大嶺の“不用意さ”が中継陣に負の連鎖、千葉ロッテ連勝できず(第32戦/19勝12敗1分)
○福岡ソフトバンクホークス7x-5千葉ロッテ● ヤフードーム(18:00)TV観戦
□責任投手
勝利投手 杉内 (6勝 1敗 0S)、セーブ投手 馬原 (0勝 0敗 10S)
敗戦投手 大谷 (1勝 1敗 0S)
□バッテリー
M大嶺、伊藤、●大谷、薮田=里崎
H○杉内、ファルケンボーグ、S馬原=山崎
□本塁打
M 金泰均3号3ラン(1回・杉内)
H オーティズ8号ソロ(6回・大嶺), 小久保6号ソロ(6回・大嶺), オーティズ9号2ラン(7回・大谷)
勝って当然の試合を逆転されるという久しぶりに嫌な負け方だった。
大嶺は調子が悪いとどうしても慎重さが無くなって、不用意なピッチングになる。傍目には投げやりな態度にしか感じられない。せっかく3~5回に立ち直りをみせたのに6回のホームラン2本で流れをソフトバンクに渡してしまった。
1回表の千葉ロッテの攻撃は最高だった。
苦手の杉内投手に対して、1番西岡がいきなりスリーベースヒット。2番荻野貴がタイムリーとなるエンタイトルツーベースヒットでわずか6球で1点先制。3番井口がデットボールでノーアウト2、1塁で、4番
金泰均がレフトへスリーランホームラン、一気に4得点。最高のスタートを切った。
しかし、大嶺が締まらない。
1回ウラに、ツーアウトから1塁ランナー・本多に盗塁された後に、4番小久保からタイムリーツーベースヒットを打たれた。1対4。高めの真ん中に投げたら打たれるのは当たり前。この反撃で杉内を生き返らせてしまった。
さらに2回ウラ、ツーアウトを取った後に、下位打線の8番李ボム浩、9番山崎に連打され、1番川崎の打席でキャッチャー・里崎もどうにもならないワイルドピッチを大嶺が投げてしまい、2塁ランナー・李ボム浩が一気に生還、2対4。情けなさ過ぎる(怒!!)。2点差でリードしているにもかかわらず、不利な状況に自ら導いてしまった。
3回以降は立ち直ってくれ、6回には味方が再び杉内を攻める。先頭の2番荻野貴がライト前ヒットで出塁して、3番井口の打席で初球から圧倒的なスピードで盗塁を決め、それに応えて井口がタイムリーヒットで1点を追加、2対5と3点差に広げ、大嶺をカバーしてくれる。
だが、大嶺はそのウラに3番オーティズ、4番小久保にそれぞれソロホームランを打たれて4対5の1点差に詰め寄られてしまった。大嶺はKO。2番手・伊藤がなんとか後続を断ってくれた。
7回には今一番信頼できる大谷が3番手で登場するが、なんと3番オーティズに2打席連続のホームランで今度はツーラン、6対5で逆転されてしまった....(泣)。
8回からはソフトバンクは逃げ切りのため、2番手・ファルケンボーグにスイッチ。こうなるとロッテは反撃できない。
8回ウラは4番手・藪田投手。ベンチは1点差で最終回に望みをつなぐ腹積り。
しかし、薮田投手もおかしい。ワンアウト後に6番松田、7番長谷川に連続デッドボール。8番李ボム浩にはフォアボールでワンアウト満塁のピンチを作ってしまった。これほで制球難に苦しむ姿は今季初。9番山崎をピッチャーゴロにしたが薮田が後ろにはじき、3塁ランナー生還を許してしまった。7対5。致命的なダメ押しをされてしまった。
最終回はソフトバンクの守護神・馬原。7番南に代打・福浦がヒットで出塁。8番里崎は三振。9番今江はピッチャーゴロ、万事休す。ダブルプレーで試合終了。
今のロッテならば、悪い流れを修正することができるはずだ。明日は気分を切り替えて勝ちにこだわって欲しい。
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