千葉ロッテ3連勝で2位浮上(第92-L戦/50勝40敗2分)
●埼玉西武ライオンス4-9千葉ロッテ○ 西武ドーム(18:00)ライブTV観戦
□責任投手
勝利投手 渡辺俊 (8勝 4敗 0S)
敗戦投手 平野 (1勝 2敗 0S)
□バッテリー
M○渡辺俊=里崎
L●平野、土肥、岡本篤、工藤、谷中、藤田=上本
□本塁打
M 井口10号ソロ(1回・平野)
L 石井義5号2ラン(9回・渡辺俊)
千葉ロッテにとっては幸運な試合展開となったが、監督の温情が仇となる試合をまざまざとみてしまった。
西武の渡辺監督は2対4と2点差で迎えた8回表にベテランの工藤をマウンドに送った。西武にとってこれ以上追加点を与えてはいけない大事な場面での起用だったが、致命的な采配ミスとなってしまった。工藤がワンアウト取るごとに祈るような表情で見守る渡辺監督の姿が映し出される。ツーアウト満塁となっても西武ベンチは動かない。工藤を信じたかったのだろう。
このチャンスに千葉ロッテの7番細谷が2点タイムリーヒットで2対6。勝利を引き寄せた。
ダメ押しされてから、5番手・谷中に交代。
8番里中がセンターに弾き返して、ショート・中島が横っ飛びするが届かずタイムリーヒット、2対7。このとき中島は左肩を打撲して退場するアクシデント発生。ショートにサード・原が入り、サードに阿部が入った。
9番岡田は代わったばかりの阿部のグラブの横を抜ける強い打球を放ち、タイムリーとなり2対9。記録はヒットとなったが、エラーに近い守備のまずさをみせてしまった。
千葉ロッテはこの回5点追加するビッグイニングとした。
渡辺監督は工藤に頼ったばかりに、中島が負傷し、急造の守りで傷口を広げる負の連鎖を生じさせてしまった。監督は時に非情でなければならないということだろう。とうとう6連敗で3位に沈んだ。
お陰で千葉ロッテが2位に浮上。
渡辺俊は完投勝利を収めたが、9回ウラツーアウトから6番石井義にツーランホームランを浴びてしまう詰めの甘さをみせた。完勝といえないところに一抹の不安を覚える。気を抜かないように頑張ってほしい。
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