雑誌「ナンバー」を購入して、千葉ロッテ日本一の余韻に浸る
今朝、通勤途中キオスクで今江敏晃が表紙の雑誌「Number 766号」(11月11日発売/特価560円)を購入しました。前回優勝の時も同誌を購入しています。
今回の特集は次の通り。
「日本シリーズ完全詳報 大逆転! マリーンズ。BASEBALL Final 2010」
全7戦を徹底分析しています。
目次を抜粋します。
[MVPクローズアップ] 文◎鷲田 康
今江敏晃
「“何でもあり!”の充実感」
[密着ドキュメント] 文◎永谷 脩
落合博満×西村徳文
「“和”の心に屈したオレ流」
[シリーズの核心] 文◎石田雄太
江夏 豊が見たブルペンの激闘
[憂球提言] 文◎鷲田 康
誰がプロ野球を殺すのか
日本シリーズ全7戦 プロフェッショナル解説
文◎石田雄太/永谷 脩/鷲田 康
第1戦 中日 2-5 ロッテ 解説 工藤公康「先発・吉見に秘めた意味」
≫KEYMAN 清田育宏
第2戦 中日 12-1 ロッテ 解説 立浪和義「大勝は“アライバ”から」
≫KEYMAN チェン
第3戦 ロッテ 7-1 中日 解説 仁志敏久「ロッテの“無形”の強さ」
≫KEYMAN 渡辺俊介
第4戦 ロッテ 3-4 中日 解説 矢野燿大「その見逃しを見逃すな」
≫KEYMAN 英智
第5戦 ロッテ 10-4 中日 解説 黒木知宏「積極性が生んだ誤算」
≫KEYMAN サブロー
第6戦 中日 2-2 ロッテ 解説 石井琢朗「“悪い好機”で最長引き分け」
≫KEYMAN 成瀬善久/大島洋平
第7戦 中日 7-8 ロッテ 解説 江夏 豊「苦闘が生きた日本一」
内容が面白いのはさることながら、構成も素晴らしく感心しました。
特に両監督をクローズアップして書かれた「“和”の心に屈したオレ流」が面白いです。何ゆえ千葉ロッテが中日に勝てたのかその背景が理解できます。
中でも次の箇所に共感しました。引用します。
全ての判断を自分一人で背負い込み、ミスをすれば罰を与えるかのような選手起用で発奮を促す落合采配は、選手たちを萎縮させた。「信頼すれば、必ず仕事をしてくれる」と、サブローや金泰均らを起用し続け、復調にかけた“和”の西村野球とは好対照だった。
実際、中日の選手はミスをするとベンチを気にしてビビッている姿しかありませんでした。一方の千葉ロッテはミスしてもベンチを気にするというよりも自身に腹立てていて、悔しがっている姿でした。やっぱり監督と選手の信頼関係においても、千葉ロッテは勝つべくして勝ったのです。
我らが黒木知宏も第5戦を解説しています。中日サイドの事情も噛み砕いて説明してありますので、日本シリーズを振り返るのに相応しい特集です。
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