2010.11.10

セリエA 2010/2011シーズン第8節 ナポリ1-2ミラン(10/25)

会場:スタディオ・サンパオロ(ナポリ)
主審:ニコラ=リッツォーリ

前半:0-1
ロビーニョ(前半22分)0-1

後半:1-1
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(後半28分)0-2
エゼキエル=ラベッシ(後半33分)1-2

10人になったナポリの終盤の猛攻に、前後半で1点ずつ取ったミランが逃げ切る。

前半、ミランはアウェーにかかわらず、ボールをキープして試合を優位に進める。ナポリは時折ゴール前に厳しく攻撃を加えるが精度を欠いている。前半12分にミランのルカ=アントニーニとナポリのクリスティアン=マッジョが頭で激突してアントニーニは担架で退場し、マッシモ=オッドに交代。前半22分にオッドが右サイドから折り返してセンタリングし、ロビーニョが左足で左隅に流し込んで先制。前半24分にアントニーニとぶつかったマッジョもハサン=イェブダに交代。ナポリのミケーレ=パチェンザが故意にハンドをして前半45分に退場。ナポリは10人となる。

後半、ミランが前半と同様にボールをキープするが、一人少ないもののナポリの攻撃が厚くなってくる。決定的なシュートをミランGKアッビアーティがセーブを連発する。後半28分にオッドが右サイドから中央にクロスを入れ、イブラヒモヴィッチが頭で合わせて2点目。後半31分にイブラヒモヴィッチをせードルフに交代。このままミランが押し切るかと思われたが、後半33分にラベッシがゴール前に持ち込んで倒れたところ、起き上がり様にループシュートを決めてナポリが1点返す。残り10分となったところで、アグレッシブルに攻めるナポリと小競合いが生じ、両チームの選手がお互いに罵り合う不穏な状態に一時陥った。ここは主審が喧嘩両成敗でそれぞれにイエローカードを出して収めるが、スタジアムは異様な雰囲気になり、ナポリの選手が前のめりで最後の攻勢に転じる。ロスタイムは5分ありナポリが攻め続けたが、追いつくことができず、ミランは辛くもゴールを守り切った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.11.03

UEFAチャンピオンズリーグ GL_G 第3節 レアル・マドリード2-0ミラン(10/19)

会場:エスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウ(マドリード)
主審:ペドロ=プロエンサ (POR) 
監督:ジョゼ=モウリーニョ(POR)、 マッシミリアーノ=アッレグリ (ITA)

前半:2-0
クリスチアーノ=ロナウド(13分)1-0 
エジル(14分)2-0

後半:0-0

勝点:レアル・マドリード 9、ミラン 4

レアルが前半立て続けに2点先制して、ミランに完勝。

試合開始早々、サポーターがピッチに入って試合が一時中断し、水を差される。ミランはレアルの早い攻めに体制が整わない。前半13分にゴール手前23mの位置でレアルがFKを得て、ロナウドがミランの壁に向けてシュート。壁の間をすり抜けてゴールが決まり先制。続けざまにミランからレアルが奪ったボールを受けたロナウドが左からドリブルで持ち込んでセンタリング。エジルが合わせたボールがDFのボネーラに当たってコースが変わってゴール。なすすべもなくミランは2失点。ミランは徐々に立て直してボールを回すが、レアルが高めの守備にパスが奪われて効果的な攻撃ができない。

後半もミランがボールを多く持つが、レアルの守りが固く攻めることができない。逆にレアルはボールを奪うと一気にミランのゴールを襲う。リズムが悪いミランは後半14分にジェンナーロ=ガットゥーゾをボアテングに交代。これによってミランが良い形になってくる。さらに後半27分にロナウジーニョをロビーニョ、33分にパトをインザーギに交代して攻めの形が出来てくる。かなり良いシュートをミランは放つようになるが、ゴールを割ることはできず完敗。

やはり、クリスチアーノ=ロナウドの動きは素晴らしい。世界一の選手であることは間違いない。彼がゴールまで切り返しでパスを送ると、ミランのDFラインが崩れるシーンが何度もあった。レアルのホームということもあるが、彼を止めるのは容易ではない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.24

