラブリーボーン(ネタバレ) [ぐらのにっき]
PJ監督作品ということで観に行った作品です。いやPJそんなに好きではないんだけど一応LotRファンとしては・・・ね。キングコングも観に行ったし。
事前情報では、結構好き嫌い別れるとか、受け付けない人は受け付けない・・・と聞いていたので自分はどうかなーと思っていたのですが。
うーん、受け付けない人の気持ちもわかるなあと思うのですが、結構描かれていることには共感するなあ・・・という部分もありました。
でも映画の出来としては今ひとつかなあ・・・ただ、見終わった後にすごく強く心に残るものがあって、しばらくず... [続きを読む]
受信: 2010.03.25 22:27
» ラブリーボーン [ぶっちゃけ…独り言?]
2点 (10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。)
ベストセラー小説の映画化でピーター・ジャクソンが監督って以外は前情報なし。
いかにも感動出来そうなので観てみたのですが・・・
率直に、本当に率直に、見終わった直後の正直な気持ちを言わせて貰うとすれば・・・
えぇ〜〜〜?
て、文字にしちゃうと微妙に伝わりそーもないので、読みつつ、苦虫を100匹ぐらい噛み潰した顔を想像して頂けると良いかと。
まぁ、ぶっちゃけ、ピーター・ジャクソンやらかしたなぁ〜と。
もうですねぇ、とにかくグダグダ。... [続きを読む]
受信: 2010.06.11 03:46
» ラブリーボーン [銀幕大帝α]
THE LOVELY BONES/09年/米・英・ニュージーランド/135分/劇場公開
監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、シアーシャ・ローナン
<ストーリー>
恋に心躍らせる14歳のスージー。学校の帰り道に殺人鬼に殺された彼女は天国の入り口から、事件のせいで崩壊してしまった家族の再生を願い、メッセージを送ろうとする。
<感想>
少女が死んでしまうという悲劇的な始まりではあるけれど、地上と天国の境で家族の再生を願... [続きを読む]
受信: 2010.07.09 01:39
» 「ラブリーボーン」 死により生を描く [はらやんの映画徒然草]
これは、私が天国に行ってからのお話。 日常の生活で生きていることを素晴らしい、と [続きを読む]
受信: 2010.07.10 11:07
» 「ラブリーボーン」 [It's a wonderful cinema]
2009年/アメリカ、イギリス、ニュージーランド
監督/ピーター・ジャクソン
出演/シアーシャ・ローナン
マーク・ウォールバーグ
レイチェル・ワイズ
14歳で殺されてしまったスージー。心残りの多い彼女は、好きだった人や家族、そして自分を殺した犯人への想いが強すぎて、天国へ行けずにいた・・・というストーリー。
殺される直前のスージーの恐怖がリアルで、この世の中で、殺された少年少女たちは皆、こんなに怖かったんだろうなと思うと、なんだか痛ましい気持ちになった。... [続きを読む]
受信: 2010.08.31 00:46
» ラブリーボーン (The Lovely Bones) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 ピーター・ジャクソン 主演 マーク・ウォールバーグ 2009年 アメリカ/イギリス/ニュージーランド映画 135分 ドラマ 採点★★★★ こんな所で自分の政治的思想を書くのもアレな気もしますが、個人的には死刑制度に反対していない私。もちろん、“犯罪抑止力…... [続きを読む]
受信: 2010.09.12 22:48
» 【映画】ラブリーボーン…(サブタイトル自粛) [ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画]
「プロヴァンスの贈りもの」以来のサブタイトル自粛ですが、まぁ映画感想部分を読んでくださいませ{/face_nika/}
さて本日{/kaeru_fine/}日曜日の行動…
午前中、チャチャタウンにあるTSUTAYAまでレンタルCDを返却{/dododo/}に行って、帰宅後レンタルしてた映画{/m_0058/}を観ました…で、夕方に食料品の買い出し{/silver/}…以上{/face_ase2/}
…折角の休みなのにねぇ{/face_ase2/}
本当は散髪{/m_0056/}に行きたかったんだ... [続きを読む]
受信: 2010.10.03 01:16
» ラブリーボーン [だって興味があったから 【映画と本と、日常日記】]
2009年 アメリカ/イギリス/ニュージーランド 日本公開日2010/01/29
ラブリーボーン [DVD]/マーク・ウォールバーグ,レイチェル・ワイズ,スーザン・サランドン
監督 ピーター・ジャクソン
脚本 フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン... [続きを読む]
受信: 2010.10.10 21:55
» 映画「ラブリーボーン」 [<花>の本と映画の感想]
ラブリーボーン
監督: ピーター・ジャクソン
マーク・ウォールバーグ, レイチェル・ワイズ, スーザン・サランドン, スタンリー・トゥッチ, シアーシャ・ローナン
2009年
ラブリーボーン [DVD]/マ... [続きを読む]
受信: 2010.10.18 21:20
» ラブリーボーン [mama]
THE LOVELY BONES
2009年:アメリカ・イギリス・ニュージーランド
原作:アリス・シーボルド
監督:ピーター・ジャクソン
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
音楽:ブライアン・ ... [続きを読む]
受信: 2010.11.30 16:15
» 『ラブリーボーン』'09・米・英・新 [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...]
あらすじ14歳のスージーが近所の男に襲われ殺された。深い悲しみを負った家族は、いつしかバラバラに。そんな様子を、スージーは天国から見守っていたが・・・。感想ハラハラする... [続きを読む]
受信: 2010.12.13 23:18
コメント
erabuさん。こんにちは。
TB・コメントありがとうございました。
少し、思いの違う映画でしたね。
こんな展開になるとは思ってませんでした。
彼女がこの世に残した思いは、恨めしい犯人への制裁ではなく、思春期の少女が心描くものだったということのようですね。
人種による、「死」に対する感覚の違いも少し難解にしている要因があるようにも思いました。
投稿: de-nory | 2010.02.27 12:17
>de-noryさん、コメントありがとうございます。
>こんな展開になるとは思ってませんでした。
少女の霊の成長物語となっていましたね。
人種の要素も入っているとすると、日本人にはわかりにくい内容なのかもしれません。
投稿: erabu | 2010.02.28 20:25