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2010.09.26

セリエA 2010/2011シーズン第4節 ラツィオ1-1ミラン(9/22)

会場:スタディオ・オリンピコ(ローマ)
主審:ルカ=バンティ

前半:0-0

後半:1-1
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(後半21分)0-1
セルジオ=フロッカリ(後半36分)1-1

ミランが先制したものの、追いつかれて引き分け。

前半、ラツィオのマークがきつく、ミランは攻撃まで組み立てられない。イブラヒモヴィッチと中盤の選手が離れてパスが繋がらないし、サポートが無い。さすがに3人に囲まれてはイブラヒモヴィッチは機能しない。ラツィオがミランのディフェンスラインを崩し、再三決定的なシュートを放つ。GKアッビアーティが素晴らしい守りをみせる。中盤でボールを取られる場面が多く、前半26分にはジェナロ=ガットゥーゾが抜かれた後に、後ろからラツィオの選手の身体を引っ張り、髪の毛まで引っ張ってファウルを取られる。FKも厳しいところにシュートされるがGKアッビアーティがファインセーブ。ミランはほとんど攻撃の形を作れず前半を終える。

後半、相変わらず中盤でボールを取られてピンチを招くミランだが、テンポを上げてラツィオ陣内を突破しようとボールが集まり始める。幾分ミランに押されるようになり、後半21分にセンターライン付近からセードルフが前線のイブラヒモヴィッチにスルーパス、速い弾道で転がったボールをイブラヒモヴィッチが右足でGKをかわし、DFを外して倒れながら左足で合わせて無人のゴールに転がしてミラン先制。素晴らしいボディバランスだ。
ラツィオが反撃を開始。中盤でミランの選手からボールを奪ってシュートするシーンが増える。後半36分、エルナネスが左サイドからドリブルでゴール前に速いクロスを入れ、セルジオ=フロッカリがニアで合わせて左隅にゴール、ラツィオが同点に追いついた。ミランのDFがエルナネスのスピードに付いていけなかった。

ミランは強くない。ディフェンスラインは不安定で、すぐに崩されてしまう。中盤にクサビトなる選手がいないので、攻守のバランスが悪く、折角のイブラヒモヴィッチを生かしきれていない。それにしてもイブラヒモヴィッチは攻撃の要として実力を発揮している。本当に素晴らしい選手だ。

ところで、ハーフタイムの間、ミランチャンネルでは懐かしい偉大な選手を紹介してくれた。世界最高のリベロと呼ばれたフランコ=バレージ。1994年W杯アメリカ大会でのブラジルとの決勝戦でローマーリオを完封した活躍は今でも忘れられない。近況について特にコメントがなく、元気そうな姿を観られただけで感慨深い。本当にうれしい番組だ。

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