« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010.11.28

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(お薦め度★★★★)

監督、デヴィッド=イェーツ。脚本、スティーヴ=クローヴス。2010年イギリス・アメリカ。ファンタジー映画。出演、 ダニエル=ラドクリフ(ハリー=ポッター)、ルパート=グリント(ロン=ウィーズリー)、エマ=ワトソン(ハーマイオニー=グレンジャー)、レイフ=ファインズ(ヴォルデモート)。J=K=ローリング原作の「ハリー・ポッター」シリーズの第7作・最終章の第1部。

PART1としては文句無しでしょう。ともかく早くPART2が観たいです。
これほどハリー・ポッターが追い詰められるとは思いもしませんでした。
ヴォルデモートを倒すために“分霊箱”を見つけ出し、破壊しなければならないのですが、ハリーとロン、ハーマイオニーの3人以外には誰の助けも借りることができずに、過酷な立場に追いやられます。これまでに無い最大の試練が訪れます。重苦しく痛々しい場面がこれでもかと続きます。圧倒的に不利な状況からハリーたちは巻き返せるのでしょうか。前編だけでは多くは語れません。

| | コメント (2) | トラックバック (26)

映画『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』スペシャルエンディング版(お薦め度★★)

監督、堤幸彦。脚本、長崎尚志、渡辺雄介。原作、浦沢直樹。2008年サスペンス映画。出演、唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司 (オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、平愛梨(カンナ)、香川照之(ヨシツネ)、藤木直人(蝶野)、石塚英彦(マルオ)、古田新太(春波夫)、小池栄子(高須)、木南晴夏(小泉響子)、ARATA(13番)、六平直政(仁谷神父)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、山寺宏一(DJ)、佐野史郎(ヤン坊・マー坊)、 高嶋政伸(地球防衛軍)、田村淳/ロンドンブーツ1号2号(地球防衛軍)、研ナオコ(ジジババ)、北村総一朗(敷島教授)、神木隆之介。全3部作の第3作目。2010年8月27日TV初放送の30分拡大版。

どこまでが劇場版なのかわかりませんが、エンドロールの後に追加放送されたバージョンで何とか救われました。もしも、TVで放送された追加分がなければ単なる駄作で終わっていたでしょう。神木隆之介が最後に登場したことで何とか価値ある作品となりました。原作とは異なった「ともだち」の解釈から物語を構築したとのことで、どうにか映画化した意味がありました。

それにしても、これだけ面白くない作品を3部作にして大ヒットさせたものです。

20世紀少年<第1章> 終わりの始まり 39.5億円
20世紀少年<第2章> 最後の希望 30.1億円
20世紀少年<最終章> ぼくらの旗 44.1億円

犯人の顔を見せないということだけで第3作まで引っ張るサスペンスはレベルが低過ぎました。また、リアリティが全く感じられない薄っぺらな世界観には辟易しました。ストーリー展開はまるでダメ。何がなんだかわからないまま日本映画史上に残る大作だというだけで引き摺られました。遊んでくれないから逆恨みというあまりに幼稚な動機で、これだけの大風呂敷的な物語では開いた口が塞がりません。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2010.11.26

閲覧130万突破!須藤元気が自身のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を語る

須藤元気の「WORLD ORDER」プロモーションビデオを観てから1か月近く経ちますが、久しぶりの音楽によるインパクトが継続しています。いまだに頭の中で彼の音楽が鳴り響いています(笑)。

Webマガジン「white-screen」に須藤元気のインタビューが11月25日に掲載されました。参加しているダンサーの紹介や「WORLD ORDER」の考え方が語られています。一部引用します。

「WORLD ORDER in New York」 9月にリリースされたミュージックビデオ(以下MV)新バージョンはニューヨークで撮影。他の国でもやっていきたいという須藤元気。ダンサーのメンバーには木村カエラ等のビデオに出演するキングタットの内山隼人、実力はトップレベルといわれる落合将人、空手でインハイ制覇実績をもちユニクロのCMにも出演する崎山清之、グリコポッキーのCM出演や振付家としても活躍する高橋昭博、ミッシー・エリオットのMVにも出演する野口量、アニメーションダンスを得意としマイケルジャクソンの専属ダンサーとしても認められた森澤祐介と錚々たる面子。

――ユニット名「WORLD ORDER」の 由来について、「世の中を支配する隠された法則、秩序、理念にインスパイアされたもの」とありますが、解りやすく教えてもらってよいでしょうか?

歴史が好きで、勉強していくと世界には隠された秩序が存在していて僕らはその枠の中で生きている事が解るんです。ある意味出来レース。貨幣システムでもそうですよね。別に肯定も否定もしていないんですが、これからやはり自然との秩序とかが大事なんじゃないのかなって。僕はそれをからかっているというか、パフォーマンスでの表現を目指しています。

格闘家であったことと発言がほら吹きのように聞こえていたので、須藤元気については全く興味がなかったのですが、奇怪ともいえる「WORLD ORDER in New York」を観たことで全く変わりました。今回のインタビューでいろいろ深く考えていることがわかりました。目指すところはかなり高いところを意識しているようです。YouTubeで「Mind Shift」再生回数が130万を超えました。音楽の世界でも是非とも頑張って欲しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.25

映画『20世紀少年<第2章> 最後の希望』(お薦め度★★)

監督、堤幸彦。脚本、長崎尚志、渡辺雄介。原作、浦沢直樹。2008年サスペンス映画。出演、豊川悦司 (オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、平愛梨(カンナ)、香川照之(ヨシツネ)、藤木直人(蝶野)、石塚英彦(マルオ)、宇梶剛士(モンちゃん)、小日向文世(ヤマネ)、森山未來(角田)、古田新太(春波夫)、小池栄子(高須)、木南晴夏(小泉響子)、ARATA(13番)、前田健(マライア)、荒木宏文(ブリトニー)、六平直政(仁谷神父)、佐藤二朗(ホクロの巡査)、光石研(ヤマさん)、ユースケ・サンタマリア(サダキヨ)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)、唐沢寿明(ケンヂ)。全3部作の第2作目。

前作から引き続き一向に面白くなりません。
2作目になってますます下り坂です。さらにリアリティは薄れて、壮大なる作り話となってしまいました。公開当時どうして人気があったのか理解に苦しみます。
「ともだちランド」というTDLのパロディが登場して、過去に人間の意識が送られるというタイムトラベルもどきなのか、パラレルワールドなのか訳が分からないSFエピソードが披露されれます。ほとんどついていけません。

物語として全くの低レベルです。

結局、ともだちの顔を隠すというサスペンスしか用意されないようです。

キャスティングの目玉として大抜擢された“最後の希望”であるカンナ役の平愛梨は、全く魅力を感じませんでした。彼女自身の問題というよりも作品のキャラクターの問題だとは思いますが、気が強くてはね返りの性格でつかみ所が無く期待外れでした。同じクラスメイトの小泉響子を演じた木南晴夏は評価できました。癒し系でコミカルな役が似合っていました。最近はいろいろなドラマに脇役で登場していて、今後の活躍に注目したいと思います。

さぁて、ともだちの顔を拝むために、3作目を観なければなりません。これだけ話題を呼んだ大作なのに興味はそれだけです。できれば逆転サヨナラ的に大団円を迎えてくれればと僅かな期待を残していますが...

