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2011.01.30

ドラマ「スクール!!」は子供と一緒に楽しめる

1月16日からスタートしたフジテレビ系ドラマ「スクール!!」は第2話から面白くなってきました。

トンネル工事を請け負う中堅ゼネコンで現場監督を務める主人公が、恩師の勧めで母校に民間人校長として赴任するガテン系熱血学園ドラマです。現在の公立小学校のいじめ、モンスターペアレント、給食費未納などの様々な問題に対して事なかれ主義が蔓延する状況で孤軍奮闘するようです。新校長・成瀬誠一郎は副教頭以下教師たちからいきなり疎まれて、中でも西島秀俊が演じる超現実主義の教務主任で6年担任の桐原伊織が立ちはだかります。

第1話は主人公のキャラクターと教育現場の紹介が中心となっています。現場監督から校長を結び付けようと腐心しますが、残念ながらこれまでの江口洋介のイメージからガテン系に見えません。かなり難しい導入になりました。問題解決の仕方がどうしてもベタな展開になりがちです。同時間帯にはTBS日曜劇場「冬のサクラ」がありますので、鑑賞を継続するのは辛いなと思いました。しかし、一緒に観ていた子供たちが結構共感しているので続けることにしました。

第2話からいよいよ物語は本格的に学校に絞られます。社会派の学園ドラマにありがちな対決軸のシリアスさは排除されていて、新校長は子供たちを一番大事に考えて学校に関わる全ての人々を大家族として包み込みます。学園ドラマというよりもハートウォーミングなホームドラマに近いですね。新校長は自身の批判に対して、民間人出身らしくバランス感覚があり、問題解決に強引さがありません。モンスターペアレントを叱ったシーンは非常に納得です。説教臭くなく小学校5年生の淡い恋心を守り切ったエピソードは感動しました。

江口洋介は学園ドラマは初出演だそうです。過去の人気ドラマ「ひとつ屋根の下」のお兄ちゃん役のようなあたり役になりそうな予感がします。ドラマ「救命病棟24時」で共演した北乃きいが恩師の孫・非常勤講師役の役で登場しています。お人好しで人懐っこいコミカルな役を自然体で好演しています。

久しぶりに家族で楽しめるドラマが登場しました。心温まるドラマの行方に期待したいと思います。

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2011.01.29

ドラマ「JIN-仁-」がBS-TBSで1/31から一挙再放送(月~金18時より)

今日気づきました!
「月刊デジタルTVガイド2011年3月号」の番組欄で見つけました。再放送はTBSサイトをマークして来ましたが、BS-TBSサイトはノーマークでしたので危うく見逃すところでした。昨年末にディレクターズカット版を12月27、28日で2夜連続放送されて観ていますが、物足りなさを感じていました。やはり編集無しの普通の再放送で鑑賞したいと思っていたので有難いです。早速録画予約しました。

Googleで「JIN 再放送」ではヒットしません。今日現在オフィシャルサイト「JIN-仁-」とTBSサイトにはBS-TBSで再放送される告知がありません。もっと宣伝すれば良いのにちょっと不思議です。

BS-TBSサイトのドラマ「JIN-仁-」再放送の情報はこちら↓

http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/DRT1100100

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2011.01.28

2011年花粉シーズン突入、昨年の5倍?!

昨日(1/27)株式会社ウェザーニューズが「<速報>東京都、神奈川県、静岡県 本日花粉シーズンに突入!」と発表しました。いよいよ厭な季節の到来です。今朝、長男が喉が痛いと訴えており、自分も喉に軽い違和感があったので、インフルエンザの初期かとも思ったのですが、とりあえず二人そろって「つくし飴」を舐めました。その後でニュースで昨日から花粉が飛散し始めたのを知り、ガテンがいきました。
今年の花粉は昨年と比べて全国的に2~10倍と予測されており、関東圏や5倍かと報道されています。昨年は花粉症の症状が出たのは3月で遅く、比較的軽く済んだのですが、今年は厳しいシーズンとなりそうです。既に我が家では「つくし飴」を20箱購入しています。なんとかこれで乗り切りたいと思います。

なお、情報サイトですが、今までは「環境省花粉観測システム(はなこさん)」を利用してきましたが、Windows7ではうまく表示されないのと、1月31日から運用開始のため、今年からは「ウェザーニューズの花粉Ch.リアルタイム花粉情報」を利用します。

http://weathernews.jp/pollen/

花粉プロジェクトのポールンロボが測る花粉飛散量がわかりやすく参考になります。ポールンロボ設置場所の写真で掲載されているエリアも多くあり、非常に親近感を覚えます。

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2011.01.27

ドラマ「SP(エスピー)」[全11話](お勧め度★★★★★)

総監督、本広克行。原案・脚本、金城一紀。音楽、菅野祐悟。主題歌、V6「way of life」。プロデュース、高井一郎。制作、フジテレビドラマ制作センター。制作著作、フジテレビ。2007年11月3日~2008年1月26日放送。深夜帯ドラマ史上初の平均視聴率15%越えを記録。

出演、岡田准一(井上薫・警護課第4係 機動警護班 隊員、階級は巡査部長)、堤真一(尾形総一郎・警護課第4係 機動警護班 係長、階級は警部)、神尾祐(石田光男・警護課第4係 機動警護班 隊員、階級は警部補)、真木よう子(笹本絵里・警護課第4係 機動警護班 隊員、階級は巡査部長)、松尾諭(山本隆文・警護課第4係 機動警護班 隊員、階級は巡査部長)、飯田基祐(西島勇司・警護課理事官)、江上真悟(中尾義春・警護課第4係課長)、平田敦子(原川・警護課庶務係)、野間口徹(田中一郎・公安部公安第1課)、山本圭(麻田雄三・内閣総理大臣)。

<ストーリー>
Episode I 第1話 東京都知事
Episode II 第2話、3話、4話 元内閣総理大臣
Episode III 第5話、6話、7話 重要参考人
Episode O 第8話 プロローグ
Episode IV 第9話、10話、11話 内閣総理大臣

圧巻でした。
この作品は映画『SP 野望篇』から入ったので、正直ドラマを観たらがっかりするかもしれないと踏んでいましたが、映画レベルのクオリティの高さに驚かされました。特にEpisode IIの病院ジャックは凄すぎます。昨年の映画公開に合わせた再放送は第5話以降録画できましたので、第1~4話はレンタルDVDで鑑賞しました。Episode IIをCM無しのノンストップで観れたのは大正解でした。緊張感溢れる展開にハラハラドキドキの連続で映画『SP 野望篇』以上の内容でした。観終えた後の疲労感とカタルシスは、ブルースウィルス主演映画『ダイハード』の第1作を彷彿させました。本当に深夜帯のドラマとは思えない出来です。

映画との違いで一番ホッとしたのは、警護課第4係機動警護班の職場の雰囲気です。係長と隊員との信頼感が薄いように感じたのですが、元々の作品の設定が味わえて世界観に馴染めました。

SP本来の職務が描かれており、わかりやすくて納得できます。映画で語られる国家的な革命だとか大儀という要素が少なく、アクションドラマとして楽しめました。ただし、もう少し映画に続くための伏線があるのかと期待していたのですが、最終回となる第11話で西島警護課理事官の死のみでした。春に公開される映画『SP 革命篇』で全てが明かされるのでしょうか。本作を締めくくるようなエンディングを期待します。

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2011.01.26

デジタルサイネージ型自動販売機をJR東日本の駅構内で発見した

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一昨日見つけました。ケータイで写真を撮っている人が多くいたので気付きました。今まで臨時売店が使っていたスペースに突如出現しています。普通の自販機の1.5倍くらいありそうで、大きいですね。何となく威圧感があり、馴染めないデザインです。商品ディスプレーがひときわ輝いています。商品が立体的に見えますが、近づくと2Dでした。

