映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(お薦め度★★★)
監督、デヴィッド=フィンチャー。脚本、エリック=ロス。原題『THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON』。2008年米。ファンタジー映画。出演、ブラッド=ピット(ベンジャミン=バトン)、ケイト=ブランシェット(デイジー)、ティルダ=スウィントン(エリザベス=アボット)、ジェイソン=フレミング(トーマス=バトン)、イライアス=コティーズ(ガトー)、ジュリア=オーモンド(キャロライン)、エル=ファニング(デイジー/少女期)、タラジ=P=ヘンソン(クイニー)、フォーン=A=チェンバーズ(ドロシー=ベイカー)、ジョーアンナ=セイラー(キャロライン=バトン)、マハーシャラルハズバズ=アリ(ティジー)、ジャレッド=ハリス(マイク船長)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
第81回アカデミー賞で同年最多の13部門にノミネートされ、作品賞は惜しくも逃したが、美術賞、メイクアップ賞、視覚効果賞を受賞。「セブン」「ファイト・クラブ」でも組んだ主演ピットとD・フィンチャー監督のコンビは、奇抜かつ幻想的な物語を得て空前絶後の人間賛歌を生み出した。物語が進むにつれて変化していく各時代を壮大かつ精密に再現した映像美が一番の見もの。中でも若返っていく主人公を20歳(但し外見は60歳の老人)から演じたピットの熱演と、主人公の年齢にあわせてピットを次々と変化させた特殊メイクや視覚効果に驚かされる。
劇場鑑賞に失敗して約1年振りにWOWOWで観ました。
第一次大戦後から21世紀にかけて激動の時代を背景に、歳とともに若返ってしまう男の人生が描かれています。よくぞこの想像を超えた老人~壮年~青年~少年~赤ん坊への逆転現象を映像化できたものだと感心しました。全く違和感の無い視覚効果によって、物語に感情移入ができました。後半からラストに掛けて思っていた以上に感動しました。ただし、面白いのか面白くないのかよくわかりませんでした。自然の摂理として老けることが生物にとって当然のことであり、見た目が若返っていっても赤ん坊なのに認知症を患って死んでいく様はただただ弱弱しく哀れでした。
『バベル』でも共演したブラッド=ピットとケイト=ブランシェットは息もピッタリで、味わい深い演技を披露してくれました。
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コメント
TB有難うございました。
80歳の老人の姿で若返っていく。
奇抜なストーリーながら、
この世に生まれ、人生の折り返し、
そしていつかは誰しも訪れる死
自分の人生を思わず振り返ってしまう…
そんな映画でした。
老いたくないですね…
時間が戻せたらいいのに…
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
投稿: シムウナ | 2010.04.11 18:08
>シムウナさん、コメントありがとうございます。
この映画でわかったのですが、老いるということは姿かたちではないことでした。
赤ん坊に姿が若返って老衰するのも、なんとも哀れでした。
投稿: erabu | 2010.04.12 22:24