映画『デス・レース』(お薦め度★★)
監督・脚本、ポール=W=S=アンダーソン。2008年米。PG-12指定。バイオレンス映画。出演、ジェーソン=ステーサム(ジェンセン=エイムズ)、ジョアン=アレン(ヘネシー・女所長)、ナタリー=マルティネス(エリザベス)、イアン=マクシェーン(コーチ)、タイリース=ギブソン(マシンガン=ジョー=メイソン)、マックス=ライアン(バチェンコ)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
B級映画の雄ロジャー・コーマンが製作した1975年のSFアクション映画「デス・レース2000年」は、低予算ゆえのチープな娯楽作ながら奇抜なアイディアなどが支持され、カルトな1本に。今回は「バイオハザード」第1作や「エイリアンVS.プレデター」など、やはりSF活劇に強いP・W・S・アンダーソン監督が原典よりもたっぷりと製作費を注ぎ、大迫力のカーチェイス場面など見せ場を満載し、スリリングな近未来バイオレンス・アクションに仕立て直した。主演は「トランスポーター」シリーズの人気タフガイ男優、J・ステーサム。
チープ過ぎてガッカリでした。
せっかくジェーソン=ステーサムを主演に迎えても、構成と脚本が悪すぎてはどうにもなりません。
視聴率を取りたいために、運転の巧い男をはめてデス・レースに参加させるという貧相な物語です。デス・レース自体が自動車の競争でなく、兵器としての生き残りを図る戦いなのでわざわざフルスロットルの速さを競わせる意味がありません。ましてや第3ステージあるレースの第2ステージで、主催者側がコンボイクラスの車を登場させたのはデス・レースを否定するだけの行為です。そもそも視聴率を狙っているのに自殺行為と思える演出は全く意味不明でした。
脚本が失敗しているのに制作に一杯お金をつぎ込んだ駄作です。
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