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Googleで調べたら、ニュースサイトの「ケータイWatch」で昨年2010年8月10日に「JR東日本の駅構内にデジタルサイネージ型次世代自販機」の記事が配信されていました。

(株)JR東日本ウォータービジネスが同日に品川駅で2台展開を開始し、2年以内に500台設置する“夢の飲料自販機”なのだそうです。

特殊搭載機器は次の通り。
・高輝度の大型タッチパネルディスプレイ(サイズ:47インチ、輝度:1200cd)
・顧客属性判定用センサ、人感センサ
・Suicaリーダ/ライタ(VT-10)、モバイル用FeliCaリーダ/ライタ、WiMAX通信機器
・特殊形状商品販売用特殊ラック

記事の中で気になったのは次の箇所です。

 カメラセンサーも装備しており、購入者の性別と年齢層を識別できる。季節や時間、性別、年代を基にしてオススメ商品などが最大3つ提案される。3日間実施されたフィールドテストの結果、性別と年齢層の両方が合致したのは全体の75%という。複数人が自販機の前に立った場合はそのうち1人のみ判定する。

(株)JR東日本ウォータービジネスのニュースリリースでは「顧客属性判定用センサ」と表現されていますが、早い話カメラなのですね。プライバシーに配慮されているのでしょうか。Suicaで支払ってカメラで撮影されているとすると穏やかな気持ちになれません。“高度なマーケティング頭脳”による“夢の飲料自販機”とは誰のためのものなのでしょうか。俺としては絶対に利用したくありません。

なお、以前当ブログで2006年のJR東日本自販機でFOMAが搭載されていることを報告していますが、「WiMAX通信機器」とあるように通信モジュールが、従来モデルのFOMAモジュールからWiMAXモジュールに変更されたようです。高速大容量に進化しています。

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2011.01.25

3分49秒の短編映画『MODERN TIMES』がもの凄い!

イギリスの37歳の素人作家が制作した作品で昨年末にネットで公開されたそうです。映画の過去と未来が美しく描かれています。アイデアとクオリティの高さに圧倒されました。そして、メイキングとの落差に驚きます。想像できない低予算でこれだけの映像が作れるとは「もの凄い」としか表現できません。

短編映画『MODERN TIMES』

MODERN TIMES from BC2010 on Vimeo.

短編映画『MODERN TIMES』メイキング

Behind the Scenes from BC2010 on Vimeo.

作品・作者紹介(ブログ「CIA☆こちら映画中央情報局です」)

Beautiful Short Film: 37歳の素人のアート・ディレクターが映画の過去と未来を美しく描き、ハリウッドからオファーが舞い込むほど絶賛されたSFショートフィルム「モダン・タイムス」! !

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ドラマ「悪党~重犯罪捜査班」は必殺シリーズ現代版だ

刑事ものとしては異色のドラマが1月21日にテレビ朝日系でスタートしました。タイトルの“悪党”は横浜港町署の刑事たちを指しています。悪徳警官の物語と思いきや、非合法活動スレスレで悪い奴を追い詰める正義の味方です。まさに現代版の必殺シリーズです。主演メンバーとなる刑事課第四係のチーム4人、高橋克典、内山理名、鈴木浩介、平山浩行が良い味を出しています。それぞれに背景があって、人間的な弱点をかかえながら、犯人を懲らしめるという二面性の設定が絶妙です。主任役の高橋克典の存在感は申し分ありません。変に悪ぶっている訳でもなく、正義面もしない抑えた演技が評価できます。内山理名のダーティさにも驚かされました。かなり屈折したキャラクターを好演しています。彼女の新境地となる役でしょう。

脚本、演出ともに適度なバランスを保っていて、かなり期待できるレベルの作品に感じます。人気が出れば長期にシリーズ化される可能性があります。

[ドラマデータ]
キャスト
高橋克典、小泉孝太郎、内山理名、鈴木浩介、平山浩行、梅沢富美男、村上弘明

スタッフ
脚本:深沢正樹
監督:小松隆志、塚本連平
音楽: 朝倉紀行
ゼネラルプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)
プロデューサー:中込卓也(テレビ朝日)、飯田新(ABC)、川西琢(テレビ朝日)、伊藤達哉(MMJ)
制作:ABC、テレビ朝日、MMJ

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2011.01.24

Windows 7のノートPCをamazonから3万円台で購入した!

昨年9月にネットブックを購入していましたが、メインマシンとして1月14日にamazonから「Lenovo G560シリーズ 15.6型ワイド液晶 A4サイズノートブック 06798UJ」を買いました。5代目のPCになります。以前からamazonでLenovoが安いことは知っていましたので、LenovoのノートPCを安いほうから表示させ、3万7770円と最安値のマシンを注文しました。合わせて増設メモリ2G(BUFFALO ノート用増設メモリ PC3-8500(DDR3-1066) 2GB D3N1066-2G/E)も購入しました。ノートPC本体は翌日配達されています。さすがはamazonです。増設メモリは2日遅れましが、それでも早い。

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仕様:
「G560シリーズ」は、Lenovo A4ノートPCのベーシックモデルです。シンプルなデザインを採用しながらも、テンキー内蔵ボード、指紋認証を搭載。16 : 9、15.6型液晶搭載。
メーカー型番 : 06798UJ
OS : Windows 7 Home Premium 64Bit
CPU : INTEL Pentium P6100
クロック : 2.00GHz
メモリー(最大メモリー) : 2GB(最大8GB)
メモリースロット数(空き) : 2(空き1)
HDD : 250GB
液晶モニター : 15.6インチワイドHD 液晶 (解像度1366x768ドット 1677万色)
ドライブ : DVDスーパーマルチドライブ
グラフィック : INTEL HD グラフィックス
Office : なし
ワイヤレス : IEEE 802.11 b/g/n
インターフェース : モニター(VGA)、HDMIポート、マイクロフォン・ジャック、ヘッドフォン・ジャック、USB2.0(2)、e-SATA/USBコンボ、RJ-45(LAN)、ワイヤレスLAN ON/OFFスイッチ
カードリーダー : SDメモリーカード、マルチメディアカード、メモリースティック、メモリースティックPro、XDメモリーカード
Expressカードスロット : ExpressCard/34×1
Webカメラ : 30万画素
バッテリー : 6セル
本体サイズ : 376.8×249.8×17.3-34.9mm
本体重量 : 約2.6kg

購入してからレノボのサイトからマシン情報を入手したのですが、わずか3か月前の2010年10月8日に出荷開始された割と新しいノートPCでした。ベーシックモデルですが、個人的に使用するには何の遜色もありません。当初はメモリを増設せずに使いました。メモリが2GBなので若干もたつき感はあっるもののストレスを感じることは全くありません。

ノートPC+増設メモリで合計4万650円です。現在Lenovoはキャッシュバックキャンペーンを行っているのでLenovo G560シリーズ 06798UJは3000円が返ってきます。4万円でお釣りがくる時代が到来しました。安くなってくれて本当にありがたいですね。3代目を購入した5年前は最低でも10万円は出さなければそこそこのマシンが手に入らない時代でした。パソコンが高かったのはもはや過去になりました。
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手元に届いて1週間が経ち、ようやくメモリを増設しました。手順は次の通りです。
①電源を落として裏返す。

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②増設メモリとユーザーガイドを手元に用意する。①の前に準備すべきですよね(笑)。

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③カバーを固定している外枠5箇所のネジを緩め、中の2箇所のネジを外す。

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④中央のほうから少しずつ外す(外れにくいのでマイナスドライバーを枠に沿わして慎重に行った)。

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⑤手前のソケットが空いていることが一目でわかるので、増設メモリを挿入する。カチッと所定の位置に収まり、ソケット両端にあるラッチがはまる。

