ドラマ「うぬぼれ刑事(デカ)」(お薦め度★★★)
演出、宮藤官九郎、吉田 健、土井裕泰、金子文紀。脚本、宮藤官九郎。プロデューサー、磯山晶。音楽、仲西匡、市川淳、都啓一。音楽プロデューサー、志田博英。主題歌、TOKIO『NaNaNa(太陽なんていらねぇ)』。挿入歌、中島美嘉『一番綺麗な私を』。製作、TBS。2010年7月クールドラマ。出演、長瀬智也(うぬぼれ)、生田斗真(本城サダメ)、中島美嘉(日暮里恵)、荒川良々(冴木優)、要潤(松岡征士郎)、矢作兼/おぎやはぎ(穴井貴一)、少路勇介(ゴロー)、小松和重(町田警部)、ムロツヨシ(登戸)、伊藤修子(婦警・小山)、西慶子(婦警・南)、森下愛子(玲子ママ)、坂東三津五郎(栗橋誠)、西田敏行(葉造)。
番組紹介(TBSサイトから引用)
TBS では7月スタートの金曜22時枠ドラマで 『 うぬぼれ刑事 (でか) 』 を放送することが決定した。主演に、およそ5年振りに 宮藤官九郎 とタッグを組む TOKIO の 長瀬智也 を迎え、宮藤が描く初めてのオリジナル刑事ドラマで刑事役に挑む。
今回、長瀬が演じるのは、超恋愛体質で捜査に支障をきたすほど惚れっぽく、そしてうぬぼれやすいことから同僚たちから “うぬぼれ” と呼ばれている刑事。そんな長瀬の共演者には、生田斗真、中島美嘉、荒川良々、要潤、矢作兼 (おぎやはぎ)、坂東三津五郎、西田敏行といった超豪華俳優陣が出揃う !!
長瀬とは連続ドラマ初共演となる生田斗真は、うぬぼれ刑事の行きつけのバーの常連客でうぬぼれ俳優・本城 (ほんじょう) サダメ役。同じく長瀬とは連続ドラマ初共演となる中島美嘉はうぬぼれ刑事の元恋人でヒロインの日暮里恵 (ひぐらしりえ) 役を演じる。さらにうぬぼれ刑事の相棒・冴木優 (さえきまさる) 役を荒川良々が演じ、うぬぼれ刑事を取り巻く 「 うぬぼれた仲間たち=うぬぼれ5 (ファイブ) 」 のメンバー (生田もそのうちの一人)、うぬぼれパティシエ・松岡征士郎 (まつおかせいしろう) 役を要潤が、うぬぼれカメラマン・穴井貴一 (あないきいち) 役を矢作兼が、うぬぼれ心理学者・栗橋誠 (くりはしまこと) 役を坂東三津五郎が演じる。さらにうぬぼれ刑事の父・葉造 (ようぞう) 役を西田敏行が演じ、さらにパワーアップした宮藤官九郎ワールドを繰り広げる。サスペンスで、コメディで、ラブストーリーで… という今まで見たことの無い欲張りな刑事ドラマが誕生。2010年の夏を彩る、新感覚刑事ドラマである。
【エピソード】
#1 初恋篇(ゲスト:加藤あい)
#2 癒し系(ゲスト:蒼井優)
#3 野心派(ゲスト:樋口可南子)
#4 地元流(ゲスト:戸田恵梨香)
#5 甘党(ゲスト:薬師丸ひろ子)
#6 くされ縁(ゲスト:小雪)
#7 マラカスの詩(ゲスト:小泉今日子)
#8 大物感(ゲスト:三田佳子)
#9 強火(ゲスト:竹下景子、光浦靖子)
#10 姉妹坂(ゲスト:石田ゆり子、岡本杏理)
#11 赤い彗星(ゲスト:中村七之助)
毎回楽しめました。やっぱりクドカンの脚本は特上のユーモアを提供してくれます。犯罪者として毎回ゲスト出演する女優に対して、逮捕されるかうぬぼれと結婚するかの究極の選択を迫られるナンセンスな刑事ものドラマでした。毎回お約束通りにヒロインが逮捕を選ぶ(うぬぼれが振られる)という馬鹿馬鹿しさは笑えました。
かなり無理な設定なのですが、巧みに物語を収束させるテクニックはお見事としか言いようがありません。中でも第2話の結婚詐欺師を演じた蒼井優との逮捕シーンは、長瀬智也が睡眠薬で所々眠ってしまいそのおかしさがツボにはまり笑いが止まりませんでした。こんなに面白い脚本を作り出すことができるクドカンの才能には驚かされました。
長瀬智也のカッコ良さも十分に堪能できました。第7話で殺人犯役の小泉今日子を逮捕に向かう際に、いつものように白いスーツを着て決めの踊りはほれぼれしました。手足が長いので非常に見栄えがしました。
第10話で石田ゆり子の娘役として登場した岡本杏理が印象に残りました。スタイルが良いクールな美少女でした。今後に期待できると思います。
ドラマとしては癖があって、あまり視聴率は取れなかったようですが、もしも続編がつくられとしたら観たいですね。更にパワーアップしたうぬぼれを期待します。
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