ドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル~」に違和感あり
1月7日スタートした毎週金曜日22時からのTBSドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル~」第1話を観ました。なかなかよく出来た物語だと思いました。キャスティングも悪くありません。
しかし、世界観はどうなのでしょうか。大いに違和感がありました。最強のプロファイリング捜査チームの描き方が、普通の企業の一部署のようです。その部署が扱っている商品がいわゆる凄惨な殺人事件という場違いなギャップは大き過ぎます。刑事ドラマは過去に様々なパターンが出し尽くされて、従来とは違うパターンの新感覚を提供しているのでしょうが、仕事場の軽さと殺人事件の現場の重さとの落差は、とうてい埋められるとは思えません。犯人がホームページで動画を配信してその映像を見せましたが、あまりにもグロくて全体の印象を壊しかねない要素をはらんでいました。第1話は何とかうまく乗り切りましたが、次回以降ほころびを見せ始めるのではないかと感じます。今後どこまで持ちこたえられるのか見守りたいと思います。もちろん杞憂に終わって新しいドラマ像を打ち立てるかもしれませんが...
[データ](TBSサイトから引用)
<作品紹介>
完璧な犯行。指紋もない。目撃者もいない。
捜査一課のエリート刑事が頭を抱える、容疑者不明の難事件。しかし、遺留品のレシート1枚で、犯人を見破る奴らがいる。
犯罪の痕跡から犯人像・潜伏先をも推定し犯人を追い詰める。
最強のプロファイリング捜査チームの活躍を描く!2011年1月、TBS金曜ドラマの幕開けを飾るのは現在、ドラマ、映画、CMと多岐に渡り活躍中の人気女優・北川景子が主演を務める「LADY~最後の犯罪プロファイル~」。
北川は今回の金曜ドラマがTBSの連続ドラマ初出演となり、尚且つ、ゴールデンタイムの連続ドラマでの単独初主演となる。作品は警視庁捜査一課に新設された犯罪行動分析室を舞台に、犯罪捜査のプロである捜査一課の刑事たちが頭を抱える難事件を、犯罪の痕跡から犯罪者の行動や心理を分析し犯人像を推定(=犯罪プロファイリング)し、犯人を追い詰めていく最強のプロファイリング捜査チームの活躍を描く本格ヒューマン・サスペンスドラマだ。
主演の北川はアメリカのFBIアカデミーで犯罪プロファイリングを学び、警視庁に新設された「犯罪行動分析室」にスカウトされた新人プロファイラーである主人公・香月翔子を演じる。
共演には今年主演映画「東京島」が話題となった演技派女優・木村多江が北川演じる翔子の上司で犯罪行動分析室の主任である結城晶役に。
また俳優としてのみならずバラエティ番組などでも活躍しているユースケサンタマリアが翔子たちプロファイラーと連携し捜査を行う捜査一課をまとめる係長・柘植正樹警部役を演じる。
その他にも若手人気俳優の平岡祐太が二つの学位を持つ天才肌で同じ年の翔子をライバル視している同僚プロファイラー役の新堀圭祐役に。法医学者出身で犯罪行動分析室のサブチーフを務める中堅プロファイラーの寺田毅彦役に演技派として定評のある要潤。パソコンのスペシャリストで情報分析官の奥居マリエ役に須藤理彩。そして、翔子たちのプロファイリング捜査を信用していない捜査一課のキャリアエリート・藤堂壮一郎役に小澤征悦と、超豪華な顔ぶれの面々が翔子を取り巻く知的で個性豊かなプロファイラーや警視庁の捜査官として登場する。
作品は北川演じる新人プロファイラーの翔子が様々な事件を通して、一人前の犯罪プロファイラーに成長していく姿を描くと共に、理解しがたい犯罪者の心理を分析するというプロファイリングの過程をリアルに描き出し、その犯罪の中に在る社会的問題“社会の闇”を浮き彫りにしていく本格ヒューマン・サスペンスドラマだ。<出演者>
香月翔子:北川景子
結城晶:木村多江
新堀圭祐:平岡祐太
奥居マリエ:須藤理彩
藤堂壮一郎:小澤征悦(ゆきよし)
寺田毅彦:要潤
柘植正樹:ユースケ・サンタマリア<スタッフ>
脚本:荒井修子 渡辺雄介
プロファイル監修:桐生正幸(関西国際大学人間科学部人間心理学科教授)
演出:平野俊一 山本剛義
プロデュース:津留正明 渡辺良介(大映テレビ)
製作:TBS
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