iTunes in the Cloudの音楽機能は使えない(泣)
iTunes 10.5をダウンロードして、iTunes in the Cloudの機能を確かめました。
以前購入したAppとブックは使えますが、音楽は使えません。
ダウンロードするときのメッセージには、音楽も記載されていました。
iTunes 10.5 の新機能
iTunes in the Cloud。iTunes で購入した音楽およびテレビ番組は、iCloud に保存されるため、お使いのデバイスで、いつでも、どこでも、楽しむことができます。しかも無料です。
自動ダウンロード。デバイスやコンピュータから音楽を購入すると、その音楽のコピーがお使いの Mac および iOS デバイスに自動的にダウンロードされます。
以前に購入した項目をダウンロード。過去に購入した音楽、テレビ番組、App、およびブックを無料で再度ダウンロードできます。以前に購入した項目が iTunes Store にない場合は、ダウンロードできない可能性があります。
iOS 5 搭載の iPhone、iPad、および iPod touch と同期。
Wi-Fi で同期。同じ Wi-Fi ネットワーク上にある場合は、お使いの iPhone、iPad、または iPod touch を iTunes と Wi-Fi 経由でいつでも同期できます。
注意:iTunes 10.5 を使用するために QuickTime は必要ありません。また QuickTime は含まれていません。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP を参照してください。
やはり、appleサイトに記載されている通りでした。“一部の国”=“日本”です。
「iTunes in the Cloudの音楽機能は、現在一部の国ではご利用いただけません。」
http://www.apple.com/jp/itunes/whats-new/
iTunes 10.5に表示される説明文にも音楽は記載されていません。残念です。
iTunes 10.5でiTunes Storeを選択すると、向かって右側に「ナビリンク」が表示され、購入済み NEWのメニューが登場しています。
これをクリックしても購入済み Appとブックしか表示されず、音楽は見当たりません。過去に音楽は購入していました。
また、「ナビリンク」の一番下にiTunes Plus(1)というメニューに初めて気付きました。クリックすると次の画面が表示されました。
iTunes Plus とは、iTunes の新しい規格です。iTunes Plus バージョンでは、最高品質の 256 kbps AAC エンコーディング (デジタル著作権 (DRM) で保護されている曲の 2 倍) を特徴とする DRM フリーの音楽やミュージックビデオをお楽しみいただけます。iTunes Plus バージョンの音楽は、何枚でも CD を作成でき、iPod や iPhone、Apple TV など、AAC 対応のあらゆるデバイスに同期できます。Mac、Windows どちらのコンピュータでも再生できます。
【追記:2011/10/16】
日本経済新聞が次の記事で背景を伝えています。一部引用します。
アップルと音楽業界「攻防」再び 舞台は「iCloud」 価格決定巡り深い溝 2011/10/15 7:00
ところが米国以外の一部の国では、この機能が使えない。レーベル側との配信契約が進まず、配信できる楽曲を集められていないためだ。ウェブサイトや動画にも小さな文字で「音楽機能は、現在一部の国ではご利用いただけません」という表示が添えられている。その「一部の国」の代表格が日本だ。
「我々が価格決定権を持てないお店に安い価格で商品を出したくない。それが音楽業界の気持ちです」。音楽ライセンスの管理を担う日本音楽著作権協会(JASRAC)の担当者は業界の反応をこう説明する。
アップルは「iTunes Store」で音楽データを1曲あたり150円、200円といった統一的な価格を設定するなど、コンテンツを自社の「価格テーブル」に乗せて販売している。一方、日本の音楽業界ではCDやDVDなどディスクの販売比率が依然高く、携帯電話向けにより高い価格帯で「着うた」などを提供している。低価格なうえ、売り方の制約が多いアップル向けに供給するには、条件面で折り合いがつかないのだ。
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