ドラマ「生まれる。」[全10話](お薦め度★★★)
スタッフ
脚 本:鈴木おさむ
演 出:金子文紀/吉田秋生/武藤淳
プロデューサー:鈴木早苗
音 楽:菅野祐悟
音楽プロデューサー:志田博英
主題歌:関ジャニ∞「365日家族」2011.6.8/ テイチクエンタテインメント
医療監修:杉本充弘(日本赤十字社医療センター)、坂巻壽(東京都立駒込病院)
バースコーディネーター:大葉ナナコ
製作著作:TBS
出演者一覧
林田愛美…堀北真希
林田太一…大倉忠義(関ジャニ∞)
林田浩二…中島健人(ジャニーズJr.)
林田美子…竹富聖花
林田新平…三宅裕司
水川真帆…酒井若菜
国木美和…戸田恵子
近藤卓巳…大杉 漣
林田愛子…田中美佐子
当初の期待通りには行きませんでした。
2011.04.23 ドラマ「生まれる。」が好感触!
母と長女以外の家族のエピソードが暗く、折角の家族のテーマを打ち消してしまいました。次男の白血病という設定が重過ぎるのに、長男に関して出生の秘密から派生する闇稼業はやり過ぎの感がありました。次女が激しくいじめられるという設定も必要なかったと思います。あまりに脚本にいろんな要素を詰め込み過ぎてしまいました。その割には、長男と酒井若菜が演じた水川真帆との関係性の薄さには、物足りなさがありました。51歳の出産という難関に焦点を当てた明るいファミリードラマに仕立てて欲しかったと思います。
メインキャストは秀逸でした。主役の堀北真希は文句無しでした。長男の大倉忠義も難しい役を見事にこなしていたと思います。彼の次の作品は是非観てみたいです。しかしながら、脇役陣に脚本家の妻・大島美幸(森三中)や友近などお笑いタレントを起用したのは残念でした。特に次男の担当医・玉木を演じた児嶋一哉(アンジャッシュ)は、重要なポジションでありながら演技力不足で大事な場面でリアリティを欠いていました。最終回の臍帯血が適合したかどうかを病室に告げにくるシーンは最後の最後でがっかりさせられました。
高齢出産を扱った志が高くアイデア性も溢れて、キャスティングもほぼ成功していたのに、脚本の気合が空回りしてしまった作品だと思います。
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