セリエA 2010/2011シーズン第7節 ミラン3-1キエーヴォ(10/16)

会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
主審:アンドレア=ジェルヴァゾーニ

前半:2-0
アレシャンドレ=パト(前半18分)1-0
アレシャンドレ=パト(前半30分)2-0

後半:1-1
O.G.(後半25分)2-1
ロビーニョ(後半48分)3-1

復帰後初スタメンのパトが2ゴールで先制、ロビーニョがダメ押しでミランが勝利。

ミランは得点以上に、キエーヴォに攻撃を許し苦しい展開を余儀なくされた。前線のイブラヒモヴィッチとパト、トップ下のロナウジーニョが良い形で攻撃を組み立てるが、一旦キエーヴォにボールが渡るとシュートまで持っていかれる。前半には何度も決定的なシーンを許し、GKクリスティアン=アッビアーティが好セーブでピンチを凌いだ。
1点目は、ルカ=アントニーニがオーバラップして、前を走るイブラヒモヴィッチにパス、すかさず逆サイドのパトにクロスを入れ、パトが技ありのボレーで決める。先制してもミランは危ない場面が多い。しかし、苦しみながらも2点目もパトがゴール。イブラヒモヴィッチがキエーヴォのDFにファウルを受け、起き上がりと同時にFKのボールをパトにパスして、パトが素早く反応して頭脳的なシュートを決めた。内容が悪いながらも、2点を取ってミランが優位で前半を終了。

後半もミランは攻守のバランスが悪く、キエーヴォに攻められる。後半17分にミランのDFチアゴ=シウヴァが足を痛めて、ダニエレ=ボネーラに交代。上背のあるシウヴァがいなくなったことでミランのゴール前の守りが後退。後半25分にキエーヴォのCKでキエーヴォのセルジオ=ペリシエがヘッドでゴール前に流したボールがイブラヒモヴィッチに当たって、オウンゴール。ミランが攻めつつも流れはキエーヴォに傾く。しかし、パスを回してミランはリズムを取り戻し、後半終了間際にミランがカウンター攻撃。ロヴィーニョが前にいた炉なうジーニョにパスをして、再びボールをロヴィーニョがもらってゴール前に入ってGKをかわしてダメ押しの1点をもぎ取り、キエーヴォを振り切った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.12

セリエA 2010/2011シーズン第6節 パルマ0-1ミラン(10/2)

会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ(パルマ)
主審:ダニエレ=オルサト

前半:0-1
アンドレア=ピルロ(前半25分)0-1

後半:0-0

ピルロのスーパーゴールでミランが先制し、守りきる。

前半、パルマの動きが良いものの、ミランが徐々に主導権を握る。前半25分にパルマ陣内中央でピルロがボールを持って誰かにパスを出すような場面で、ゴールに向かって無回転のミドルシュートを放つ。GKの伸ばした腕の上を越えて、右上隅に吸い込まれるようにボールが突き刺さりミランが先制。ミランの選手も狂喜する驚異的なシュートだった。ミランは点を取ってから更にボールを支配してパルマを攻め続けた。

後半もミランペース。中盤でボールを奪って、ほとんどパルマ陣内でパスを回してタイミングを見計らって攻める。しかし、DFの最終ラインで攻撃を止められてしまう。残り15分辺りから、パルマの猛攻が繰り返される。しかし、ミランの守備が崩れることは無く、パルマに決定的なシュートは生まれない。後半26分、ルカ=アントニーニがパルマの選手から顔を叩かれ、担架でピッチの外に出てそのまま、イグナツィオ=アバテに交代。更にロビーニョを怪我から復帰したアレシャンドレ=パトに交代させた。後半32分にもジェナロ=ガットゥーゾをケヴィン=ボアテングに交代させた。この交代によって中盤の守りが弱まり、パルマの攻撃が目立つようになる。ミランはかなりゴールを脅かされるようになったが、何とかパルマの怒涛の攻めをかわしてミランが逃げ切る。ミラン3勝目。

