デジタルサイネージ型自動販売機をJR東日本の駅構内で発見した
一昨日見つけました。ケータイで写真を撮っている人が多くいたので気付きました。今まで臨時売店が使っていたスペースに突如出現しています。普通の自販機の1.5倍くらいありそうで、大きいですね。何となく威圧感があり、馴染めないデザインです。商品ディスプレーがひときわ輝いています。商品が立体的に見えますが、近づくと2Dでした。
Googleで調べたら、ニュースサイトの「ケータイWatch」で昨年2010年8月10日に「JR東日本の駅構内にデジタルサイネージ型次世代自販機」の記事が配信されていました。
(株)JR東日本ウォータービジネスが同日に品川駅で2台展開を開始し、2年以内に500台設置する“夢の飲料自販機”なのだそうです。
特殊搭載機器は次の通り。
・高輝度の大型タッチパネルディスプレイ(サイズ:47インチ、輝度:1200cd)
・顧客属性判定用センサ、人感センサ
・Suicaリーダ/ライタ(VT-10)、モバイル用FeliCaリーダ/ライタ、WiMAX通信機器
・特殊形状商品販売用特殊ラック
記事の中で気になったのは次の箇所です。
カメラセンサーも装備しており、購入者の性別と年齢層を識別できる。季節や時間、性別、年代を基にしてオススメ商品などが最大3つ提案される。3日間実施されたフィールドテストの結果、性別と年齢層の両方が合致したのは全体の75%という。複数人が自販機の前に立った場合はそのうち1人のみ判定する。
(株)JR東日本ウォータービジネスのニュースリリースでは「顧客属性判定用センサ」と表現されていますが、早い話カメラなのですね。プライバシーに配慮されているのでしょうか。Suicaで支払ってカメラで撮影されているとすると穏やかな気持ちになれません。“高度なマーケティング頭脳”による“夢の飲料自販機”とは誰のためのものなのでしょうか。俺としては絶対に利用したくありません。
なお、以前当ブログで2006年のJR東日本自販機でFOMAが搭載されていることを報告していますが、「WiMAX通信機器」とあるように通信モジュールが、従来モデルのFOMAモジュールからWiMAXモジュールに変更されたようです。高速大容量に進化しています。
| 固定リンク
コメント