映画『ミラーズ』(お薦め度★★)
監督、アレクサンドル=アジャ。脚本、アレクサンドル=アジャ、グレゴリー=ルヴァスール。2008年米。ホラー映画。R-15指定。出演、キーファー=サザーランド(ベン=カーソン)、ポーラ=パットン(エイミー=カーソン・元妻)、エイミー=スマート(アンジェラ=カーソン・妹)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
呪われた鏡の奥に秘められた、忌まわしい過去とは何か? 人気TVシリーズ「24 TWENTY FOUR」でおなじみのK・サザーランドが怪現象の謎に挑む戦慄のサスペンス・ホラー!解説
2003年に発表された韓国製ホラー映画「Mirror 鏡の中」をハリウッド・リメイク。人気TVシリーズ「24 TWENTY FOUR」のジャック・バウアー役でおなじみのK・サザーランドが、主演に加えて共同の製作総指揮も務め、「ヒルズ・ハブ・アイズ」のA・アジャが監督を手がけた注目の衝撃作。荒廃した建物の中で不気味にきらめく巨大な鏡。その歪んだ鏡像の奥に見てはならないものを見てしまった主人公は、最愛の家族を守るため、究極の恐怖に立ち向かうが……!?ストーリー
同僚を誤って射殺して停職処分となり、以後酒に溺れてすっかり転落の道を歩むことになった元NY市警のベン。愛する妻エイミーや2人の子供たちと別居して、現在は妹アンジェラの住む部屋で居候の身となっているが、ようやく仕事を得て、火災に遭ったデパートの焼け跡を夜警で巡回することに。現場に取り残された巨大な鏡にふと見入るうち、そこに非現実的な恐ろしいイメージを見出したベンは、以後も次々と怪現象に見舞われ……!?
ラストの不条理だけは評価できますが、そもそもそこに至るまでの話しが成り立っていません。
主人公が廃墟同然のデパートの夜警に使命感を出すところからついていけませんでした。あのような場面に遭遇したら、普通は気味悪がって仕事を辞めるはずです。自ら進んで怪奇現象に喰いつくはずはありません。前半の不可解な恐怖に対してボランティア的とも思える主人公の行動にホラーものとしての興味は半減してしまいました。グロいシーンも勘弁して欲しい。後半からの謎解きは極端な辻褄合わせとなっています。ただし、その強引さがホラーらしからぬアクションシーン満載となり、キーファー=サザーランドということでドラマ「24 TWENTY FOUR」のジャック=バウアー役を意識させる展開でかなり見応えがありました。
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