主審のジャッジが悪かった。試合開始後、流しても問題ないファールをことごとく取ってしまう。それもミランに厳しい。前半の中ごろからファールを取らなくなり、後半の中ごろまで流した。それ以降はまたファールを取るようになった。ミランの選手がパルマの選手に腕で反則されても、無視する態度には呆れた。この審判は注意が必要だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.04

UEFAチャンピオンズリーグ GL_G 第2節 アヤックス1-1ミラン(9/28)

会場:アムステルダム・アレーナ(アムステルダム)
主審:フェリックス=ブリッヒ (GER) 
監督:マルティン=ヨル (NED)、 マッシミリアーノ=アッレグリ (ITA)

前半:1-1
ムニル=エルハムダウイ(前半23分)1-0
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(前半37分)1-1

後半:0-0

勝点:アヤックス 1、ミラン 4

ホームのアヤックスに先制されたが、イブラヒモヴィッチが古巣相手に気合の同点ゴールで追いつき、引き分け。

前半、アヤックスが猛攻を続ける。ミランのゴールに迫ってくる回数が多い。ミランは守りを固めてカウンター狙いの展開が続いた。前半23分にペナルティエリア手前でルイス=スアレスがボールを受け、DFをかわして左奥に入って、右足でゴール中央にパスを送り、エルハムダウイが反転しながら、振り向きざまに右足でシュートを決める。ミランは前半30分にクラレンス=セードルフが中央のロビーニョにスルーパス、GKと一対一になったが、決定的なシュートを外してしまった。前半37分にピルロが前線のセードルフにクロスを入れ、セードルフが中央を並走してきたイブラヒモヴィッチに浮き球でパス、これをイブラヒモヴィッチが胸でトラップして、足元に落ちてバウンドしたボールをバランスを崩さず、右足で蹴り込んで同点。

後半もアヤックスが攻めるが、前半と違ってミランの守備に余裕が出てかわすようになった。中央付近でのボールの奪い合いではジェナロ=ガットゥーゾ(主将)が目まぐるしい活躍をみせた。これほど機能している彼を見たのは初めてかもしれない。セードルフも古巣相手にキレのある動きをしている。両チームの攻守の切替が早く、アヤックスがボールに対して素早くプレッシャーを掛け続けるので、ミランの選手にファールが多く出て、イエローカードが3枚も出てしまった。それでもゴール近くでのFKが無かったので、難を逃れた。ミランは後半40分に精彩を欠くロビーニョに代わって、3枚目のカードとしてインザーギが投入された。最後までアヤックスが押していたがミランの守りに阻まれ引き分けた。

チャンピオンズリーグでミランの調子が良い。イブラヒモヴィッチは既にチームに溶け込んでおり、2試合で3得点の活躍をみせている。次のレアル・マドリッド(勝点6)との戦いは見逃せない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.09.26

セリエA 2010/2011シーズン第4節 ラツィオ1-1ミラン(9/22)

会場:スタディオ・オリンピコ(ローマ)
主審:ルカ=バンティ

前半:0-0

後半:1-1
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(後半21分)0-1
セルジオ=フロッカリ(後半36分)1-1

ミランが先制したものの、追いつかれて引き分け。

前半、ラツィオのマークがきつく、ミランは攻撃まで組み立てられない。イブラヒモヴィッチと中盤の選手が離れてパスが繋がらないし、サポートが無い。さすがに3人に囲まれてはイブラヒモヴィッチは機能しない。ラツィオがミランのディフェンスラインを崩し、再三決定的なシュートを放つ。GKアッビアーティが素晴らしい守りをみせる。中盤でボールを取られる場面が多く、前半26分にはジェナロ=ガットゥーゾが抜かれた後に、後ろからラツィオの選手の身体を引っ張り、髪の毛まで引っ張ってファウルを取られる。FKも厳しいところにシュートされるがGKアッビアーティがファインセーブ。ミランはほとんど攻撃の形を作れず前半を終える。