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⑥カバーを元に戻して、ネジを取り付けて終了。

以上で作業は終了です。所要時間は約10分間でした。無事にメモリ4GBとして認識されました。やはり2GB増えるとスピードアップして快適になりました。

もう一台購入しても良かったかもしれません。1月23日現在のamazonを確認したところ、既にamazon自体は在庫が無くなっており、他社が販売しています。値段も6000円ほどアップしています。増設メモリは変わっていません。

【追記】2011/2/8

レノボから2/4にキャッシュバックキャンペーンの3000円が振り込まれました。対応が早いです。

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2011.01.23

ソファベットが壊れて3人掛けソファに買い換えた

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一昨年に購入したソファベッドが1年を越えたら座面が抜けてしまいました。耐久性に問題がありました。1年間の保証期間が過ぎていたので、買い換えることにしました。ベットとしてほとんど使わなかったので、今度はシンプルにソファを選択しました。部屋が狭いので幅は180cm以内とし、昨年の暮れから家具のお店を回りました。3人掛けとなると200㎝前後のものが大半です。価格も10~20万円が中心です。サイズを第一、次に座り心地を重視して探すのですが、なかなか条件の合うものがありません。

3人掛けで180cm以内の商品はそもそも展示が少ないようです。3、4店行きましたが年末に決めることができず、年明けにようやく東京インテリアのオリジナル商品「3人掛けソファXY-2360 APU-1 IV」を選ぶことができました。価格は3万8000円です。10万円は覚悟していたのですが安くて助かりました。高級感が有り丈夫そうなので満足しています。保証期間は3年間です。前に使っていたソファベッドは2000円で回収してもらいました。クリーンサービスという名称です。ちなみにインターネットで型番を検索したところ、楽天に出店している東京インテリアで売られていました。実店舗の購入では送料は無料で部屋の中へ運んでくれます。オンラインショップでは玄関先までとなっていますので、大型家具の購入には向かないようです。

改めて思ったのですが、ソファは専用ソファを選ぶべきだと思いました。ソファは奥が深いですね。いろいろ座り心地を試したところ、やっぱり欧州家具が素晴らしく、中でもデザインを含めてイタリアのものが秀逸でした。

[3人掛けソファXY-2360 APU-1 IV 商品データ]
■サイズ
幅:約178cm
奥行:約90cm
高さ:約87cm
座面高さ:約42cm
■素材
張地:ソフトレザー
クッション:ウレタン、ポケットコイル、Sバネ
■製造国
中国

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2011.01.22

ドラマ「ヘブンズ・フラワー」の意外性が楽しめる

1月14日から深夜帯でスタートしたTBSドラマ「ヘブンズ・フラワー」が面白そうです。第2話まで観ました。カワイコちゃん女優の川島海荷が地上波ドラマ初出演しています。舞台は2060年の荒廃した近未来で極悪非道な日常が繰り返されています。ガンアクションが多く、頻繁に殺人が繰り返されます。冷酷非情な女暗殺者を演じるというミスマッチさに違和感を覚えました。川島海荷のキャラクターに全く合いません。小柄の彼女は手足が短いのでアクションシーンが様になりません。深夜帯のドラマなので予算が限られているため、話が進むにしたがってボロが出てくるのではと心配していたのですが、意外に川島海荷の演技力が補っていて観れます。若手ながら演技に定評があるだけのことはあります。殺し屋・アイというハードボイルドな役をシャープに演じています。

アイの所属する暗殺集団「ラストガーデン」のリーダー・片桐薫を大御所の三田佳子、「ラストガーデン」と敵対する中国系マフィア「星龍」のボス・厳小剛 (イム=シャオガン) を本田博太郎が演じていることでドラマに重厚感を持たせています。

ドラマ「カルテット」と並んでダークヒーローものを投入してきたTBSの意気込みを感じます。意外な伏兵が登場しました。両作品ともに楽しめそうです。

作品紹介(「ヘブンズ・フラワー」オフィシャルサイトから引用)
2011年1月14日にスタートする 『 ヘブンズ・フラワー 』 は、今から約50年後の 2060年 を舞台とした、全く新しいタイプの近未来ロマンチックミステリー。

ある実験事故によって “ 花 ” が咲かない不毛の世界となり、深刻な食糧危機が続く日本。事故からの再建が進む中、「 第七地区 」 だけは震源地として再建から取り残され、「 見捨てられた街 」 となっていた。そんな第七地区に住む、一人の少女・アイ。天使のように微笑む彼女は、冷酷非情な暗殺者だった!数奇な運命に翻弄されながらもはかなく、そして懸命に生き抜いていくアイ。そこにはある一人の刑事との出会いがあり、それはアイにとって初めてとなる “ 恋心 ” を生むこととなる。「 今まで決して見ることができなかった “ 花 ” をこの手で咲かせたい 」 アイがその手で “ 花を咲かせよう ” と誓ったとき、運命の歯車は思わぬ方向へと進んでいく…。

主人公の女暗殺者・アイを演じるのは、『 ブラッディ・マンデイ 』 『 99年の愛 ~JAPANESE AMERICANS~ 』 など数多くのドラマ・映画・CM で活躍する 川島海荷。連ドラ初主演を果たす彼女が、人生初となる冷酷非情な女暗殺者を体当たりで挑む。「 殺し屋 」 という役どころから、ガンアクションなどのアクションシーンが盛り込まれるほか、中国語でのセリフも用意される予定だ。

また、アイにとって特別な存在になっていく、刑事・真中祐一郎を演じるのは 荒木宏文。若手俳優グループ 「 D-BOYS 」 に所属し、舞台 『 ミュージカル・テニスの王子様 』 で注目を集め、その後も舞台や映画と初主演を果たした彼の演技にも大きな期待がかかる。アイ直属の有能な司令官・シオン役を演じるのは、注目の若手俳優、綾野剛。「 ラストガーデン 」 と敵対する中国系マフィア 「 星龍 」 のボス・厳小剛 (イム・シャオガン) を、本格演技派の 本田博太郎 が演じる。
そして、アイが属する暗殺集団 「 ラストガーデン 」 の謎多き女リーダー・片桐薫を、ベテラン演技派女優の 三田佳子 が演じることに決定した。

さらに、「 人物デザイン監修 」 として、大河ドラマ 『 龍馬伝 』 にリアリティ溢れる新しい表現をもたらし、映画 『 おくりびと 』 では死化粧のビューティディレクションを担当した 柘植伊佐夫 を起用。『 ヘブンズ・フラワー 』 に柘植氏の世界観が加わることにより、どんな化学反応が起こるのか。こちらの大型コラボレーションにご期待ください。

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2011.01.20

ドラマ「カルテット」がすこぶる良い!

TBSで1月18日深夜帯でスタートしたドラマ「カルテット」は非常に魅力的です。原作は直木賞作家・大沢在昌、福田沙紀と松下優也のダブル主演で描かれるストリート系クライムアクションです。

ストリート系クライムアクションと名付けたように格闘シーンがハンパありません。劇画調なのですが、効果音とスピードが小気味よくバイオレンス度が強調されています。TVドラマとは思えない演出に驚きました。監督は西海謙一郎で、三池崇史のチーフ助監督として長年活躍されてきたようです。

第1話だけではほとんど物語の内容はわかりませんが、ダークな世界観に雰囲気があって、テンポが早いので楽しめそうです。美人女優の福田沙紀がダーティな演技をみせるようです。松下優也は初顔ですが、アクションは文句無しで熱演しています。上川隆也が終盤に登場したことでドラマに重みが出てきました。

TBSで本格的なバイオレンス作品は記憶にないのですが、かなり期待できそうです。

作品紹介(TBSサイトから引用)
STORY
最愛の弟を謀殺されたシュン(福田沙紀)と、幼い頃、家族を惨殺されたタケル(松下優也)。
絶望と怒りを抱えた2人は、謎の公安関係者・クチナワ(上川隆也)の依頼を受け、
秘密潜入捜査を手伝うことになる。
潜入先は住民のほとんどが不法滞在者の居住区ミドリ町(架空)。
ここでは巨大暴力組織の構成員・塚本のもと、違法なドラッグが製造されていた。
シュンとタケルは、塚本の愛人として入り込んでいる美女・カスミ(夏菜)と落ち合う。
若者たちの危険極まりないミッションが始まる。

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2011.01.19

千葉ロッテ、2011年チームスローガン発表

1月19日、2年目の西村監督がチームスローガンを発表しました。
次のURLで動画が確認できます。

http://marines.tv/

「和 2011」

昨シーズンと同じです。リーグ優勝を獲ると宣言されました。

今年も応援頑張りましょう!! 

