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2011.09.04

ドラマ「横山秀夫サスペンス<シリーズ2> 引き継ぎ」(お薦め度★★★)

番組紹介(WOWOWオンラインから引用)
ベストセラー作家・横山秀夫の警察小説集「深追い」から、厳選された4作品を4週連続でドラマ化。2010年春に放送され好評を博した「ドラマW 横山秀夫サスペンス(18番ホール、誤報、自伝、他人の家)」に続く、シリーズ第2弾。
今回は三ツ鐘署という地方警察署を舞台に、谷原章介(深追い)、北村一輝(引き継ぎ)、小出恵介(締め出し)、三浦友和(仕返し)の実力派俳優4人が、それぞれ1話完結のドラマの主人公を演じる。同じ警察署に勤務する4人の人間関係が交差し、4つの物語が1つの連続ドラマとして繋がっていく。

深追い

「引き継ぎ」
<ストーリー>
三ツ鐘署刑事課・盗犯一係の尾花(北村一輝)と荻野(岡田義徳)は若い泥棒の野々村を追っていた。ある日、管内で空き巣事件が起きる。事件現場を調べた尾花は、野々村ではなく伝説の空き巣・岩政(大杉漣)の犯行ではないかと疑う。父・敬三から引き継いだノートに書かれた岩政の手口に似ていたからだ。敬三は岩政を逮捕した経験があり、それを詳しく書き残していた。岩政に狙いをつけ捜査を進める尾花だったが、盗犯二係のライバル・有坂(津田寛治)も同様に岩政を追っていた。

締め出し

「仕返し」

原作:横山秀夫「引き継ぎ」(新潮社刊『深追い』より)
脚本:前川洋一(「マークスの山」、「空飛ぶタイヤ」)
監督:下山 天 (宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」)
音楽:川清之(宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」)
出演:北村一輝、大杉漣、津田寛治、岡田義徳 ほか

同僚刑事との駆け引きがスリリングな人間ドラマでした。しかも親子2代に渡る深い展開でした。
主演の北村一輝が味のある演技をしています。いままでは顔がクドイという印象しかなかったのですが、本ドラマでかなり評価があがりました。

刑事対犯人の攻防を大胆にカットしていたのが物足りなく作品の面白さが後退しました。また、引退した伝説の空き巣役が大杉漣というのが少々無理がありました。過去と現在の人物像にほとんど差が感じられません。より老けた容姿にしないとリタイヤした人間には見えないでしょう。

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