[CSファイナルステージ第6戦]千葉ロッテ史上初、シーズン3位からCS制覇(4勝3敗)
●福岡ソフトバンクホークス0-7千葉ロッテ○ ヤフードーム(18:00)
・日本一になった2005年以来、5年振り6度目の日本シリーズ進出を決めた。
□責任投手
勝利投手 成瀬 (2勝 0敗 0S)
敗戦投手 杉内 (0勝 2敗 0S)
□バッテリー
M○成瀬=里崎
H●杉内、森福、和田、ファルケンボーグ、攝津=山崎、田上
□本塁打
M 大松2号2ラン(8回・ファルケンボーグ)
H
うれしい。
チームのスローガン「和」が勝利をもたらした。
成瀬が素晴らしかった。投球数113、被安打4、奪三振6、与四死球0の文句無しの内容で完封勝利を収めた。本当に頼れるエースだ。
杉内と成瀬は互いに中4日での登板。息詰まる投手戦がスタートした。
5回表の千葉ロッテの攻撃はツーアウトから、9番里崎、1番西岡が連続ヒット。2番清田がフォアボールでツーアウト満塁。3番井口はデッドボールで押し出し、0-1。均衡が破れた。続く4番サブローにもフォアボール、0-2。5番今江はセンターへ2点タイムリーヒット、0-4。一挙4点をあげて、杉内をマウンドから引き摺り降ろした。
まだ試合は中盤だが、千葉ロッテの勝利を確信した。
ベンチに引き上げてうな垂れる杉内が痛々しい。千葉ロッテが勝ってうれしいのだが、勝負の厳しさがヒシヒシと伝わってきて喜べない。ソフトバンクの絶対的なエースであっても自滅させてしまうプレッシャーがこの試合にはあったのだ。それほど千葉ロッテの粘りが凄いということなのだろう。
成瀬はリードしてからもソフトバンクに付け入る隙を与えない。
8回表には4番手・ファルケンボーグが登板。
5番今江がショート内野安打で出塁。代打・塀内が送りバントでワンアウト2塁。7番金泰均がライトへフェンス直撃のタイムリーヒットで0-5。さらに8番大松がライトへ高々とツーランホームラン、0-7。ソフトバンクに止めの一発。昨日に引き続き絶対的なセットアッパーを打ち崩した。
成瀬は好投を維持して、最終回も3者凡退。ラストバッター4番小久保のショートライナーをショート・西岡がジャンプしてキャッチ。そのままグラウンドにうずくまって泣く姿に胸が熱くなった。キャプテンとして本当に頑張ってくれた。
強い、本当に強い。
ペナントレース最終戦で「千葉ロッテに戻ってくる」という約束を西村監督は守った。日本シリーズではどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
10月30日から日本シリーズが始まる。
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