2010F1第9戦ヨーロッパGP
バレンシア市街地コース、57周。
6/27決勝(晴れ、ドライコンディション)
優勝[予選1位]セバスチャン=ベッテル(レッドブル)
2位[予選3位]ルイス=ハミルトン(マクラーレン)
3位[予選7位]ジェンソン=バトン(マクラーレン)
7位[予選18位]小林可夢偉(ザウバー)
ベッテルがポールtoウィンで今季2勝目、第3戦マレーシアGP以来6戦ぶり。チームメイトのウェバーは10週目にコバライネンを抜こうとしてミスして追突。その瞬間に宙を舞って一瞬裏返る大クラッシュして、タイヤバリアに突っ込んだ。ショッキングな映像が流れマシンが大破するものの、ウェバーは無事だった。
何よりも素晴らしかったのが、小林の走りだった。ウェバーの事故でセーフティカーが入ると、続々とピットインする他チームを他所に小林はコース上に留まり、レース再開時は3位をキープ。4位にバトンを従えて堂々の走りを見せた。54周目でピットインしてタイヤ交換し9位で戻る。残り2周でみせた2台の追い抜きは天晴れ!8位アロンソを抜き、最終ラップで7位ブエミも抜く「魂の走り」で7位入賞を果たした。
【スターティンググリッド】
1番手 ベッテル
2番手 ウェバー
3番手 ハミルトン
4番手 アロンソ
5番手 マッサ
6番手 クビサ
7番手 バトン
8番手 ヒュルケンベルグ
9番手 バリチェロ
10番手 ペトロフ
18番手 小林
スタート直後、ハミルトンがウェバーを抜いて、ベッテルにも並びかけタイヤとタイヤが接触させる。何とかベッテルが首位をキープ。ハミルトン、アロンソが続く。ウェバーは9位まで後退。
5周目、トゥルーリがリタイア。
8周目、ウェバー、ピットインし19位で戻る。
9周目、アロンソがファステスト。ロズベルグ、ピットイン。
10周目、ウェバーがコバライネンを抜こうとして、追突し宙を舞って一瞬裏返ってタイヤバリアーに大工ラッシュ。セーフティカーが入る。7位以下の各チームが続々とピットイン。
11週目、ベッテル、ハミルトン、アロンソ、マッサら上位陣もピットイン。1位ベッテル、2位ハミルトン、3位シューマッハ。4位小林、5位バトン、6位バリチェロの順。
12周目、シューマッハ、ピットインで19位。
14周目、シューマッハ、ピットインで21位。
15周目、レース再開。3位小林、4位バトンの順。
25周目、ハミルトンにドライブスルーペナルティの裁定。セーフティカーをオーバーラップしたことによるもの。
27周目、ビール瓶がコース上に入ってしまった。17コーナー付近。
28周目、ハミルトンがドライブスルーペナルティを行い、順位に変動無く2位で戻る。
30周目、オフィシャルがビール瓶を素手で回収。
37周目、シューマッハがピットイン、17位で戻る。
40周目、シューマッハがファステスト。
49周目、ハミルトンがファステスト。1位ベッテルに近づく。
50周目、ヒュルケンベルグがリタイア。タイヤウォールを蹴って悔しがる。
54周目、小林が初めてピットイン。9位でコースに戻る。
55周目、バトンがファステスト。
56周目、7位ブエミ、8位アロンソ、9位小林の順で3台のマシンが急接近。
57周目、小林がアロンソをかわし、8位浮上。1位ベッテル、2位ハミルトン、3位バトン、4位バリチェロ、5位クビサ、6位スーティル、そして最終コーナーでブエミをかわした小林が堂々の7位フィニッシュ。
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コメント
おはようございます。
カムイの最後のオーバーテイクは凄かったですね。「魂の走り」というのはいい表現ですね。ウェバーのクラッシュは、やばいと思いましたが、看板に当たったり、タイヤバリアまで距離があって良かったです。レッドブルもまだ速くチャンピオンシップがまた面白くなりました。
また来ます。
投稿: haru | 2010.06.29 07:23
> haruさん、いつもコメントありがとうございます。
カムイが今まで我慢していた心を開放したかのような熱い走りを披露してくれました。これが転機になってくれればと思います。
ウェバーの大クラッシュは衝撃的ですが、その後の大丈夫そうな映像で安心しました。次もレッドブル対マクラーレンの戦いが楽しみですね。
ところで、haruさんが掲載されるリン・チーリンの写真にいつも衝撃を受けています(笑)。
投稿: erabu | 2010.06.29 16:49