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.11.24

人気ドラマ「JIN-仁-」の原作コミックが完結した

人気ドラマの原作、村上もとかの「JIN-仁-」が完結のニュースが本日(11/24)配信されました。毎日新聞デジタルから引用します。

JIN : 530万部突破の医療マンガ完結 10年の連載に終止符 来春ドラマ化

幕末にタイムスリップした医師の活躍を描き、ドラマがヒットした村上もとかさんのマンガ「JIN-仁-」が、24日発売の「スーパージャンプ」24号(集英社)で最終回を迎えた。村上さんは「長い間のご愛読、本当にありがとうございました。来春のドラマもお楽しみに」とコメントしている。

大学病院の脳外科医だった南方仁が、幕末にタイムスリップしてしまう。満足な医療器具や薬もない状態で人々の命を救う中、坂本龍馬や勝海舟ら幕末の英雄と知り合い、激動する歴史に巻き込まれる物語。00年4月から連載され、コミックスは累計530万部を発行している。

09年10~12月、大沢たかおさん主演でTBSでドラマ化され、最終回は視聴率25.3%、瞬間最高視聴率29.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。11年4月から続編の放送も決まっている。最終巻20巻は11年2月発売予定。(毎日新聞デジタル)

以前、ドラマ「JIN-仁-」の最終回を批難しました。

2009.12.20 TBSは何を考えているのか?ドラマ「JIN-仁-」の最終回はひどい(怒)!

あの当時TBSが沈黙を守ったのは、原作者との今後の展開を協議していたからということになるのでしょう。結果論にはなるものの、それはそれで評価しなければいけないと思います。

しかしながら、亀田兄弟の扱いなどに代表されるようにTBSの倫理観には疑問を持っています。あくまでも憶測ですが、当初はドラマがそれほどヒットすると思わなかったところ、回を重ねるごとに視聴率が上昇し大反響となったため、後手後手で原作者と慎重に善後策を協議して行った結果が沈黙しか選択肢が無かったというのが舞台裏ではないでしょうか。

ともかく、原作が完結したことで続編は最高のドラマとなるように製作陣に頑張ってもらいたいと希望します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.23

映画『20世紀少年<第1章> 終わりの始まり』(お薦め度★★)

監督、堤幸彦。脚本、福田靖、長崎尚志、浦沢直樹、渡辺雄介。原作、浦沢直樹。2008年サスペンス映画。出演、唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司(オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、香川照之(ヨシツネ)、石塚英彦(マルオ)、宇梶剛士(モンちゃん)、宮迫博之(ケロヨン)、生瀬勝久(ドンキー)、小日向文世(ヤマネ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、佐野史郎(ヤン坊・マー坊)、森山未來(漫画家・角田)、ARATA(田村マサオ)、片瀬那奈(敷島ミカ)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)。人気漫画家・浦沢直樹のベストセラー・コミックを全3部作として映像化。

傑作か駄作かのどちらかになると感じていました。
駄作です。
中盤以降はまるで話がわからなくなりました。元々映画化に不向きだったのではないでしょうか。
絵コンテは原作のコミックを忠実に踏襲したということですが、話が飛躍し過ぎです。クライマックスの巨大ロボットに主人公たちが立ち向かうシーンは、普段着で拳銃を片手に出発しながら、巨大ロボットの足元のシーンでは迷彩服でガスマスクという戦闘服になっていました。もうほとんどダイジェスト版のような展開です。そもそも描かれる世界観が小さいにもかかわらず、かなり背伸びして描いている印象です。したがって、いかにも作り話としての絵空事のエピソードが続きます。リアリティは皆無でした。
日テレが話題づくりをリードして興行的に成功させましたが、作品としてはかなり辛いものになっています。そして、更に辛いところは3部作を全部観なければならない作りになっていることです。1章を3分割しているようで、謎解きは全てを鑑賞しなければならないでしょう。犯人は誰なのか顔を隠し続けることでしか引っ張れないのであれば、サスペンスとしてはかなり内容として薄い部類に位置付けられるのではないでしょうか。杞憂に終わってくれればいいのですが...

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010.11.22

ドラマ「幻夜」は10分持たなかった

11月21日(日)22時からスタートしたWOWOWのドラマ「幻夜」は開始10分で鑑賞を止めました。WOWOW FILMSとして製作される映画『白夜行』が2011年1月29日公開で控えているだけに非常に期待していたのですが、見送ります。

ともかく冒頭の脚本および演出が薄っぺらくてどうしようもありません。大地震に続き、最初の殺人が描かれているのですが、全くリアリティがありません。物語の重要な導入を失敗しています。ドラマの予告CMから感じていた面白くなさそうな予感以上に外していました。この前に放送されたドラマ「マークスの山」が今年最高のドラマだったので、引き続き良質なドラマを観ることができると考えていたのに残念です。

過去において冒頭15分間を観ることができれば最後まで鑑賞は続けられるのですが、久しぶりにこの壁を破ることができない作品となりました。

イントロダクション(WOWOWオンラインから引用)
今や国民的作家である東野圭吾氏の数多くの傑作の中でも、TBSでドラマ化もなされた「白夜行」は、最もファンの多い作品の一つ。今回、WOWOWでドラマ化される「幻夜」は、その続編、姉妹編とも言われる作品で、「白夜行」同様、直木賞候補ともなり、すでに100万部に迫る売れ行きをみせている傑作クライムサスペンスだ。
ドラマ化にあたっては、大作にふさわしい豪華な共演が実現した。自身の野望のためにはどんなことでもする主人公・新海美冬役には、様々なメディアで活躍する女優・深田恭子。日本文学史上に残る「究極の悪女」をどのように演じるか、要注目だ。そして、愛する美冬のためならすべてを捧げると決意した男・水原雅也役に、演技派俳優・塚本高史。さらに、自身もつらい家庭の問題を抱えながら執拗に美冬と雅也を追い詰める刑事・加藤亘役として、幅広い世代に支持される俳優・柴田恭兵がWOWOW初登場だ。
主人公、美冬の、「美」、そして、最高の生き方に対する恐ろしいまでの執念によって、ある時は美しく、ある時は厳しく、周囲の様々な人間の業が炙り出されて行く過程は、圧巻そのもの。テレビドラマの概念を越えたかつてないスケールで贈る、映像の叙事詩の誕生だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.21

2010年千葉ロッテ日本一パレードで西村監督と西本コーチにエールを送る

11月21日(日)「千葉ロッテマリーンズ優勝パレード」に行ってきました!

西村監督を乗せたオープンカーが近づき、「監督、おめでとうございます」と声を掛けたところ、手を振ってこちらを見て会釈をしてくれました。いつも拝見している通り、にこやかでファンを大切にする姿勢は立派です。新人監督ということもあり、決して勝負師としてずば抜けているわけではありませんが、千葉ロッテを預かるトップとして本当に相応しい人物だと思います。この一年試合後の西村監督の笑顔が観たくて応援を続けた甲斐がありました。ファン冥利につきます。改めて西村監督のお人柄に感服しました。

また、退団するのではと騒がれた西本コーチへもエールを送りました。大きく手を振ったところ、こちらを向いて手を振ってくれました。間違いなく彼が幾度も訪れた投手陣崩壊を何とか持ち応えさせた功労者だと思います。本人オフィシャルサイトの11月19日で「現役選手ではないのですから、自分への評価などは必要ありません。」と書かれたように、パレード隊列の最後となるスカイバスの一番後ろ沿道の観衆に手を振り続けていました。二軍コーチ異動でいろいろな憶測が書かれましたが、期するものがあったのでしょう。本日付けで二軍コーチを受諾されたとのことです。来シーズンから若手育成に尽力していただきたいと思います。

それに対して、選手たちの中途半端な態度は少し興ざめしました。大松、サブロー、小林宏、清田はそれなりの笑顔で対応してくれましたが、西岡は終始暗い表情でしたし、唐川は気の抜けた表情でした。5年前の選手たちの喜び方と比べると嬉しさがほとんど伝わってきませんでした。日本一から期間があったからなのでしょうか。それとも沿道からの声援が少なかったからでしょうか。岡田選手はほとんど無表情なのが気になりました。ホテル ザ・マンハッタンの向かい側でパレードを観たのですが、成瀬、里崎、渡辺俊、今江など主力選手を確認することができず残念でした。

[本日の行動]
①JR幕張本郷駅から直通バスに乗って10時40分頃に聖地である千葉マリンスタジアムに到着。11月下旬だというのにジャンパーを脱ぐほどの陽気。いまだ寒くない。温暖化は激しさを増しているのか?