後半、相変わらず中盤でボールを取られてピンチを招くミランだが、テンポを上げてラツィオ陣内を突破しようとボールが集まり始める。幾分ミランに押されるようになり、後半21分にセンターライン付近からセードルフが前線のイブラヒモヴィッチにスルーパス、速い弾道で転がったボールをイブラヒモヴィッチが右足でGKをかわし、DFを外して倒れながら左足で合わせて無人のゴールに転がしてミラン先制。素晴らしいボディバランスだ。
ラツィオが反撃を開始。中盤でミランの選手からボールを奪ってシュートするシーンが増える。後半36分、エルナネスが左サイドからドリブルでゴール前に速いクロスを入れ、セルジオ=フロッカリがニアで合わせて左隅にゴール、ラツィオが同点に追いついた。ミランのDFがエルナネスのスピードに付いていけなかった。

ミランは強くない。ディフェンスラインは不安定で、すぐに崩されてしまう。中盤にクサビトなる選手がいないので、攻守のバランスが悪く、折角のイブラヒモヴィッチを生かしきれていない。それにしてもイブラヒモヴィッチは攻撃の要として実力を発揮している。本当に素晴らしい選手だ。

ところで、ハーフタイムの間、ミランチャンネルでは懐かしい偉大な選手を紹介してくれた。世界最高のリベロと呼ばれたフランコ=バレージ。1994年W杯アメリカ大会でのブラジルとの決勝戦でローマーリオを完封した活躍は今でも忘れられない。近況について特にコメントがなく、元気そうな姿を観られただけで感慨深い。本当にうれしい番組だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.09.24

セリエA 2010/2011シーズン第3節 ミラン1-1カターニャ(9/18)

会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
主審:モルガンティ=エミディオ

前半:1-1
チーロ=カプアーノ(前半27分)0-1
フィリッポ=インザーギ(前半45分)1-1

後半:0-0

ホームのミランにとっては負けに等しい引き分け。

前半の立ち上がりから、ミランのディフェンスラインの乱れからカターニャに攻め込まれる。どうもミランの守備が悪い。それなりに決定的なシュートを放って、良い形で攻撃のリズムが作られようとするたびに、カターニャにカウンターを喰らうシーンが多く危ない場面が続いた。どうしても有利に試合が進められない。前半27分にミランのゴールのカターニャの攻勢を何とかアンドレア=ピルロがゴールエリアからクリアして山なりに蹴りだした。その落ちてきたボールを、カターニャのカプアーノがボレーでゴール左隅にスパーミドルシュートを決めた。起こるべくして先制されてしまった。ここからミランが前掛かりで攻撃を加える。徐々にミランペースになって前半終了間際の45分に、中央のせードルフが右サイドのボネーラにパスし、ボネーラがゴール前にクロスを入れたのが右サイドのロナウジーニョにまで流れ、これをロナウジーニョがGKの前にいたフィリッポ=インザーギにパスし、右足で合わせてシュート、同点。インザーギらしいオフサイドギリギリのポジショニングで生み出されたゴールでミランが追いついた。

後半は勝たなければならないミランが攻撃して、カターニャが守りを固める展開。ミランは何度も惜しいシュートを放つが、決定的なものにならない。両チームともに攻守が交互に入れ替わるエキサイティングな戦いを続ける。カターニャが15分、31分、38分と選手交代するが、ミランは選手をなかなか交代しない。同じようなパターンの攻撃を繰り返す。40分になり疲れのみえたフィリッポ=インザーギをセリエAデビューとなるナイジェリア出身の19歳ヌナンディ=オドゥアマディに交代。45分にもクラレンス=セードルフをジェナロ=ガットゥーゾに交代した。結局、ミランは攻めきれずドローに終わった。

何故ミランはこんなに遅く選手交代したのかアレグリ監督の意図はわからなかった。ホームで守りが危なっかしいのは今後も心配だ。過去にみてきたミランの中でもこれほど守りが悪いチームはみたことが無い。第3節を終えて1勝1敗1分で勝点4とは物足りな過ぎる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

