映画『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』スペシャルエンディング版(お薦め度★★)
監督、堤幸彦。脚本、長崎尚志、渡辺雄介。原作、浦沢直樹。2008年サスペンス映画。出演、唐沢寿明(ケンヂ)、豊川悦司 (オッチョ)、常盤貴子(ユキジ)、平愛梨(カンナ)、香川照之(ヨシツネ)、藤木直人(蝶野)、石塚英彦(マルオ)、古田新太(春波夫)、小池栄子(高須)、木南晴夏(小泉響子)、ARATA(13番)、六平直政(仁谷神父)、石橋蓮司(万丈目胤舟)、中村嘉葎雄(神様)、黒木瞳(キリコ)、佐々木蔵之介(フクベエ)、山寺宏一(DJ)、佐野史郎(ヤン坊・マー坊)、 高嶋政伸(地球防衛軍)、田村淳/ロンドンブーツ1号2号(地球防衛軍)、研ナオコ(ジジババ)、北村総一朗(敷島教授)、神木隆之介。全3部作の第3作目。2010年8月27日TV初放送の30分拡大版。
どこまでが劇場版なのかわかりませんが、エンドロールの後に追加放送されたバージョンで何とか救われました。もしも、TVで放送された追加分がなければ単なる駄作で終わっていたでしょう。神木隆之介が最後に登場したことで何とか価値ある作品となりました。原作とは異なった「ともだち」の解釈から物語を構築したとのことで、どうにか映画化した意味がありました。
それにしても、これだけ面白くない作品を3部作にして大ヒットさせたものです。
20世紀少年<第1章> 終わりの始まり 39.5億円
20世紀少年<第2章> 最後の希望 30.1億円
20世紀少年<最終章> ぼくらの旗 44.1億円
犯人の顔を見せないということだけで第3作まで引っ張るサスペンスはレベルが低過ぎました。また、リアリティが全く感じられない薄っぺらな世界観には辟易しました。ストーリー展開はまるでダメ。何がなんだかわからないまま日本映画史上に残る大作だというだけで引き摺られました。遊んでくれないから逆恨みというあまりに幼稚な動機で、これだけの大風呂敷的な物語では開いた口が塞がりません。
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