P1010925

②千葉マリンスタジアムに入る人の多さに優勝報告会は断念して、沿道の優勝パレード会場に向かう。国際大通りの歩道橋から選手たちのバスを撮影。前の窓側席に西村監督が座っているのを確認。

P1010928

③国際大通りに飾られた垂れ幕を撮影。

P1010932

④11時半頃にようやく隊列が来て、西村監督が乗ったオープンカーを撮影。広角で撮影してしまい小さいお姿しか撮れなかった。トホホ...それにしても、周りの人は声を掛けることをしないので、俺の声が監督の耳に届いたようだ。

P1010944

⑤ポスティングで大リーグ挑戦を表明した西岡の表情が暗過ぎる。

P1010953

⑥薮田コールが起こり、人気の高さを示した。

P1010957

⑦唐川は声を掛けてもほとんど反応無し。岡田は無表情でどうしたの?

P1010960

⑧清田はひょうきんで、清田コールに一番良い反応。彼のサービス精神は見習うべき!

P1010962

⑨西本コーチ、俺は応援するぜ!!

P1010964

⑩パレードが通過して大混雑。しかし、10分もすると人混みは解消。

P1010966

⑩パレードが終わってから、公式ガイドをもらう。係員の様子ではかなり余っていた。思ったほど観客が集まらなかったのではと感じた。

P1010967

| | コメント (2) | トラックバック (11)

2010.11.20

ドラマ「JIN-仁-」ディレクターズカット版、12月27、28日19時から2夜連続9時間放送

11月18日にTBSが2009年10月クールに放送された日曜劇場「JIN-仁-」を年末のゴールデンタイムに放映することを発表しました。

来年4月クールに続編が放映されますので、ちょうど良いタイミングなのでしょうか。

単純に再放送を希望していたのですが、全11話が9時間でまとまるならば歓迎したいと思います。年末が楽しみです。

【関連記事】
2009.11.03 TBSドラマ日曜劇場「JIN-仁-」は傑作かもしれない
2009.12.20 TBSは何を考えているのか?ドラマ「JIN-仁-」の最終回はひどい(怒)!
2010.06.08 ドラマ「JIN-仁-」が2011年4月に続編決定!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010.11.18

「午前十時の映画祭」が来年も継続し拡大する!!

映画演劇文化協会(会長・松岡功)が主催する「第二回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」の開催概要が17日に発表されました。

今年上映した50作品を第一回の「Series1/赤の50本」として新規参加する25の劇場で上映し、第二回で新たに選ばられた50作品を「Series2/青の50本」として従来からの25劇場で上映するとのことです。

第一回は11月12日までの40週に全国25劇場で動員48万2641人、総興行収入4億6659万4600円。動員50万人予想していたのに対して、60万人に上方修正しており、2年目は100万人動員、興行収入10億円を目指すそうです。

このような映画ファンにとって良質な企画が料金(大人1000円、学生・こども500円)据え置きで拡大するのは有難いです。今年の映画祭は『ウェスト・サイド物語』と『スティング』の2本を観ています。過去に何度観ていても改めて大画面で鑑賞するのは有意義です。

Series2/青の50本」では『ディーバ』と『ひまわり』は必ず観たいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.16

ドラマ「マークスの山」[全5話](お薦め度★★★★★)

監督、水谷俊之、鈴木浩介。脚本、前川洋一。音楽、澤野博之。2010年WOWOW放送。サスペンスドラマ。出演、上川達也(合田雄一郎・警視庁捜査一課七係警部補)、石黒賢(加納祐介・東京地検特捜部検事)、小西真奈美(根来麻美・「週刊潮流」記者)、高良健吾(水沢裕之・マークスと名乗る男)、佐野史郎(佐伯正一・佐伯中央建設社長)、石橋蓮司(岩田幸平・元建設作業員)、鈴木杏樹(合田の元妻)、大杉漣(佐野国夫・山梨県警警部)、戸田菜穂(高木真知子・看護師 水沢の恋人)、小日向文世(林原雄三・弁護士)、甲本雅裕(吾妻哲郎・警視庁捜査一課七係警部補)。

圧倒的でした。
WOWOW作品の中で最高ではないでしょうか。
圧倒的なリアリティが心底ゾクゾクさせました。ドラマとは思えない充実したキャスティング、脚本も素晴らしい。効果としての音楽は完璧でした。20年前の2つの事件が交錯する殺人事件でかなり複雑な展開にもかかわらず、整理されて明確に伝わってきました。この作品を提供してくれたスタッフならびにWOWOWに感謝です。

主人公の上川達也の刑事としての正義感が素晴らしかったです。どんな役も無難にこなす俳優だとは思っていましたが、本作での成りきり度は半端ではありませんでした。同僚と2人で辞表を提出して、上司に捜査続行を申し出る男気に痺れました。本当に格好良かった。是非合田シリーズで続編をお願いします。犯人の恋人役の戸田菜穂の演技もお見事でした。それほど演技が上手いというイメージはもっていませんでしたが、彼女が恋人である犯人を守ろうとする迫真の演技に心を打たれました。

今年のドラマは佳作が多く登場していますが、本作は今年最高傑作です。
日本のドラマには珍しくサウンドトラックが欲しくなりました。

作品イントロダクション(WOWOWオンラインから引用)
映画化もされた『レディ・ジョーカー』(このミステリーがすごい! 1999年版国内第1位)など、傑作を世に出し続ける作家・髙村薫。
彼女がデビュー後、僅か3年で上梓した本作『マークスの山』は、刊行後、警察小説の最高峰と評判を呼び、その年の「直木賞」「このミステリーがすごい! 国内1位」「週刊文春ミステリーベスト10第1位」など、主な賞を総なめにした100万部突破の大ベストセラーである。硬質な文体、重厚なテーマ、緻密な描写による圧倒的なリアリティによって紡ぎだされた世界観は“刑事と犯人”“善と悪”といった単なるミステリーの枠を超えた本格社会派小説としても有名であり、今もなお多くのファンを獲得し続ける“合田雄一郎”シリーズの原点でもある。
出演陣も骨太な世界観に負けないオールスターキャストが揃った。主役の合田役には「祖国」「震度0」「ルパンの消息」と過去のドラマW主演作全てにおいて高いクオリティを保つ上川隆也。合田の大学時代の同期であり元妻の兄である検事の加納には石黒賢。貪欲にスクープを狙う女性記者・根来を演じるのは小西真奈美。事件への関与を疑われる弁護士・林原には小日向文世。そして、狂気と繊細さを併せ持った難役・水沢を演じるのは、「ソラニン」「ボックス!」「ノルウェイの森」など2010年だけで6本の映画に出演している若手実力派俳優、高良健吾。その他にも戸田菜穂、大杉漣、鈴木杏樹、佐野史郎、石橋蓮司など、名作に相応しい実力派キャストが勢揃い!
監督は「震度0」でも上川と息の合ったコンビを組んでいる水谷俊之と「空飛ぶタイヤ」の鈴木浩介が担当。20年前の二つの事件が発端となり現代に生まれた更なる悲劇を、丹念に描いた社会派ミステリーの傑作「マークスの山」。是非ご期待下さい!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010 F1最終戦(第19戦)アブダビGP