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KARAも東方神起の二の舞か?

本日1月19日に朝鮮日報で「KARA、所属事務所に専属契約の解除を通告」のニュースが配信されています。

KARAの法廷代理人、法務法人ランドマークは19日、「KARAのメンバーのハン・スンヨン、チョン・ニコル、ク・ハラ、カン・ジヨンが現所属事務所のDSPに専属契約の解除を通告した」と発表した。

リーダーのパク=ギュリは知らなかったようです。

東方神起のようにKARAも解体されるのでしょうか。せっかく日本での人気が高まってきたのに残念です。先週1月14日からスタートしたKARA主演のドラマ「URAKARA」の放映はどうなるのでしょうか。楽しみにしているだけに非常に気になります。

【追記】2011/1/20

ドラマ「URAKARA」は撮影が終了しており、放映に問題は無さそうとのことです。取りあえず安心しました。

【追記】2011/1/25

ドラマ「URAKARA」の撮影のために、5人揃って本日来日するそうです。第3話までしか撮影されていなかった模様。解散は見送られたようなのでホッとしました。ところで第2話はハラがメインでしたが、お人形さんのようでメチャメチャ可愛かったです。メンバーの中で一番人気というのは頷けます。

【追記】2011/1/26

来日が延期されました。今朝の朝鮮日報では「契約トラブル:KARA側「事務所との交渉進展なし」」と配信されています。見通しが不透明になってきました。

【追記】2011/1/27

本日、毎日新聞デジタルで「テレビ東京 : KARA騒ぎでドラマ4話はダイジェストの可能性も」のニュースが配信されています。ドラマ「URAKARA」の継続が難しくなってきたようです。

【追記】2011/1/28

本日の朝鮮日報で「契約トラブル:KARA問題、両者が歩み寄り」が配信されています。うまく収まるといいですね。

【追記】2011/2/2

本日(2/3)付けで、KARA JAPAN OFFICIAL FANCLUBのニュースで次のコメントが掲載されました。

皆様
いつもKARAを応援してくださりありがとうございます。
そしてこの度は皆様に大変ご心配をおかけ致しました。
私達KARAはこれからも5人で頑張っていきます。
たくさんの愛をありがとうございます。
これからもKARAをよろしくお願い致します。
KARA 一同

良かったですね。本日来日してドラマ「URAKARA」の撮影に入るそうです。

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2011.01.18

ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」は月9なのにパワー不足か

面白さを感じませんでした。冒頭のスキャンダラスなシーンはかなり意欲的に感じましたが、第1話の中ではその背景をほとんど明かしません。まるっきりの出し惜しみです。映像や学校の雰囲気はハイセンスなのですが、脚本が弱い印象です。三角関係が描かれるようですが、登場人物の心情をダイレクトに伝えるキレがありません。時間ばかりかけて内容が薄いのが気になりました。

キャスティングは戸田恵梨香、三浦春馬、武井咲の注目度が高い若手を起用しています。まだ生徒役でも通用する戸田恵梨香と三浦春馬を先生に抜擢したスタッフの賭けはどう転ぶでしょうか。戸田恵梨香は前クールのドラマ「SPEC~」でインパクトのある天才刑事を見事に演じきりました。あまりに強烈な印象を残しての今回の役は普通過ぎて俺的には拍子抜けしています。恋敵となる生徒役の武井咲は目力が話題となった資生堂のCMで脚光を浴びた新進のタレントです。少し前から興味を持ちましたが、ようやく彼女の演技が観れました。割とうまいのではないでしょうか。期待が持てます。やはり目力は強力です。女優陣の2人に比べて、三浦春馬の存在感が薄く感じられます。そこそこの演技をしてはいるものの、本ドラマでは若干役不足かなぁと思います。

第1話を観ただけで何ともいえませんが物足りなさは否めません。月9ドラマなので回を重ねるごとに盛り上がるのではないかと期待したいと思います。エンジンがかかるまでもう少し様子をみる必要があるかもしれません。

作品紹介(フジテレビHPより引用)
“教師と生徒の恋”――もはやそれは禁断ですらないのか?

結婚を約束し合った学園でも人気者の二人の教師。
しかし、男性教師には秘密の過ちがあった。
それは女子生徒と関係を持ったこと。

無邪気さと残酷さを武器に少女は問いかける、
「あなたたちの愛は本物ですか? 相手は信じるに足る存在ですか?」と。

男は自分の罪をどう償うのか。女は男の罪をどう許すのか。
教師という職業を舞台に、“試される愛”をスリリングに描きだす。

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ドラマ「冬のサクラ」はハイレベル

1月クールのドラマの中で頭一つ抜けたクオリティの高さがあります。
1月16日スタートして第1話だけですが、第1話だけの単発ドラマだったとしても成立している内容でした。1時間の枠の中に、主人公の人柄や生活環境が十分に織り込まれていました。ヒロインのひったくり事件による記憶喪失も十分に納得できる展開でした。下手に記憶喪失を引っ張らないテンポの良さも好感が持てます。
映画以外で草彅剛主演のドラマはこれまで観たことがありませんでした。使われるドラマのテーマがイマイチ響いてこなかったからです。本ドラマでもあまり期待感はありませんでした。ヒロインが今井美樹ではいまさら興味が持てませんでした。
しかし、始まってすぐにドラマの世界にたやすく入ることができ、物語のもどかしさ切なさを十分に堪能しました。いろいろな伏線が用意されているようです。1月クール一押しで鑑賞を続けます。

作品紹介(TBS「冬のサクラ」サイトから引用)
TBSでは、2011年1月クールの日曜劇場に、草彅剛主演「冬のサクラ」を放送する事が決定しました。共演は、この作品が11年ぶりの連ドラ出演となる今井美樹、現在10月クールで連ドラ初主演中の佐藤健をはじめ、加藤ローサ、高嶋政伸ら豪華キャスト陣でお届けします。

「愛してる」その一言さえいえないでいる二人
そして、残された時間が少ないことをまだ知らない二人
果たして二人の恋は、サクラの花びらと共に散ってしまうのか、それとも――

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2011.01.15

ドラマ「URAKARA」は予想外に面白い!!