UEFAチャンピオンズリーグ GL_G 第1節 ミラン2-0オセール(9/15)

会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
主審:パベル=クリスティアン=バライ (ROU)
監督:マッシミリアーノ=アッレグリ (ITA) ジャン=フェルナンデス (FRA)

前半:0-0

後半:2-0
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(後半21分)1-0
ズラタン=イブラヒモヴィッチ(後半24分)2-0

勝点:ミラン 3、オセール 0

イブラヒモヴィッチがミランに移籍して2試合目で本領発揮、後半の4分間で奪った2点により、ミランがグループGで白星発進。

前半、アウェーのオセールは引き気味で守りを固めるものの、ミランのDFラインが微妙に噛み合わずオセールにボールを奪われゴールを狙われるシーンが多い。全体的にミランのパスと選手のポジショニングが乱れている。前半15分にオセールの選手と絡んだキャプテンのマッシモ=アンブロジーニが足を痛め、ケヴィン=ボアテングと交代。ミランはボールをキープするものの、オセールの守りに阻まれて効果的な攻めがみせられない。前半終了間際には観客からブーイングの声も出始めた。

後半、膠着状況を打破すべくミランがやや積極的に攻撃を開始する。オセールはミランの攻撃に合わせる形で守りを固める。ミランは後半10分にあまり調子が出ていないアレシャンドレ=パト(足の故障)をロビーニョに交代。後半21分に、ロナウジーニョが左から中央へクロスを入れ、ボアティングがヘッドでゴール前に落とし、イブラヒモヴィッチが飛び込んで右足アウトサイドでボールに合わせて先制ゴール!続けざまに後半24分、カウンター攻撃でロナウジーニョが中央にドリブルで持ち込み、DFを引き付けて左から並走してきたイブラヒモヴィッチにパス、これをGKがセービングして僅かに届かない絶妙なコースに転がして右隅にゴール、2点目!!2点失ったことでオセールが積極的に攻撃を仕掛けるが、ミランの守備に若干乱れがあったものの、守りきり試合終了。

セリエA第2節でミランデビューを飾ったイブラヒモヴィッチが、舞台をUEFAチャンピオンズリーグに移して堂々たる活躍をみせた。長友のいるチェジェーナ戦では活躍できなかったが、僅か2試合目で2得点を挙げるとは驚いた。流石は優勝請負人だ。今後も期待できる。
フランスのオセールは初めて観戦したが、攻撃も守備もやや中途半端な印象を持った。ただし、FWはかなりスピードのある選手がいるので、ツボに入ると手強そうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.09.22

セリエA 2010/2011シーズン第2節 チェゼーナ2-0ミラン(9/11)

会場:スタディオ・ディノ・マヌッツィ(チェゼーナ)
主審:カルミネ=ルッソ

前半:2-0
エルヨン=ボグダニ(前半31分) 1-0
エマヌエレ=ジャッケリーニ(前半44分) 2-0

後半:0-0

ミランが完敗。
今シーズンからセリエAに昇格したチェゼーナがホームでミランを退けた。

試合開始当初はミランがシュートを繰り出すが、チェゼーナゴールを脅かすほどではなく、逆にカウンターを喰らって守勢に立たされる場面が多かった。背番号5の長友佑都がアレシャンドレ=パトとズラタン=イブラヒモヴィッチに仕事をさせない。小柄だがスピードがあって、セリエAの選手と全く遜色がない動きだ。チームに溶け込んでいる印象で彼はセリエAで成功しそうな予感がする。
前半31分に中央にクロスが入り、ボグダニがヘッドで決めた。1点を取られてミランは前のめりで攻撃を仕掛けるが、効果的なものは生まれない。チェゼーナの大柄なボグダニが無骨な動きながら何度もカウンター攻撃でミランゴールを脅かす。前半終了間際の44分にジャッケリーニが中央からドリブルで持ち込んで左足で右隅に蹴り出す。GWアッビアーティが倒れこみながら手を伸ばすものの届かず、ゴール右隅に2点目が入った。

