セリエA 2010/2011シーズン第2節 チェゼーナ2-0ミラン(9/11)
会場:スタディオ・ディノ・マヌッツィ(チェゼーナ)
主審:カルミネ=ルッソ
前半:2-0
エルヨン=ボグダニ(前半31分) 1-0
エマヌエレ=ジャッケリーニ(前半44分) 2-0
後半:0-0
ミランが完敗。
今シーズンからセリエAに昇格したチェゼーナがホームでミランを退けた。
試合開始当初はミランがシュートを繰り出すが、チェゼーナゴールを脅かすほどではなく、逆にカウンターを喰らって守勢に立たされる場面が多かった。背番号5の長友佑都がアレシャンドレ=パトとズラタン=イブラヒモヴィッチに仕事をさせない。小柄だがスピードがあって、セリエAの選手と全く遜色がない動きだ。チームに溶け込んでいる印象で彼はセリエAで成功しそうな予感がする。
前半31分に中央にクロスが入り、ボグダニがヘッドで決めた。1点を取られてミランは前のめりで攻撃を仕掛けるが、効果的なものは生まれない。チェゼーナの大柄なボグダニが無骨な動きながら何度もカウンター攻撃でミランゴールを脅かす。前半終了間際の44分にジャッケリーニが中央からドリブルで持ち込んで左足で右隅に蹴り出す。GWアッビアーティが倒れこみながら手を伸ばすものの届かず、ゴール右隅に2点目が入った。
後半、ミランが徹底的に仕掛けるかと思ったが、チェゼーナの守りが固く、カウンターを喰らってミランは攻めきれない。後半11分にロナウジーニョをロビーニョに交代。後半19分にはジェナロ=ガットゥーゾをフィリッポ=インザーギに交代させ、攻撃陣を厚くした。インザーギが入ると長友佑都の守りが機能しなくなってきた。やはりインザーギは役者が違うといったところだろうか。ペナルティエリアでインザーギをマークした長友佑都は、ファウルを取られてしまう。ビデオで観る限り引っ張ったようなファウルはしていないのだが、インザーギのうまい動作でファウルと判断されPK。ここでイブラヒモヴィッチがキッカーとしてボールを蹴ったが、バーにはじかれて失敗してしまった。ここで1点取れなかったことでミランの反撃は萎んでしまい、チェゼーナが守りきって試合終了。
ともかく、長友の雄姿が観られたので大満足した。ミランのパトに嫌がられていたようで今後も活躍するのは間違いないだろう。先のワールドカップ南アフリカ大会で日本人選手が大活躍したが、海外に出た選手は着実に力を発揮しつつある。今後の日本代表に大いに期待できそうだ。
| 固定リンク
コメント