ヤス マリーナ サーキット、55周。

・史上初の4強決戦。
・唯一のトワイライトレース。
・F1単独タイヤサプライヤーを務めるブリヂストンのラストレース。

【2010ドライバーズポイント ランキング】
①ベッテル 256pt
②アロンソ 252pt
③ウェバー 242pt
④ハミルトン 240pt
⑤バトン 214pt

11/14決勝(晴れ、ドライコンディション)
優勝[予選1位]セバスチャン=ベッテル(レッドブル)
2位[予選2位]ルイス=ハミルトン(マクラーレン)
3位[予選4位]ジェンソン=バトン(マクラーレン)

7位[予選3位]フェルナンド=アロンソ(フェラーリ)
8位[予選5位]マーク=ウェバー(レッドブル)

14位[予選12位]小林可夢偉(ザウバー)

ベッテルが今季5勝目、通算10勝目を挙げ、ドライバーズランキングで3位から逆転でタイトルを獲得。23歳と134日で史上最年少王者の座に就いた。精神的な脆さを指摘されたベッテルだが、持ち前の速さで年間チャンピオンをもぎ取った。

スタートは上位陣ではアロンソがバトンに抜かれて4位に交代。しかし、ウェバーの前でレースを終えれば勝が転がってくる。スタートしてすぐにシューマッハがコース上でスピンして反転し止まったところに、ビタントニオ=リウッツィ(フォース・インディア)が突っ込んでシューマッハのマシンに乗り上げて両方ともに大破。セーフティカー導入。

6周目でレース再開され、ベッテルが後続を引き離す。12周目にタイヤのグリップに苦しむウェバーがピットインしてタイヤ交換、16位でコースに戻る。アロンソはウェバーをマークするだけの戦法を取り16周目にピットイン、12位でウェバー(13位)の前で戻る。しかし、この結果、ペトロフ(ルノー)の後ろにアロンソ、ウェバーは入ってしまって抜くことができない。

結局、アロンソとウェバーはペテロフをかわすことができずに、それぞれ7、8位に低迷したままレースを終えた。小林はピットストップを遅らせて一時は3位まで順位を上げたが、タイヤ交換のタイミングが悪く14位でポイント獲得を逃した。

史上初の4強決戦となった最終戦はもつれると予想したが、アロンソとウェバーともに為すすべも無く、今季ポールポジションを10回獲得した最速の天才、若きベッテルにブッチギリで逆転を許してしまった。

【スターティンググリッド】
1番手 ベッテル
2番手 ハミルトン
3番手 アロンソ
4番手 バトン
5番手 ウェバー 

12番手 小林

[2010年F1の感想]
小林が活躍してくれて、久しぶりに日本人として楽しめた。彼の活躍が日本とF1をギリギリで繋いでくれている。来季もチームはザウバーなので今年以上のパフォーマンスは期待できないと思うが、次を目指して頑張って欲しい。

年間チャンピオンは出来ればウェバーに獲ってもらいたかった。34歳と遅咲きのレーサとしては今年が狙い目だったと思う。終盤にかけて守りのレースに甘んじたので結果は残念だが納得している。

マシンパワーがレッドブル、マクラーレンと比べて落ちるフェラーリでありながら、優位に持っていったアロンソには改めて賞賛を送りたい。

シューマッハについては復帰して欲しくなかった。来年も意欲を持っているようだが、今季ベッテルが最年少記録を更新したように、ますますF1は若い才能を求めるようになっている。本人としては何としてもリベンジを果たしたいと考えるだろうが、最終戦で見せたような醜態はさらして欲しくない。やはり若い世代に席を譲るべきだ。

来季の勢力図はどうなるだろうか。来年もレッドブル、マクラーレン、フェラーリの3強が中心となり、年間チャンピオン4人(ベッテル、アロンソ、ハミルトン、バトン)が拮抗する流れは変わらないのだろうか。若い才能が開花したことで益々面白さが増した。

ところで、F1は燃料がガソリンというレギュレーションをどこまで続けられるのだろうか。地球規模でエコロジーが浸透してきており、従来型の動力源である内燃機関は否定される方向にある。近い将来、電気モーターで爆音を上げずに戦うようになるのだろうか。それともF1そのものが無くなるのだろうか。どのような未来がF1に待っているのかわからないが、今後も現在のF1が続く限り、応援していきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (12)

2010.11.14

ドラマ「ストロベリーナイト」(お薦め度★)

今乗りに乗っている竹内結子が主演なので、宣伝に乗せられて観ました。
フジテレビの特別企画なので期待したのですが、とんでもない駄作でした。
脚本にリアリティが全くありません。推理の過程がチンプンカンプンです。いろいろな要素を削ったように感じます。背景がよくわからないままラストに真犯人が解明されますが、ハチャメチャな内容でどうでもよくなりました。サスペンスものとして大失敗でしょう。

竹内結子は刑事役初挑戦ということでしたが、とんだ失敗作に当たってしまいました。本作を観る限り彼女に刑事役は似合いません。彼女のお嬢様っぽいキャラクターでは過去のトラウマを乗り越えられる人物像には成りえません。

ともかく、観ないほうがよかったドラマです。

[ドラマデータ]

2009年日本ミステリー界ナンバーワン話題作といわれる誉田哲也原作「ストロベリーナイト」を初ドラマ化! “ストロベリーナイト”という言葉に隠された謎とはいったい何か?
ノンキャリアで成り上がり系の警視庁捜査一課の女性刑事・姫川玲子を刑事役初挑戦の竹内結子が演じる!
共演には主役級俳優がズラリ勢ぞろいする本格サスペンスドラマ!!

【キャスト】
竹内結子
西島秀俊
武田鉄矢
桐谷健太
生瀬勝久
遠藤憲一
髙嶋政宏
国仲涼子
渡辺いっけい
林 遣都
谷村美月
佐藤祐基
ほか

【スタッフ】
原作  『ストロベリーナイト』(光文社刊) 誉田哲也 著
脚本  龍居由佳里
音楽  林ゆうき
主題歌  柴咲コウ「EUPHORIA(ユーフォリア)」(ユニバーサルミュージック)
企画  成河広明
プロデュース  髙丸雅隆  江森浩子
演出  佐藤祐市
制作協力  共同テレビ
制作著作  フジテレビ

| | コメント (0) | トラックバック (7)

2010.11.13

[日韓クラブチャンピオンシップ]さらば西岡と小林宏、千葉ロッテ最終戦を有終の美で飾る

○千葉ロッテ3x-0SKワイバーンズ● 東京ドーム(14:00)

・テレビ東京が16時~17時半まで録画ダイジェスト中継を実施。

□責任投手
勝利投手 唐川 (1勝 0敗 0S)、セーブ投手 小林宏 (0勝 0敗 1S)
敗戦投手 門倉 (0勝 1敗 0S)

□バッテリー
SK●門倉、全炳斗、鄭ウラム、李承浩=鄭相昊
M○唐川、薮田、内、伊藤、S小林宏=里崎

□本塁打
SK
M 今江1号ソロ(5回・全炳斗)

日本一を決めて、日韓戦も勝利を飾ってくれた。

金泰均は広州アジア大会の野球で韓国代表に合流するため欠場した以外は、ベストメンバーで臨んだ。SKワイバーンズのキム=ソングン監督は、京都桂高校出身で2005~6年に千葉ロッテでコーチを務め、2007年に就任後3度韓国覇者に導いている。先発の門倉健は日本球界で76勝し、今季30試合に登板し、14勝7敗、防御率3.22の成績。

