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2011.09.04

ドラマ「ほんとうにあった怖い話 夏の特別編2011」(お薦め度★★★)

2011年9月3日(土)21:00-23:10 CX、視聴率14.5%。稲垣吾郎が館主の「ほん怖クラブ」がナビゲートするリアルホラーエンタテインメント。

エピソード 主演 脚本 演出 お薦め度
「奇怪な最終バス」 中山優馬 玉城悟 鶴田法男 ★★★
「同窓会の知らせ」 武井咲
岡本あずさ
三宅隆太 森脇智延 ★★★
「悪夢の十三日」 向井理
木村文乃
高木登
三宅隆太
鶴田法男
鶴田法男 ★★★
「深淵の迷い子」 芦田愛菜
南沢奈央
鶴田法男
三宅隆太
(脚本協力)
鶴田法男 ★★★
「怒りのルビー」 片平なぎさ
田中美保
牟田佳子 鶴田法男 ★★★

世にも奇妙な物語」はずっと気にしてきましたが、こちらはほとんど観たことはありませんでした。しかし、今回は芦田愛菜が初ホラー主演するので観てしまいました。
ホラー作品は基本的にそれほど演技力を要求されません。そのため演技力の無いアイドルが起用されるのが常なのですが、流石はフジテレビです。武井咲、向井理、芦田愛菜、片平なぎさの人気実力ともにある旬なキャストを結集しています。ドラマの中身よりもキャスティングの豪華さが興味を上回りました。
体験談を基にした再現ドラマなので結末は不条理ではないという安心感があるため、鑑賞に際して気分的に楽なホラーでした。

「奇怪な最終バス」
最終バスでの恐怖の出来事でシンプルながら、ゾクゾクする怖いシーンが連続します。最後のオチは事前にわかったので身構えましたがかなりの怖さがありました。

「同窓会の知らせ」
音声が途切れた奇怪な留守電の連絡で同窓会に参加するという雑な導入ですが、武井咲と岡本あずさの美少女が登場するや物語の作り込みは二の次になりました(笑)。武井咲と比べて遜色の無い美少女を起用したのは監督のセンスの良さだと思います。後日談がしっかりしており人としての礼節が描かれていて物語として納得できます。

「悪夢の十三日」
NTTドコモのスマートフォンCMで、歌手桑田佳祐の相手役で赤丸急上昇となった木村文乃を向井理の彼女に抜擢するとは恐れ入りました。二人が似合いのカップルでキャスティングは大満足でした。「リング」の貞子ばりのしつこい悪霊には閉口します。今回の5つの中では一番怖いエピソードでした。

「深淵の迷い子」
オジサンとしては芦田愛菜にはホラー作品に出演しなくてもいいのにと率直に思いますが、彼女の演技力がここでも光っていました。流石は天才子役です。看護師役の南沢奈央も頼れる存在として良い演技をしていました。

「怒りのルビー」
やはり実話としての説得力なのでしょうか。物語としてはさほどとは思えないのですが、終始納得して鑑賞できました。主人公が自分の人生において前向きなエピソードとして捉えているところに救われます。片平なぎさは安定感のある演技を見せてくれました。

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