ドラマ「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」(お薦め度★)
演出、土井裕泰。脚本、櫻井武晴、牧野圭祐。原作、東野圭吾。企画、那須田淳。プロデューサー、伊與田英徳。製作著作、TBS。2011年1月3日放送。
出演、阿部寛(加賀恭一郎)、溝端淳平(松宮脩平)、黒木メイサ(青山亜美)、杉本哲太(前原昭夫)、西田尚美(前原八重子)、富田靖子(田島春美)、松重豊(小林主任)、佐々木すみ江(前原政恵)、泉澤祐希(前原直巳)、滝藤健一(春日井忠彦)、飯沼千恵子(春日井奈津子)、石井香帆(春日井優菜・被害者)、田中麗奈(金森登紀子・隆正担当の看護師)、山崎努(加賀隆正)。
作品紹介(TBSサイトから引用)
ドラマ『新参者』の放送から約半年――阿部寛演じるあの「加賀恭一郎」が、再び戻ってくる!
TBSでは、新参者の“エピソード・ゼロ”ともいえる東野圭吾原作の『赤い指』(講談社刊)を完全ドラマ化。2011年1月3日(月)よる9時から、東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」と題して放送する。今回ドラマ化される『赤い指』は、作家・東野圭吾が発表した“加賀恭一郎シリーズ”の第7作目。累計部数は135万部を超え、シリーズの中でも圧倒的な人気を誇っている。
スペシャルドラマ『赤い指』には原作同様、元刑事である加賀恭一郎の父・隆正が登場。加賀親子の間にある深い悲しみと愛情の物語とともに、これまで決して明かされることのなかった“秘密”が明らかとなる。さらに、黒木メイサ演じる青山亜美と加賀の出会いや、溝端淳平演じる加賀の従弟・松宮脩平が刑事になった理由、そして加賀と松宮の“すれ違い”関係の謎など…ドラマ『新参者』では知ることのできなかったそれぞれのキャラクターにまつわるエピソードもふんだんに盛り込まれる予定。『新参者』からのレギュラーキャストに続き、加賀の父を演じる山崎努をはじめ、杉本哲太、西田尚美、富田靖子、松重豊、佐々木すみ江、田中麗奈といった豪華キャストにも注目が集まりそうだ。そして、今回加賀の前に立ちはだかるのは、ある平凡な家庭に起こった悲劇―。“家族”が最大のテーマとなる今回の作品。「『本当の家族』のあり方とは一体何なのか」をじっくりと考えさせられる奥深い作品となるに違いない。
2011年新春、新春ドラマ特別企画「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」を、ぜひご家族揃ってご覧下さい!
丸っきり面白くありません。
「新参者」でドラマの目玉だった犯人探しをさせず、いきなり犯人がわかって話が進むのでサスペンス性は皆無でした。嘘が何故つかれたのかを加賀恭一郎が解き明かすプロセスが「新参者」の真骨頂だったのに、本作では嘘をどのように付こうとするかが延々と描かれ、最初から手の内がわかってしまうので「新参者」とは全く別物になってしまいました。これでは正に「刑事コロンボ」です。それでも物語として面白ければ良かったのですが、明かされる認知症の母親の真相が理解しにくいので全く心に響きませんでした。加賀恭一郎と彼の父親とのエピソードも腑に落ちない内容でした。看護師をかえしての将棋対局はひねり過ぎです。
年末年始に観た「新参者」が面白かったので、単発のスペシャルドラマも期待したのですが、全くの期待外れでした。
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