千葉ロッテが2回ウラに2点先制。
6番福浦はファーストゴロ。ワンアウト。
7番里崎はボテボテのゴロが3塁線に転がり内野安打。
8番塀内は空振り三振。ツーアウト。
9番岡田はピッチャー強襲で門倉がボールを弾いた間に出塁、里崎は3塁へ進塁。
1番西岡はフォアボール、満塁。
2番清田がセンターに弾き返し、二遊間を渋く抜けて、里崎と岡田が還って2-0。日本シリーズで優秀選手賞を獲得した通り、好調を維持している。

3点目は5回。
先頭の5番今江がレフトスタンド上段にソロホームラン。さすがは日本シリーズMVP男だ。

一方の千葉ロッテ投手陣は、先発の唐川が5回を投げ2安打の好投。6回薮田、7回内、8回伊藤、9回小林宏の完封リレー。

海外FA権を行使することを表明した守護神・小林宏は最後は見逃しの三振に切って取った。クローザーとして1年間重責を担ってくれた。

ポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明した西岡は8回の最終打席は豪快なフルスイングでの空振り三振。206安打を記録して1年間キャプテンとして本当にチームを引っ張ってくれた。

2人の最後のプレーを記憶に焼き付けた。それぞれの夢へ向かって挑戦して欲しい。

日本シリーズを優勝に導いた清田と今江が今日も得点を叩き出した。
試合後、テレビ東京のスポーツニュース番組「ネオスポ」に2人が登場した。来季から公式戦で使われる低反発球について今江選手が語ったところ、思った以上に飛ぶとの感想。1回のワンアウト満塁で今江はセンターに打ち返したが、手前で落ちると思っていたところ、打球が伸びてキャッチされてしまい、2塁ランナーの清田が戻れずにダブルプレーになったし、3塁ランナーの西岡もタッチアップ体制を取っていなかったとのこと。かなり戸惑ったようだ。

長かった千葉ロッテの戦いも全て終了。
素晴らしい活躍をみせてくれた。
本当に感謝したい。

| | コメント (0) | トラックバック (5)

映画『桜田門外ノ変』(お薦め度★★)

監督、佐藤純彌。脚本、江良至、佐藤純彌。原作、吉村昭。2010年日本。時代劇映画。出演、大沢たかお(関鉄之介)、長谷川京子(関ふさ)、加藤清史郎(関誠一郎)、柄本明(金子孫二郎)、生瀬勝久(高橋多一郎)、渡辺裕之(岡部三十郎)、中村ゆり(いの)、渡部豪太(佐藤鉄三郎)、須賀健太(高橋荘左衛門)、本田博太郎(桜岡源次衛門)、温水洋一(与一)、北村有起哉(安藤龍介)、田中要次(稲田重蔵)、坂東巳之助(有村次左衛門)、永澤俊矢(西郷隆盛)、池内博之(松平春嶽)、榎木孝明(武田耕雲斎)、西村雅彦(野村常之介)、伊武雅刀(井伊直弼)、北大路欣也(徳川斉昭)。

全くの期待外れです。
物語は大老・井伊直弼襲撃事件がラストだとばかり思っていたのですが、事件が導入シーンになっていて、その後に、襲撃に至る経緯と事件の顛末が描かれています。この構成ではヒットしません。そもそも何で最後に討ち入りでクライマックスを迎える「忠臣蔵」のようなストーリーにしなかったのでしょうか。

本作は今年の夏から期待していました。本作が面白ければ、佐藤純彌監督の前作『男たちの大和/YAMATO』のようにロケ地を訪れることになっていたはずです。しかし、これほど面白くない作品ではロケ地巡りをしたいとは思いません。10月16日に公開されてから、良い評判が伝わってこないので見逃そうとも考えていました。観終わって後悔しています。この内容であれば映画というよりもドキュメンタリーとして製作されたほうが合っていました。NHKで過去に放送されていた「歴史発見」のような番組です。

本作はどこまで史実に忠実なのかわかりませんが、事件の実行者たちは悲惨そのもでした。大儀のために立ち上がったのに梯子を外された典型です。どうして徳川斉昭は事件の当事者を守ろうとしなかったのでしょうか。本作では単なるバカ殿でしかありません。全く身内を守ることなく、あっさりと死んでしまって、無責任というか主人公たちの志しの高さから考えて身勝手としか言いようがありませんでした。また、主人公の関鉄之介も脳天気でした。家族への影響を考えなかったのでしょうか。特に妾は拷問されて死んでしまうという無警戒ぶりは言葉もありません。ラストでは感傷的に描かれていましたが、元々主人公として扱うべきではなかったのです。こんな人物をクローズアップしたのでは「忠臣蔵」のような鉄板ドラマになるはずがありません。

がっかりしたのでネガティブなレビューになってしまいましたが、評価できたのは中村ゆりの起用でした。着物姿が美しかったです。色っぽい役も良いですね。『パッチギ! LOVE&PEACE』以来でしょうか。もっと観たい女優です。

| | コメント (2) | トラックバック (6)

2010.11.11

雑誌「ナンバー」を購入して、千葉ロッテ日本一の余韻に浸る

766

今朝、通勤途中キオスクで今江敏晃が表紙の雑誌「Number 766号」(11月11日発売/特価560円)を購入しました。前回優勝の時も同誌を購入しています。
今回の特集は次の通り。

「日本シリーズ完全詳報 大逆転! マリーンズ。BASEBALL Final 2010」

全7戦を徹底分析しています。
目次を抜粋します。

[MVPクローズアップ] 文◎鷲田 康
今江敏晃
「“何でもあり!”の充実感」

[密着ドキュメント] 文◎永谷 脩
落合博満×西村徳文
「“和”の心に屈したオレ流」

[シリーズの核心] 文◎石田雄太
江夏 豊が見たブルペンの激闘

[憂球提言] 文◎鷲田 康
誰がプロ野球を殺すのか

日本シリーズ全7戦 プロフェッショナル解説
文◎石田雄太/永谷 脩/鷲田 康

第1戦 中日 2-5 ロッテ 解説 工藤公康「先発・吉見に秘めた意味」
≫KEYMAN 清田育宏

第2戦 中日 12-1 ロッテ 解説 立浪和義「大勝は“アライバ”から」
≫KEYMAN チェン

第3戦 ロッテ 7-1 中日 解説 仁志敏久「ロッテの“無形”の強さ」
≫KEYMAN 渡辺俊介

第4戦 ロッテ 3-4 中日 解説 矢野燿大「その見逃しを見逃すな」
≫KEYMAN 英智

第5戦 ロッテ 10-4 中日 解説 黒木知宏「積極性が生んだ誤算」
≫KEYMAN サブロー

第6戦 中日 2-2 ロッテ 解説 石井琢朗「“悪い好機”で最長引き分け」
≫KEYMAN 成瀬善久/大島洋平

第7戦 中日 7-8 ロッテ 解説 江夏 豊「苦闘が生きた日本一」

内容が面白いのはさることながら、構成も素晴らしく感心しました。
特に両監督をクローズアップして書かれた「“和”の心に屈したオレ流」が面白いです。何ゆえ千葉ロッテが中日に勝てたのかその背景が理解できます。
中でも次の箇所に共感しました。引用します。

全ての判断を自分一人で背負い込み、ミスをすれば罰を与えるかのような選手起用で発奮を促す落合采配は、選手たちを萎縮させた。「信頼すれば、必ず仕事をしてくれる」と、サブローや金泰均らを起用し続け、復調にかけた“和”の西村野球とは好対照だった。

実際、中日の選手はミスをするとベンチを気にしてビビッている姿しかありませんでした。一方の千葉ロッテはミスしてもベンチを気にするというよりも自身に腹立てていて、悔しがっている姿でした。やっぱり監督と選手の信頼関係においても、千葉ロッテは勝つべくして勝ったのです。