韓国の5人組女性グループ「KARA(カラ)」が日韓を通じて初のドラマ主演を果たす「URAKARA(ウラカラ)」が1月14日にスタートしました。昨年から新たに韓国の音楽グループが人気を急上昇させています。女性グループではこのKARAと少女時代が有名で、音楽番組ミュージックステーションで何回か両グループを見ています。美脚の少女時代と比べてKARAは庶民的でキュートなところが近づきやすい印象があり、日本語もうまいので関心を持っていました。知っている楽曲はお尻を突き出して左右に振る“お尻ダンス”の「ミスター」と「Jumping」しか知りません。メンバーの顔と名前も一致していません。

まだ人気が出てきたばかりの彼女たちが日本のドラマに登場するということで好奇心がわきました。とりあえずどのような内容か確認の意味で第1話を観ました。テレビ東京系列の深夜連続ドラマ枠のドラマ24です。前々作に私的ベスト3に選んだ「モテキ」があります。

演技もドラマの内容もあまり期待していませんでした。ところが予想に反して、演技はなかなかのものです。物語の設定も面白いです。ドラマの中で5人は実名の役で登場し、表の活動はKARA、裏の活動は“惚れさせ屋”として日本人男性を虜にさせるという恋愛ミッションに挑戦するラブコメディでした。

韓国の俳優は演技が上手いのはあたりまえですが、アイドルグループの彼女たちも日本のアイドルとは比較にならないほどの演技をしています。第1話の主役はリーダー・ギュリでしたが、女優といっても良いほどの実力でした。

全20話なので、メンバー全員の名前を覚えることができそうです。曲のレパートリーも増えるでしょう。そしてドラマのテーマであるKARAに惚れてしまうかもしれませんね(笑)。

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2011.01.14

ドラマ「外交官・黒田康作」はゆる過ぎっ!

映画『アマルフィ 女神の報酬』の続編がドラマ化されたので期待していました。1月13日にスタートしました。流石はフジテレビ、製作にお金をかけています。東京とサンフランシスコの2つの舞台で物語を進行させており、映画レベルの楽しみを味わえるかと思っていたのですが、最初から展開がゆるく、テンポが悪いままです。そのために見せ場であるはずの発砲シーンもスリリングさを感じることができません。サプライズの出演となるイ=ビョンホンの登場も盛り上がりがありませんでした。初回ということもあって、昨今のドラマでは考えられない豪華キャストが生かされていません。アクションシーンに力を入れてサンフランシスコでカーチェイスも行われましたが、ドラマの枠での予算で撮影されたものに止まっていました。それと香川照之が演じる霜村が死んでいないのはすぐに分かってしまいました。サスペンス性が低いのも気になります。
織田裕二は映画と変わらない演技でクドイ二枚目を演じています。キャラクターとして申し分ないので何とか演出面で建て直しをお願いしたいと思います。

[番組概要]
<キャスト>
黒田康作 … 織田裕二
大垣利香子 … 柴咲コウ
霜村瑠衣 … 夏帆
西園寺 守 … 田中 圭
鴨下祐司 … 大倉孝二
君島祐太朗 … 西島隆弘
山路貴繁 … 岩松 了
新居田一彦 … 田中哲司
斉藤修助 … 近藤正臣
安藤庸介 … 鹿賀丈史(特別出演)
霜村倫世 … 紺野まひる
佐々木藍子 … 片瀬那奈
悠木圭一 … 萩原聖人
観上祥子 … 草刈民代
霜村 毅 … 香川照之

<スタッフ>
原作、真保裕一
脚本、古家和尚/池上純哉
音楽、菅野祐悟
企画、臼井裕詞
プロデュース、牧野正
演出、西坂瑞城/永山耕三

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ドラマ「美しい隣人」はプロローグだけでもゾクゾクさせられた

1月11日スタートしたフジテレビ系のドラマ「美しい隣人」は期待出来ます。プロローグとしての第1話は見事でした。サスペンスドラマとしての完成度はかなり高いと感じます。舞台設定と脚本、演出とすべてにおいて完璧ではないでしょうか。キャスティングも申し分ありません。隣に引っ越してきた仲間由紀恵が演じる謎の女性は、今後どのような行動を取るのか計り知れないものを十二分に感じさせてくれました。お礼にもらったお菓子をゴミ箱に捨てて、さらに隣の幼稚園児の玩具を投げ入れて壊すシーンは身震いしました。彼女の狙いは旦那の渡部篤郎なのか?壇れいが演じる主婦の家庭はどうなってしまうのか?冒頭の公園で子どもが水死した事件との関係はどうなのか?疑問だらけです。

プロローグだけで1時間も引っ張るテクニックは圧巻としか言いようがありません。次回予告では急展開するようなのですが...?!心底ゾクゾクさせられるような物語に感じます。ダークサイドの仲間由紀恵は見物です。

[データ](フジテレビHPから引用)
出演、仲間由紀恵、檀れい

スタッフ
脚本、神山由美子(「黒革の手帖」「わるいやつら」「対岸の彼女」ほか)
演出、今井和久、小松隆志、ほか
プロデューサー、豊福陽子(関西テレビ)、遠田孝一(MMJ)、浅井千瑞(MMJ)
制作、関西テレビ放送、メディアミックス・ジャパン(MMJ)

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2011.01.12

映画『最後の忠臣蔵』(お薦め度★★★★)

監督、杉田成道。脚本、田中陽造。原作、池宮彰一郎『最後の忠臣蔵』。2010年日本。時代劇映画。出演、役所広司(瀬尾孫左衛門)、佐藤浩市(寺坂吉右衛門)、桜庭ななみ(可音)、山本耕史(茶屋修一郎)、風吹ジュン(きわ)、田中邦衛(奥野将監)、伊武雅刀(進藤長保)、笈田ヨシ(茶屋四郎次郎)、安田成美(ゆう)、片岡仁左衛門(大石内蔵助)。

心に深くしみ込む秀作でした。
しかし、日本人の魂が反映される時代劇が東宝や松竹で無く、ワーナーブラザーズ作品であるとは複雑です。良い作品であればあるほど外国資本で製作されるのは抵抗感があります。是非とも日本の映画会社に頑張って欲しいものです。

説明しない脚本ですが、日本人が共通して認識している武士のあるべき姿を情緒豊かに描いています。役所広司の演技が素晴らしいです。顔の表情から生き様が滲み出ました。ヒロインの可音(かね)を演じた桜庭ななみの可憐で美しい存在が一層物語の格調高さを引き出していました。

ところで、ラストについて物申したい。あのような結末で描いて欲しくなかったです。タイトル通りと言われればそれまでですが、目的を達成しての最後として別の道を俺的には選択して欲しかったと思います。忠臣蔵を“死”として終わらせるのではなく、“生”とする画期的な解釈であっても大いに賞賛したでしょう。もちろんそのままであってもリアルさは必要ではなく、それとなく感じさせる余韻のある演出が合っていたでしょう。残念ながら仏壇を前に裃を着た役所広司の場面に行くまでにそれまでの感動が潮が引くように引いてしまいました。外国資本だと世界マーケットに向けてしっかり終わらせなければならなったのかもしれません。

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2011.01.11

芦田愛菜みたさに大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」を観た!

大河ドラマは全く観ていませんが、芦田愛菜を予告で確認したので1月9日にスタートした「江(ごう)~姫たちの戦国~」の初回を観ました。幼少の茶々役で登場しました。短刀を抜いて次女・初に刃を向けつつ、母・市にお腹の子を堕すなら妹を殺して自害すると凄みました。登場シーンが少なく、前後関係が乏しい状況での難しい演技にもにもかかわらず、市役の鈴木保奈美を相手にしっかりと凛々しい演技をみせました。彼女の場合、子役だから可愛さで許されるという学芸会的な演技をしないところが凄いです。短い出演ながらとりあえず満足しました。

2011年大河ドラマは節目となる50作目で、2008年に人気を博した大河ドラマ「篤姫」の脚本を手掛けた田渕久美子が起用されています。本作では原作・脚本とのことです。江という主人公を発掘したのは流石です。浅井長政の三女で三度の政略結婚を余儀なくされ、織田信長が伯父、豊臣秀吉が義兄、徳川家康が義父となる稀有な人物でした。後に徳川家光を産んで春日局と対峙するという波乱万丈な人生を歩んだとは想像以上の人物です。いままで脚光を浴びてこなかったのが不思議なくらいです。

初回の視聴率は21.7%で、宮崎あおい主演の「篤姫」の20.3%は上回ったそうです。上野樹里主演で今後どれだけ視聴率が取れるのでしょうか。

芦田愛菜以外で特筆すべきは、豊川悦司の織田信長がはまっていたことです。荒々しい雰囲気を見事に演じていました。次の第2話で早くも本能寺の変なので出番が終わってしまうのは実にもったいないですね。芦田愛菜は出ないと思いますが、豊川悦司の演技が気になるので、とりあえず来週も観てみようと思います。

ところで、いままでずっと浅井家は“あさい”と読んでいました。このドラマで“あざい”であることを初めて知りました。いい加減な知識でした。

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2011.01.10

ドラマ「ひとりじゃない」は期待できるかも!

