映画『20世紀少年<第2章> 最後の希望』(お薦め度★★)
監督、堤幸彦。脚本、長崎尚志、渡辺雄介。原作、浦沢直樹。2008年サスペンス映画。出演、豊川悦司 (オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、平愛梨(カンナ)、香川照之(ヨシツネ)、藤木直人(蝶野)、石塚英彦(マルオ)、宇梶剛士(モンちゃん)、小日向文世(ヤマネ)、森山未來(角田)、古田新太(春波夫)、小池栄子(高須)、木南晴夏(小泉響子)、ARATA(13番)、前田健(マライア)、荒木宏文(ブリトニー)、六平直政(仁谷神父)、佐藤二朗(ホクロの巡査)、光石研(ヤマさん)、ユースケ・サンタマリア(サダキヨ)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)、唐沢寿明(ケンヂ)。全3部作の第2作目。
前作から引き続き一向に面白くなりません。
2作目になってますます下り坂です。さらにリアリティは薄れて、壮大なる作り話となってしまいました。公開当時どうして人気があったのか理解に苦しみます。
「ともだちランド」というTDLのパロディが登場して、過去に人間の意識が送られるというタイムトラベルもどきなのか、パラレルワールドなのか訳が分からないSFエピソードが披露されれます。ほとんどついていけません。
物語として全くの低レベルです。
結局、ともだちの顔を隠すというサスペンスしか用意されないようです。
キャスティングの目玉として大抜擢された“最後の希望”であるカンナ役の平愛梨は、全く魅力を感じませんでした。彼女自身の問題というよりも作品のキャラクターの問題だとは思いますが、気が強くてはね返りの性格でつかみ所が無く期待外れでした。同じクラスメイトの小泉響子を演じた木南晴夏は評価できました。癒し系でコミカルな役が似合っていました。最近はいろいろなドラマに脇役で登場していて、今後の活躍に注目したいと思います。
さぁて、ともだちの顔を拝むために、3作目を観なければなりません。これだけ話題を呼んだ大作なのに興味はそれだけです。できれば逆転サヨナラ的に大団円を迎えてくれればと僅かな期待を残していますが...
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