我らが黒木知宏も第5戦を解説しています。中日サイドの事情も噛み砕いて説明してありますので、日本シリーズを振り返るのに相応しい特集です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.10

映画『SP 野望篇』(お薦め度★★★)

監督、波多野貴文。アクション監督、大内貴仁。脚本・原案、金城一紀。2010年日本。アクション映画。出演、岡田准一(井上薫)、真木よう子(笹本絵里)、香川照之(伊達國雄)、松尾諭(山本隆文)、神尾佑(石田光男)、堤真一(尾形総一郎)、野間口徹(田中一郎)、丸山智己(スーツ姿の男)、堀部圭亮(伊達の秘書)、古山憲太郎(木内教永)、伊達暁(梶山光彦)、螢雪次朗(田辺晋一)、山本圭(麻田雄三)。ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」の劇場版。本作は2部作の前編。後編は2011年公開の『SP 革命篇』。

アクションシーンは、ハリウッド並みの出来です。
製作陣の志しの高さに驚きました。主演の岡田准一の役作りは半端ではありません。よくぞここまで鍛えたものです。なり切り度も文句無しでした。彼の素晴らしいアクションを堪能しました。TVドラマとして高視聴率だったのも頷けます。ドラマは観たことがありませんが、事前の知識が無くても本作だけで十分楽しめます。
ただし、ストーリーに深さを感じられませんでした。国家的な革命だとか大儀というセリフが空回りしていて、脚本が練りこまれていない印象です。堤真一が演じる尾形係長が自分のSPチームと敵対的な行動を取るのも本作では説明不足です。また、主人公の危険察知能力がSFチックで現実離れしていて、折角描いている世界観を弱めていました。もう少し違った演出を使うべきでしょう。
物語としては弱点だらけですが、ともかくノンストップアクションはこれまでの邦画の枠を超えており、銀幕での醍醐味を堪能することができました。後編も楽しみにしたいと思います。

| | コメント (4) | トラックバック (18)

セリエA 2010/2011シーズン第8節 ナポリ1-2ミラン(10/25)

会場:スタディオ・サンパオロ(ナポリ)
主審:ニコラ=リッツォーリ

前半:0-1
ロビーニョ(前半22分)0-1

後半:1-1
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(後半28分)0-2
エゼキエル=ラベッシ(後半33分)1-2

10人になったナポリの終盤の猛攻に、前後半で1点ずつ取ったミランが逃げ切る。

前半、ミランはアウェーにかかわらず、ボールをキープして試合を優位に進める。ナポリは時折ゴール前に厳しく攻撃を加えるが精度を欠いている。前半12分にミランのルカ=アントニーニとナポリのクリスティアン=マッジョが頭で激突してアントニーニは担架で退場し、マッシモ=オッドに交代。前半22分にオッドが右サイドから折り返してセンタリングし、ロビーニョが左足で左隅に流し込んで先制。前半24分にアントニーニとぶつかったマッジョもハサン=イェブダに交代。ナポリのミケーレ=パチェンザが故意にハンドをして前半45分に退場。ナポリは10人となる。

後半、ミランが前半と同様にボールをキープするが、一人少ないもののナポリの攻撃が厚くなってくる。決定的なシュートをミランGKアッビアーティがセーブを連発する。後半28分にオッドが右サイドから中央にクロスを入れ、イブラヒモヴィッチが頭で合わせて2点目。後半31分にイブラヒモヴィッチをせードルフに交代。このままミランが押し切るかと思われたが、後半33分にラベッシがゴール前に持ち込んで倒れたところ、起き上がり様にループシュートを決めてナポリが1点返す。残り10分となったところで、アグレッシブルに攻めるナポリと小競合いが生じ、両チームの選手がお互いに罵り合う不穏な状態に一時陥った。ここは主審が喧嘩両成敗でそれぞれにイエローカードを出して収めるが、スタジアムは異様な雰囲気になり、ナポリの選手が前のめりで最後の攻勢に転じる。ロスタイムは5分ありナポリが攻め続けたが、追いつくことができず、ミランは辛くもゴールを守り切った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.09

You Tubeで11/8から宇多田ヒカルのPV一挙配信!!

宇多田ヒカルの2010年11月24日発売予定『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』のリード楽曲「Goodbye Happiness」最新プロモーションビデオ(PV)が11月8日からYou Tubeで先行配信されました。宇多田ヒカル(宇多田光)初監督作品で、表現者としての「宇多田ヒカル­」がコンセプトだそうです。あわせて過去のPVも一挙に配信されています。太っ腹ですね。必見です。

Utada Hikaru Official YouTube Channel
http://www.youtube.com/user/hikki

【配信PV】
Goodbye Happiness
Prisoner Of Love
HEART STATION
Kiss & Cry
Flavor Of Life -Ballad Version-
This Is Love (Live Ver.)
Keep Tryin'
Passion ~single version~
Be My Last
光 (Live Ver.)
誰かの願いが叶うころ
COLORS
Deep River
SAKURAドロップス

traveling
FINAL DISTANCE
Can You Keep A Secret?
Movin' on without you (Live Ver.)
タイム・リミット
For You
Wait & See ~リスク~
Addicted To You
First Love
Movin' on without you
Automatic

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本シリーズ第6、7戦を中継したフジテレビを評価する!

2試合ともに、最後まで真摯に中継をしてくれたフジテレビの姿勢に感謝します。さすがはプロ野球ニュースで一時代を築いただけのテレビ局でした。解説者3人、アナウサー1人の体制で長丁場の延長戦を乗り切ってくれました。若手のアナウンサーは野球実況に適任者だとは思えませんでしたが、視聴者目線で解説者に話を振ってより試合を盛り上げてくれました。

また、延長に入ってからはチェンジのタイミングにもCMを流さずに、ナゴヤドームの熱気を延々と提供してくれたフジテレビの潔さに感銘を受けました。その結果として視聴率も良かったようです。プロ野球の人気が退潮していると話に聞きますが、一概にそうではないことを裏付けたと思います。nikkansports.comの記事を引用します。

ロッテ日本一の興奮感動は最高34・1%

. ロッテが日本一を決めたプロ野球日本シリーズ第7戦(フジテレビ系、7日夜)の平均視聴率が関東地区で20・3%、関西地区で22・0%だったことが8日、ビデオリサーチ社の調べで明らかになった。今年の日本シリーズは史上初めて開幕戦を含む3試合が全国中継されないという異常事態で開幕。第3戦(テレビ朝日系、2日)は6・8%、第4戦(テレビ東京系、3日)は9・7%と、いずれもひとケタ(関東地区)だったが、優勝がかかった局面で急伸した。

瞬間最高視聴率は午後10時27分の34・1%(関東地区)。延長10回裏の中日の攻撃で、2死一、二塁で代打平田の場面。ヒットが出れば中日のサヨナラ勝ちという最大のヤマ場で記録された。ロッテの日本一が決まった試合終了の瞬間は27・9%だった。

シリーズ史上最長の5時間43分に及ぶ激闘で引き分けた第6戦(フジ系、6日夜)の平均視聴率は関東17・9%、関西17・5%だった。日付をまたいで深夜0時4分までの完全中継となったが、高い数字を記録した。こちらの瞬間最高視聴率27・9%は試合終了の午後11時54分だった。

フジテレビ第一スポーツ部の吉田博章プロデューサーは「シーズン最後の日本一をかけた戦いが視聴者の高い関心を示した結果」と評価した。「勝ったら日本一、負けたら終わりという大一番での選手たちの『勝ちたい』『負けない』という思いが日本シリーズ最長となる試合時間の好ゲームを生み出し、選手たちの真剣な姿やプレーが画面上からも伝わったのでは」とし「野球というスポーツが持つ爆発力を再認識しました」と話している。