1月8日にスタートしたBSフジ開局10周年記念ドラマ「ひとりじゃない」は意外と面白くなりそうです。劇団東俳つくしんぼくらぶが映画『パートナーズ』に続く社会福祉プロジェクト第2弾となるヒューマンドラマだそうです。写真のように雑誌で広告しています。撮影した雑誌は1月8日発売の「アエラ」です。

順風満帆で自信家の主人公が交通事故で四肢麻痺となる物語の出だしは、割とありきたりな内容でした。出演者が劇団員なので演技が少し過剰でセリフも舞台がかって演出過多だったので、観るのを止めようかと思いました。しかし、後半からブログを通じて人妻と接点ができてしまうプロローグは、従来の障害者ドラマとは少し違った展開になったことで、次回以降も観ることを決めました。BS放送で全6話ということもあって、見逃す人が多いためか2月19日からの再放送も広告に明記されています。

ところでドラマの途中に入るCMに劇団東俳のものが流れます。子役の何人かが劇団紹介をしているのですが、その中の1人の男子の目力が異様に輝いています。ドラマだけでなくCMも演出過多となっていました。ちょっといただけません。ちなみに劇団東俳については何の知識もありません。

[データ](BSフジHPから引用)
<番組概要>
「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」シリーズ(CX)への出演、映画「パートナーズ」の主演と、現在、若手俳優の中でも実力派として知られる浅利陽介が、連続テレビドラマ初主演をはたす!

今回演じる役柄は、不慮の事故により四肢麻痺という障害を負ってしまった青年。一度は生きることに絶望するも、「かけがえのない人たち」との出会い、「スポーツ」との出会いによって自分の新しい足となる車椅子で前に進むことを決意し、新しい世界を創造していく。

<キャスト>
浅利陽介
森口瑤子
矢島健一
モロ師岡
織本順吉
新川優愛 ほか

<スタッフ>
製作:藤野珠美
プロデューサー:落合千代子、松野千鶴子
監督:下村優
脚本:井上淳一

ドラマ「ひとりじゃない」は期待できるかも!

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2011.01.08

ドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル~」に違和感あり

1月7日スタートした毎週金曜日22時からのTBSドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル~」第1話を観ました。なかなかよく出来た物語だと思いました。キャスティングも悪くありません。
しかし、世界観はどうなのでしょうか。大いに違和感がありました。最強のプロファイリング捜査チームの描き方が、普通の企業の一部署のようです。その部署が扱っている商品がいわゆる凄惨な殺人事件という場違いなギャップは大き過ぎます。刑事ドラマは過去に様々なパターンが出し尽くされて、従来とは違うパターンの新感覚を提供しているのでしょうが、仕事場の軽さと殺人事件の現場の重さとの落差は、とうてい埋められるとは思えません。犯人がホームページで動画を配信してその映像を見せましたが、あまりにもグロくて全体の印象を壊しかねない要素をはらんでいました。第1話は何とかうまく乗り切りましたが、次回以降ほころびを見せ始めるのではないかと感じます。今後どこまで持ちこたえられるのか見守りたいと思います。もちろん杞憂に終わって新しいドラマ像を打ち立てるかもしれませんが...

[データ](TBSサイトから引用)
<作品紹介>
完璧な犯行。指紋もない。目撃者もいない。
捜査一課のエリート刑事が頭を抱える、容疑者不明の難事件。

しかし、遺留品のレシート1枚で、犯人を見破る奴らがいる。
犯罪の痕跡から犯人像・潜伏先をも推定し犯人を追い詰める。
最強のプロファイリング捜査チームの活躍を描く!

 2011年1月、TBS金曜ドラマの幕開けを飾るのは現在、ドラマ、映画、CMと多岐に渡り活躍中の人気女優・北川景子が主演を務める「LADY~最後の犯罪プロファイル~」。
 北川は今回の金曜ドラマがTBSの連続ドラマ初出演となり、尚且つ、ゴールデンタイムの連続ドラマでの単独初主演となる。

 作品は警視庁捜査一課に新設された犯罪行動分析室を舞台に、犯罪捜査のプロである捜査一課の刑事たちが頭を抱える難事件を、犯罪の痕跡から犯罪者の行動や心理を分析し犯人像を推定(=犯罪プロファイリング)し、犯人を追い詰めていく最強のプロファイリング捜査チームの活躍を描く本格ヒューマン・サスペンスドラマだ。
 主演の北川はアメリカのFBIアカデミーで犯罪プロファイリングを学び、警視庁に新設された「犯罪行動分析室」にスカウトされた新人プロファイラーである主人公・香月翔子を演じる。
共演には今年主演映画「東京島」が話題となった演技派女優・木村多江が北川演じる翔子の上司で犯罪行動分析室の主任である結城晶役に。
 また俳優としてのみならずバラエティ番組などでも活躍しているユースケサンタマリアが翔子たちプロファイラーと連携し捜査を行う捜査一課をまとめる係長・柘植正樹警部役を演じる。
 その他にも若手人気俳優の平岡祐太が二つの学位を持つ天才肌で同じ年の翔子をライバル視している同僚プロファイラー役の新堀圭祐役に。法医学者出身で犯罪行動分析室のサブチーフを務める中堅プロファイラーの寺田毅彦役に演技派として定評のある要潤。パソコンのスペシャリストで情報分析官の奥居マリエ役に須藤理彩。そして、翔子たちのプロファイリング捜査を信用していない捜査一課のキャリアエリート・藤堂壮一郎役に小澤征悦と、超豪華な顔ぶれの面々が翔子を取り巻く知的で個性豊かなプロファイラーや警視庁の捜査官として登場する。
 作品は北川演じる新人プロファイラーの翔子が様々な事件を通して、一人前の犯罪プロファイラーに成長していく姿を描くと共に、理解しがたい犯罪者の心理を分析するというプロファイリングの過程をリアルに描き出し、その犯罪の中に在る社会的問題“社会の闇”を浮き彫りにしていく本格ヒューマン・サスペンスドラマだ。

<出演者>
香月翔子:北川景子
結城晶:木村多江
新堀圭祐:平岡祐太
奥居マリエ:須藤理彩
藤堂壮一郎:小澤征悦(ゆきよし)
寺田毅彦:要潤
柘植正樹:ユースケ・サンタマリア

<スタッフ>
脚本:荒井修子 渡辺雄介
プロファイル監修:桐生正幸(関西国際大学人間科学部人間心理学科教授)
演出:平野俊一 山本剛義
プロデュース:津留正明 渡辺良介(大映テレビ)
製作:TBS

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2011.01.07

ドラマ「トイレの神様」(お薦め度★★★)

演出、竹園元。脚本、旺季志ずか。原作、植村花菜『トイレの神様』。主題歌、植村花菜「トイレの神様」。プロデューサー、八木康夫(TBS)、竹園元、亀井弘明。製作著作、MBS(毎日放送)。2010年1月5日TBS放送。

