来日初先発のコーリーは打線の援護無く、千葉ロッテ完封負け(第77戦/42勝33敗2分)
●東北楽天ゴールデンイーグルス6x-0千葉ロッテ Kスタ宮城(18:00)TV観戦
□責任投手
勝利投手 ラズナー (2勝 7敗 0S)
敗戦投手 コーリー (0勝 2敗 0S)
□バッテリー
M●コーリー、秋親=里崎
E○ラズナー、青山、小山=嶋
□本塁打
M
E ルイーズ4号2ラン(4回・コーリー)
マーフィーの柳の下のドジョウよろしく、中継のコーリーを先発に回した。
先発ローテーションに苦しんでいる現状では妥当な判断だろう。今日一軍登録されたコーリーは粘りのピッチングをみせ、7回まで2点に楽天を抑えていた。打線の援護があれば流れが変わったかもしれない。
楽天先発のラズナーは調子が良いとは思えないが、ピンチとなると三振を奪う好投をみせて、ロッテ打線に付け入る隙を全くみせなかった。
今日の勝敗の鍵を握ったのが8回表・ウラの攻防だろう。
ラズナーは7回で降板し、8回表から2番手・青山に交代。
先頭の8番里崎がセンター前ヒットで出塁した。ここでベンチはチャンスとばかりに9番今江に代打・根元を送る。このところ3試合ヒットが出ていないとはいえ、パワーピッチャーに弱い根元では無理ではないだろうかと最初の心配していたら、案の定、空振り三振。1番西岡はセンター前に弾き返し、ワンアウト2、1塁。再びベンチは代打策。2番岡田に代打・竹原。しかし腑に落ちない。右対右で勝負すべきだろうか。右対左の岡田のほうが分があるのではとまたも2回目の心配していたら竹原は空振り三振。代打策は失敗。3番井口に期待するも、彼も空振り三振。1点も奪うことができなかった。
8回ウラは、コーリーが続投?!
代打策では早目に手を打ったのに、継投策では後手でいいの?と3回目の心配をしていたら、先頭の1番牧田にレフト前にヒット。2番鉄平は送りバント成功で、ワンアウト2塁。持ち応えることはできないだろうと感じたが、西本コーチはマウンドに行ったにもかかわらず続投を指示。3番中村紀にタイムリーツーベースヒットを打たれ、0対3。全くの裏目。
ここで2番手・秋親に交代。
しかし、ここのところリリーフすれば必ず失点する調子の悪い秋親は今日も炎上。6番山崎武、7番聖澤に連続タイムリーを浴びて3点追加され、0対6。
9回には守護神・小山に押さえ込まれ、完封リレーを許してしまった。
今日の負けの大きな要因は西村監督の采配ミスだろう。
代打策で2回、継投策で1回と3回は多過ぎる。成功する確率の低いほうで賭けに出る必要は無いと思うし、交代させられた選手もやる気を無くすのではないだろうか。7月4日西武戦でも先発・小野を早目に交代させて逆転されている。前の試合はシーソーゲームの末に勝ったから采配ミスとは指摘しなかったが、今日のようにシャットアウト負けになるとそうもいかない。
最下位の楽天が目を覚まさないように、明日からの2試合はくれぐれもベンチが足を引っ張ることがないようにお願いしたい。西村監督の冴えた采配を期待する。
| 固定リンク
コメント