同局では、第7戦の平均視聴率を20・6%、第6戦を18・9%と発表している。当初、ビデオリサーチに提出していた編成予定表よりも実際の放送が伸びたため、最大1%の誤差が生じた。ビデオリサーチでは「本日発表した視聴率は暫定的なもので、フジテレビからの正式な編成表に基づいて9日に正式な数字を確定します」としている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.08

2010 F1第18戦ブラジルGP

インテルラゴス・サーキット、71周。

11/7決勝(晴れ、ドライコンディション)
優勝[予選2位]セバスチャン=ベッテル(レッドブル)
2位[予選3位]マーク=ウェバー(レッドブル)
3位[予選5位]フェルナンド=アロンソ(フェラーリ)

10位[予選12位]小林可夢偉(ザウバー)

ベッテルが今季4勝目、通算9勝目を挙げ、ドライバーズランキングで3位に順位を上げた。2位にチームメイトのウェバーが入り、レッドブルは今季4度目のワン・ツゥーフィニッシュで初のコンストラクターズタイトルを獲得した。3位にアロンソが入り、ドライバーズランキング1位を守った。ドライバーズタイトルは最終戦に持ち越された。

スタート直後に、ヒュルケンベルグをベッテルが抜き、続いてウェバーも抜いて1周目でレッドブルがワン・ツゥー体制を築いた。ハミルトンを抜いたアロンソはヒュルケンベルグをなかなか抜けず、レッドブルから離される。ハミルトンもヒュルケンベルグが壁になった。

小林はハードタイヤでタイヤ交換を遅らせ、一時は5位に順位をあげたものの、49周目にピットストップして順位を下げた。

51周目、ビタントニオ=リウッツィ(フォース・インディア)がクラッシュし、セーフティカーが入る。リードしていた上位陣が接近するものの順位は変わらず、56周目に再スタート。ベッテルはファ巣テストを連発してウェバーをかわして1位でチェッカーを受けた。小林は終盤にトロ・ロッソの2台をかわして10位、3戦連続今季8度目の入賞を果たした。

【スターティンググリッド】
1番手 ヒュルケンベルグ
2番手 ベッテル
3番手 ウェバー
4番手 ハミルトン
5番手 アロンソ 
6番手 バリチェロ
7番手 クビサ
8番手 シューマッハ
9番手 マッサ
10番手 ペトロフ
11番手 バトン
12番手 小林

【ドライバーズポイント ランキング】
①アロンソ 246pt
②ウェバー 238pt
③ベッテル 231pt
④ハミルトン 222pt
⑤バトン 199pt

| | コメント (0) | トラックバック (9)

千葉ロッテの優勝パレードは11月21日(日)

千葉市では、優勝パレードを今月21日にマリーンズの本拠地千葉マリンスタジアム(同市美浜区)周辺の幕張新都心で行うとのことです。

前回2005年の5年前の日本シリーズ制覇時には、千葉市中心部と幕張地区の2カ所で優勝パレードが行われ、計約27万人を動員しています。

天気に恵まれて欲しいです。 
前回同様に参加します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.07

[日本シリーズ第7戦]史上最大の下克上を成し遂げ、千葉ロッテ日本一!(4勝2敗1分)

●中日ドラゴンズ7-8千葉ロッテ○  ナゴヤドーム(18:10)

・延長12回4時間56分の連夜の死闘を制して、5年ぶり日本一!
・最高殊勲選手賞(MVP)には今江敏晃選手(27)が選ばれた!

□責任投手
勝利投手 伊藤(1勝1敗0S)
敗戦投手 浅尾(0勝1敗0S)

□バッテリー
M 渡辺俊、小野、薮田、内、小林宏、伊藤=里崎
D 吉見、河原、ネルソン、高橋、浅尾、岩瀬=谷繁 

□本塁打

優勝おめでとう。
よくぞ劣勢を挽回してくれた。
先発が序盤で崩れ、クローザーが逃げ切りを失敗したのに、再度追いつき逆転する勝ち方は今シーズン記憶に無い。

本当に西村ロッテは素晴らしかった。
新人監督として9人目となる快挙だ。

正直、今日は勝てると思わなかった。

5回に2番手・河原を攻めて6-6の同点としたが、6回に3番手にネルソンが登板したことでつかまえられないと感じた。7回も簡単にツーアウトとなったが、5番今江がいとも簡単にレフトにツーベースを放ち、続く6番金泰均の打席でよもやのワイルドピッチでランナーが3塁。金泰均が低目のストレートを打ち返してタイムリーで6-7と勝ち越し。

しかし、1点差では危ない。さらに最終回に内を続投させなかったことで、小林宏が逆転サヨナラとなることを考えてしまった。彼は大事な場面で打たれている。日本シリーズもウダウダの内容で必ずつかまると予想した。案の定、先頭の4番和田にあわやホームランの大飛球が左中間フェンス直撃のスリーベース。5番ブランコにセンターへ大きな犠牲フライを打たれ土壇場で同点7-7と追いつかれた。

西村監督は最後は守護神・小林宏で優勝したかったのだろうが、やはり彼では無理だった。

このまま、昨日と同様にサヨナラの場面を迎えるだろうと思われたが、延長12回表にツーアウト2塁の場面で、中日のリリーフの切り札浅尾から前進守備のセンターオーバーとなる値千金のタイムリースリーベースを放ち勝ち越し、7-8!とうとう勝ち越した。

12回ウラは2イニングス目の伊藤が3人で抑えた。最後の打球はショートゴロ、キャプテン・西岡がファーストに送ってゲームセット!

予想を上回る「和」の力で頂点に立った。

監督、コーチ、選手、スタッフ、フロント、ファンが一体となって勝ち取った日本一だ。本当にうれしい。長いシーズンが最高の形で終わった。

| | コメント (2) | トラックバック (11)

[日本シリーズ第6戦]延長15回5時間43分史上最長決戦はドロー、千葉ロッテ王手のまま(3勝2敗1分)

中日ドラゴンズ2-2千葉ロッテ  ナゴヤドーム(18:11)

□責任投手

□バッテリー

M 成瀬、内、伊藤、薮田、古谷、小野、小林宏=里崎
D チェン、浅尾、高橋、河原、岩瀬、ネルソン、久本=谷繁 

□本塁打

千葉ロッテはよくぞしのいだ!
息詰まる総力戦は引き分け。球史に残る死闘だった。

延長戦に突入してからはホームの中日が有利に試合を進める。
千葉ロッテは防戦一方。毎回ランナーを許してしまった。しかし、何とかリリーフ陣が紙一重でかわして得点を許さなかった。

それにしても、中日のリリーフ陣は厚い。特にネルソンは打てる感じがしない。8回に浅尾からサブローはよくぞタイムリーで同点にしてくれた。初回に先発のチェンから先制タイムリーと素晴らしい活躍だった。

成瀬は初回に3番森野、6回に5番ブランコにそれぞれタイムリーを打たれ1点ずつ失点したが、大切な試合をつくってくれた。その後のリリーフ陣が零点で踏ん張ったのが大きい。

さすがに試合時間は長かった。後6分で日にちを跨ぐところだった。

明日は千葉ロッテにすっきり決めて欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (21)

2010.11.04

[日本シリーズ第5戦]打線爆発で千葉ロッテ、王手(3勝2敗)

○千葉ロッテ10x-4中日ドラゴンズ● 千葉マリン(18:30)

・今シーズン千葉マリン最終戦。

□責任投手
勝利投手 ペン (1勝 0敗 0S)
敗戦投手 中田賢 (0勝 1敗 0S)

□バッテリー
D●中田賢、清水昭、久本=谷繁、小田
M○ペン、古谷、薮田、吉見、小林宏=里崎

□本塁打
D ブランコ2号2ラン(8回・吉見)
M サブロー1号2ラン(4回・中田賢)