出演、北乃きい(植村花菜)、芦田愛菜(植村花菜の子供時代)、岩下志麻(植村和嘉・花菜の祖母)、夏川結衣(植村洋子・花菜の母)、小林稔侍(植村駿二・花菜の祖父)、三浦翔平(大介・花菜の高校時代の恋人)。

作品紹介(TBSサイトから引用)
 2010年1月、「トイレの神様」という9分52秒の歌が、FM局で流れるや、一気に評判となった。シンガーソングライター・植村花菜が、自分をずっと支えてくれた大好きなおばあちゃんと暮らした日々を、瑞々しく切々と綴った「トイレの神様」は、若い世代から年配の方まで多くの人々の心を揺さぶり、数々のメディアが取り上げた。その後、植村の自伝とも言える本「トイレの神様」(宝島社刊 2010年7月9日発行)が出版され、また絵本にもなるなど、泣ける歌「トイレの神様」の温かな世界観は日本中に新たなファンを生み出している。そして新春、毎日放送は、幼少期の花菜とおばあちゃんとの暮らし、また、お母さんや兄姉との生活をベースに創作したオリジナルストーリーで、あらたにスペシャルドラマをお送りする。
 主演は北乃きい。テレビドラマ、映画の出演が続き、進境著しい演技派若手女優が、大好きな音楽の世界で苦悩する思春期のヒロイン、花菜役を演じる。花菜が小学校低学年の時から同居していた祖母・和嘉役は岩下志麻。大家族を切り盛りし、お騒がせな一面もある母・洋子役に夏川結衣と豪華な顔ぶれが揃う他、幼少期の花菜役を、6歳とは思えない演技で世間をうならす芦田愛菜が演じるのはみどころの一つ。
 「トイレの神様」は、「日本の家族に贈る、家族のため」のスペシャルドラマだ。「なんだかんだいっても家族っていいよね」、近くにいる大切な人に「ありがとう、これからもよろしく」と伝えあえるような、新年スタートにふさわしい、夢いっぱい、元気の出る「家族の物語」。お腹を抱えて笑って、アッタカイ涙を流して下さい!

冒頭から53分間は顔がにやけっぱなしになりました。
誰が出演するかも知らずタイトルだけで鑑賞しましたので、いきなり芦田愛菜が登場してその超ド級の愛らしさにメロメロになりました。かわいい~~ですね~!さすが天才子役、演技も申し分ありません。大御所の岩下志麻と見事に共演していました。そういえば岩下志麻を観るのは久しぶりでした。相当なお歳になっている筈なのですが、昔と変わらず若々しくて美しいおばあちゃんを演じていました。地上波デジタル放送時代を迎えても大画面のアップに絶えられる美貌には本当に驚かされました。台詞回しも全く衰えを感じさせません。母親役の夏川結衣の弾けた演技もなかなかでした。母親の無茶振りは物語にほどよいアクセントをつけてくれました。

主人公の少女期は芦田愛菜から北乃きいにバトンタッチされるのですが、違和感は意外とありませんでした。ただし、にやけ顔もここで終わりました(笑)。後半は主人公の家族の再生とサクセスストーリーが描かれますが、あまりこじつけたようなエピソードでは無く一般的な日常生活の延長で描かれていました。もう少し4人兄妹に関する挿話を入れてくれれば、もっと家族像に深みが出たのではと思いました。また、子供時代の父との再開以降や高校時代の恋人とのその後について語られておらず脚本にはもの足りなさを感じたものの、クライマックスの病室内で歌う主人公の祖母に対する想いはうまく表現されていたと思います。思わず涙がこぼれました。

それにしてもタイムリーなドラマでした。植村花菜が昨年末の紅白出演により「トイレの神様」の楽曲が注目を集めているところで、大人気の芦田愛菜を起用した企画はどんぴしゃのタイミングでした。

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2011.01.06

ドラマ「コヨーテ、海へ」(お薦め度★)

監督、堤幸彦。脚本、堤幸彦、似内千晶。音楽監修、佐野元春。プロデューサー、大村英治(WOWOW)、神康幸(オフィスクレッシェンド)。2011年1月3日WOWOW放送。

出演、林遣都(北村春哉)、長渕文音(デイジー)、飯塚清秀マルコス(カルロス・旅行ガイド)、遠藤憲一(山本亮介・秋男のミュージシャン仲間)、佐野史郎(北村秋男・春哉の父親)。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
佐野元春の音楽にインスパイアーされてきたという堤 幸彦が、佐野が影響を受けたジャック・ケルアックに代表されるビート・ジェネレーションにオマージュを捧げたオリジナル脚本を映像化。世代を超えた、解放と融和をテーマにした魂の旅を描くロードムービー。

2010年初旬に、ニューヨーク、ブラジル、更には長崎県五島列島や東京都内と、世界各地で撮影を行った本作。

突然失踪した父の秘密を探しにニューヨークに降り立つ青年“ハル”を演じるのは、この作品がテレビドラマ初主演となる、今最も活躍が期待される若手実力派俳優・林遣都。林演じる“ハル”がニューヨークで出会う魅力的なダンサー“デイジー”を、『三本木農業高校・馬術部』で鮮烈な女優デビューを飾り、テレビドラマ初挑戦となる長渕文音が演じる。そして、突然失踪した父を演じるのは、ますます円熟味を増し、深みのある演技に定評のある佐野史郎。

音楽監修を佐野元春が担当。作品のタイトルにもなっている「コヨーテ、海へ」を始め、全編に渡り佐野の楽曲が使用されている。更に本人もドラマにカメオ出演しているので、お見逃しなく。佐野元春の音楽と共に成長を遂げた世代や、堤作品に影響を受けた方のみならず、世代を越えてお楽しみ頂けるロードムービーとなっている。

堤 幸彦は80年代後半のニューヨーク滞在時、くじけそうになった時に何度も佐野の音楽に大きなエネルギーを貰ったという。そんな堤 幸彦と佐野元春のコラボレーションは見逃せない!

ドラマの骨格となる「ビート」の知識がほとんどないので、ドラマを理解することができませんでした。
ドラマというよりも「ビート」を巡るドキュメンタリー番組のような作りで、作品の世界にどう入っていいのか戸惑ったまま終わってしまいました。父と息子の2つのロードムービーが描かれますが、それぞれが繋がったのかどうかよくわかりません。難解さは無いものの、単に堤幸彦×佐野元春のキーワードだけで観てしまって消化不良を起こしました。ウッドストックなどにまつわる洋楽の知識が無いとついていけないと思います。

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2011.01.05

ドラマ「5年後のラブレター」(お薦め度★)

演出、武藤淳。脚本、村上桃子。プロデューサー、鈴木早苗、小板祥司。主題歌、XIAH junsu「悲しみのゆくえ」。制作、TBS。製作・著作、BeeTV。2010年5月1日BeeTV独占配信。2011年1月4日TBS放送。

出演者、向井理(志村渉)、内山理名(志村菜緒)、石川樹(志村歩夢)、青木崇高(大木拓郎・渉の同級生)中村ゆり(神崎麻衣・菜緒の同級生)、田中哲司(佐伯・医者)、山本学(奥本洋一郎)、大堀こういち(小坂・花屋の店長)。

BeeTV:エイベックスとNTTドコモが運営する携帯電話専用放送局。2009年5月1日よりサービスを開始し、会員数は150万人。月額315円(税込)でドラマやバラエティなど全番組が見放題。

作品紹介(TBSサイトから引用)

