ドラマ「モリのアサガオ」[全10話](お薦め度★)
全くの期待外れに終わりました。
連続ドラマにしたことが仇となったと思います。第3話くらいまでは骨太のヒューマンドラマに相応しい内容でしたが、一話完結で毎回ゲストを出演させて、様々な死刑囚の最期を繰り返すことで、いろいろなエピソードを盛り込み過ぎてしまいました。サブタイトルにある“新人刑務官と或る死刑囚「絆」の物語”のメインテーマをしっかりと描き切ることが出来ませんでした。引っ張るだけ引っ張った割りに内容が乏しい物語になってしまいました。
大いに疑問に感じたのは最終話です。渡瀬満の再審請求に奔走すると思われた主人公の及川直樹は、それを諦めて逆に死刑宣告をしてしまいます。それなりの理由をつけて説明するものの、主人公が考えている意図が全く理解できせんでした。そもそも死刑になるべきでないと渡瀬満を説得してその気にさせたのに、あり得ないでしょう。視聴者からしてもこれほどの裏切り行為はありません。
スタート時にアップした記事を読み返しました。
2010.10.22 ドラマ「モリのアサガオ」はかなり期待できる
当初は相当な期待感を持っていました。ドラマが終わって、正直観なければよかったと感じています。
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