後半、ミランが徹底的に仕掛けるかと思ったが、チェゼーナの守りが固く、カウンターを喰らってミランは攻めきれない。後半11分にロナウジーニョをロビーニョに交代。後半19分にはジェナロ=ガットゥーゾをフィリッポ=インザーギに交代させ、攻撃陣を厚くした。インザーギが入ると長友佑都の守りが機能しなくなってきた。やはりインザーギは役者が違うといったところだろうか。ペナルティエリアでインザーギをマークした長友佑都は、ファウルを取られてしまう。ビデオで観る限り引っ張ったようなファウルはしていないのだが、インザーギのうまい動作でファウルと判断されPK。ここでイブラヒモヴィッチがキッカーとしてボールを蹴ったが、バーにはじかれて失敗してしまった。ここで1点取れなかったことでミランの反撃は萎んでしまい、チェゼーナが守りきって試合終了。

ともかく、長友の雄姿が観られたので大満足した。ミランのパトに嫌がられていたようで今後も活躍するのは間違いないだろう。先のワールドカップ南アフリカ大会で日本人選手が大活躍したが、海外に出た選手は着実に力を発揮しつつある。今後の日本代表に大いに期待できそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.09.06

セリエA 2010/2011シーズン第1節 ミラン4-0レッチェ(8/29)

会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)
主審:セバスティアーノ=ペルッツォ

前半:3-0
アレシャンドレ=パト 前半16分 1 - 0   
チアゴ=シウヴァ 前半23分 2 - 0   
アレシャンドレ・パト 前半28分 3 - 0

後半:1-0
フィリッポ=インザーギ 後半45分 4 - 0

ミランがホームで開幕戦を圧勝しました。

前半はほとんどミランがボールを支配して、レッチェ側で好き放題に攻撃を繰り返していました。中でもロナウジーニョが素晴らしいパフォーマンスでパスを繰り出していました。パトの先制点は右サイドから角度のないペナルティエリアからゴール左ポストギリギリに弾丸シュート。2点目はコーナーキックでゴール前の混戦をシウヴァが押し込みました。3点目は再びパトがオフサイドぎりぎりで飛び出して、GKをかわす技ありのゴール。パトは初めて観ましたが、スピードがあってゴール感覚が素晴らしい選手です。今年の南アフリカワールドカップにロナウジーニョと同じようにブラジル代表として呼ばれませんでしたが、これほどの選手が代表になれないとは驚きです。

ハーフタイムにはピッチに赤い絨毯で通路とステージが組まれ、ズラタン=イブラヒモビッチがバルサからミランに移籍したことをサンシーロスタジアムの観客にお披露目していました。ちなみに移籍金額は23億円だそうです。

後半はややレッチェが前のめりで攻めて、ミランを脅かすもののミランの守りに阻まれて決定的なシュートは生まれませんでした。ミランのGKはクリスティアン=アッビアーティで、以前からお気に入りの選手でした。スキンヘッドにして頑張っています。後半16分にマルコ=ボリエッロをフィリッポ=インザーギに交代しました。現在37歳ながら昔のように貪欲にゴールを狙います。終了間際に後方から受けたパスをゴール前にキープして、GKの股間を抜くパンチのあるシュートで4点目を決めました。ジェナロ=ガットゥーゾも後半途中出場したり、馴染みの選手が多く楽しめました。相変わらず、アンドレア=ピルロが絶妙なクロスを前線に送っていました。ミランの選手の中でクラレンス=セードルフのパスの精度が悪く、パスミスを繰り返すのが気になりました。   

今シーズンからミランはマッシミリアーノ=アレグリ監督です。昨年1年間レオナルドが監督でスクデットは3位に終わったようです。ちなみに昨シーズンはインテルがスクデット、ビックイヤー、コッパ・イタリアの3冠を達成していました。

セリエAの観戦は2003-04シーズン依頼で本当に久しぶりです。千葉ロッテの応援でペナントレースも佳境に入り、サッカー観戦は見送ろうと思いましたが、継続的にミラン戦を放送してくれるので我慢しきれず録画を観てしまいました(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)