映画『ギャルアバター』(お薦め度★★★★)【追記あり】
監督・脚本、能登秀美。2011年日本。R15+指定。エロチックSFコメディ映画。出演、羽田あい(アバター/羽田あい)、並河一(タカシ)、ホリケン。(父)、小林真実(母)、くりこ、友田彩也香。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用)
意識を転送することで自由に操ることができる《アバター》を購入した一家だったが、それがあまりに美人だったことから大騒動に……。羽田あい主演のセクシーコメディ。解説
人気セクシーアイドルの羽田あいが主演するSF風味のセクシーコメディ。あのSF大作「アバター」から、意識を転送して動かす人造人間というアイデアをパロディの題材にいただいて、美女アバターがやってきた一家の騒動をおかしくもエロティックに綴る。充電が切れると、アバターの肌が本家ばりに青く変わってしまうのがご愛敬。見どころはもちろん、羽田あいの見事なアバターぶり。頻尿ぎみのおばあちゃんから引きこもりの姉、はては飼い猫にいたるまでの意識が乗り移ったアバターを演じ分ける羽田の大熱演は感動すら覚えるほどだ。ストーリー
仕事がうまくいかず不機嫌な父、頻尿気味の祖母、生活に疲れた母に引きこもりの姉。童貞高校生・タカシの家は崩壊寸前だった。そんなある日、祖母を介護する負担を減らそうと、父が中古の出物というアバターを買ってくる。父の奮発に一家の絆が再び強まったように思えたが、そのアバターが美人の姿をしていたことからトラブルが始まる。父は母の意識を転送してアバターと夜の生活に励みだしたのだが、それをタカシが目撃して……。
掘り出し物です。WOWOWさん、よくぞ探してくれました。
無茶苦茶面白いです。しかもエッチだし大満足です。
出演者で知っている顔がありませんが、冒頭の車中での不可解なシーンから、主人公のタカシが家族の朝の様子を回想するシーンで登場人物の紹介がテンポよく進みます。しかも、ゆるくて可笑しいキャラクターたちです。ピンク映画のような作品は得てしてヌード頼みとなってしまいがちですが、本作は『アバター』からパロったアイデアと十分に構成された脚本が秀逸なので裸の映像は二の次になりました。演出もコメディらしい壷を心得ていて笑わせてもらいました。
低予算ながらお見事な作品です。作品を連想しやすい日本人向けタイトルも上手です。能登秀美監督は女性の方のようですが、今後注目をしていきたいと思います(2012年1月28日にご本人から男性とのご指摘がありました。謹んで修正いたします。監督、申し訳ありませんでした)。
| 固定リンク
コメント