福島第一原発事故は、チェルノブイリと同じ「レベル7」だった!!
原子力安全・保安院とは何なんでしょうか。「レベル5」と低い評価をしておいて、今日になって「レベル7」と発表しています。だから役人の言うことは信用ならないのです。
産経新聞の記事を引用します。
福島原発事故、最悪「レベル7」と発表 チェルノブイリ並み 2011.4.12 11:03
東京電力の福島第1原子力発電所の事故で、原子力安全・保安院は12日、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げると発表した。これまで暫定的に「レベル5」としていたが、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能が失われ、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されていることを重視した。「レベル7」は、旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価。
福島第1原発から大気中に放出された放射性物質について、原子力安全・保安院は37万テラベクレル(1テラベクレル=1兆ベクレル)と推定。原子力安全委員会は63万テラベクレルとみており、数値は異なるが、いずれもレベル7の基準である数万テラベクレルを大きく上回る。
原子力施設で起きた事故は、原子力安全・保安院が、原発事故の深刻度を示す「国際評価尺度(INES)」に基づいて、レベル0から7までの8段階で評価している。
保安院は、福島第1原発の1号機から3号機について、先月18日、32年前の1979年にアメリカで起きたスリーマイル島原発での事故と同じレベル5になると暫定的に評価していた。ただ、これまでに放出された放射性物質の量がレベル7の基準に至ったため、評価を見直すことにした。
なお、原子力安全・保安院サイトから彼らの「行動規範」をコピーしました。本当に国民のことを考えている組織なのでしょうか?
原子力安全・保安院 NISA:Nuclear and Industrial Safety Agency
NISAの行動規範
NISAは、エネルギー施設や産業活動の安全を守り、万一の事態に的確に対応するため、「強い使命感」「科学的・合理的な判断」「業務執行の透明性」「中立性・公正性」の四つを行動規範としています。第一に「強い使命感」に基づき緊張感を持って業務を遂行します。
第二に、安全・保安行政の専門家として現場の実態を正確に把握し、「科学的・合理的な判断」のもとに行動します。
第三に、国民の皆様の信頼と安心感を得るため「業務執行の透明性」の確保に努めます。情報公開に積極的に取り組み、自らの判断について説明責任を果たしていくことを重視します。
第四に、「中立性・公正性」を大前提として安全・保安行政を遂行します。
国民の皆様の暮らしを支えるエネルギーの安全や産業の保安をより確かなものとするために、私たちはこれら基本的な行動規範に基づいて、職務を遂行してまいります。
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コメント
原子力安全・保安院 = 天下り先の受け皿。
投稿: | 2011.04.12 12:52