セリエA 2010/2011シーズン第3節 ミラン1-1カターニャ(9/18)
会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
主審:モルガンティ=エミディオ
前半:1-1
チーロ=カプアーノ(前半27分)0-1
フィリッポ=インザーギ(前半45分)1-1
後半:0-0
ホームのミランにとっては負けに等しい引き分け。
前半の立ち上がりから、ミランのディフェンスラインの乱れからカターニャに攻め込まれる。どうもミランの守備が悪い。それなりに決定的なシュートを放って、良い形で攻撃のリズムが作られようとするたびに、カターニャにカウンターを喰らうシーンが多く危ない場面が続いた。どうしても有利に試合が進められない。前半27分にミランのゴールのカターニャの攻勢を何とかアンドレア=ピルロがゴールエリアからクリアして山なりに蹴りだした。その落ちてきたボールを、カターニャのカプアーノがボレーでゴール左隅にスパーミドルシュートを決めた。起こるべくして先制されてしまった。ここからミランが前掛かりで攻撃を加える。徐々にミランペースになって前半終了間際の45分に、中央のせードルフが右サイドのボネーラにパスし、ボネーラがゴール前にクロスを入れたのが右サイドのロナウジーニョにまで流れ、これをロナウジーニョがGKの前にいたフィリッポ=インザーギにパスし、右足で合わせてシュート、同点。インザーギらしいオフサイドギリギリのポジショニングで生み出されたゴールでミランが追いついた。
後半は勝たなければならないミランが攻撃して、カターニャが守りを固める展開。ミランは何度も惜しいシュートを放つが、決定的なものにならない。両チームともに攻守が交互に入れ替わるエキサイティングな戦いを続ける。カターニャが15分、31分、38分と選手交代するが、ミランは選手をなかなか交代しない。同じようなパターンの攻撃を繰り返す。40分になり疲れのみえたフィリッポ=インザーギをセリエAデビューとなるナイジェリア出身の19歳ヌナンディ=オドゥアマディに交代。45分にもクラレンス=セードルフをジェナロ=ガットゥーゾに交代した。結局、ミランは攻めきれずドローに終わった。
何故ミランはこんなに遅く選手交代したのかアレグリ監督の意図はわからなかった。ホームで守りが危なっかしいのは今後も心配だ。過去にみてきたミランの中でもこれほど守りが悪いチームはみたことが無い。第3節を終えて1勝1敗1分で勝点4とは物足りな過ぎる。
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