ついに中日を追い詰めた。

今日は猛打による大量点で突き放した。

ペンが1回に先制されたが、そのウラに5連打で一気に4-1と逆転した。
ワンアウト1塁で3番井口がレフト前にヒット、ワンアウト2、1塁。
4番サブローはショート内野安打、ワンアウト満塁。
5番今江が初球を引っ叩き、レフト線にライナーで2点タイムリーツーベースで2-1、ワンアウト3、2塁。
6番福浦がライトへタイムリー、3-1。ワンアウト2、1塁。
7番金泰均がセンターへタイムリーヒット、4-1。素晴らしい集中打で中日先発の中田賢を粉砕。

しかし、中日の落合監督は続投させる。試合を捨てたようだ。

その後、両投手ともに立ち直ったかに見えたが、再び千葉ロッテは中田賢をつかまえた。
4回には4番サブローのツーランホームランで6-1。
5回には7番金泰均、8番里崎、9番岡田の3連打でワンアウト満塁。1番西岡がセンターへ犠牲フライで7-1、ツーアウト3、2塁。2番清田が2点タイムリーで9-1。

この回でやっと落合監督は中田賢を降板させた。

一方のペンは6回表につかまる。
5番ブランコにセンターオーバーのフェンス直撃のタイムリーツーベースで1点返され、9-2。すかさず千葉ロッテベンチが動き、古谷に交代させて中日の反撃を抑えた。

大量点で千葉ロッテは鉄壁の継投で逃げ切ると思われた。
7回に薮田で3者凡退。
そのウラに千葉ロッテはワイルドピッチで追加点、10-2。
8回は吉見。ツーアウト後に4番和田にヒットを打たれ、5番ブランコにツーランを浴びて10-4。制球が甘く、大事な場面を任せられない。
9回は小林宏。先頭バッターにいきなりフォアボール。8番中田亮を空振り三振。9番堂上直にレフトへヒットでワンアウト3、1塁。今日もクローザーとしての安定度は無い。しかし、何とか後続を断ってゲームセット。

すっきりと勝てなかったが、よくぞ昨日の不運な負け方から挽回したものだ。凄いぞ、千葉ロッテ!

明日移動日を挟んで、明後日からのナゴヤドームで日本一が決まる。

| | コメント (0) | トラックバック (24)

2010.11.03

[日本シリーズ第4戦]初の延長戦で千葉ロッテありえない負け(2勝2敗)

●千葉ロッテ3-4中日ドラゴンズ○ 千葉マリン(18:30)

□責任投手
勝利投手 高橋 (1勝 0敗 0S)、セーブ投手 岩瀬 (0勝 0敗 1S)
敗戦投手 伊藤 (0勝 1敗 0S)

□バッテリー
D 山本昌、ネルソン、三瀬、河原、浅尾、○高橋、S岩瀬=小田、谷繁
M 唐川、古谷、小野、内、●伊藤=里崎

□本塁打
D
M 井口2号2ラン(3回・山本昌)

がっかり。
9回ウラ、10回ウラと2度のサヨナラを逃して負けてしまった。

特に10回ウラ、ノーアウト3、2塁から得点できないとは情けない。
4番サブローは浅いレフトフライに倒れてワンアウト。
5番今江は敬遠策でフォアボール、ワンアウト満塁。

ここで、中日は浅尾から左の高橋にピッチャー交代。

ここで6番福浦。決めてくれると思ったが、フルカウントまで粘ってサードライナー、3塁ランナー・清田は戻れずダブルプレー、一瞬にしてサヨナラのチャンスが消えた。

10回からマウンドを預かっていた伊藤は、11回にツーアウト2塁のピンチを招き、9番大島に前進守備のセンター・岡田の頭上を越えるライナーを打たれ、タイムリースリーベースとなって勝ち越された。

伊藤は責められない。

3回の1番西岡の適時打、3番井口のツーランで3点先制したときにはすんなり勝てると思った。
しかし、4回に唐川が崩れ1点差とされ、5回には小野の一人相撲で同点とされてから勢いが止まってしまった。最後までドラゴンズ自慢のリリーフ陣に抑えられてしまった。

明日、再び千葉ロッテに流れを引き戻して欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (22)

UEFAチャンピオンズリーグ GL_G 第3節 レアル・マドリード2-0ミラン(10/19)

会場:エスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウ(マドリード)
主審:ペドロ=プロエンサ (POR) 
監督:ジョゼ=モウリーニョ(POR)、 マッシミリアーノ=アッレグリ (ITA)

前半:2-0
クリスチアーノ=ロナウド(13分)1-0 
エジル(14分)2-0

後半:0-0

勝点:レアル・マドリード 9、ミラン 4

レアルが前半立て続けに2点先制して、ミランに完勝。

試合開始早々、サポーターがピッチに入って試合が一時中断し、水を差される。ミランはレアルの早い攻めに体制が整わない。前半13分にゴール手前23mの位置でレアルがFKを得て、ロナウドがミランの壁に向けてシュート。壁の間をすり抜けてゴールが決まり先制。続けざまにミランからレアルが奪ったボールを受けたロナウドが左からドリブルで持ち込んでセンタリング。エジルが合わせたボールがDFのボネーラに当たってコースが変わってゴール。なすすべもなくミランは2失点。ミランは徐々に立て直してボールを回すが、レアルが高めの守備にパスが奪われて効果的な攻撃ができない。

後半もミランがボールを多く持つが、レアルの守りが固く攻めることができない。逆にレアルはボールを奪うと一気にミランのゴールを襲う。リズムが悪いミランは後半14分にジェンナーロ=ガットゥーゾをボアテングに交代。これによってミランが良い形になってくる。さらに後半27分にロナウジーニョをロビーニョ、33分にパトをインザーギに交代して攻めの形が出来てくる。かなり良いシュートをミランは放つようになるが、ゴールを割ることはできず完敗。

やはり、クリスチアーノ=ロナウドの動きは素晴らしい。世界一の選手であることは間違いない。彼がゴールまで切り返しでパスを送ると、ミランのDFラインが崩れるシーンが何度もあった。レアルのホームということもあるが、彼を止めるのは容易ではない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.02

[日本シリーズ第3戦]清田が一発で決め、渡辺俊が好投で千葉ロッテ快心の勝利(2勝1敗)

○千葉ロッテ7x-1中日ドラゴンズ● 千葉マリン(18:30)

□責任投手
勝利投手 渡辺俊 (1勝 0敗 0S)
敗戦投手 山井 (0勝 1敗 0S)

□バッテリー
D●山井、鈴木、清水昭=谷繁、小田
M○渡辺俊=里崎

□本塁打
D
M

本拠地に戻って、第2戦の流れを戻した。

胸のすく素晴らしい勝ちっぷりだった。

渡辺俊は3回に1点先制されたが、そのウラにサブローが適時打ですかさず同点に追いつく。さらに、4回ウラにはツーアウト満塁で2番清田がセンター・大島の頭上を抜く走者一掃のタイムリーツーベースで4-1と一気に勝ち越した。3番井口も続き連続タイムリーツーベースで5-1。試合の主導権を握った。

渡辺俊は落ち着いたピッチングで中日に反撃を許さない。

千葉ロッテは7回ウラにも、3番手・清水昭を攻め、5番今江、6番福浦の連続犠牲フライでダメ押し、7-1。

渡辺俊は、投球数97、被安打5、奪三振5、失点1の無四球という見事な内容で完投勝利を収めた。

“約束の地”に戻って勝利して再び優位に立った。後2つ。気を引き締めて戦ってくれ!

| | コメント (0) | トラックバック (25)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »