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2011.03.23

3月19日発売された雑誌「AERA(アエラ)」の衝撃度!

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アエラ 2011年3月28日号は表紙も然ることながら、記事の衝撃度が凄いです。TVやインターネットの報道を汲まなく入手してきたつもりでしたが、アエラの内容には驚かされました。東京電力の隠蔽体質の指摘はもとより、次の3点には釘付けになりました。

①日本政府はIAEA(国際原子力機関)には詳細報告をしているのに、国民には情報を隠している。
②欧米のほうが、福島第一原発の危機的状況を把握したうえで在日中の自国民に対して「放射能疎開」を勧告しているようだ。
③チェルノブイリ事故による汚染地域は200~300キロも離れた場所にも大きく広がった。

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IAEAに日本の気象庁は「放射能拡散予測シミュレーション」を送っており、この情報を欧米が共有して日本にいる自国民に対して日本政府が日本人に対する以上の避難を勧告している可能性があるとのことです。

昨日(3/11)の読売新聞で「福島原発は非常に深刻、独自に調査…IAEA」の記事が配信されています。①のようにIAEAへ詳細報告しているにもかかわらず、「日本政府からIAEAへの情報提供不足が指摘された」とあるように、IAEAと比べて国民への情報提供は格段に低いことがわかります。

アエラが主張するように、まず日本国民にこそ、最低限の情報を開示すべきでしょう。それにしても以前福島第一原発から自宅までの距離を測り200キロあるので健康被害は回避できるかと考えていました。これまでの報道ではスリーマイル以上チェルノブイリ以下ではないかと福島第一原発について解説していますが、どれくらい距離が離れていれば良いのか具体的に示される記事に出会ってきませんでした。③の通りだとすると500キロ以上の関西圏でようやく安心できる距離となるようです。

アエラは週明け月曜朝の通勤時に必ず駅売店で購入して全記事を読んでいます。今週は3連休明けということで先週土曜日(3/19)に発売されていたため、今朝入手することはできませんでした。帰りがけに書店で1冊残っていたのを買いました。本号については、恐怖心を煽り、風評被害につながるなどの批判が起こって尾木和晴編集長がサイトで謝罪したようですが、決して海外で行われている報道と比べて過剰ではないようです。日本政府や東京電力に情報操作されている状況にこそいろいろな意味で心配になりました。

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