みどころ
君の未来を守りたい。
"さよなら"のかわりに、この手紙を贈ります。

向井理と内山理名のフレッシュな顔合わせで、一緒に居られずとも永遠に繋がっている夫婦の愛の物語を熱演、号泣感動ラブストーリー。

内容
 志村渉(向井理)は待望の息子の誕生を待たずして、病のためこの世を去ってしまう。一目だけでも会いたかった 「歩夢」 という息子の名前だけを残して。残された妻の菜緒(内山理名)は一人で歩夢を産み、そして、5年が経った…。
 ある日、歩夢は絵本の海賊から挑戦状が届いたといって、宝探しの冒険をはじめる。半信半疑だった菜緒だが、次第にそれが、渉からの手紙であることに気付き、歩夢と一緒に冒険をすることに。
 思い出される渉との思い出、二人を支えてくれる友人たち。菜緒は歩夢との冒険を続けるうちに、かけがえのない宝物や自分の中で封印していた夢を思い出す。はたして、冒険の先にある宝物とは?そして、手紙に込めた渉の本当の目的は?
 やがて明らかになる、渉から残された家族への永遠の愛。
 5月に全12話でBeeTVで配信された感動作を一挙に放送する。

ケータイドラマはどれくらいのクオリティなのかを確かめるために観ました。
どうしようもなく薄っぺらい脚本です。“サプライズ”をテーマにしたラブストーリーなのでしょうが、ベタ過ぎで生身の人間を感じさせない内容にガッカリしました。一応ドラマとしてパッケージ化されていますが、明らかに低予算でつくられたとわかってしまします。地上波放送局が製作するドラマと比べると格段に品質が落ちます。1話10分で全12話120分作品であるため、全体的に平板な流れでした。ケータイでドラマ鑑賞は疑問を持っていたのですが、それが証明されました。

唯一の救いは、メインキャストに力が入っているため粗悪な印象は受けませんでした。人気のある向井理を起用したことで何とか最低限のレベルを維持できていました。俺的には内山理名の役を中村ゆりが演じて欲しかったと思います。

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2011.01.04

ドラマ「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」(お薦め度★)

演出、土井裕泰。脚本、櫻井武晴、牧野圭祐。原作、東野圭吾。企画、那須田淳。プロデューサー、伊與田英徳。製作著作、TBS。2011年1月3日放送。

出演、阿部寛(加賀恭一郎)、溝端淳平(松宮脩平)、黒木メイサ(青山亜美)、杉本哲太(前原昭夫)、西田尚美(前原八重子)、富田靖子(田島春美)、松重豊(小林主任)、佐々木すみ江(前原政恵)、泉澤祐希(前原直巳)、滝藤健一(春日井忠彦)、飯沼千恵子(春日井奈津子)、石井香帆(春日井優菜・被害者)、田中麗奈(金森登紀子・隆正担当の看護師)、山崎努(加賀隆正)。

作品紹介(TBSサイトから引用)
ドラマ『新参者』の放送から約半年――阿部寛演じるあの「加賀恭一郎」が、再び戻ってくる!
TBSでは、新参者の“エピソード・ゼロ”ともいえる東野圭吾原作の『赤い指』(講談社刊)を完全ドラマ化。2011年1月3日(月)よる9時から、東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」と題して放送する。

今回ドラマ化される『赤い指』は、作家・東野圭吾が発表した“加賀恭一郎シリーズ”の第7作目。累計部数は135万部を超え、シリーズの中でも圧倒的な人気を誇っている。
スペシャルドラマ『赤い指』には原作同様、元刑事である加賀恭一郎の父・隆正が登場。加賀親子の間にある深い悲しみと愛情の物語とともに、これまで決して明かされることのなかった“秘密”が明らかとなる。さらに、黒木メイサ演じる青山亜美と加賀の出会いや、溝端淳平演じる加賀の従弟・松宮脩平が刑事になった理由、そして加賀と松宮の“すれ違い”関係の謎など…ドラマ『新参者』では知ることのできなかったそれぞれのキャラクターにまつわるエピソードもふんだんに盛り込まれる予定。『新参者』からのレギュラーキャストに続き、加賀の父を演じる山崎努をはじめ、杉本哲太、西田尚美、富田靖子、松重豊、佐々木すみ江、田中麗奈といった豪華キャストにも注目が集まりそうだ。

そして、今回加賀の前に立ちはだかるのは、ある平凡な家庭に起こった悲劇―。“家族”が最大のテーマとなる今回の作品。「『本当の家族』のあり方とは一体何なのか」をじっくりと考えさせられる奥深い作品となるに違いない。
2011年新春、新春ドラマ特別企画「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」を、ぜひご家族揃ってご覧下さい!

丸っきり面白くありません。
新参者」でドラマの目玉だった犯人探しをさせず、いきなり犯人がわかって話が進むのでサスペンス性は皆無でした。嘘が何故つかれたのかを加賀恭一郎が解き明かすプロセスが「新参者」の真骨頂だったのに、本作では嘘をどのように付こうとするかが延々と描かれ、最初から手の内がわかってしまうので「新参者」とは全く別物になってしまいました。これでは正に「刑事コロンボ」です。それでも物語として面白ければ良かったのですが、明かされる認知症の母親の真相が理解しにくいので全く心に響きませんでした。加賀恭一郎と彼の父親とのエピソードも腑に落ちない内容でした。看護師をかえしての将棋対局はひねり過ぎです。
年末年始に観た「新参者」が面白かったので、単発のスペシャルドラマも期待したのですが、全くの期待外れでした。

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2011.01.03

ドラマ「新参者」[全10話](お薦め度★★★★)

演出、山室大輔、平野俊一、韓哲、石井康晴。脚本、牧野圭祐、真野勝成。原作、東野圭吾。音楽、菅野祐悟。音楽プロデューサー、志田博英。主題歌、山下達郎「街物語(まちものがたり)」。協力、人形町商店街協同組合、甘酒横丁商店会。企画、那須田淳。プロデューサー、伊與田英徳、中井芳彦。製作著作、TBS。2010年4月クールドラマ。

出演、阿部寛(加賀恭一郎・日本橋署刑事)、黒木メイサ(青山亜美・タウン誌記者)、向井理(清瀬弘毅・被害者の息子)、溝端淳平(松宮脩平・警視庁捜査一課刑事)、木村祐一(小嶋一道・警視庁捜査一課主任)、泉谷しげる(上杉博史・警視庁捜査一課刑事)、笹野高史(岸田要作・税理士)、原田美枝子(三井峯子・被害者)、三浦友和(清瀬直弘・被害者の元夫)。

エピソード
第1話 煎餅屋の娘
第2話 料亭の小僧
第3話 瀬戸物屋の嫁
第4話 時計屋の犬
第5話 洋菓子屋の店員
第6話 翻訳家の友
第7話 刑事の息子
第8話 清掃会社の社長
第9話 民芸品店の客
最終話 人形町の刑事

刑事ものとしては新感覚でした。
1つの殺人事件を全10話で追い、人形町という限定地域にこだわって謎を紐解く展開でありながら、人間模様の複雑さを深くえぐり出す物語でした。主人公・加賀恭一郎を演じる阿部寛が、重要参考人や容疑者の証言の嘘を徹底して解き明かします。圧倒的な存在感で嘘を追い詰める過程が楽しめました。テイストとしては「刑事コロンボ」に近いものがあります。嘘を暴くといった強引さは無く、何故嘘を付かなければならなかったのかという心情的な側面を丁寧にケアする流れが好感度を上げています。1話毎に容疑が解き明かされ、シガラミが解かれるシーンは感動的で人情ドラマとして涙を誘います。エンディングに流れる山下達郎の主題歌にぐっとさせられました。ゲスト出演者の演技力にやや難点があったものの、レギュラーキャストがしっかりしていたので内容のある作品として楽しめました。

オンエアで見逃してしまいましたが、昨年末に連日再放送してくれたので鑑賞できました。第1、2話は予約ミスをしたためレンタルDVDを借りて、第3話以降は一気に録画で観ました。良い作品でラッキーです。年末年始はドラマ三昧で過ごしました。

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2011.01.01

初詣2011

初詣2011
快晴の暖かい元旦です。

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