映画『チーム・バチスタの栄光』(お薦め度★★★)
監督、中村義洋。脚本、斉藤ひろし、蒔田光治。2008年日本。サスペンス映画。出演、竹内結子(田口公子)、阿部寛(白鳥圭輔)、吉川晃司(桐生恭一)、池内博之(鳴海涼)、玉山鉄二(酒井利樹)、井川遥(大友直美)、田中直樹(氷室貢一郎)、佐野史郎(垣谷雄次)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
竹内結子&阿部寛の主演で海堂尊の同名ベストセラー小説を映画化。エリート手術チームによる意外な連続術中死の原因究明に乗り出した珍コンビの活躍を描く娯楽サスペンス。解説
第4回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた海堂尊の同名ベストセラー小説を、中村義洋監督が映画化。原作では本来、男同士だった主役の人物設定を、映画では竹内結子&阿部寛という男女の顔合わせに変えて、2人の異色コンビぶりをコミカルに際立たせた上、吉川晃司、佐野史郎ほか、豪華多彩なキャストが魅力的な競演を披露。本作のヒットを受けて同名のTVドラマ・シリーズも作られたほか、主要スタッフ・キャストが再び顔を揃えた海堂尊原作の映画化第2弾、「ジェネラル・ルージュの凱旋」も生み出された。ストーリー
難度の高い心臓手術をこれまで連続して成功させてきた東城大学付属病院の桐生率いるエリート手術チームが、ここにきてたて続けに手術に失敗して患者も死亡。その原因究明調査を頼まれた、心臓手術はまるで門外漢の女性医療内科医・田口は、チームのメンバー1人1人に聞き取り調査をした末、事故として報告書を提出する。ところが後から調査に加わった厚生労働省出身の白鳥は、それを一笑に付して彼独自の強引な調査を始める……。
予想以上に面白い作品でした。
竹内結子が良い味だしてました。弱弱しいナイーブな役柄をしっかりと演じていました。彼女の演技力は出演作を増やすごとに向上していると感じています。昔は苦手な女優でした。どちらかというと引き出しが少ない演技で物足りなさをずっと感じていました。しかし、『いま、会いにゆきます』のハマリ役で一気に注目するようになりました。最近の『なくもんか』も良かったですね。大画面で映える顔立ちと彼女の存在感は日本映画界を支える一人であることは間違いありません。この作品に主人公として竹内結子を起用した監督の勝利だと思います。
他のキャスティングでは吉川晃司のエリート医師も良かったです。彼がこれほど知的な役が似合うとは思いもしませんでした。医師役で他の作品に登場して欲しいと感じました。阿部寛はこのところ変な人が板に付いてきていて、文句無しでした。竹内結子との組み合わせでキャラクターが引き立っていました。
重いテーマでありながら、コミカルで軽快なテンポでサックリと楽しめました。続編が出来たのも納得できます。
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