ドラマ「ヘブンズ・フラワー」(お薦め度★★)
<スタッフ>
脚本:大林利江子、泉澤陽子、 野高みゆき
チーフプロデューサー:伊與田英徳、杉山剛 (ソニー・ミュージックエンタテインメント)
プロデューサー:高成麻畝子、佐藤敦司
演出:岡本伸吾、坪井敏雄、棚澤孝義
音楽:仲西匡
音楽プロデュース:志田博英
人物デザイン:柘植伊佐夫
(衣装デザイン協力:IN-PROCESS BY HALL OHARA)
植物学協力:中村俊彦
主題歌:amazarashi「アノミー」2011.03.16 Release
特別協力:ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作協力:ドリマックス・テレビジョン
製作:TBS
<キャスト>
アイ…川島海荷
真中祐一郎…荒木宏文
シオン…綾野 剛
ナルキ…中野裕太
ラン…竹富聖花
須藤善二…駿河太郎
厳普賢 (イム・プーシェン)…森宮 隆
草壁ひとみ…吉田羊
リリイ…さくら
ハル…松本利夫 (MATSU from EXILE)
草壁隆志…石丸幹二
厳小剛 (イム・シャオガン)…本田博太郎
片桐薫…三田佳子
2011年1月クールのドラマでしたが、東日本大震災の影響で放送を中断し、8月29日から再び第1話から再放送して9月13日に最終回を迎えました。
音楽だけは良かったです。
登場人物が覚悟を決めた時の挿入曲がドラマを盛り立てました。amazarashiの主題歌「アノミー」の重苦しさがドラマの内容に合致していました。
しかし、残念ながら設定された世界観が薄く、脚本並びに演出が評価を下げました。ラストのクライマックスは、話そのものが理解できなく、当然ながら共感もありませんでした。当初は期待していたドラマだったのですが、“近未来ロマンチックミステリー”は看板倒れで盛り上がることなく終わってしまいました。最終回で描かれるタイムリミットは、緊迫感がゼロの全くお粗末なものでした。
主人公・アイを演じた川島海荷には冷酷非情な女暗殺者は荷が重すぎました。若手女優の中でも実力がありますが、彼女の手足の短いかわいらしい容姿では残忍さを表現することは難しく、持ち前の演技力でカバーすることはできませんでした。売りであるガンアクションは演出の悪さも手伝ってお遊戯レベルでした。
他のキャスティングも脚本が悪いために不発に終わっています。三田佳子や本田博太郎の大御所を起用していながら残念な作品となりました。
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